私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター 】ヒソカ、学校の先生に向いてる説

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神出鬼没な奇術師・ヒソカ。

普段ヒソカは何をしているのか、収入源は何なのか、謎に包まれています。

一応プロハンターではあるものの、ハンターとして活動している様子はなし。

幻影旅団を壊滅させるという目標は持っているので、クラピカと同じ賞金首ハンターといえなくもないですが、ヒソカ自身は仕事として取り組んでいるわけではありません。

さらに天空闘技場の200階クラス以上はファイトマネーが出ない、名誉だけの戦いですから、住まいはあってもお金を稼げる環境ではなかったように思います。

 

……こんな感じでヒソカの仕事について考えているうちに、

ヒソカって学校の先生に向いてそうじゃない…?

と思うようになった私。

以来「ヒソカ先生」のイメージが頭の中をぐるぐる回り、気になって気になって気になって……夜から翌日の夜までしか眠れなくなってしまいました。

一度アウトプットして頭の中を整理し、睡眠時間を夜から朝までに戻すべく、今回はヒソカ、学校の先生に向いている説をまとめました。

私の妄言にお付き合いいただけるとうれしいです!

ヒソカ、学校の先生に向いている説の根拠

ヒソカが、いやヒソカ先生と言い切ってしまいますが、ヒソカ先生がなぜ学校の先生に向いていると思うのか。

私がそう考える理由を紹介していきます。

共感してもらえるかしら?

青い果実(少年)の成長を楽しみにしている

ヒソカ先生は常に強者を探し回り、戦いを挑む戦闘狂です。

しかし、いつもいつでもヒソカ先生のお眼鏡にかなう強者がいるわけではありません。

そのためヒソカ先生は、将来的に強者になるであろう少年を見つけ「青い果実」と称し、成長を見守ります。

今はまだ子供で、全力を出すに値しないけれど、数年修行をすれば自分に匹敵するかもしれない少年もヒソカ先生の守備範囲ということです。

ヒソカ先生的には、ゴン、キルア、カルトあたりが注目株のようですね。

また、ヒソカ先生はただ青い果実たちを見守るだけでなく、無謀な挑戦をしないよう物理的に守ることもあります。

天空闘技場で、念を知らないまま200階クラスにチャレンジしようとしたゴンとキルアをオーラで追い払ったのがそれですね。

 

少年たちの成長を期待し、守り、育む。

まさに学校の先生が持つべきスピリットそのものではないでしょうか?

自発的に試験官を買って出る

287期ハンター試験の一次試験。

ヌメーレ湿原でヒソカ先生は突然「試験官ごっこ」と称し、受験生たちを査定し始めました。

誰かに頼まれたわけではありません。ヒソカ先生は自発的に試験官を買って出たのです。

 

自身も受験生として試験を受けているのに、試験官もやろうとするその姿。

ヒソカ先生自身、受験生たちを見ているうちに教師としての血が疼いて仕方なかったのでしょう。特に287期は将来有望な受験生がたくさんいましたらね。

でなければ試験官ごっこなんていう、本当の試験官たちを手伝うような真似をするメリットはありません。

 

しかも、ヒソカ先生の査定はかなり的確。

ヒソカ先生に対して無策で武器を向けた受験生たちは全員不合格。

一方、ヒソカ先生と自分たちとの実力差を察知し「逃げる」という選択をしたクラピカ、レオリオに対しては好評価。

その上で仲間を守るためヒソカに挑んだレオリオとゴンの2人のことは、さらに高く評価しています。

この3人は後に合格してプロハンターになっていますから、ヒソカ先生の、指導者として生徒を評価する目は確かといえるでしょう。

採点する

ネテロ会長の死後行われた、ハンター協会の新会長選挙に姿を現したヒソカ先生。

目的は投票ではなく、新しい強者を見つけるための品定めでした。

ここでも査定していたわけです。

 

しかしこの査定は、ハンター試験で行ったのと少し違います。

ヒソカ先生は選挙にやってきたプロハンターたち対して、心の中で細かく点数をつけたのです。

85点、90点、77点、10点、20点、45点、10点、2点、50点、30点……95点!!

そう、まるで学校の先生が生徒のテストを採点するかのように……

 

自発的に学校の先生さながらの採点を行うヒソカ先生。

もし教師になってら、嬉々としてテストの採点を行ってくれることでしょう。

算数が得意そう

天空闘技場のカストロ戦。

2年前に戦ったときはヒソカ先生が余裕で勝利したようですが、修行を積んだカストロは一味違いました。

カストロが元々得意としていた虎咬拳と、新たに習得した念能力「分身(ダブル)」を駆使した「虎咬真拳」により、ヒソカ先生は腕を切断されます(自分から腕を切断するよう促しましたが)。

 

しかしヒソカ先生は全く動じることなく、奇術を披露し、カストロを翻弄。

この奇術にも、ヒソカ先生の教師適性が垣間見えるのです。

 

ヒソカ先生はトランプのカードをランダムに床にばら撒き、その中からカストロに好きな数字を選ばせました。その数に4を足してさらに倍にする。そこから6を引き、2で割った後、最初に選んだ数字を引くと1になる。

そんな数字のトリックを披露しました。

 

腕が千切られた状態でも数字を使った奇術を披露できるなんて……異常なまでの算数の才能!

この才能は教育の現場でこそ発揮するべきだと思いませんか?!

ポエムも得意

ヒソカ先生は文系の素養も持ち合わせています。

その能力が分かるのが、ヨークシンシティ編でのワンシーン。

 

クロロはネオンから「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」の能力を盗みました。「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」は、対象者の未来を詩の形式で書き出す能力です。

クロロはこの能力で幻影旅団員の運勢を占います。

その際、ヒソカは紙に書かれた自分の占いを瞬時に改竄し、偽のポエムを作り上げました。

しかもそのクオリティは、知性派の多い旅団の誰も偽物だと疑わないレベル。

 

小学校の、特に低学年のときは国語の授業中に有名な詩を読んだり、自分で詩を作ったりします。

ヒソカ先生の、旅団をも欺くポエム能力は国語の授業で役立つでしょう。

私が敬愛するポエマー・かまきりりゅうじ先生の再来か…

www.g913-jiro.com

運動も得意

もしヒソカが小学校の先生になったなら、国語・算数・理科・社会(最近の小学生は英語も必修なのかな?オジサンたちの時代は英語なんてやらなかったよ❤︎)以外に体育も教える必要があります。

 

しかしヒソカ先生なら体育に関しても心配ゴム御無用!身体能力の高さは折り紙付きです。

作中の描写だけでも、ヒソカ先生がいかに運動神経抜群かがよく分かります。

  • ハンター志望者数十人を皆●しにする
  • 無限四刀流に即対応
  • 数トンはありそうな石板を蹴り飛ばす
  • レイザーの念獣が至近距離で投げたボールを瞬時にキャッチする
  • 人間の頭部(7〜8kg)をバンジーガムでヨーヨーのように自在に操る
  • 人間5人(推定300〜400kg)をバンジーガムでひとまとめにして「人間ハンマー」として振り回す

小学校の体育のレベルを少々超えている気もしますが、これほどの運動神経を持つヒソカ先生なら、体育の授業なんてお手の物でしょう。

いつもトランプを持ち歩いている

学校といえば、修学旅行がつきもの。

修学旅行は多くの子供たちにとって楽しい思い出になるでしょうが、旅先ではできることが限られ、退屈な時間を過ごすことも少なくありません。

トランプでもあれば楽しめますが、クラスの誰もトランプを持ってきていない可能性も考えられます。

そこでヒソカ先生の出番!

ヒソカ先生は肌身離さずトランプを持ち歩いているので、生徒たちに貸してあげることができます。

時間を持て余しがちな修学旅行中の生徒を気遣える先生として、人気になること間違いなし!

ヒソカが先生になったら、たぶんすぐクビ

どうでしょう?ヒソカ先生、ありありのありじゃないでしょうか?

ここまでお読みいただき「そうだ!ヒソカは先生に向いている!3年B組ヒソ八先生!」と思ったあなた!

目を覚ましてください。ヒソカが先生をやったら、おそらく1週間くらいでクビになるでしょう。公立の学校だったら懲戒免職というやつですね。

 

だって、クラピカ&レオリオと交渉しただけで欲情して他の受験生を●しに行ったり、ゴンに見つめられただけで勃●したり、ビスケのトレーニングで心身ともに成長したゴンとキルアを見ただけで勃●したり……

こんは人が先生になっていいわけないじゃないですか!!!

やっぱりヒソカさんは学校の先生じゃなく、戦い相手を求める殺人鬼奇術師として、定職につかずフラフラしてる方が似合っているように感じます。

そう思うと、天空闘技場のフロアマスターはヒソカさんの天職でしたね。クロロに負けた後フロアマスターの資格は剥奪されちゃったかもしれませんが…