私の名前はジロギン。
公衆電話と聞いたとき、何色の機体を思い浮かべますか?
そう、カメムシのような緑色ですよね。
実際に街中で見かける公衆電話のほとんどが緑色です。たまに灰色の公衆電話もありますが、9割以上が緑色でしょう。
今でこそ緑色のイメージが一般化している公衆電話ですが、昔は緑色じゃなかったのはご存知ですか?
緑色の機体になったのは1982年ごろからで、それ以前は青や黄色など、時代によって色が異なりました。
今回取り上げるのは、緑色の反対色に当たる赤色の公衆電話。
(いろんな色があるけど)せっかくだから俺はこの赤い公衆電話を選ぶぜ!
なんと、1950〜1960年代の公衆電話は赤かったんです。
何だか、幼児向けのアニメや絵本に出てきそうなデザイン・色ですよね。
昨今の公衆電話と比べてシンプルといいますか、単純な作りといいますか。
それもそのはず。この記事を書いているのが2023年。1950〜1960年代というと60〜70年前ですから、公衆電話としての機能が少なくシンプルなのも当然ですね。
現在アラサーである私は、生まれたときから「公衆電話は緑色」という認識で生きていました。
でも、1950〜1960年代を生きていた人たちは「ワシは公衆電話と聞くと赤色を思い浮かべるんじゃ!動脈を流れる血のような赤じゃ!」と言うかもしれません。
90年代以降のアニメ・マンガの考察ばかりしている当ブログの読者には少ないかもしれませんが
現在、路上やビルの中など私たちが使える公衆電話に赤色のものは存在していないと思われます。
本記事に載せた赤い公衆電話の画像は、東京・三鷹にあるNTT技術史料館という場所で撮影したものです。実際の機体を用いて公衆電話の変遷を紹介している展示があります。
ここでしか見られない可能性もあるので、興味がある方はぜひ行ってみてください!