私の名前はジロギン。
夜道を歩いていると、つい頭の中で怖いことをイメージしてしまいませんか?
私はしょっちゅうやります。
特に「むかし自分が体験した不気味な出来事」を思い出すことが多いです。
昨日も夜にウォーキングをしていたら、新卒で入った会社でのある出来事がフラッシュバックしました。
そんなに怖くないかもしれませんが、個人的には少しゾッとした話です
6〜7年ほど前のこと。当時、営業職として働いていた私。
毎日、朝から夜まで他社に電話営業をしていました。
連絡先の一覧リストを見ながら、脳死状態で電話をかけ続けるだけの仕事です。
膨大な数の会社のうち、ある会社に電話をかけたところ、呼び出し音が『帰って来たヨッパライ』でした。
「オラは死んじまっただぁ〜」って歌詞が有名ですね。
かなり古いですが、幅広い世代に知られている曲だと思います。
普通、電話をかけたら「プルルルルル」という呼び出し音がするはず。
その会社があえて「帰って来たヨッパライ」に設定していたのでしょう。
でも、そんなことする必要があるのでしょうか?
しかも「帰って来たヨッパライ」って、歌詞が今の時代では完璧にアウトな内容なんですよね。飲酒運転で死んだみたいな。
曲の最後には低い声でお経が読まれるし、完全に死をテーマにしている曲です(ぜひYouTubeのリンクから聞いてみてください)。
それを会社の電話の呼び出し音に設定するなんて…いや、迷惑な営業電話をかけていた私が言えた立場でもないのですが、ちょっと不気味に思いました。
さらに、この会社、いくら呼び出しても誰も出ないんです。
ずっと『帰って来たヨッパライ』が流れ続けるだけ
何回掛け直しても、誰も出ない。
すでに会社がなくなっていた可能性もありますが、だったら「この電話番号は使われていません」みたいな案内が流れそうなものです。
でも呼び出し音が鳴ったということは、番号自体は生きていたのでしょう。
だったら会社も存在していた…?あえて誰も電話に出ず放置していたのか?それとも私が偶然、会社に誰もいない時間に電話していたのか…?
などと考えるほど意味がわからず、不気味な感じが深まっていったので、その会社に電話をかけることはやめました。
もちろん、今となってはその会社の電話番号も名前も思い出せません。
やがてこの経験自体、記憶の砂漠に埋もれていくと思います。
もしかしたら私のように、この会社に電話したことがある方がいるかもしれません。
でも、これ以上この会社の情報を知るのは怖いので、コメント欄には何も書き込まないでくださいね…
私がもう電話営業をしたくない理由の1つが、この経験です。