私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

小さいおもちゃ屋、ゲーム屋と光の世界を生きていたボク

 

私の名前はジロギン。

 

私には、どうしても止められない衝動があります。

それは、小さいおもちゃ屋さんとかゲーム屋さんとかを見ると入りたくなる衝動です。

 

このやり場のない感情をどこで発散すればいいのかとさまよい続け、自分のブログへとたどり着きました。

 

「ボクも私も、おもちゃ屋さんとかゲーム屋さんが大好き!」という方は、きっといい友達になれるかもしれません。

 

 

個人経営っぽいおもちゃ屋さんゲーム屋さん大好き!

最近はインターネットで買い物するのが当たり前になってきました。

 

その影響か、街中でもおもちゃ屋さんやゲーム屋さんを見ることが少なくなったように感じます。

見かけても「トイザらス」とか「ゲオ」とかの大手がほとんど。

 

私が小さい頃は、近所におじいさんとおばあさんだけでやっているおもちゃ屋さんとか、めっちゃ狭いビルの3階で営業しているゲーム屋さんとかがたくさんあったものです。

 

それも20年以上前の話。こういう個人経営っぽいお店は競争の中で食われていってしまったのかもしれません。

 

ただ、激しい生存競争のスキマをかいくぐるかのように生き延びている小さいおもちゃ屋さん、ゲーム屋さんは、よーく探すと各地に点在しています。

 

そういうお店を見つけると私は、暗闇に光る蛍光灯に近寄っていくショウジョウバエのように入ってしまうのです。

特にほしいものがあるわけでもないのですが、お店の雰囲気や空気感を味わいたくなってしまうんですよね。

 

前に1度記事にしましたが、記事にしなくてもちょくちょく見つけては入店しています。

www.g913-jiro.com

 

その昔「カメレオンクラブ」というゲーム屋がありまして…

なぜ私にこんな衝動があるのか、冷静に考えてみました。

 

20年ほど前。私が小学校低学年の頃です。

当時「ゲームボーイカラー」や「ニンテンドー64」などが全盛の時代で、少年少女たちは恋愛そっちのけでゲームにどハマりしていました。

 

もちろん私もそんな少年のひとり。クラスのみんながやっていたゲームがほしくて仕方なかったものです。

 

しかし、私の家は裕福とは言えず。

遊び道具といえば、トイレットペーパーの芯を組み合わせて作ったオリジナルロボットくらい(名前はジャーマンスープレックス)。

我が家には、新品のゲームを買う余裕はありませんでした。

 

そんな家庭にもやさしいゲーム屋さんがあったのです。

「カメレオンクラブ」という名前でした。私と同年代以上の人は知っているかも?

 

狭い店舗にゲームが山済みにされていたイメージがあります。

まさに今の私にとってはどストライク三振アウトゲームセット1回戦敗退なゲーム屋さんです。

 

カメレオンクラブでは、めちゃくちゃ安い価格で中古のゲームが売られてまして。そこでなら私の家でもなんとかゲームを買ってもらえました。

 

ただ安い分、前の持ち主のプレイデータが残ったままで売られてたゲームもあったんですよね。普通は消してから販売するんでしょうけど。

 

今でも記憶にあるのが「スーパーマリオ64」。全クリ直前のプレイデータがありまして、やってみたら15分で全クリしてしまいました。

 

それでも、ゲームを買ってもらえることが何よりもうれしかった幼き頃の私。

 何ヶ月かに1回、親が「カメレオンクラブに行くよ」と言うと、

 

「カメレオンクラブゥゥゥいやっっパスだの阿らノンホイ非有GBす阿久比ブウftも二義y地位vbjbljghlkhbglkんl;じgvったぜ!」

 

と大興奮していました。

 

多分、当時の記憶が大人になった今も残っていて、小さいおもちゃ屋さんやゲーム屋さんを見ると入りたくなってしまうのかもしれません。

 

そうまるで、以前のプレイデータが残ったままだったスーパーマリオ64のように。

 

心の暗闇が浄化される

もっと心の地下深くまで掘り起こしてみると、おもちゃ屋・ゲーム屋に入ってしまう理由は他にもありました。

 

心の暗闇が浄化されるからです。

 

カメレオンクラブに行くだけでも大喜びしていた、素直だった私。

まるで光の世界を生きる少年でした。

 

しかし年齢を重ね、人を妬み、蔑み、騙し騙され、海に突き落とされるなどの経験が増えるうちに、私の心はいつのまにか暗闇の感情に支配されていたのです。

 

最近は、朝起きて鳥のさえずりが聞こえると

 

「あ〜清々しい朝…なんて言うと思ったか鳥ども!!!眠りを妨げおってからに!!

何鳥じゃ!何鳥なんじゃ貴様らは!!

小さな鳥だったらこの態度を貫き通そうと思うけどタカとかワシとかの猛禽類だったらぁ今までの発言は訂正させてください」

 

と、弱い者には強気な態度で、強い者には頭を下げる、卑劣な一面が自分にも芽生えていることを痛感します。

 

でも、おもちゃ屋さん、ゲーム屋さんは、そんな私の心から暗闇の感情を浄化してくれるのです。

1歩店に入ると、カメレオンクラブに行くことを喜んでいた私の心がよみがえってきます。

 

こんな風に、精神が安らぐ聖域みたいな感じでも利用させていただいているのです。

 

結局何も買わなかったりするけど楽しい

本当にお店の人には申し訳ないのですが、私は小さいおもちゃ屋さんとかの雰囲気が好きなだけで入店している、ふしだらな客です。

だから、とりあえずお店の空気を吸えるだけ吸いまくったら、何も買わずに店を出ちゃうこともあります。

 

「思い出に浸りたいのなら、アルバムでも眺めていればいいじゃないか!」

「せっかくお店に来たなら何か買えよ!」

 

この記事をお読みのあなたは、そう思われたかもしれません。

 

でも、小中高全ての卒業アルバムの、なんか「クラスのみんなからサインをもらいましょう」みたいなページを自分のサインの練習台にし、燃えるゴミと一緒に捨ててしまった私には、思い出を振り返る手段がないのです。

 

唯一あの頃の、笑顔で学校に通い、元気よく先生にあいさつをし、お腹いっぱい給食を食べて、放課後に今はいない友達と楽しく遊んでいた、光の世界で生きていた自分に戻る手段が、小さいおもちゃ屋さんやゲーム屋さんしかないのです。

 

だから何も買わなくてもさぁ!許されるでしょう!?

 

・・・と思っていた時代が、ボクにもありました。

 

最近は改心しまして、おもちゃ屋さんやゲーム屋さんに入って、気に入ったものがあれば買うようにしています。

 

以前は、ハンターハンター旧アニ版マチの中古カードを見つけたので買いました。 

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こちらは別の日に一緒に行った人に買ってもらった、旧アニ版イルミのカードです。

すみません、やっぱり自分では買ってませんでした。

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でもこんな感じで、お店の雰囲気を楽しむだけでなく、大人になった今だからこそできる楽しみ方をするのもまた一興だなぁと感じています。

 

私の中のスーパーマリオ64に新しいセーブデータができた、ってところでしょうか。

 

大人の趣味におすすめ:おもちゃ屋ゲーム屋めぐり

まとまりのない記事になってしまいましたが、見た目は大人、中身は子どものおっさんの独り言だと思ってもらえれば幸いです。

 

ただ、意外とおもちゃ屋さん、ゲーム屋さんめぐりって楽しいんです。

自分が子どもの頃に好きだったものに出会えると、めちゃくちゃテンションが上がります。

「童心に返る」って、こういうことを言うんですかね。

 

ちょっとだけ子どもに戻りたいと感じている大人の趣味としてもおすすめです。

 

今回はここらで締めたいと思います。

 

さて、明日も仕事か…

 

あー、ずっと子どもに戻ったままでいてぇ〜