私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

【テニスの王子様】海堂・桃城ペアというプレースタイル的には相性が良いダブルス

お互いに良い距離感で接している青学レギュラー陣。チーム内で揉め事は少ない(ゼロとは言っていない)ですが、顔を合わせるたびに怒鳴りあっている組み合わせがあります。

それが海堂薫&桃城武という2年生コンビ。

同学年のため仲が良いかと思いきや、相手をライバル視し過ぎているあまり、衝突してしまうようです。

 

犬猿の仲である2人ですが、過去にダブルスを組まされたことがありました。

ペアの息が合っていないと勝つのが難しいダブルスで、ケンカするほど険悪な海堂・桃城ペアを起用するのはヤバい……と思われがちですが、プレースタイルだけを見るとこの2人は相性が悪いわけではないと思うのです。

そこで本記事では、海堂・桃城ペアはプレースタイルという点ではダブルスの相性が良い説についてまとめました。

海堂・桃城ペアが組まれた試合と戦績

1年生の頃からライバルで、どんなことでも競い合ってきた海堂くんと桃ちゃん。

お互いに切磋琢磨する良い関係になれるかと思いきや、2人とも熱心過ぎて敵対してしまったようです。

 

そんな2人が組んだダブルスの戦績を見ていきます。

  • 都大会準々決勝・聖ルドルフ戦ダブルス2:棄権勝ち
  • 関東大会決勝・立海大附属戦ダブルス2:1-6で敗北
  • 全国大会準決勝・四天宝寺戦ダブルス2:7-6で勝利

 

2勝1敗と勝ち越し。

聖ルドルフ戦は桃ちゃんがダンクスマッシュで柳沢くんを吹き飛ばし、そのまま棄権勝利となりましたが、普通に試合を続けていても海堂・桃城ペアが勝利したと思われます(個人の実力差が大き過ぎましたね)。

敗北した立海大のダブルスは、相手が全国No.1と呼ばれていたジャッカル・丸井ペアでしたからね……負けても「やっぱり海堂・桃城ペアは相性が悪かった」とみなすのは違うかなと。ジャッカル・丸井ペアに勝てるダブルスが、全国の中学生のうち何組あるのか……

 

このように作中の戦績を見ても、海堂・桃城ペアはしっかり勝利しており、決して悪いダブルスではないといえるのです。

海堂・桃城ペアがプレースタイル的に相性が良いと思える理由

なぜ海堂・桃城ペアの相性が良いと思えるのか。その理由は、海堂くんが守備を、桃ちゃんが攻撃を得意としているためです。

2人がそれぞれ攻守に専念すれば、バランスの良いペアになると思います。

ベースライン際での守備を得意とする海堂くん

まず、海堂くんのプレースタイルから見ていきましょう。

怪童くんは「カウンターパンチャー」。ベースライン際で守備的なプレーをして相手のミスを誘ったり、相手の打球の威力や角度を利用したカウンターを打ったりすることを得意とするスタイルです。

 

海堂くんは怪物じみたスタミナでボールにくらいつきながら、「スネイク」で相手を左右に走らせて体力を奪い、自滅させる戦法を得意としています。

「スネイク」「ブーメランスネイク」「トルネードスネイク」「ジャイロレーザー」など攻撃的な技を使っていますが、海堂くんの本質は守備。ダブルスでは後衛を務めることで、あらゆるボールをコートの後方でカバーする守りの要になれるでしょう。

攻撃的なストロークとネットプレーにも強い桃ちゃん

次に、桃ちゃんのプレースタイルは「アグレッシブベースライナー」。ベースラインからの攻撃的なストロークを得意としています。

2人ともベースライン際でのプレーが得意分野ですが、桃ちゃんの必殺技「ダンクスマッシュ」は高く上がったチャンスボールをダイレクトに叩き込むもの。ネットの近くにいるときほど、スマッシュを打てるのチャンスが多いので、桃ちゃんの「ダンクスマッシュ」を決め球として使うのであれば、ベースラインではなくネット前に配置するのもあり。

 

ネット際で桃ちゃんが攻撃を、ベースライン際で海堂くんが守備を担当すれば、攻守のバランスが取れた良いコンビになる……そう思うのです!

観月くんも海堂・桃城ペアそれぞれのプレースタイルが互いに補完し合うことを指摘

聖ルドルフの観月くんは、都大会で青学を倒すためにレギュラー全員のデータを収集していた様子。データテニスを得意とする選手は、相手の弱点を探すためにデータを収集するのが基本ですが、収集するなかで自然と対象選手の強みも見えてくるのでしょう。観月くんも海堂くん、桃ちゃんそれぞれの強みを把握していました。

 

木更津くんがスマッシュを打つと見せかけて空中で回転しドロップボレーを打った際、桃ちゃんが素早く反応しリターン。桃ちゃんが体勢を崩したところを柳沢くんがボレーで決めましたが、海堂くんがフォローに入りました。

2人のプレーを見た観月くんは「縦の動きと高さに強い桃城くん」「横の動きに強い海堂くん」と評価。つまり海堂・桃城ペアはテニスに必要な縦と横の動き、そしてロブに対応する立体的な動きを2人でカバーし合えるということです。

海堂・桃城ペアは互いに足りない部分を補っていると考えられるでしょう。

攻守のバランスが取れたペアは強い傾向がある

『テニスの王子様』に登場する強豪ダブルスペアは、ペアそれぞれが攻撃と守備のエキスパートであり、攻守のバランスが良い傾向があります。

 

例えば青学ゴールデンペア。アクロバティックなネットプレーで英二くんが攻撃を、広い視野で後方から大石くんが守備を担当し、2年生の時点で全国大会まで進出しています。

 

他にも立海大のジャッカル・丸井プラチナペア。天才的なボレーで攻撃に専念するブン太くん、常人離れした肺活量とスタミナで守備に徹底するジャッカルくん。攻守の役割を完全に分担しているプラチナペアは、全国最強と呼ばれていました。

このような傾向を踏まえると、海堂・桃城ペアも攻守のバランスが取れた強豪ダブルスになれるだけのポテンシャルはあると思うのです。

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海堂・桃城ペアは来年の青学常勝ダブルス?

作中で海堂くんも桃ちゃんもダブルスに起用されることが多く、ダブルスプレーヤーとしての実践経験をかなり積んできました。

特に桃ちゃんは2年生になった頃はダブルスのスキルがほぼゼロに近かったのに、たった数ヶ月で関東・全国でも勝ち星を上げられるダブルス選手に急成長しています。

海堂くんも全国大会では決勝以外ダブルスで負けなし。

 

もし海堂・桃城ペアがダブルス方面でさらに成長すれば、青学ゴールデンペアの跡を継ぐ、来年度の上昇ダブルスになれるかもしれません!

……でも来年の青学テニス部はリョーマがいるかどうかも分からないし、荒井先輩がレギュラー入りするほど人材不足に陥っているようなので、海堂くんと桃ちゃんをダブルスで起用するのは難しいかな……?