私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】解体屋ジョネス、マッサージ師に向いてるようで向いてない

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ザバン市犯罪史上最悪の殺人鬼『解体屋(ばらしや)ジョネス』。

分かっているだけで146人の命を奪い、しかも全ての死体が50以上の部位に解体されていたという残忍な凶悪犯です。

解体屋というのはジョネスの職業ではなく、その犯行から付けられた異名だと思われます。

実際ジョネスがどんな仕事をしていたのかは不明です。

 

「そんなジョネスにはどんな仕事が合っているのだろう……」と考えたとき、おぼろげに浮かんできたのが「マッサージ師」という職業でした。

一瞬納得しかけましたが、0.7秒後に「いやいや、ジョネスこそマッサージ師になるべきではない」という気持ちに切り替わりました。

 

今回はジョネス、マッサージ師に向いているようで向いていないという、誰の得にもならない妄言を綴っていきます。

「解体屋」のことを「書きたいや」なんてね

解体屋ジョネスとは?

ジョネスが登場したのは、ハンターハンター初期の初期。

すでに記憶の彼方へ消え去ってしまい「ジョネス?なにそれ美味しいの?」という方もいるでしょう。

そこで、まずはジョネスについて簡単におさらいします。

もしあなたが「オレはジョネスを捕まえた張本人で、彼のことはよく知っている」というリッポーならば、読み飛ばしていただいてOKです。

 

ジョネスは、287期ハンター試験の三次試験『トリックタワー』にてゴンたちが遭遇した超長期刑囚の一人。

老若男女わけへだてなく、判明しているだけで146人を殺害。その死体をバラバラにしていた凶悪犯で、懲役968年という刑を受けていました。

 

トリックタワーにいた囚人たちは、受験生たちを塔内に1時間足止めすると1年間刑期が短縮されるという取引を結んでいましたが、ジョネスは興味なし。

ただ自分の快楽を満たすことだけしか頭になかった様子でした(仮に試験の制限時間である72時間の足止めに成功したとしても、ジョネスの長すぎる刑期からしたら誤差だよ誤差)。

 

その快楽とは、人間の肉をつかむこと。

ジョネスは人間離れした指の強さを誇り、死体をバラバラにする作業を全て素手でおこなっていました。

ジョネスは人間の肉をつかみ、えぐり、バラバラにすることに快楽を覚える殺人鬼だったのです。

牢獄にいる間、満たすことができなかった欲求を試験で晴らそうとしてました。

 

しかし相手が悪かった。

ジョネスはキルアを相手にデスマッチを提案。というより、ジョネス本人はキルアを一方的に惨殺するつもりでいたようですが、キルアは生まれてからずっと暗殺一家ゾルディック家で殺しの訓練を積んできたプロの暗殺者。一瞬にしてジョネスの心臓を盗み、握り潰して仕留めました。

 

ジョネスの最後は、肉をつかもうとしたキルアに肉、しかも心臓をつかまれてしまうという皮肉なものでしたとさ。

www.g913-jiro.com

ジョネスがマッサージ師に向いてそうに感じる理由

では本題。

私がジョネスを「マッサージ師に向いてそう」と一瞬だけ感じた理由を書いていきます。

その理由はただ1つ!「人間の肉をつかむのが好きだから!」

 

ジョネスは「シャバの肉をつかみたい」という欲求が非常に強く、刑期が短くなるという恩赦を無視するほどでした。

人間の肉をつかむ、すなわち筋肉をつかむのはマッサージ師さんにとっては日常茶飯事。

もしジョネスがマッサージ師さんになれば、自分の欲求を仕事の中で満たすことができると、私は考えたのです。一瞬だけ。

 

自分の欲求が仕事になってお金がもらえる……なんという天国なのでしょうか。

天職というやつですね。

自分の欲求とまではいかなくても、自分の好きなこと・やりたいことをそのまま仕事にできている人なんてごく限られているはず。

多くの人が、自分のやりたいことを仕事にできず、我慢しながらやりたくない仕事をやっているものです。正確にいえば「自分が本当にやりたいことが分からない」「仮にやりたいことが見つかったとしても、仕事に直結しない」という人が大半ではないでしょうか。

ジョネスのようにやりたいことがはっきりしていて、その欲求が発揮される仕事が存在しているというのは、かなり幸せなことなのかもしれません。

私も天職を見つけたいよぉ〜

ジョネスがマッサージ師に向いていない理由

ジョネス自身の欲求だけを見れば、彼ほどマッサージ師に向いている人は他にいないのではないかと感じてしまいます。

一方でジョネスにはマッサージ師に向いていない、否、なれない致命的な理由があるのも事実。

 

その理由とは、指の力が強すぎること。

 

ジョネスは殺害した人間の死体を、素手で50以上の部位に解体していたとのこと。

おそらく肉を引きちぎるだけでなく骨まで分解していたと思われます。

実際にジョネスは手で石壁をえぐり取っていましたから、人間の骨くらい粘土のようにちぎれるはず。

こんな指の力で揉みほぐしをされたら、終わるころには体がバラバラになっていることでしょう。

指圧マッサージを受ければ、指が体を貫通してしまうと思われます。

 

悲しいかな、ジョネスは指の力が強すぎるあまり「人間の肉をつかみたい」という欲を仕事として満たすことは厳しそうなのです。

即クビになるどころか、やはり刑務所行きでしょう。

性格はマッサージ師向きなのに高すぎる能力が足を引っ張る、悲しきモンスター・ジョネス

ジョネスのマッサージを受けられるのは強化系の念能力者くらい?

ジョネスの指の力は強すぎるため、よっぽど力を抑えないと、常人の肉体では耐えられないと考えられます。

しかし、シャバの肉をつかみたくて仕方ないジョネスが欲望を抑え、力をコントロールできるかというと……やはり難しいところ。

マッサージ師の適性があるようで皆無のジョネス……

 

もしジョネスのマッサージを受けられる人がいるとしたら、強化系の念能力者くらいでしょうか?

肉体を強化できる強化系ならば「纏」で体をガードし、ジョネスの握力にも耐えられそうです。

でも、「纏」を使わないと受けられないマッサージに需要があるのでしょうか……?

ビスケのクッキィちゃんが行う「桃色吐息(ピアノマッサージ)」の方が1,000,000,000,000,000倍需要がありそうですね。

 

あるいは、ウボォーギンのようなオーラなしでも異常な体の硬さを誇る人間であれば、ジョネスの力でマッサージしてもらうとちょうど良い力加減になるかも?

ウボォーの鋼の肉体は、普通のマッサージでは効かなさそうですからね。

ジョネスは今すぐ「巨体専門マッサージ店『肉揉み屋ジョネス』」を開業しましょう!…あっ、もう死んでましたね