私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】スーパーバズーカ砲があれば念なしでも天空闘技場200階クラスで無双できる説

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世界中の腕自慢が集まる天空闘技場。1日に訪れる参加者数は、平均4,000人とのこと。

天空闘技場は251階まであり、参加者は1階からスタート。参加者同士で1対1の戦いを行い、勝利するごとに上の階層に進め、ファイトマネーも増えていきます。

 

200階までは己の肉体のみで戦うことがルールの天空闘技場ですが、200階クラス以上はあらゆる武器の使用が認められます。また、200階クラスの闘士は念を使うため、念能力の習得もほぼ必須です。

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出典:HUNTER×HUNTER6巻52P/冨樫義博/集英社

「あらゆる武器の使用が認められる」ということは、銃火器の類もOKなのでしょう。ならば、戦車も一発でオシャカにしちまうスーパーバズーカ砲を使うのもルール上問題ないはず。

強化系を極めたウボォーギン(ノブナガ談)に、わずかではあるもののダメージを与えたスーパーバズーカ砲があれば、念能力者でなくても200階クラスで無双できるのではないでしょうか……?

スーパーバズーカ砲の狂信者である私は、そんな妄想が止まらないのです

今回は、「スーパーバズーカ砲があれば、念なしでも天空闘技場200階クラスで無双できる説」について考えていきます。

戦車も一発でオシャカにしちまうスーパーバズーカ砲とは

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出典:HUNTER×HUNTER9巻29P/冨樫義博/集英社

幻影旅団のメンバーであるウボォーギンを消し飛ばすためのリーサルウェポンとして、マフィアンコミュニティの構成員が使用したバズーカ砲です。

 

ヨークシンシティでマフィアンコミュニティが開催したオークションを襲撃した幻影旅団。その旅団を、マフィアンコミュニティの構成員たち数十名が追いかけることに。

幻影旅団を追い詰めた構成員たちですが、その前に立ちはだかったのがウボォーギン。ウボォーギンは常人離れした体格と、念能力者でも驚愕するほど膨大なオーラを駆使し、構成員たちを蹂躙していきます。

ウボォーギンの体は鋼鉄のように硬い上、強化系のオーラで強度を高めることが可能。並の攻撃では傷一つつきません。拳銃はおろか、ライフル弾でも貫通しない強度を誇ります。

 

まさに怪物というべきウボォーギンに対抗するべく、構成員の1人が「戦車も一発でオシャカにしちまうスーパーバズーカ砲」を取り出しました。

一見すると何が「スーパー」なのか分かりませんが、とにかく「スーパー」なバズーカ砲なのです。

スーパーバズーカ砲を前にしてもウボォーギンは怯むことなく、「悲しいぜ、オレはたかが戦車と同じ評価かよ」と受ける気満々。砲弾はウボォーギンに命中しましたが、「さすがにかなり痛えな」というリアクションを引き出したのみ。

多少ダメージはあったと思われますが、ウボォーギンの命を奪うには程遠い結果となりました。

スーパーバズーカ砲を耐え切れったのはウボォーギンだから

ここまでの説明を見ると、「なんだよスーパーバズーカ砲って、普通じゃん。というか念能力者には効かないんじゃん」と思うかもしれません。

しかし、スーパーバズーカ砲が大した成果を上げられなかったのは、相手がウボォーギンだったからなのです。決して、スーパーバズーカ砲の威力がチンケだったわけではないのです

 

ウボォーギンは、自身の肉体の硬度や身体能力を高める強化系の念を、かなり高いレベルで習得しています。そして体つきは常人とは比較になりません。一般人の倍はあろうかという身長に、モリモリの筋肉。素の状態ですら人間離れした肉体を、念でさらに強化できるウボォーギンは、念能力者の中でも群を抜いた防御力・耐久力を誇ります。

ウボォーギンの硬さは、キメラ=アントと互角かそれ以上かもしれません。

 

そんなウボォーギンだからこそスーパーバズーカ砲を耐え切れたわけで、いくら念能力者といえど、バズーカ砲の弾が直撃して死なない者はごく限られます。

例えば、ノストラード組のボディガードだったダルツォルネは、ボスのノストラードから「銃弾10発くらいは耐えられる」と評価されていました。が、この銃弾とはハンドガンなど小型の銃のことであり、バズーカ砲の弾ではなかったと思われます。比較的小さめの口径の銃でも、念能力で完全に防ぎ切るのは難しいのです。

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ブラックホエール1号内では、クラピカと共に第14王子・ワブルを護衛するビルが腕に銃撃を食らっていました。ビルはウボォーギンと同じ強化系の念能力者であるため、体の強度を高めることは得意分野だと思われます。しかし、銃弾数発を食らって苦しそうな顔をしていました。

念能力者相手でも、銃火器は十分に通用する攻撃手段であり、スーパーバズーカ砲はオーバーキルな武器と考えるべきでしょう。

ウボォーギンが例外だっただけで、スーパーバズーカ砲の威力は凄まじいのです!信じてください!信仰してください!

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200階クラスには未熟な念能力者が多くスーパーバズーカ砲の攻撃も通りそう

ウボォーギンもそうですが、幻影旅団の面々は念能力を非常に高いレベルで修めています。そのため、スーパーバズーカ砲の攻撃をオーラで防いだり、身体能力を高めて砲弾を避けたりなどもできるでしょう。

 

天空闘技場200階クラスの闘士たちも念能力者ですが、幻影旅団と比べてレベルはだいぶ低いと思われます。

例えば、コマを操作して攻撃するギドは、念をほぼ使えない状態に近かったゴンでもそこそこ勝負になるレベルでしたし、念の基礎を習得したゴンには完敗していました。

 

なぜ200階クラスの闘士たちの念が低レベルなのかというと、おそらく習得方法が影響しています。

本来、念は念能力者を師匠とし、時間をかけて段階的に修行を進め、ゆっくり使いこなしていくものです。

念をある程度扱えるようになるまで、個人差はあれど半年〜1年ほどはかかるとのこと。

ゴン、キルアは半年足らずで念の基礎をマスターしましたが、これほど短期間でできたのは、2人がズバ抜けた才能の持ち主だったこと以外に、師匠のウイングさんが2人にオーラを流して強制的に念に目覚めさせたことが影響しています。

ウイングさん曰く、オーラを流して念を使えるようにする方法は外法であり、危険が伴うとのこと。200階クラスの闘士たちも、この外法によって念に目覚めていると思われます。しかも、師匠の手ほどきを受けたわけではなく、念能力者との戦いで攻撃と同時にオーラを直接流し込まれ、目覚めたのでしょう。作中ではこの行為を「洗礼」と呼び、死のリスクがあると説明していました。

実際に、ギド・サダソ・リールベルトは手足の欠損など深刻なダメージを負っています。

 

外法による念の習得、そして師匠がいないことによる成長速度の遅さ。これらが重なっているため、200階クラスの闘士たちの念はレベルが高いとはいえません。

念能力者に対抗するには、自分も念を扱えるようにならなければ戦いになりませんが、攻撃に関していえば、スーパーバズーカ砲の威力なら200階クラスの闘士に深手を負わせることは可能だと思えます。

天空闘技場は相手をKO(死亡)させても勝ちなので、スーパーバズーカ砲で勝利は充分狙える!

天空闘技場なら屋外に比べてスーパーバズーカ砲を当てやすい

天空闘技場での戦いは屋内で行われるため、戦場の範囲は限定されます。スーパーバズーカ砲の威力がいくら高くても、弾が当たらなければ無意味。敵が逃げたり避けたりすることは、スーパーバズーカ砲使いにとって最も危惧するべきことでしょう。

しかし、戦場が限定されているのであれば、敵はどこまでも逃げ続けることはできません。天空闘技場は、屋外で戦う場合よりも、まだ弾を当てやすい環境といえるでしょう(それでも避けられる可能性はゼロではありませんが)。

 

また、先述のとおり200階クラスの闘士たちの中には、念能力者の攻撃を受け、本来なら再起不能になっていてもおかしくない状態でありながら、無理やり戦いに参加している者もいます。例えば、ギドは足がコマのような1本の義足になっていました。ギドの場合、素早く動き回るのは困難でしょう。

念による攻撃を受けたことで、スーパーバズーカ砲を避けられない状態の闘士が相手なら、弾を当てるハードルは下がりそうです。

ヒソカ・カストロさん級の相手に勝つのは厳しいか?

もちろん200階クラスにいるのは、ギドのような半端な念能力者ばかりではありません。

幻影旅団の元メンバー(のふりをしていた)ヒソカや、そのヒソカと互角に渡り合ったカストロさんなどもいます。

この2人は武闘家として高いレベルの使い手で、念能力も強力。スーパーバズーカ砲を撃ったところで、当てることは難しいかもしれません。

 

例えば、カストロさんは念能力「分身(ダブル)」を使えます。オーラで自分の分身を生み出す能力で、2対1の戦況に持ち込むことが可能です。

「分身(ダブル)」を発動中のカストロさんにスーパーバズーカ砲を撃とうにも、本体に当たる確率は単純に考えて50%。もし分身に当たってしまった場合、隙を突かれ「虎咬拳」で首をはね飛ばされるでしょう。

 

ヒソカはゴリマッチョな上、強化系と隣り合う変化系を得意としているため、オーラによる肉体強化も高いレベルでこなせる可能性があります。スーパーバズーカ砲の弾が直撃しても耐え切るかもしれません。

そもそもヒソカは超人的なスピードで動くことができますし、「伸縮自在の愛(バンジーガム)」の反動を使った移動は、肉眼で捉えることがほぼ不可能。こんなヒソカに、スーパーバズーカ砲の弾を当てられるかどうか……

ヒソカは相手の攻撃を受ける癖があるので、スーパーバズーカ砲を無条件で撃たせてくれるかもしれません。しかし、「伸縮自在の愛(バンジーガム)」は飛んできた物体をゴムの弾力で弾き返すことができます。作中ではレイザーのスパイクを弾き返していました。レイザーのときと同じ要領で、ヒソカがスーパーバズーカ砲の弾を弾き返してきたら、こっちがお陀仏。

 

ヒソカ・カストロさんのような、200階クラスの中でもフロアマスターに近い猛者を相手にするのは分が悪いと思われます。

200階クラスを勝ち抜き、フロアマスターに挑戦するには4回負ける前に10回勝てば良いので、猛者との戦いは避けるべきですね

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スーパーバズーカ砲の弾の補給にお金がかかる問題

スーパーバズーカ砲は、念で具現化した銃火器ではありません。実物です。

そのため弾を撃つたびに都度装填し直す必要があり、弾も消費していきます。

この弾を補給するのが、個人だと大変そうです。お金がかかります。

残念なことに、200階クラスからはファイトマネーが出ず、勝った場合に得られるのは栄誉のみ。試合のたびにスーパーバズーカ砲を撃っていたら、赤字になってしまうでしょう。

 

200階までコツコツと階を上げていき、ファイトマネーを貯金できていればなんとか賄えるかもしれません。キルア曰く、190階で1勝するだけで2億ジェニーのファイトマネーがもらえるそうなので、スーパーバズーカ砲の弾もかなりの数購入できると思われます。

バズーカ砲の弾がいくらなのか調べようと思ったのですが、情報が見つからず……分かればどれくらいのお金が必要になるのかざっくり計算できたのですが、1発数百円〜数千円なんてことはないかと思うので、やはり多額の出費を覚悟する必要があるかと。

 

……せっかく貯めたお金が爆発と共に消えていく喪失感ったら、凄まじいものでしょうね。だからといってケチれば勝率も低くなるでしょうし、200階クラスでは最悪死にます。

栄誉のためとはいえ、割に合わないスーパーバズーカ砲を使ってまで勝つことに、意味を見出し続けること自体難しいかもしれません。

一発で当てられれば勝機はあるかもしれないが無双は難しい

戦車でも一発でオシャカにするスーパーバズーカ砲の信者である私としては、「スーパーバズーカ砲があれば天空闘技場で無双できる!」と声高々に言いたいところです。が、冷静に考えてみると、「無双する」のは難しいと感じます。

ヒソカ、カストロさん級の使い手がいることを考えると、200階クラスの闘士なら誰でも勝てるとは言い切れません。

ギド、サダソ、リールベルトのような未熟な念能力者が相手で、スーパーバズーカ砲を一発で当てることができれば、勝機はあるでしょう。威力だけで見れば、スーパーバズーカ砲は念能力者相手でも十分な効果を発揮してくれるはず。

 

ただし外れたときが恐ろしいです。弾を装填しようにも大きな隙ができますし、今回の考察は「念なしで無双する」という想定ですから、スーパーバズーカ砲が弾切れになれば、念能力者への攻撃方法を失ってしまいます。

外れたときのことを考えて、小型の銃も持参しておかないと、非常にリスキーな戦いになりそうですね。

ならばスーパーバズーカ砲に頼らず、最初からその小型の銃で戦えばいいわけで……そもそも銃を使う奴が、格闘家のメッカである天空闘技場なんかに来るなってわけで……そんなわけで……

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