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HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】ヒソカの収入源は何なのか?考察してみた!

 

ハンターハンターに登場するヒソカは神出鬼没のキャラクターであり、ハンター試験でゴンと出会ってから度々ゴンの前に姿を現しました(キメラアント編以外)。

作中で描写があった以外でのヒソカの活動は不明で、唯一あるとすれば「クロロと戦うために鬼ごっこをしていた」というイルミのセリフくらいでした。

 

普段何をしているのか不明なヒソカですが、ありとあらゆる場所に現れます。おそらく相当な交通費がかかっていることでしょうし、普段の生活費ももちろん必要です。各地を巡るヒソカが定職についているとは考えにくいです。

また、カストロに両腕を切断された際は、マチに治療してもらう代わりに右腕5000万ジェニー、左腕2000万ジェニーを請求されていました。腕はヒソカがマチに治療してもらいたくてわざとカストロに切断させたものですから、高額な請求をされることもわかっていたはずです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻14P/冨樫義博)

ヒソカの趣味や活動には何かと多額の出費が伴いそうではありますが

その収入源は何なのでしょうか?

今回はヒソカの収入源について考察してみようと思います。

 

 

 

天空闘技場のファイトマネー?

ヒソカは天空闘技場に出場しており、適度に戦いに明け暮れていたようです。戦闘狂のヒソカですので、参加しないわけがないですね。

天空闘技場では試合に参加するとファイトマネーがもらえます。勝ち上がるほど塔の上層に挑戦でき、より強い選手と戦うことになり、ファイトマネーも上がっていきます。キルアの話では150階まで登ればそのファイトマネーは勝利すると1戦だけで1000万ジェニーほどになり、190階クラスになると2億ジェニーくらいになるとのこと。超お金持ちになれますね(死ななければですが)。高い戦闘力があるのであれば、天空闘技場で戦っていればかなりの収入になりそうです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻12P/冨樫義博)

ただ作中でヒソカはさらに上の200階クラスにいました。200階クラスになるとファイトマネーはなくなり名誉のみの戦いとなるので、選手に入るお金はなくなるようです。ヒソカはカストロと戦った時から200階にいたので、少なくともゴンたちが挑戦する2年前から200階で名誉のみの戦いをしていたとみられます。ですので200階クラスの選手にスポンサーなどつくシステムなどがない限り、ヒソカにもまとまったお金は入ってなかったと思われます。まぁ殺人鬼ヒソカのスポンサーになる企業があるのかわかりませんが・・・

ちなみに200階クラスの上には「フロアマスター」と呼ばれる、21人の闘士がいます。彼らを倒せば天空闘技場の230階以上のフロア1つを独占できるそうです。ただフロアマスターになった場合の収入面については不明です。豪華な暮らしはできそうですが、福利厚生的なものが高水準安定であるだけで、やはり戦って得られるのは名誉のみかもしれません。

旧アニメ版だとフロアマスターになればスポンサーがついたり自分の名義で流派を開けたりと、お金になりそうでした。が、ヒソカがこのフロアマスターなのかというと・・・わからないんですよね。天空闘技場でのヒソカVSクロロでは、クロロに関してはフロアマスターであると言及されてましたが、ヒソカについてはちょっと不確定です。ゴンに勝利してフロアマスターに挑戦する権利は獲得していたヒソカですが、その権利を使ってクロロに挑んだのか、それともフロアマスター同士のバトルだったのかは定かではありません。いつか考察したいと思います。

ヒソカが過去に200階以下のクラスで稼いだお金も相当な額としてヒソカの貯金になっていそうですが、だいぶ前のことですし、ヒソカの出費を考えるとあっという間に散財してしまいそうですよね(キルアは2億ジェニーをすべてお菓子につぎ込んでしましました)。

 

 

盗み?

ヒソカは入団したふりをしていましたが、一応盗賊集団である幻影旅団の一員でした。旅団は盗みが本職ですので、ヒソカも活動に非協力的であったとはいえある程度は旅団の活動に参加し盗みを働いていたはずです。

同じ旅団員であるウボォーギンは自らを「(盗賊だから)金は持たねぇ主義」と言っていましたし、フランクリンも「買ったり競ったりは邪道」と言っていました。彼らはお金を使う必要が生まれたら盗みを働いていたものと思われます(シャルナークはハンターサイトを利用するためにも金を所持していたようですが)。ヒソカも仮にも盗賊であったのであれば、例えば殺害した敵の所持金を盗むくらいのことはしていたのではないでしょうか。表立った窃盗や強盗はしませんが、殺しのついでに小銭をパクっていくとか。

でも敵を倒して

ヒソカ「弱い奴に興味はないよ(でもお金は貰っていくけどね❤︎)」

っていう感じは小物感が満載すぎますよね・・・やっていたかもしれませんが、やってたら残念ですよね。カツアゲレベルですよ。やっていてほしくないです。

ちなみに、旅団が盗みをして得た宝はクロロがひとしきり愛でたあと全て売っぱらってしまうそうです。まぁそのお金も協力してくれた団員たちに還元されるでしょうから、ヒソカにも多少なりともお金が入ってきたはずです。でも全員盗みに参加したら取り分1/13か・・・

 

 

イルミのお手伝い?

これは確実にお金をもらってやっていると思います、イルミの手伝いです。作中ではアルカを暗殺する際にイルミがヒソカに協力を仰いでいました。ヒソカとイルミはビジネスライクな関係でして、ヒソカが旅団のアジトを抜ける際に、イルミに自分の姿に変装してもらって旅団のアジトに変わりにいてもらう依頼をした時にも、イルミはお金を取っていました。このことから考えてもイルミがヒソカに仕事の手伝いを依頼する際もそれなりのお金を払っていると思います。ゾルディック家の案件は数十億単位の高額案件ですから、イルミの手伝いをするだけで相当な額のお金が手に入りそうですね。

関連記事:【ハンターハンター】イルミの働き方は理想的で憧れる! - 私の名前はジロギン。

しかしヒソカとイルミが知り合ったのはハンター試験が初めてのようですし、旅団に入ったのも3〜4年前くらいですから、それ以前のヒソカの収入源も考えなければなりません。

 

 

 

ブラックリストハンター?

もしかしたらヒソカはハンター試験を受ける前からアマチュアのブラックリストハンターとして活動していて、賞金首を仕留めては換金していたということも考えられます。これはかなり有力ではないでしょうか。

ヒソカがハンター試験を受けた理由は「殺人を犯しても免責になる場合が多いから」でしたよね。この殺人というのが賞金首を殺害することであり、ヒソカはあまりにたくさんの賞金首を殺しすぎたため自らも危険人物と見なされ賞金首になってしまった。確かビノールトもブラックリストハンターであり賞金首でした。ヒソカもビノールトと同じパターンだったのかも。これ以上賞金がかけられるのも嫌なのでプロハンターになって殺人が免責になるケースを作り出したかったのかもしれません。

こう考えるとヒソカの活動や趣向とも繋がってきそうですし、ヒソカの収入源としても自然ですよね。ヒソカは旅団No.4の前任者(映画だとオモカゲ)を始末して入団したようですから、クロロとも戦いたかったし、A級首である旅団メンバーを殺害すればクロロに接近できるしお金も手に入るし一石二鳥だと考えたのかもしれません。

金目的というよりはヒソカにとっての「強者と戦う楽しみ」がお金稼ぎにもつながった感じですね。

 

 

アルバイト?

実はヒソカはゴンたちの知らないところでアルバイトをいくつも掛け持ちする苦労人で、世界各地の強者たちと戦いたいけど旅費などもないので、アルバイトで生計を立てて何とか生活と趣味を両立させていた可能性もあります。めっちゃ怖いですけどね、ヒソカがコンビニでレジ打ちしてたり、ファミレスのホールで料理運んだりしてたら。ヒソカにレジで会計してもらったら、

ヒソカ「2点・・・話にならないな・・・♣︎」

と謎の採点されそうです。でもそれで客ともめて、客を殺してしまっていくつもバイトをクビになってそうですよね、ヒソカ。

アルバイトをしつつ、ヒソカはゴンたちの前に現れてすっごいドヤ顔で挑発したりしてたのだとしたら一層小物感が出てしまう・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻57P/冨樫義博)

いや、でもヒソカなりに頑張ってゴンたちに追いつこうとしてたわけですからね、バカにしてはいけませんね・・・あれ?ゴンたちがヒソカに追いつこうとしてたはずじゃ・・・まぁいいか!

 

 

 

 

私の中で最も納得のいくヒソカの主な収入源はやはり

アマチュアのブラックリストハンターとして賞金首を始末して得た賞金

ですかね。ヒソカが積極的に依頼を受けて賞金首を始末していたというよりは、先述の通りで強い奴と戦っていく中で、生活費を稼ぐ必要もあったので、ついでに始末したやつの首を持って賞金を得ていたってところでしょうか。その他の収入源として幻影旅団としての活動や、イルミのお手伝いなどが臨時収入のような形で入ってきていたと。それでも年収数億ジェニーは軽く超えそうですね。これならヒソカの活動費を賄うとしても申し分ない収入になります。

 

確かワンピースのゾロは東の海(イーストブルー)では「海賊狩り」と呼ばれ有名な賞金稼ぎでしたが、その実体は大剣豪を目指して海を旅する中で生活費が必要となり、とりあえず賞金のかかった強そうな海賊などを仕留めていたというだけでした。ヒソカもニュアンスとしてはゾロのように、強い奴と戦うついでに生活費も稼いでいた感じたったのだと思います。

 

マチがヒソカに請求した金額も合計7000万でしたからね、それを払えるだけの貯金がヒソカにあるとすれば上記の収入でなければ貯まらないでしょうね。マフィアが旅団に1人20億ジェニーと超高額の賞金を懸けていたので、犯罪者に対して非公式に高額な懸賞金を設定している組織などはハンターハンターの世界に沢山ありそうです。ヒソカにとっては強い奴とも戦えるしお金も手に入るし一石二鳥ですね。さすがに数千万〜数十億ジェニーをカツアゲやアルバイトだけで稼ぐのは無理です。

 

旧アニメだとヒソカの家はかなり貧乏で、子供だったヒソカがずっと噛んでいたガムの商品名が「バンジーガム」だったみたいな設定がありました(原作の設定でもバンジーガムはヒソカが子供の頃に大好きだったガムの商品名で、ドッキリテクスチャーは昔流行ったシール入りお菓子の商品名だったようですが、ヒソカが貧乏だったかは明言されませんでした)。ヒソカの家が本当に貧乏だったとしたら、お父さんもお母さんもヒソカに仕送りができるような生活環境ではなかったと思います。ヒソカは自分の子供時代の極貧生活をバネに、両親の生活を助けるため賞金首と戦う決心をした・・・そんな過去があったかもしれません。

・・・あれ・・・なんでだろう・・・涙が・・・