私の名前はジロギン。
私の習慣に、オタクの聖地『中野ブロードウェイ』を徘徊するというものがあります。
中古フィギュアや新しいガチャガチャが入荷していないか、週1回くらいのペースでパトロールしているのです。
2023年3月4日(土)。
この日も当てどなくブロードウェイを徘徊していたところ、見逃すわけにはいかないガチャガチャを発見しました……!
NTT監修の公衆電話ガチャ!
どうやら2023年の2月末ごろに発売されていたようです!
私の趣味の1つに「珍公衆電話探し」があります。
珍しい公衆電話を見つけたら写真に収めるという趣味です。
言い換えるならば、私は公衆電話マニアなのです。
マニアになったきっかけは、東京の三鷹にあるNTT技術史料館に行ったこと。
公衆電話の歴史や、さまざまな種類があることなどを知り、何気なく街中で見かける公衆電話の魅力に惹かれたのでした。
このNTT技術史料館のスタッフの方から、「数年前に公衆電話ガチャを発売したことがあったが、あっという間に売り切れてしまい、今は販売していない」という話を聞いていたのです。
そのときは、もう少し早く公衆電話に興味を持っていれば絶対にガチャを回したのに……と悔し涙を限界まで我慢した後のオ●ッコくらい流しました。
その公衆電話ガチャが!なんと!再販されているではありませんか!
これを回さずにはいられない……
以前もすぐ売り切れてしまったとのことなので、いま回さなければ、私のような公衆電話ヲタが群がり、次来たときにはガチャ自体なくなっているかも……
私は脇目も振らずに近くの両替機に1,000円札をぶち込み、100円玉のリロードを開始したのでした。
回した結果や総額いくら使ったのかなどを紹介します!
公衆電話ガチャを回した結果
狙いは、レア枠に指定されている「金色の公衆電話機」!
実はNTT技術史料館に行った理由が、「金色の公衆電話機が存在している」という都市伝説の真相を調べるためでした。
私にとって金色の公衆電話は、時間をかけて探した思い入れのある機器なのです。
後述しますが、金色の公衆電話機は現在、街中で見たり使ったりすることはできません。
実物に触れる機会がない分、何分の1かスケールの公衆電話ガチャとして手に入れたい……
だから回す!ガチャガチャする!!
そんな意欲で回した結果を先にお話しすると、金色の公衆電話機を含む6種+1全てゲットしました!
それぞれを写真付きで紹介します!
一方でお金も飛んでいった……それについては記事の終盤で
金色の公衆電話機
まずは目当てだった「金色の公衆電話機」から!
カプセルの色も良いんですよ。
本当に当たりが出たような豪華さ。
ゴールドです。
金色の玉です。
キ●タマです。
ようやく巡り会えた……
これが金色の公衆電話機!!
NTT技術史料館で見たときはガラス越しでしたが、ついに我が手に……!!
輝いてますね……
輝いているのはゴールドなので当たり前ですが、私にはダイヤモンドにも負けないくらい光って見えます。
色だけでなく作り込みもすごくないですか??
文字やボタンの感じも、本物そのものです!(見たことないですが)
マニアからしたら垂涎ものですねホント……
金色の公衆電話機の歴史についてお話しすると、1993年(平成5年)に当時の皇太子さまと雅子さまのご成婚パレードを行った際、NTTが記念として、パレード沿道の公衆電話を金色にしたことがありました。
実際に金色の公衆電話機は路上に存在し、使うことができた時期があったということです。
現在、金色の公衆電話機は路上に設置されていないとのこと。
ガチャに付属された説明書にも記載がありましたし、私がNTT技術史料館に行ったときも、スタッフの方から「一般の人が使える場所にはない」という話も聞きました。技術資料館にもないそうです。
超マニアックですが、金色の公衆電話機がいかにレアか、読んでいる人に伝わるとうれしいなぁ…
デュエットホン
次に紹介するのは、金色の公衆電話機と同じくレア枠になっている「デュエットホン」です!
見て分かるとおり、本体の左右に受話器がついています。
本来は左側だけについているはず。
なんとこのデュエットホン、左右の受話器を使って、電話をかけた相手と3人で通話ができるという奇妙な公衆電話機なのです!
1990年(平成2年)ごろにNTT100年を記念して設置された、遊び心あふれる公衆電話機です。
デュエットホンの実物も非常にレアで、この記事を書いている2023年3月も実際に使うことができるのですが、日本に数カ所しか設置されていないとのこと。
金色の公衆電話のように、もしかしたら撤去されてしまう可能性も考えると、今のうちに実物を触っておいた方がいいかもしれません!……興味があるならば。
デュエットホンは私も実物を見てきました
新型赤電話
次は真っ赤な公衆電話機!
1971年(昭和46年)から設置されていた公衆電話機です。
公衆電話機と聞いたときに、多くの人が緑色の機体を思い浮かべると思います。
実は公衆電話機は時代によって色も形も変化しているのです。
公衆電話機が赤だったときもあったということですね。
ちなみに赤公衆電話ガチャ、ダイヤルを回すことができます
昔の公衆電話なのに「新型」という名前なのは、同じ赤い公衆電話機でも進化をしているからだと思われます。
NTT技術史料館では、1971年以前の1955年や1966年ごろの赤い公衆電話機を見ることもできます。
DMC-7(ディジタル公衆電話機)
続いては、DMC-7(ディジタル公衆電話機)!
灰色の機体の公衆電話ですね!
ディジタル公衆電話機の特徴は、普通の公衆電話として使えるだけでなく、パソコンなどの端末をつなぐことでデータ通信ができること。
1996年(平成8年)ごろから設置されているそうで、長い公衆電話の歴史から見ると、だいぶ若い方の公衆電話ですね。
街中に初めて公衆電話が設置されたのは、1900年(明治33年)らしいです
私の体感ではありますが、ディジタル公衆電話機は緑色の公衆電話機より数が少なめです。
割と固まってディジタル公衆電話機がある場所もあれば、無いところは全然見かけません。
なので私は、灰色の公衆電話機を見かけたら「ラッキー♪」と考えています。
白いハトを見たときに近い感覚です
MC-3P(アナログ公衆電話機)
次の公衆電話機は、見覚えがある人も多いのではないでしょうか?
MC-3P(アナログ公衆電話機)です!
1986年(昭和61年)から設置されていて、数は少ないですが、今でも見かける型です。
30歳の私が抱く公衆電話のイメージがこれなので、私と近い年代の人にとっては最も馴染みのある型だと思います。
次に紹介するMC-D8というアナログ公衆電話機が設置されたのが2016年(平成28年)からで、2023年現在はMC-D8の方を見かけることが多くなっています。
一方で、2016年はすでにスマートフォンが普及し、公衆電話を常用している人はほとんどいない時代でした。
ケータイ・スマホが普及していなかったギリギリの時代の公衆電話がMC-3Pなので、MC-3Pが今でも公衆電話のイメージとして、一般に浸透しているかもしれませんね。
後述するMC-D8と同じ緑色の公衆電話ですが、違いを挙げるなら、
- ボタンが銀色
- 受話器のコードがクルクルしている
- 音量調整ボタンがない
- 非常用ボタンがある
といったところでしょうか。
私はマニアであって専門家ではないから他の違いは分からないの…すみません許してください!何でもしますから!
MC-D8(アナログ公衆電話機)
2023年現在、主流ともいえる公衆電話機がMC-D8です!
これまでに紹介してきた公衆電話機と比較して、かなり先進的なデザインになっている気がします。
ただ街中でよく見る型なので、ガチャとして当たってもよろこびは薄いかも……?
実物を触れるからね、しょうがないね。
年月が経てば、MC-D8も貴重な公衆電話機になるのかもしれません。
よく見かけるタイプの公衆電話機なので、特に説明することはないです。
でも王道を征く公衆電話機として、やっぱりゲットしておきたいですよね
公衆電話機用スタンド
最後に、地味に当たり数が少なかったのが、公衆電話機用スタンド!
公衆電話ガチャは、機体だけでなく機体を置くスタンドも当たります。
(スタンドまで用意してるとは)やりますねぇ!
駅の中など、屋内に設置されている公衆電話機は、このスタンドの上に置かれていることが多いですね。
金色の公衆電話を乗せると、こんな感じ!
ただのスタンドが、まるで玉座のようです!
なんだこれは…たまげたなぁ
金色の公衆電話機が出るまでにかけた金額
ということで、公衆電話ガチャを見事コンプリートすることができました!
すでにお察しの方もいるかと思いますが、ガチャは何が出るか運次第。
もちろん百発百中で全種類コンプできたわけではありません。
画像にあるカプセルの個数が、金色の公衆電話機を当てるまでにガチャを回した回数とイコールです。
- 金色の公衆電話機・・・1個
- デュエットホン・・・1個
- 赤電話機・・・4個
- ディジタル公衆電話機・・・5個
- スタンド・・・6個
- MC-3P・・・8個
- MC-D8・・・9個
合計34個……つまり34回回しました!
公衆電話ガチャは1回300円なので、
34回×300円=10,200円!!
やってしまった……1万円超えてしまった……
体感だと4〜5,000円くらいだと思ったのに……1万円か……
おかしいなぁ……街を歩くから健康的で、お金をかけずに楽しめるコスパの良い趣味だと思って続けてたのに……ガチャと両替機との間の数メートルを行き来してるだけで、1万も使っちゃうなんて……
でもここで回さなきゃ次に金色の公衆電話機をゲットする機会はなかっただろうしぃレア枠だからある程度お金かけないと当たらなかたっだろうしぃはデュエットホンも当たったのは1個だけで金色の公衆電話にだけかけた金額は実質半分と考えていいしぃぃ(自分に言い聞かす)
気がつけば1万円かけてしまうほど、怪しき魅力を放つ公衆電話。
あなたも、この沼に一緒に浸りませんか?
私は決してNTTの回し者ではありません。
ただ純粋に公衆電話が好きな、回し者よりよっぽど更生不可能な公衆電話マニアなだけです。悪意や裏はありません。
さぁ、まずは公衆電話ガチャを見つけて回しましょう!
そして生まれた興味を、街中の公衆電話を探して回る「性癖」にまで昇華させましょう!
ダメ…こっちに来てはいけない!(心の声)