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【ハンターハンター】グリードアイランド編でヒソカが細マッチョになっていたのはなぜか?

 

匿名希望の奇術師・ヒソカは、髪の色や服装の変化が激しいです。

ハンター試験、天空闘技場、ヨークシンシティ・・・と登場するごとに変わっています。

 

変わっているのは髪や服だけではありません。体格もです。

特にヨークシン編〜グリードアイランド編で、ヒソカの体はゴリマッチョから細マッチョへと変貌しています。筋肉が見るからに落ちているんですよね。

 

最初は「冨樫先生の作画が変わっただけだろう」と思っていました。

しかしよく考えると、ヒソカにはやせ細って筋肉が落ちてしまっても仕方のない理由があったのです。

 

今回は、

グリードアイランド編でヒソカが細マッチョになっていた理由

を考察していきます。

 

 

 

 

ゴリマッチョだったヒソカ

ヨークシンシティ編までのヒソカは、どちらかというと「ゴリマッチョ」な体型をしていました。

よくわかるのが、ヒソカがクラピカに幻影旅団の情報を渡しているシーン。

イラストを描きました!

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ゴリマッチョ!

注目すべきは腕ですね。このシーンでは丸太のように太い腕をお持ちです。

ウボォーギンを含めた幻影旅団の腕相撲ランキングで3位になるだけはあります。

(この腕を引き千切ったカストロの「虎咬拳」って、念を使っていたとはいえかなり強かったんでしょうね)

 

ハンターハンターのデータブックによると、ヒソカの身長と体重は

・身長:187cm

・体重:91kg

(フィンクスの話だと、身長は190cm以上あるようです。もしかしたら髪の毛も含めての身長かも?)

 

そしてこちらの、身長と体重から肥満度(BMI)を割り出すサイトで計算すると(身長は187cmとします)、ヒソカの体重は適正値より14kg以上重いとのこと。

ヒソカは実在する人ではないので、あくまでも参考程度ですが。

 

もちろんヒソカは太っているわけではありません。これは筋肉による重さだと思われます。

14kgっていうと…ちょっと大きめな柴犬と同じくらいの重さですよ。

そんなのが体についているなんて、ゴリマッチョ以外の何者でもないでしょう。

 

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカの強さや魅力を紹介していく! - 私の名前はジロギン。

 

ヒソカがやせて細マッチョになった理由

ヨークシンシティ編から数ヶ月が経ち、グリードアイランドでも登場したヒソカ。

ゴンたちの前に、水浴びしている状態で現れました。いや、ヒソカが水浴びしているところにゴンたちが現れたと言った方が正しいですね。

 

その時の体もイラストにしました。

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細マッチョ!

筋肉質ではあるのですが、先ほどの腕の太さはどこへやら・・・

ヨークシンシティ編から数ヶ月の間に何かがあり、すっかりやせしてしまったようです。

 

クロロと戦えなかったこと(失恋)

ヒソカがやせ細ってしまった理由、それはこれしかないでしょう。

クロロと戦えなかったこと=失恋

 

グリードアイランド編の直前、ヒソカは念願だったクロロとサシで戦うチャンスを手に入れました。

しかし、この時のクロロはクラピカによって念を使えない(使うと死ぬ)状態にされており、全力で戦うことは不可能でした。

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せっかくのチャンスでしたが、クロロは戦いを拒否。

ヒソカも全力でないクロロでは相手にならないと判断し、戦闘には至りませんでした。 

 

ヒソカにとってクロロは誰よりも優先して戦いたい相手だったはず。

そしてヒソカにとって戦いとは、恋愛も同然だったことでしょう(強い相手をみるとズキュ〜ンしちゃいますからね)。

 

つまりクロロはヒソカにとって、長年思い続けてきた最愛の人と言っても過言ではありません!

 

そんなクロロとついにラブラブできると思いきや、断られてしまったわけです。

これはショック!ヒソカは振られたも同然・・・

 

その失恋のショックからヒソカさんは食べ物も喉を通らなくなり、自慢の筋肉はどんどん小さくなり・・・

グリードアイランドに入る頃には細マッチョになってしまった・・・

 

このような出来事があったのではないでしょうか?

 

3年ほど想っていた相手に振られたヒソカ

ヒソカがクロロの実力を知り、興味を持ったきっかけは不明です。

唯一わかっていることは、ヒソカはヨークシン編〜グリードアイランド編の3年ほど前に幻影旅団に入団。クロロと戦うチャンスを狙っていたということ(本人談)。

 

つまりヒソカは3年もクロロのことを想い続けてきたわけです。

3年といえば、中学校や高校の在学期間と同じですよね・・・クロロはその間ずっと好きだった相手・・・

 

ここからは、あなたがヒソカになったと想像して読み進めてください。

 

中学入学の日。

同じ学年にルックスも性格も、能力も強さもあなた好みの人がいました。

あなたはすっかり一目惚れしてしまいます。

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朝も夜も関係なく、その人のことを考え続ける日々・・・

その人が好きすぎて、特に興味もないのに同じ部活に入部してしまうほど・・・

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その人のことを妄想するだけで、もう止まらない・・・(ナニが止まらないのかはご想像にお任せします)

しかし自分の気持ちを切り出せないまま、3年があっという間に経過してしまいました。

 

卒業式の日、同じクラスのクラピカがその人と2人きりになる機会を作ってくれました。

これは千載一遇のチャンス!

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あなたは3年間募らせた気持ちを、勇気を出してその人に伝えます。

突き付き合ってくださいと・・・

 

その人からの返事はこうでした。

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あなたはショックを受けましたが、素直な気持ちになれません。

 

「壊れたおもちゃに、興味はないんでね♠︎」

なんて強気な態度は見せてたものの、内心は悲しみ、いやブチギレ状態でその場を後にするのでした・・・

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どうでしょう?もしかしたら同じような経験を実際にした方もいるかもしれません。

 

3年間の想いが崩れ落ちてしまった、かわいそうなヒソカさん・・・

これはショックのあまり食事ができず、細マッチョになっても不思議ではありませんね。

 

 

 

細マッチョになったからレイザーの念獣にも力負けした?

少し話はそれるのですが、グリードアイランドに関連して、レイザーとのドッジボール戦におけるヒソカの活躍についても考察しておきたいです。

 

ネット上でよく

ヒソカはレイザーの念獣に力負けした

という書き込みを見かけます。

 

レイザーとのドッジボールで、2体が合体して強化された念獣にボールを取られたヒソカ。

「伸縮自在の愛(バンジーガム)」でボールとヒソカの指がつながっており綱引きのような状態に。

 

しかし、ボールを奪え返せそうにないヒソカはガムを解除して諦めてしまいました。

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幻影旅団の腕相撲ランキングで3位だったとは思えぬ非力さを見せてしまったヒソカさん。

 

いくら2体が混ぜ合わさってパワーアップした念獣が相手だったとはいえ、レイザーは自身のオーラを使って14体も念獣(分身)を作り出しています。

 

念能力で作り出した分身は、数が増えるほど一個体の強さやできることが限定される設定です(モラウやプフがその例。おそらくレイザーも同様かと)。

レイザーの念獣も、それほど強かったとは思えません。

 

そんな念獣に力負けしたヒソカですが・・・失恋によって筋肉が落ち、全盛期の力が出せなくなっていたと考えると、とりあえず辻褄は合います。

 

この時は、ノブナガにも腕相撲で負けちゃうくらいの力しか出せなくなっていたかもしれませんね。

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クラピカには仕返ししない聖人・ヒソカ

本題に戻ります。

ヒソカがクロロと戦えなかった原因は、元をたどるとクラピカにありそうです。

クラピカがクロロの念を封じなければ、すぐに戦えたでしょう。

 

ただ作中描写の限りでは、ヒソカとクラピカの間でクロロの引き渡し条件については言及されていませんでした。

つまり、もしヒソカとクラピカとの間でクロロを引き渡す約束がされてしたとしても、「クロロをどのような状態で引き渡すか」までは話し合っていなかった可能性があります。

 

飛行船で移動する際にヒソカが現れたこと自体、クラピカの反応から2人の間で決めていたことではなかったようです。

その辺りはかなり曖昧だったのではないかと思われます(ヒソカ自身、クラピカがクロロを捕まえることはあまり期待してなかったので、詳細まで話し合わなかったのかもしれません)。

 

クロロの引き渡しについて約束していなかったのであれば、クラピカがどのような状態で引き渡してもヒソカは文句を言えません。

でもそれをきちんと理解しているのか、ヒソカは恨みからクラピカを攻撃するような真似はしていないようです。

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失恋しても人に当たり散らすことなく、自分の食事量を減らすだけでストレスを抑えこもうとするヒソカさん。

これは聖人ですね。聖人中の聖人。

 

関連記事:【ハンターハンター】クロロはクラピカの能力を盗もうとしていたのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

いざ戦えるとなったら体を仕上げるヒソカ

グリードアイランドで細マッチョな姿を披露したヒソカさんですが、再登場するのは新会長選挙編からです。

キメラ=アント編の数ヶ月(作中時間)はクロロと追いかけっこをしていたとのこと。

 

再登場を果たし、クロロとの戦いに挑んだヒソカさんの体型を見ると、グリードアイランドの時よりもゴリマッチョに近づいたように感じます。

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クロロと戦える再チャンスを得たことで、鍛え直したのではないでしょうか?

 

肉弾戦も得意とするクロロに、細マッチョのまま挑むのは自殺行為。

ヒソカがクロロを上回れる可能性のある「パワー」ですら負けてしまっては、不利な戦いとなってしまうでしょう。

食事量を以前の状態に戻し、筋トレをしたことでまたゴリマッチョに近づいたのだと思います。

 

キメラ=アント編でヒソカさんが登場しなかったのは、蟻たちにビビっていたからではありません。筋トレで忙しかったからです。きっと。

 

関連記事:【ハンターハンター】クロロとヒソカが体術だけで戦ったらどちらが強いのか? - 私の名前はジロギン。

 

 

 

無理やりな考察でした…

ということで、だいぶ無理やりな考察をしました。

この記事はあくまでも私の考えです。ヒソカさんが細マッチョになってしまった理由は実際のところ何かわかりません。

やはり、冨樫先生の絵柄がちょっと変わっただけの可能性もあるでしょう。

 

ただ何気ない絵柄の変化でも、その変化の理由を「こうではないか?」と考えてみるのも面白いですよね。

作品をまた新しい角度から楽しむことができます。

 

失恋に敗北と、クロロとの関係がなかなか思ったように進まないヒソカさん。

 

恋に敗れたとしても食事をしないのは体に悪いのです。

もし次も失敗してしまったら、別の方法で失恋を忘れて欲しいところですね。

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