私の名前はジロギン。
アンパンマンが戦うシーンで必ず行われることといえば?「新しい顔に取り替える」ですよね。
ばいきんまんに顔を濡らされたり、かびるんるんに汚されたりすると力が出なくなってしまうアンパンマン。
そんなピンチを脱するため、ジャムおじさんやバタコさんが新しい顔を作って持ってくるのです。
作中だと、アンパンマンの顔が取り替えられる描写は、戦闘中くらいです。
でも、アンパンマンの顔はあんぱんですので、戦闘以外の時も取り替えないままでいたら腐っていくと思うんですよ。
そこで今回は、
アンパンマンの顔は定期的に取り替えているのか?
というテーマで考察したいと思います。
アンパンマンの顔も腐るはず
アンパンマンの顔は、通常のあんぱんと同じ素材でできています。
アンパンマンが誕生した際は、パンに「いのちの星」が混入していましたが、その後は普通に作っているようです。
胴体に取り付けた途端しゃべったり笑ったりすることができることを考えると、ただのパンではないのかもしれません。
しかし「水に濡れたらふやける」「かびるんるんに触れられると汚れる」ことから、防水・防菌効果はないものと思われます。普通のあんぱんと同じですね。
「不思議な力で守られてるから腐りません!」ということでもなさそうです。
時間が経てば腐り始め、さすがに「ぼくの顔をお食べよ」なんて言えない状態になるでしょう。
アンパンマンの顔は高コスト?
アンパンマンはジャムおじさん、バタコさん。チーズと共にパン工場で暮らしています。 アンパンマンの顔が腐り始めたら、他3人の衛生面にも問題が起きそうです。
テラスハウスみたいに、同居人たちが揉め始めかねません。
そうならないためにも、アンパンマンの顔は定期的に取り替えるべきでしょう。
ただ、アンパンマンの顔を作るのって、コスト面を考えるとかなり割高なのではないかと思います。そう簡単に作れるものではないかと。
まず材料。アンパンマンの顔の大きさは、普通のあんぱんの10倍以上はありそうです。その分だけ材料を消費するとしたら、パン工場の経営的にもバカになりません。
できれば、アンパンマンワールドの住民たちに配るパンの材料に回したいところ。
アンパンマンも住民たちに顔を分け与えているとはいえ、ごく少量。住民たちの腹の足しにはなりません。
アンパンマンワールドにはお金の概念がないため、材料を購入する費用面は小さな問題でしょう。大きいのは人的なコストだと思われます。
アンパンマンがばいきんまんとの戦闘中に顔を作る際、ジャムおじさん、バタコさん、チーズ3人(2人と1匹)がかりです。パン工場の労働力をすべて投入しています。
戦闘中で、なるべく早く作る必要があることも要因でしょうが、あれだけ大きなアンパンを作るには人手がかかりすぎてしまう・・・住民たちに配るためのパンを作る労働力が不足してしまいそうです。
ただでさえ3人(2人と1匹)で回しているパン工場。普段は四足歩行で地面をかけまわるチーズを、衛生面など何も考えずにパン作りに参加させているという状況です。
アンパンマンの顔を定期的に作り変えるのは、パン工場の経営に負荷をかけることになるのではないでしょうか。
食べるのは動物だから多少腐っててもOK?
ご存知の通り、アンパンマンはお腹がすいて困っている人を見かけると、自分の顔を引きちぎって与えています。
いや、人ではなく動物ですかね?カバオくんやちびぞうくんなど動物(の姿をした妖精)が、アンパンマンの顔をよく食べています。
もしアンパンマンの顔が腐っていて、それを人間に与えるとしたらどうでしょう。
お腹を壊すでしょうし、「衛生管理はどうなってるんだ!」と言ってパン工場に猛クレームを入れてきそうです。ジャムおじさんもタジタジです。
しかし、人間以上に強い体を持っている動物たちなら、多少腐ったアンパンを食べても平気なのでは?
カバオくんなんて、食欲旺盛でなんでも食べちゃいそうです。
そう考えると、アンパンマンの顔が腐り始めてもジャムおじさん的に「ちょっとくらいなら取り替えなくていいんじゃない?」と目をつむってしまう可能性がありますね。
ただ要注意な場面もあります。 それは、アンパンマンの顔を食べるのが、一国の王子や王女といった要人だった場合。
アンパンマンやジャムおじさんは、いろんな国の要人ともつながりがあります。時にはその要人がお腹を空かせて、アンパンマンの顔を食べることもあるでしょう。
そんな時、アンパンマンの顔が腐っていたとしたら…?アンパンマンはもちろん、作り主のジャムおじさんまで暗殺未遂の容疑をかけられてしまいかねません。
自主的にパトロールし、どこかの誰かに自分の顔を与えるアンパンマン。この行動がジャムおじさんの目の届かないところで行われている以上、顔は腐る前に替えておくのがベストでしょうね。
アンパンマンはパン工場の「顔」
パトロールをして、自分の顔を分け与える。そんなアンパンマンは、パン工場を宣伝する「顔」でもあると思います。
アンパンマンが住民たちに優しくする→そんなアンパンマンを生み出したパン工場最高!
というイメージが住民たちに生まれ、パン工場のパンを食べる・・・
パン工場のブランドはアンパンマンにかかっています。
もしアンパンマンの顔が腐ったままパトロールをしていたら、住民たちはどう思うでしょう。パン工場は腐ったパンを販売しているヤバイ工場だとみなすでしょうね。 誰もジャムおじさんのパンを食べなくなる恐れすらあります。
アンパンマンがパン工場のイメージを支えている以上、たくさんの材料が必要だろうが、人手が必要だろうが顔を作り続ける必要がありそうですね。
2〜3日に1回は替えてる
アンパンマンの顔を替えないのは、ジャムおじさんやパン工場的にもリスクが大きいと思います。 コストはかかるかもしれませんが、2〜3日に1回は替えておいたほうが無難でしょうね。
そして、アンパンマンがばいきんまんをこらしめることでパン工場の信用も上がるのであれば、顔は常にキレイにし、元気100倍に近づけておくべきでしょう。
顔を作るという目の前のコストばかり気にしていると、より大きな利益・信用の損失につながりかねません。 ジャムおじさんがそこまで考えていたとしたら、アンパンマンの顔を定期的に変えるのは決してコストにはならないかと。
・・・そもそもジャムおじさんは、顔が腐って衰弱した状態のままアンパンマンを放っておくような鬼じゃないですからね。きっと。