私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【テニスの王子様】中学生パワープレーヤーランキング

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『テニスの王子様』には、成長期の中学生とは思えない巨体の持ち主が多数登場し、彼らのパワーは常人離れしています。

そんな選手たちは作中で「パワープレーヤー」と呼ばれ、各校に1〜2人ずつ所属しています。

今回は『テニスの王子様』に登場する中学生のパワープレーヤーランキングをまとめました!

テニスの実力で強い順というより、より破壊力のあるパワーショットを打てるかどうかを、個人の偏見と主観をもとにして作ったランキングです!

全国大会まで(『テニスの王子様』)の描写をもとにランキングを決めました。

第11位:天根ヒカル(あまねひかる)

まず第11位は、六角中の長いラケットの男・天根ヒカルくん!彫刻のように堀が深い顔つきをしているため、チームメイトからは「ダビデ」という愛称で親しまれています。

 

ダビデくんのパワーは、関東大会準決勝の青学戦ダブルス2にて発揮されました。

桃城武くん(桃ちゃん)・河村隆くん(タカさん)という、青学を代表するパワープレーヤーペアと対戦。この試合中にダビデくんは、2人の必殺パワフルショットである「ジャックナイフ」と「両手波動球」をボレーで返球してみせました。

 

ジャックナイフも両手波動球も、バウンド後に打ち返そうとしてもラケットが弾かれてしまうくらいのパワーボールです。

それを直接打ち返してみせたダビデくんのパワーは、並外れています。

長いラケットがショットの威力を吸収しているという見方もできますが、それでも超長いラケットを自在に操れる点に、ダビデくんの握力・腕力の高さが表れています。

第11位:黒羽春風(くろばねはるかぜ)

同率11位は、ダビデくんと同じ六角中の黒羽春風くん。バネさんです!

バネさんはダビデくんとダブルスを組み、青学の重戦車ペアと対戦。やはり持ち前のパワーで試合序盤から圧倒してみせました。

 

バネさんの長い腕を内側に絞り込むようにしてサーブを打つ「プロネーションサーブ」は、タカさんが反応すらできず、腹部にボールが直撃してその場に倒れてしまうくらいのパワーがありました。

またダビデくんと同じく、バネさんもタカさんの両手波動球をボレーで打ち返しています。

ダビデくんとバネさんのパワーはほぼ拮抗していた印象を受けたため、同率11位としました。

第9位:橘桔平(たちばなきっぺい)

第9位は、不動峰中テニス部を一から立て直した功労者、橘桔平さんです!

橘さんに対してパワープレーヤーというイメージを持っている人は少ないかもしれません。そもそも試合描写が少ない選手でもありますので。

しかし、数少ない試合描写を見る限りではありますが、そのパワーは常人離れしていることがわかります。特に「猛獣のオーラ」を発動中は、パワーも格段に上がっているようです。

全国大会準々決勝、四天宝寺中との試合でシングルス2に出場した橘さん。元同級生である千歳くん相手に「あばれ獅子」でリード。その打球のエフェクトは、凄まじいパワーを持っているように見受けられました。

 

さらに、全国大会直前に青学の不二くんと野良試合をした際は、相手のスマッシュのパワーを利用して打ち返す不二くんの羆落としに対し、橘さんは真っ向からスマッシュで打ち破り、ガットに穴を空けていました。

普通にテニスをしていたら、ガットに穴が空くことはまずありません。それをやってのける橘さんは、まさに獣じみたパワーを持っていると思うのです。

第8位:桃城武(ももしろたけし)

第8位は青学の曲者、桃ちゃんこと桃城武くん!

今回のランキングに選出したプレーヤーの中では比較的小柄で細身ですが、青学が誇るパワープレーヤーです(青学のレギュラー陣がみんなガリガリ過ぎて、桃ちゃんでもパワープレーヤーになってしまう……)。

 

得意のダンクスマッシュは、超高打点から打ち下ろさせるスマッシュで、打球を顔面に受けた聖ルドルフの柳沢くんは試合続行不可能になりました。全国大会ではさらにパワーを上げ、氷帝・忍足くんの羆落としを破っています。

バックハンドの強力ショット・ジャックナイフは、最初に打ち返そうと試みた山吹中の千石さん曰く「重い鉛球を打った感じ」とのこと。ラケットも弾かれていました。

 

周囲からは「パワープレーヤー」という評価を受けている桃ちゃんですが、正直、他校のパワープレーヤーと比較すると、やはり体格的に不利は否めません。

パワープレーヤー以外に対してなら力押しで勝つことはできても、真のフィジカルエリートたちとパワーで渡り合うのは難しいでしょう。

けれど、桃ちゃんにとってパワーはサブウェポンのようなもの。本当の武器は、相手の心理を見透かしゲームメイクする、洞察力の高さ。力は力でも、今後は腕力ではなく洞察力を生かしたスタイルをメインにした方が、桃ちゃんはより上位を目指せるかもしれませんね。

第7位:真田弦一郎(さなだげんいちろう)

第7位は、王者・立海大附属中の副部長・真田弦一郎くん!

橘さんと同じく、あまりパワープレーヤーとしてのイメージはない真田くん。しかし彼も、パワープレーヤー顔負けのショットをぶち込んでいるのです。

 

まずは「風林火陰山雷」の「火」。一度バウンドしたボールをスマッシュするグランドスマッシュで、原作だと黒い弾道を描き、アニメだと炎をまとっています。

「火」は赤也くんが無我の境地でコピーしたとき、不二くんのガットを突き破りました。赤也くんは握力が不足しており、まだ完璧に使いこなせていなかったのにこの威力。本来の使い手である真田くんの「火」も相手のラケットを弾き飛ばしたり、手塚ゾーンを真っ向から崩したりと、超パワフル!

 

そして「雷」の曲球は相手のラケットを弾くだけでなく、ガットを突き破る、否、焼け焦がします。「雷」を受けた手塚くんは打ち返すことができず、打ち返さずアウトにする「手塚ファントム」でしか応戦できませんでした。「雷」の威力は、後述するパワープレーヤーたちが使用する波動球にも匹敵するでしょう。

この「雷」を雷の速度で移動して打ってくるとか、強すぎますよ〜副部長〜!

第6位:石田鉄(いしだてつ)

第6位は、ダークホース不動峰のNo.1パワープレーヤー、石田鉄くん。

バンダナ(タオル?)を頭に巻いた長身の選手で、作中で初めて波動球を使いました。

波動球はパワーを込めた超パワフルショットですが、使った選手自身の腕にも負担がかかる諸刃の剣。そのため、鉄くんは橘さんに使用を禁止されていました。

しかし地区大会決勝青学戦のダブルス2で、不二・河村ペアにリードされた鉄くんは、橘さんから波動球を一発だけ使う許可を得ます。

渾身の波動球はタカさんに打ち返されたものの、タカさんの腕が壊れ、不二・河村ペアは棄権。不動峰が先勝する結果となりました。

 

鉄くんは環境に恵まれない不動峰で練習し、まだ試合経験の少ない2年生であることも影響してか、波動球のリスクをコントロールできずにいる様子。パワープレーヤー上位陣は波動球を使いこなしている上、さらに上のパワーショットを開発しています。

まだ発展途上である鉄くんは、第6位としました。全国大会では猛獣のオーラを発動し、さらにパワーを上げている描写がありましたので、猛獣のオーラを使いこなせればパワープレーヤーとしてもっと成長できそうですね!来年に期待!

第5位:田仁志彗(たにしけい)

第5位は、沖縄代表・比嘉中の巨漢、田仁志彗くん。

身長190cm以上、体重100kgオーバーという、プロレスラーのような体格をしています。ガタイが良いというよりデ……ふっくらしている感じです。

 

田仁志くんのパワーが発揮されるのは、一撃必殺サーブ「ビッグバン」。巨体で飛び上がり、高い打点から打ち下ろすサーブで、リターンしようとしたリョーマは体ごと吹っ飛ばされていました。

田仁志くんのプレーは、ビッグバンでサービスゲームをキープし続けるというスタイル。「パワーでゴリ押し」を素でやっている感じです。その一方、ツイストサーブに対してキャリオカステップを使って返球するなど、地味に技巧派な面もあります。

 

相手選手を体ごと吹き飛ばすのは、これまでに紹介してきたパワープレーヤーたちでもできなかったこと。それをやってのける田仁志くんは、頭抜けたパワーを誇っています。

田仁志くんが打つ通常のショットも波動球のようなエフェクトが出ていたので、ビッグバン以外の打球も相当重量があるのでしょう。

ただ、小柄のリョーマでもラリーができていたので、田仁志くんは常人でもまだギリギリ対応できるくらいのパワーだったのではないかと思われます。

第4位:樺地崇弘(かばじむねひろ)

第4位は、氷帝の王様・跡部様が信頼を置く側近、樺地崇弘くん!

基本的に「うす」としか言わないイエスマンですが、最近は跡部様に意見する描写もあり、精神的に成長している様子が見られます。

 

樺地くんも中学生離れした体格を誇り、乾くん曰く「パワープレーヤー以外が打ち合えば怪我するのがおち」。試合外でも、体重約50kgの芥川慈郎くんを片腕で担ぎ上げ、そのパワーを披露しました。

関東大会初戦のシングルス3では、タカさんの波動球をコピーし、互角に打ち合った樺地くん。初見だった波動球をものにし、タカさん並みのパワーで打ててしまう樺地くんのポテンシャルの高さは異常です。持ち前の体格があるからこそできた芸当でしょう。

 

タカさんの波動球をコピーしてみせた樺地くんですが、樺地くんの特性なのか、コピーした技を自分の技として蓄積はできない様子。相手プレーヤー、または自分のダブルスパートナーに波動球を使える選手がいないと、樺地くんはもう一度波動球を打つことはできないかも……?

波動球がないまま、持ち前のフィジカルだけでは上位パワープレーヤーに対抗するのは難しいと考え、樺地くんを第4位としました。

第3位:河村隆(かわむらたかし)

第3位は、テニプリのパワープレーヤーといったらこの男!青学が誇る寿司屋の息子・タカさんこと河村隆くん!

普段はおとなしいタカさんですが、ラケットを握ると副人格が現れます。「バーニング!」という掛け声と共に放たれるサーブは、200km/h近いスピードとのこと。

他校のパワープレーヤーたちに比べるとやや小柄ですが、青学の中では最も体格に恵まれており、力自慢なため団体戦では相手校のパワープレーヤーと戦わされます(そして大怪我をするのもタカさんの役目……)。

 

タカさんは3年生になって初めてレギュラー入りしたこともあってか、初登場時はこれといった得意技がありませんでした。しかし、地区予選決勝で不動峰・石田鉄くんの波動球を体感し、自己流で会得。片腕ではなく両腕で打つことで、腕への負担を減らす「両手波動球」を編み出します。

全国大会へ進む頃には、タカさんは片手でもほぼノーリスクで波動球が打てるようになりました(この理由については特に言及なし)。タカさんの片手波動球は、比嘉中・平子場くんと知念くんのラケットを同時に弾き飛ばす威力があり、パワープレーヤーでない相手なら、2人同時にぶちのめせると思われます。

 

タカさんは波動球をさらに進化させ、体を前に押し出す勢いを利用して打つ「ダッシュ波動球」も会得。このダッシュ波動級はダビデくん・バネさんというパワープレーヤー2人のラケットを弾き飛ばし、ダビデくんのラケットにヒビを入れました。

全国大会準決勝シングルス2で、波動球の生みの親である銀さんに放った際は「弟(鉄くん)の波動球の倍以上の威力がある」と評価されていましたので、タカさんのパワーは、これまで紹介してきた選手たちを遥かに凌ぐでしょう。

 

タカさんは後述する銀さんとの試合に勝ち、全国中学生No.1のパワープレーヤーと呼ばれてはいましたが、描写的に残りの2人のパワーはタカさんと比較にならないくらいヤバいので、私の中でタカさんは中学生No.3です。

第2位:石田銀(いしだぎん)

第2位は、四天宝寺中の師範こと石田銀。坊主頭で修行僧のような選手です。

何を隠そう銀さんは、パワープレーヤーたちの代名詞ともいえる波動球の開発者。弟の鉄くんは銀さんから波動球を教わったそうです。

銀さんは、もちろん波動球を片手でバンバン打てます。しかも、なんてことない普通に打ったサーブが波動球です。おそらく、銀さんがちょっと力を込めて打っただけで、ほとんどの相手選手は怪我をしてしまうでしょう。

 

銀さんのパワーの真髄は、波動球がレベル分けされており、そのMAXが108式(108レベル)ということ。タカさんのダッシュ波動球は1式波動球(レベル1)と同等だそうで、銀さんのパワーはバグっています。

実際に銀さんの波動球を受けたタカさんは、10〜20式台の波動球で観客席まで吹き飛ばされていました。もし108式を打たれていたら、タカさんは消滅していたかもしれません。

ちなみに『新テニスの王子様』で銀さんは、引く波動球も習得し、表と裏を合わせて216式まで増やしています(が、引く波動球とは何のか詳細は言及されておらず不明なまま)。

 

最終的にタカさんの波動球サーブ(ブレ球)を受けて、腕の骨が折れてしまった銀さんですが、パワーの描写が他の選手と桁違いのため、第2位としました。

第1位:遠山金太郎(とおやまきんたろう)

第1位は西のスーパールーキー、金ちゃんこと遠山金太郎くんです!

銀さんとどちらを上にするか迷いましたが、金ちゃんの必殺技である「超(スーパー)ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐」の威力から、金ちゃんを上にしました。

超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐は、銀さん曰く「108式波動球より危険」とのこと。「危険」でありパワーが上かどうかは分かりませんが、「108式より危険=それだけ破壊力・破壊規模が大きい」のではないかと判断しました。

 

正直なところ金ちゃんは、超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐をリョーマに打ち返されてますし、『新テニスの王子様』で金ちゃんは高校生のパワー化け物たちとばかり試合をしているので、実際にどれくらいの力自慢なのかは不明です。

ただ、全国大会準々決勝では、金ちゃんと対戦した不動峰の伊武くんが試合開始早々に手首を痛めて棄権していることから、もはやパワーとかいう概念を超えて「金ちゃんとラリーをしたら無条件で手首を破壊される」というレベルに達していると思います。

 

試合外でも、折れた5番アイアンで、ドライビングコンテストのアマチュア記録保持者にゴルフボールの飛距離で勝利したり、原付(推定70〜100kg)をぶん投げたりしているので、人間をやめていることは確かです。

パワープレーヤーにはパワープレーヤーをぶつけんだよ!

ここまで紹介してきたとおり、『テニスの王子様』世界のパワープレーヤーは、ラケットを弾き飛ばしたり、ガットを突き破ったり、手首を怪我させたり、相手選手を体ごと吹き飛ばしたりと、バトル漫画の領域に足を踏み入れています。

基本的にパワープレーヤーに対抗できるのはパワープレーヤーのみ。そんな暗黙の了解があるのか、団体戦ではうまいことパワープレーヤー同士が戦うオーダーになりがち。

どの学校も、チームの選手を負傷させたくないでしょうからね。「パワープレーヤーにはパワープレーヤーをぶつけんだよ!」という精神は、中学テニス界全体に共通しているのかもしれません。