ハンターハンター398話『探索』は、395話から続いていた幻影旅団の回想が終わり、現在の時間軸へと戻ってきました。
3101号室(エイ=イ一家構成員のオッサンがいた部屋)の調査をするために、ノブナガ・フィンクス・フェイタンが隣の3102号室から裏側にあるエイ=イの隠し部屋へ入ったところでしたね。
398話の感想と考察を書いていきます。
※本誌の画像等はありませんがネタバレを含む内容のため、単行本派の方はご承知の上お読みください。
3101号室の罠
3101号室と3102号室は裏側が大きな隠し部屋でつながっており、つい先刻までエイ=イの構成員たちがいた形跡がありました。
3102号室から隠し部屋に入ったノブナガたちは、今度は隠し部屋から3101号室に出て念のトラップ(強制的に別の場所へ移動させられる)が発動するかを検証。
3102号室の居住者に、3101号室のトイレにつながる鍵を開けさせました。
ゴチャゴチャ言うとフェイタンにケツ●ナ2つにされるの確定
トイレから3101号室に戻っても罠は発動せず。
ノブナガらはトイレの個室と、隠し部屋につながる部屋に鍵がかけられていたのは、3101号室に入口以外の場所から入ってきた者がいた場合、トイレに誰か(分身を作ったオッサン)が立てこもっているようミスリードさせるためと判断しました。
3101号室に仕掛けられた罠は、入口から入ると強制的に別の場所(エイ=イのアジト)にワープさせられるというもので、何度でも連続使用が可能。
このことからノブナガたちは、この罠を「地雷形式」と断定しました。
新しく登場した概念ですね。
念の罠には大きく分けて「結界形式」と「地雷形式」の2種類があるとのこと。
- 結界形式:札や縄など念を込めたものを能力発動の補助具とすることで、広域に複数の罠を仕掛けられる
- 地雷形式:特定の場所に直接念で発動スイッチを設ける。強制力が強い分、設置できるのは2〜3カ所が限界
ノヴの「四次元マンション(ハイドアンシーク)」も地雷形式の罠として使えそうです。
さらにフィンクスの分析では、地雷形式の罠は強制力が強い分、術者も出入り地点の近くにいる可能性が高いそう。
すなわち罠はエイ=イ一家のアジトに直結していて、そのアジトに能力者本人がいるということですね。
ゴレイヌさんの凄さ…?
3101号室に張られた念の罠を分析するにあたり、意見が分かれていたノブナガとフィンクス。
フィンクスは最初、3101号室にいたオッサンの分身が強制移動の能力を持っており、分身に近づくと罠が発動すると予想していました(これはハズレで、念の部屋そのものに罠が仕掛けられており、オッサンとは別の能力者によるもの。ノブナガが正解)。
対してノブナガはフィンクスの意見を否定。
理由は「瞬間移動は主に放出系の能力で具現化系と相性が悪く、分身に瞬間移動能力を付与するのはほぼ無理」だから。
ノブナガの理屈が正しいとすると、具現化したゴリラに瞬間移動の能力を付与していたゴレイヌさんすごい……すごくない?
やはりプロハンターであり、グリードアイランドをソロプレイしていたゴレイヌさんは、ついさっき念能力が開花したエイ=イの連中とは比べ物にならないぜ!
……とゴレイヌ信者の私は言いたいところですが、フィンクスの仮説は「分身の本体が近くにいる場合」に成立するものであり、フィンクスは鍵がかけられた3101号室のトイレの中にエイ=イのオッサン本人がいると仮定していました(しかしおらず)。
ゴレイヌさんがゴリラの能力を使ったグリードアイランドのドッチボール戦でも、ゴレイヌさんはゴリラから十数メートルくらいの位置にいましたし、「黒の賢人(ブラックゴレイヌ)」とレイザーの場所を入れ替えたときも、数メートル程度の瞬間移動でしたよね。
つまりゴレイヌさんの能力は念能力の固定観念を覆すようなものではなく、特質系の場合なども考慮すれば、まぁあり得なくはない程度の能力だったということです。
裏を返すとゴレイヌさんのゴリラによる瞬間移動は数メートルが限界とも考えられますね
貝類が苦手なノブナガと潔癖症なフェイタン
罠の仕組みを見破り、瞬間移動の先がほぼ間違いなくエイ=イのアジトであると確信したノブナガ・フィンクス・フェイタン。
3101号室の外に出たフェイタンがわざと罠に引っ掛かり、アジトに特攻を仕掛けようとしますが、シャ=ア一家の若頭・オウとシュウ=ウ一家の若頭・ヒンリギがストップをかけます。
ヒンリギは特攻を仕掛ける者に発信機を仕込み、エイ=イのアジトの場所を特定する作戦を提案。
しかし、ただ発信機を体につけるのではエイ=イにバレてしまう可能性があるため、ヒンリギは自身の念能力「手のひらを太陽に(バイオハザード)」で発信機を生牡蠣に変えて、特効役が飲み込む考えでいました。
食べられる生き物ってことで生牡蠣か…
ヒンリギが具現化した生き物は、オーラが続く限り形を維持でき、生牡蠣の場合は大きさ的に2時間ほどとのこと。
……ヒンリギも具現化と放出を併用してないか?
生牡蠣を具現化したヒンリギを見てノブナガは青ざめ、「以前、貝に当たってから貝類を口に入れるだけで吐いてしまう」と意外な弱点を吐露。
貝が苦手なノブナガかわいい…
そしてフェイタンは「他人が触ったものや喋っている直下にあったものを口にするのはゼタイ無理」と拒否。
潔癖なフェイタンかわいい…
残虐な盗賊団とは思えないほどかわいらしい一面を見せる2人に微笑みながら、ヒンリギは自ら生牡蠣を飲み込みました。
最初から旅団の誰かに発信機を仕込むことは考えておらず、自分自身が囮役としてエイ=イの罠にかかる気でいたようです。
生牡蠣を飲む込む前、ヒンリギは「幻影旅団と争う気はなくエイ=イを潰すことが目的であり、そのためなら旅団に協力する」と発言していました。
その言葉に信憑性を持たせるために、自分が囮役を買って出たのでしょう。
……とか言いつつ、ちゃっかりヒソカの居場所を把握していて、それを幻影旅団に教えず切り札として隠しているヒンリギさん。やり手ですな。
ヒンリギを気に入ったノブナガ
罠にかかったヒンリギは、エイ=イ一家のアジトに到着しました。
しかしそこはもぬけの殻。エイ=イの構成員がいた(しかもトイレがたくさん&男女分けられていたので大人数いた)のは間違いないものの、構成員たちは直前までノブナガらが罠の検証をするために送っていた乗客を拷問して危機を察知。ヒンリギが来る前に避難していたようです。
ヒンリギが調査を始めようとしたところ、なんとノブナガもワープしてきました。
ヒンリギの発信機を頼りに外からエイ=イ一家のアジトを特定するはずが、その役はフィンクスとフェイタンに任せて、ノブナガはヒンリギの後を追ったようです。
その理由は主に2つ。
1つはヒンリギだけでなくノブナガもいた方が生存率が上がり、発信機でアジトの場所を特定しやすくなるから。
そしてもう1つが、自ら囮役になったヒンリギの心意気をノブナガが気に入ったからでした。
ヒンリギに対してノブナガは「呼び捨てでいい」とまで言うほどの惚れ込み様。
ノブナガは自分のリスクを厭わない男気あふれるタイプが好きみたいですね。ウボォーしかり、ゴンしかり…
ヒンリギと共にアジトの調査を始めるノブナガ。
部屋の壁が念でプロテクトされていることに気づいたノブナガは、守りの厳重さからこの場所がエイ=イのアジトだと確信し、部屋に設置された扉を1つずつ開けていきます(開けるのはヒンリギの役割)。
最後の扉を開けたところで、398話は終了となりました。
398話『探索』の全体的な感想
幻影旅団の過去編は前回で終了となったようですね。
旅団にはまだまだ謎が多いので、正直398話も回想が良かったのですが……現在のメインは王位継承戦とカキンマフィアの抗争なので仕方なし……
398話も391話〜と同じく、かなりじっくりとエイ=イの探索を行う話になりましたね。
アジトの特定はできたものの、エイ=イの構成員を1人も始末することなく終わってしまったのはちょっと残念でした涙
もっとサクサク●ってかないと!エイ=イの構成員はまだ20人くらいいるのよ〜ノブナガちゃん!
最後にヒンリギが開けた扉の先にエイ=イの構成員たちが隠れているのかどうか……
でも部屋は念でガードされているのに、本拠地につながる扉がそのままってことはないですよね……
今回登場した地雷形式の念の罠は2〜3カ所には設置できるようなので、この扉も罠だったらと考えると……
(エイ=イの始末までに)まだ時間かかりそうですかね?
でも、ヒンリギがノブナガの信頼を勝ち得たのは、なんだか心がほっこりしました。
ヒンリギはかなり有能で、話のわかる男。ヒソカとの交渉もスムーズにこなしていた姿を見て私個人としてもかなり好きなキャラになっていましたから、認められた感じがして嬉しかったです。
ノブナガが側にいるから、ヒンリギがむざむざとエイ=イに殺される可能性は低い……かな?