キメラ=アント編に登場するヂートゥは、意外に謎の多いキャラクターだなと思いました。
念能力の名前、系統、効果など不明な点が多いです。
キメラ=アント編からは全体的にキャラクターの能力の全容が不明な場合が多かったのですが、ヂートゥは特に謎が多い印象。
中でも、ヂートゥがモラウに敗北したのち、護衛軍のプフに編み出してもらったとされる「紋露戦苦(モンローウォーク)」は名前こそ披露されたものの、能力が発動されることなく、ヂートゥはシルバに潰されてしまいました。
このモンローウォーク…どんな能力なのか気になる…という事で今回は、ヂートゥの「紋露戦苦(モンローウォーク)」がどんな念能力だったのか、考察してみることにします!
ヂートゥとは?
ヂートゥは、女王蟻に食われた生物から生まれたキメラ=アントの一体。師団長というキメ=ラアントの中でも上位種に属していました。
師団長には部下のキメラ=アントが多数つくのですが、自由奔放な性格のヂートゥの元ではうまくやっていけていたのか微妙です。
師団長のヂートゥが命令に従わず人間を殺し回ってましたからね。女王の死後は単独で行動していたと思われます。
チーターと人間を配合したようなキメラ=アントです。チーターだけあって足の速さが尋常ではなく、初見ではモラウもナックルもスピード負けしていました(その後すぐ対応できるようになっていましたが)。
ヂートゥの謎の念能力
2回目にモラウと戦闘になった際、ヂートゥの念能力が明らかになりました。
それは、サバンナを模した野球場くらいの念空間に自分もろとも相手を閉じ込め、8時間以内にヂートゥをタッチしないと、相手に何かが起こる能力。鬼ごっこのような能力です。
念能力の名前は不明です。念系統も不明ですが、ノヴのように念空間を作り出すことから、具現化系か特質系かと思われます。
まぁ、わからなかったらとりあえず特質系ってことにしとけばいいんです。
相手に何が起こるのかはヂートゥは明かしてくれませんでした。
理由は、この能力はヂートゥが1度でもタッチされると使えなくなるというかなりハイリスクな制約がついていて、モラウに敗れた時点で使用不可能な能力だから、どうなるか知っても意味はないため。もったいぶらずに教えてほしかったですね。
さらにヂートゥは自らボウガンとクロウを具現化させていました。
この能力も名前は不明。具現化した武器ということは何か特殊効果のある武器だったのかもしれませんが、モラウの言い方や舐めた態度からしても、普通のボウガンとクロウだった可能性が高いです。
このように特に念能力について謎が多いヂートゥ。即席で作った能力ばかりなので、謎と言いつつそんなに奥が深くないのかも・・・と疑心暗鬼にさせられます。
紋露戦苦(モンローウォーク)とは…?
能力が使えなくなったヂートゥが新たに手に入れた能力です。
仲間たちやゼノに対してものすごく自信ありげに自慢していましたのでそれなりに強力な能力だったのかもしれません。
ただヂートゥはお調子者の一面もあるので、あまり大した能力でなくても自慢しそうですが…まぁここは強力な能力だったということで。
考察するヒントはあまり多くないですね。でも幾つかポイントはありそうです。
1.ヂートゥはやはり脚力を活かした能力にしそう
モラウを閉じ込めた能力も、「相手から絶対に逃げ切るスピードを持っている」というヂートゥの脚力ありきの能力でした。
ずっと脚力を誇り、自らを「スピードキング」と呼んでドヤっていたヂートゥですから、新しく作ったモンローウォークも脚力を応用していそうです。
2.ヂートゥはナックルの念の影響を受けている
モラウ曰く、ヂートゥのサバンナの念能力は「ナックルの影響を受けている」とのこと。
ヂートゥは1度ナックルに「ハコワレ」を食らってます。念能力者に殴られると念能力に目覚めることがありますが、ヂートゥもナックルの念を受け継いだような形で念能力が開花したのかもしれません。
ヂートゥの能力のどの辺がナックルの影響を受けていたかというと、「時間経過」によって相手に何らかの現象を引き起こす能力」という点でしょうか。
ハコワレは、時間経過によって相手は念能力を30日間使えない絶の状態になります。ということはヂートゥの能力も、8時間ヂートゥが逃げ切った場合の結果も想像できそうです。
相手を強制絶状態にしたり、あの空間に閉じ込めることができた…という感じですかね?モンローウォークも「時間経過が関係する」能力の可能性が高いです。
3.念能力名の漢字から想像…できないな…
あとは念能力名の漢字から想像するしかないですね。各文字の意味をさ調べてみました。
紋…あみあみした模様や図様の意味。
露…つゆ。空気中の水分が壁などについたもの。
戦…たたかい
苦…くるしい
うーん…ここから想像するのは無理かもなぁ…あまりにも意味がバラバラすぎて。
戦って苦しいのは当然だし、図様につゆなんて何を言ってるのかさっぱり…漢字には意味はないかも。所詮当て字ですかね。
4.モンローウォークの元ネタから想像
モンローウォークとは、女優マリリン・モンローさんのお尻を振るような独特の歩き方のことです。
このことを考えると、ウォーク、歩く、脚を使うことからヂートゥの能力っぽくなりそうですが、歩いてしまってはせっかくの脚力が無駄になりますよね…
アーティストにもモンローウォークさんがいますが、ジョジョのスタンド能力みたいに、アーティストの名前を念能力の名前にしただけかも。
5.ボウガンとクロウを応用している可能性あり
モラウに追い詰められたヂートゥは、プフに編み出してもらった能力とは別に自力でボウガンとクロウを具現化しました。
このボウガンとクロウは本来のヂートゥの制約外の能力だと予想できますので、モラウに捕まった後も発動できたと思われます。
ということは、モンローウォークにこのボウガンとクロウが応用されているかもしれません。
改めて「紋露戦苦(モンローウォーク)」とは!?
一応、一応ですよ、上記のポイントから私なりに考えてみました、モンローウォークの能力。
- ヂートゥが相手の攻撃を受けた瞬間に発動。
- 念空間に自分ごと相手を閉じ込め、今度はヂートゥが鬼となり相手を追いかける。
- 相手は1時間ヂートゥに触れられずに逃げ切れれば勝ち。ヂートゥは念能力を使えなくなる。
- 逃げきれなかった場合、念空間に閉じ込められ、2度と出ることはできない。
- この1時間の間、逃げる方はいかなる攻撃でもダメージを追うことはないが、ヂートゥの持ち物(ボウガンやクロウ)に触れた場合も、ヂートゥに触れたことになる。
- ヂートゥは上記ルールを相手に説明しなければ、タッチしてもタッチしたことにはならず、タッチしてしまうと念能力は使えなくなる。
こんな感じかな…?
ヂートゥがモラウに使った能力の逆バージョン。
ヂートゥが捕まえる側に回ったほうが有利だと思ったので。その代わり時間は短く1時間。
ハコワレの最中は敵は攻撃を食らわなくなり、時間制限があり、それらの影響をヂートゥは受けていること。
またヂートゥの足の速さを使った能力ということを加味すると、こンな感じの能力が良いのかなと思う。
モンローウォークの予想ポイントを集めた結果思い浮かべたのがこの能力だったけど、
正直めちゃくちゃ欲しくない能力だと思う
結局モンローウォークが何なのか、作中描写では想像しにくい…
どこかの2ちゃんまとめで、「モンローウォークはヂートゥの頭上にシルバを召喚する能力」みたいな意見を見たました。
悲しいけど、もうこれが1番説得力があるように感じる。
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