私の名前はジロギン。

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【ハンターハンター】強敵と戦う前に準備運動を欠かさないクロロさん

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スポーツなどで本格的に体を動かす前は、準備運動をするのが基本です。特に試合の直前は、試合開始と同時にベストパフォーマンスを発揮するために軽く体を動かしておきます。

これと同じようなことを幻影旅団の団長・クロロもやっているのです。クロロは特に強敵と戦う前に準備運動を欠かしません。

今回は、クロロが強敵と戦う前に準備運動をしっかりしている描写をまとめました。

幻影旅団クラスといえど戦っていないと腕が鈍る

筆者も経験があるのですが、例えば学生時代に毎日スポーツをやっていたとしても、受験で1年間ブランクができただけで以前と同じレベルではプレーできなくなります。もっと言うと、1日練習しなかっただけでも思ったように体が動かせなくなります。

 

幻影旅団レベルの使い手といえど、やはり戦っていない期間が長いと同じように腕が鈍ってしまうようです。

キメラ=アントの新女王を名乗っていたザザンと戦ったフェイタンは、なかなか攻撃が当たらず「腕鈍てるね」と自己評価していましたし、他の団員たちからも「本調子ではない」と言われていました。

定期的に戦い続けたり、せめて戦闘の前に体を動かして準備運動をしたりしないと、戦闘能力を維持するのは難しいのでしょう。

準備運動を欠かさないクロロ

フェイタンは腕が鈍っているまま戦闘に挑みましたが、クロロはお目当ての敵と戦う前に準備運動となる戦闘を行なっているのです。

そのシーンをまとめて紹介します。

ゼノ・シルバ戦前の準備運動

殺された旅団員・ウボォーギンの報復のため、マフィアンコミュニティーを攻撃することにした幻影旅団。クロロはマフィアンコミュニティーが雇った殺し屋たちを排除していました。

雇った殺し屋の中にはゾルディック家のゼノとシルバがおり、そのことはクロロも把握していた様子(イルミにゼノとシルバの雇い主である十老頭の暗殺依頼を事前にしていたことから)。そしてクロロは以前シルバと戦ったことがあり、その実力を充分に知っていたと思われます。

 

さすがのクロロといえど、いきなりゼノ・シルバを相手にするのは厳しかったのでしょう。血の道標を作り、殺人中毒者である団長の手刀を見逃さなかった人を誘き出し、サシでの勝負を挑みました。

この戦いが、ちょうど良い準備運動になったと思われます。

あまりにも実力差があると準備運動にすらならないので、クラピカから「ゼノとシルバに何とか対抗できそう」と評価されていた団長の手刀を見逃さなかった人は、クロロのウォーミングアップの相手にピッタリだったでしょうね。

 

準備運動のおかげか、クロロはゼノの「龍頭戯画(ドラゴンヘッド)」による攻撃をかわし続けられましたし、シルバから「体術が向上している」とも言われていました。

ヒソカ戦前の準備運動

天空闘技場で行ったクロロとヒソカのタイマン。クロロはヒソカと戦うためにフロアマスターになっています。ということは、天空闘技場にチャレンジし、200階クラスまで上がり、10勝してフロアマスターにも勝利したということでしょう。

 

200階クラスまでは審判のさじ加減で戦闘回数が変わりますが、最低でも1回は戦闘を行いその実力を評価されているはず。そしてフロアマスターになるには200階で10勝することと前任のフロアマスターに勝利すること、合計11勝は必須。

つまりクロロは、ヒソカと戦うまでに最低でも12回は戦闘をしていることになります。かなり周到に準備運動をしているといえますね。

 

しかし、天空闘技場は200階クラスまで念能力者がほぼおらず、200階クラスも中途半端に念を身に付けた者しかいないため、クロロの相手が務まるとは思えません。準備運動にもならなかったでしょう。だから200階クラスで10勝して得たフロアマスターへの挑戦権でいきなりヒソカとは戦わず、まず別のフロアマスターとの戦いを挟んだのかもしれません。フロアマスタークラスでなければ、クロロの準備運動の相手として不足だったから。

 

準備運動のおかげか、ヒソカ戦の初っ端から体術でヒソカを圧倒しましたし、空中でヒソカの脇腹をパンチすると見せかけて後頭部に蹴りを入れるという身のこなしまで披露。ヒソカの股間を光らせました。

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準備運動は大切

クロロはそもそもの戦闘能力が高いとは思いますが、本格的な戦いが始まる前にしっかり準備運動をしていることも、その実力を存分に発揮することに役立っていると思われます。

幻影旅団レベルになると本気を出さずとも大抵の敵を倒せてしまうことからつい慢心してしまいがち。けれど、いざ手練れと戦うことになったら、フェイタンのように「腕鈍てるね」状態になり、窮地に追い込まれてしまうことも考えられます(フェイタンの場合は追い込まれるほど念能力が強くなるのでメリットもありますが)。

 

クロロは幻影旅団の新ルールとして「戦闘が発生すると事前に分かっている必ず準備運動」を加えていいかもしれません。