私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】カルトはどういう経緯で幻影旅団に入団したのか?考察してみた!

 

幻影旅団は、団員が死亡または何らかの事情で抜けた場合、団員を殺害した者及びう団長であるクロロがどこからともなくスカウトしてきた者が後釜として入団し、13名の組織を維持してきました。

 

ヒソカは団員No.4として入団して(したふりをして)いましたが、ヨークシンシティ編終了とともに完全に旅団を脱退しました。その後任として入団したのが

カルト=ゾルディック

 

ただ、カルトが幻影旅団に入団した経緯は謎に包めれています。

ヒソカ脱退からカルト入団までの期間はクロロがクラピカにかけられた念によって他の団員たちと一切接触できないというイレギュラーな事態に陥っていたんですよね。

しかしカルトはすんなりと入団し、旅団メンバーからも仲間として認められていました。

 

そこで今回は

カルトはどういう経緯で幻影旅団に入団したのか?

について考察してみたいと思います。

 

 

 

 

カルト=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 17巻114P/冨樫義博)

 

ゾルディック家の五男でキルアの弟にあたります。

男の子か女の子かイマイチ性別が不明なキャラクターです。作中序盤では母のキキョウと一緒にいたり、兄のイルミと暗殺の任務に就いたりと出番こそありましたが、セリフなどはありませんでした。

 

グリードアイランド編で再登場した際にはすでに幻影旅団のメンバーとして認められており、その後もキメラアント討伐を共にこなしていました。

すっかり旅団員として活動している様子です。

 

カルトの念能力は「紙を操る」能力で、操作系だと思われます。

紙吹雪を使って硬い外殻を持つキメラアントをバラバラにしたり、離れた相手の会話を聞いたりとかなり応用性の高い能力とみられます。

 

キルアより若い年齢で念能力を使えるようになっている点を見てもカルトもかなりの潜在能力があるようです(キルアはどの兄弟よりも大切に育てられていたので念についてもしかるべき時までしえてもらえなかっただけの可能性もあります)。

 

しかし、まだまだ発展途上の様子で、フェイタンの本調子ではない戦いを見ても「はるかに格下」と自覚してしまう状態でした。

 

 

カルトが幻影旅団に入った理由

カルトが幻影旅団に入団しようと思った理由はまだ明確ではありません。

しかしキメラんと討伐時に「兄さんを取り戻すため」というセリフがありましたので、「兄さん」を取り戻すことを目的として幻影旅団に入ったものと思われます。

 

カルトにとっての「兄さん」は、イルミ、ミルキ、キルア、アルカの4人がいます。

この中の誰かが、カルトにとって「取り戻したい兄さん」となるでしょう。

 

イルミとミルキはゾルディック家の屋敷に住んでいるようなので「取り戻す」存在には該当しないと思われます。

となると屋敷に幽閉されているアルカかゴンとともに家を出てしまったキルアのどちらかになります。

 

カルトも家を出て力をつけようとしていることからも「キルアをゴンから取り戻そう」としていると考えるのが自然ですかね。

キルアが家を出て行く様子はカルトも見ていましたし。幻影旅団に入ったのは力をつけ、ゴンや抵抗するであろうキルアと戦えるようになるためだと思います

 

カルトは旅団に入っても「(実力的な)No.2くらいにはすぐになれる」と思っていたようですがまだまだ実力不足のようです。

幻影旅団トップクラスの戦闘力がないとキルアは取り戻せないとも考えているのでしょう。

 

 

イルミの推薦?

カルトにとって旅団メンバーとして活動することは、自身の成長を促す面とキルアと出会える可能性がある面とで一石二鳥です。

しかしカルトには直接旅団と接触する方法はなかったはずなので、入りたくても難しかったことでしょう。

 

ただ兄のイルミが団長のクロロとビジネス関係にあるので、兄経由で旅団と接触することは可能ですね。

 

カルトが旅団に入ることを望んだとしてもシ、ルバやキキョウが止めると思います。しかし、イルミはその限りではないかと。現にクロロと関係を持ってますし。

 

まぁイルミといえどみすみす大切な家族を旅団に引き渡すこともないともいますので、どちらかというとクロロからイルミに依頼が入ったと考えるのがいいでしょう。「除念師を探す手伝いをしてほしい」という内容で。

 

イルミとしては自分よりカルトの方が人を探すのが得意だとわかっており、現にカルトはバッチリと除念師であるアベンガネをグリードアイランド内で見つけ出していました。

ですので、イルミがカルトを推薦し、クロロと接触させたと思われます。

 

カルトとしては旅団に入団し、自身の成長を図り、キルアを奪還するチャンスでもあります。そのままクロロと交渉し、旅団入りとなったのではないでしょうか。

 

 

 

カルトをすんなり受け入れた旅団

おそらくイルミが接触可能な旅団員はクロロだけだと思いますので、クロロにカルトを紹介することはできるはず。

しかしヨークシン後のクロロはクラピカによって旅団との接触を禁じられた状態でしたので、クロロからカルトを旅団メンバーに紹介することができません。

 

カルトだけを向かわせて「クロロには入団の許可をもらっている」と言わせたところで「へーそうなんだ」とすんなり受け入れる旅団とは思えません。怪しむはずです。

しかしカルトはすんなりと入団していましたね。

 

思い返すと、カルトはヨークシンシティ編でフランクリンとボノレノフに姿を見られています。

旅団のアジトを抜け出すために、ヒソカは変装したイルミとすり変わりましたが、その際に一緒にアジトにいたフランクリンとボノレノフの注意をそらすため、カルトに囮役をやってもらっていたのです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻18P/冨樫義博)

 

このことからヒソカ脱退の騒動にカルトも関連していることはフランクリンやボノレノフからメンバーに伝わっているはず。

グリードアイランド編でヒソカはクロロから除念師探しを依頼されていたことから、例えばカルトが「クロロの依頼で除念師を探す手伝いをしに来た」と伝えれば、旅団はカルトがヨークシンでヒソカと繋がっていた線から、カルトもヒソカ同様クロロに依頼されたのだとその言葉に信ぴょう性を見出すでしょう(ヨークシンでヒソカがカルトの存在をどの程度、認識していたかは謎)。

 

そして実際にカルトは除念師を見つけたので、一気に旅団の信頼を勝ち得たはずです。クロロの除念後にはカルトについて何らかの紹介があり、正式に入団が決まったのだと思います(クロロとカルトが接触した時点で正式に旅団と認め得てしまうと、クロロは旅団メンバーと接触したこととなりクラピカの念で死んでしまします)。

 

カルトは旅団のアジトに潜入した時に、そのオーラなどから強さを察知し、入団したいと考えていたのかもしれません。

 

 

カルト入団までのストーリーを考えてみた。

これまで書いてきた内容から、カルトが幻影旅団に入団するまでのストーリーを考えてみました。

 

携帯が鳴る音

 

イルミ「もしもし?」

 

クロロ「イルミか?」

 

イルミ「ああ、クロロか。何の用?っていうか、ヨークシンの時の報酬がまだ振り込まれてないんだけど・・・」

 

クロロ「・・・それについては後できちんと払う。で、迷惑ついでにもう一つ頼みがあるんだが」

 

イルミ「何だい?」

 

クロロ「訳あって除念師を探している。ヒソカにも依頼しているんだが、信用のおけない男だからな。イルミにも頼んでおこうと思ったんだ」

 

イルミ「そうなんだ・・・っていうかクロロも結構友達いないよね。そういう依頼するのって俺かヒソカか旅団のメンバーくらいでしょ?」

 

クロロ「まぁ・・・そうだな・・・」

 

イルミ「っていうのは冗談だよ。了解した。じゃあヨークシンの報酬と合わせて今回の紹介料も払ってね。」

 

クロロ「紹介料?」

 

イルミ「俺は殺しは専門だけど人探しは専門じゃない。でも俺の弟なら人を探す能力も持っているから、よっぽど役にたつと思うよ。弟をそっちに向かわせるよ」

 

クロロ「まだ弟がいるのか・・・わかった、お前の紹介なら信頼できる。俺が今いる場所は・・・」

 

イルミ「ああ、いいよ言わなくて。知られたくないだろ?弟に君を探させるから。その方が弟の能力の証明にもなるし」

 

クロロ「そうだな。できれば早急に来てもらいたい」

 

イルミ「伝えておくよ。弟の名前はカルト。じゃ、あとはよろしく〜」

 

 

 

 

ゾルディック家にて

 

 

カルト「父さん」

 

シルバ「どうしたカルト?修行でもしたいのか?」

 

カルト「いや、キルア兄さんが全然帰ってこないから。父さんが何か知ってないかなって思って」

 

シルバ「・・・キルアは必ず帰ってくる。お前は心配せず、自分の腕を磨けばいい」

 

カルト「・・・(本当にそうかな?キルア兄さんが素直に戻ってくるとは思えないけど・・・でも今の僕が何とかできないのも事実だし・・・)」

 

イルミ「カルト、ちょっと話があるんだけど・・・」

 

カルト「?」

 

 

とある廃墟

 

 

クロロ「・・・!」

 

カルト「幻影旅団団長・クロロ=ルシルフル・・・」

 

クロロ「俺の居場所が分かったってことは、イルミの弟、たしか名前は、カルトだったな?どうやってここを知った?」

 

カルト「言えない」

 

クロロ「ならば詮索はしないでおこう。相当高い捜索能力を持っているということには変わりない。これならば期待できるな。早速だが、グリードアイランドというゲームの中に俺の仲間たちがいるから、合流してほしい。」

 

カルト「その前に一つ条件があるんだけど」

 

クロロ「報酬の件だろう?それならしっかり払う」

 

カルト「いや違くて・・・その・・・僕も幻影旅団に入れてもらいたいんだけど・・・」

 

クロロ「旅団に?」

 

カルト「報酬はいらないから旅団に入れてほしい。あなたたち強いんでしょ?僕はすぐにでも力がいるんだ」

 

クロロ「・・・(確かにヨークシンではウボォーギン、パクノダ、ヒソカと3人分の空きが出た。こいつの能力は使い勝手が良さそうだし、ゾルディック家とのつながりがより強くなるのもメリットがある・・・)わかった、入団を認めよう。お前はNo.4を務めてもらう。ただ、今俺はとある事情で団員たちとの接触ができない。お前の正式な入団と紹介はこの仕事が終わってからになるがいいか?(しかも今認めてしまったら、カルトと話しているのも旅団員と接触していることになりなねないしな)」

 

カルト「もちろん、構わない!」

 

クロロ「それでは早速取り掛かってくれ、期待してる」

 

カルト「・・・了解」

 

 

グリードアイランド内

 

 

フィンクス「あーくそ!ヒソカの野郎は何やってやがる!早く除念師を見つけやがれ!」

 

フェイタン「そもそもあの裏切り者がちゃんと約束守るかも怪しいね。ま、その時は死んでもらうだけね」

 

フランクリン「そうかっかするな。今はヒソカが団長と俺たちを繋ぐ頼みの綱だ」

 

フィンクス「そうだな・・・!?誰だ!?」

 

カルト「見つかったか、幻影旅団の団長クロロに依頼されて除念師を探しに来た、名前はカルト」

 

フランクリン「こいつ・・・たしかアジトにいた子供だな。ヒソカが抜け出した時に見かけた」

 

シャルナーク「ということは、ヒソカと繋がっている?団長に依頼されたっていうのは本当?」

 

カルト「・・・本当・・・あと新しくNo.4としても入団した。前任者がいなくなったんでしょ?それで僕が仮にだけどメンバー入りしたんだ。証拠はない。けど、除念師の大まかな居場所はつかんでる」

 

シャルナーク「・・・どうする?」

 

フランクリン「ヒソカより信頼できそうな気もするが、とりあえずこの子供の言うことを信じて除念師を探して貰えばいいだろう。もし嘘なら殺せばいいだけだ。まぁ嘘ついてまで俺たちに接触してくるメリットがこの子供にもねぇだろうしな」

 

その後アベンガネガネが見つかり、カルトは正式に旅団入り決定。キメラアント討伐など旅団としての活動を行う。

 

 

数ヶ月後ゾルディック家

 

 

シルバ「イルミ、最近カルトの姿を見かけないが・・・」

 

イルミ「(あ、やば・・・忘れてた)ほら、俺の仕事を手伝ってもらってるんだよ、最近忙しくてさ、そろそろカルトにも実践をさせたほうがいいだろ?」

 

 

 

 

こんな経緯があってカルトは幻影旅団に入団したのだと思います。

まぁあとは「カルトはどうやってアベンガネを見つけ出せたのか」という疑問もありますね。

アベンガネは全身を布で覆い隠して除念によって生まれた念獣ごと身を包んでましたし。

 

これはカルトにまだ明らかになっていない隠し能力があるか、キメラアント編で披露した、紙を貼り付けた相手の会話を盗聴する能力で見つけ出したのだと思います。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻36P/冨樫義博)

 

周囲の人々から除念師の情報を集めていく中で、アベンガネにたどり着いたと。アベンガネも独り言で

「こら、動くな!くそ・・・ゲンスルーの念を取り除いたはいいが、こんなバカデカくて気持ち悪い念獣になるとはな・・・」

的なことをついこぼしてしまっていたかもしれません。

それを能力で聞き取ったカルトがアベンガネを除念師として特定したと。こんな感じではないでしょうか?

 

カルトとしては幻影旅団で強くなる気満々ですが、今幻影旅団はヒソカによって狙われているんですよね。

 

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカは旅団を皆殺しにできるのか?ヒソカが各旅団員に勝つ方法を考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

今もカルトが旅団に在籍しているかどうかわかりませんが、もし在籍していたらヒソカのターゲットになってしまう可能性があります。

追記:2018年7月9日

カルトは幻影旅団に在籍中で、ヒソカの捜索に当たっています。

 

カルトとヒソカはどっちが強いのか・・・ヒソカかな、さすがに。

 

でもカルトもヒソカみたいに、自分の体に刻まれた蜘蛛の刺青は、実は紙を限りなく肌色っぽく塗ったものを肌に貼り付け、その上から刻まれたものに過ぎず、

「僕も旅団に入ったように見せかけただけだよ」

とか言ってベリベリ剥がし出す・・・とかいう展開は・・・ないか。

 

そんなカルトが活躍するのはハンターハンター22巻!

ぶっちゃけ、ハンターハンターのストーリーがいまいち分からなくても、22巻の旅団VSキメラ=アントのシーンだけ読んでも楽しめますよ!

 

 

【ハンターハンター】ダンボールでクロロのベンズナイフを作ってみた!

 

ハンターハンターの男性読者の憧れであり、女性読者からの指示が熱いキャラクターといえばそう、

クロロ=ルシルフルさん

ですよね。クロロはイケメンかつ頭も良くて戦っても強いという非の打ち所のないキャラクターです。私も前々からクロロに憧れており、先日はこんな記事まで書いていましました。

関連記事:【ハンターハンター】クロロのようなモテる男になる方法を真剣に考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

見よう見まねという言葉がありますので、まずはクロロの持ち物から真似してみてクロロのような完璧な男に近づいていこうと思うっております。クロロの持ち物と聞いて私が最初に思い浮かべたものは・・・

ベンズナイフ

ですかね。クロロがベンズナイフを使ってシルバに傷をつけていたのが印象的で、クロロの持ち物といえばベンズナイフのイメージです。でもベンズナイフなんて現実には売ってないですから、持ちようがないですよね(しかも危ないですし)・・・

ないならば作ればいい!ということで今回は

ダンボールでクロロのベンズナイフを作ってみました!

 

 

 

ベンズナイフとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻99P/冨樫義博)

ハンターハンターの世界にかつて存在したベンニー・ドロンという刀鍛冶が作り出したナイフのことです。ベンニーは殺人鬼でもあり、人を殺した時の記念として1本ずつナイフを作っていきました。その数288本。殺人鬼が作った作品ということで世の中の評価はそれほど高くないようですが、マニアやコレクターが多く、物によっては数百万〜数千万ジェニーで売買されることもあるそうです。キルアの父、シルバもベンズナイフのファンです。

クロロが使ったナイフはベンズナイフの中でも中期型。形状はナイフとは思えないほどいびつですが、クロロは刃の部分に0.1mgで鯨なども動けなくなる毒薬を塗って攻撃に使用していました(シルバには効きませんでしたが)。

 

今回はクロロが使っていたベンズナイフになるべく近いダンボールナイフを作ってみようと思います。

 

 

用意するもの

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用意するものは

 

ハサミ 1本

カッター 1本

ポスカ(銀) 2本(写真だと1本ですがそれについては後述します)

シャーペン 1本

黒いテープ 1つ

ダンボール 1つ(あれば十分ですが念のため2つあると安心)

 

これらの道具を用意しましょう。銀色のポスカなんて今後使うことはないとは思いますが、この銀のポスカがあるか否かでダンボールナイフの出来がかなり変わってくるのです。それでは作っていきましょう。

 

 

刃の部分

まずはダンボールからカッターを使って刃の部分を切り抜きます。

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すっっっっごく見づらいのですが、刃の形が書いてあります。シャーペンで下書きしましょう。11巻99ページのクロロが持つナイフを参考にしてください。

もし11巻をお持ちでなければどうぞ笑 

カッターで切り抜くのですが、かなり切りにくいですし、手を切る可能性があります。お子さんはお父さんお母さんにやってもらいましょう。大人の方は注意してやるか、プライドを捨ててお父さんお母さんにやってもらいましょう 。意外にもベンズナイフを扱えるくらいのナイフさばきを要求されます。

 

下書き通りに切り抜くと、こんな感じになります。

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刃の部分の完成です。右側の真っ直ぐに伸びている部分は持ち手と刃部分を組み合わせる際に使いますので、余裕を持って伸ばしておいてください。長さはお任せですが、15cmもあれば十分かと。

 

 

持ち手部分

次に持ち手部分を作ります。クロロのベンズナイフはナックルガードが付いているので、細いナックルガード部分をうまく作るのがかっこいいナイフを作るコツだと思います。

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さらに超わっっっっかりずらいですが、持ち手の下書きです。切り取った部分を見た方がわかりやすいですね。

 

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こんな感じでまたカッターで切り取ります。持ち手部分についてはこれと同じ形のものを2つ作ってください。刃部分を挟み込むようにしてナイフを作るので。1つ切り取ったらそれを型に下書きをし、同じ大きさの持ち手部分をもう一つダンボールから切り抜いてください。

ここまでに切り取ったパーツを並べるとこうなります。

 

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パーツが全て揃いましたので、これを組み合わせていきます。

 

 

 

刃部分を挟むように作る

まず2つの持ち手部分でダンボールに刃の20cmほど伸ばした部分を挟みます。まさに本物のナイフのように、持ち手部分の中から刃が繋がっている感じに作るのです。

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そして持ち手部分をぐるぐると親の仇のように黒いテープで巻いていきます。刃の部分は巻きません。持ち手の部分全てを巻き巻きし2つの取っ手と刃の部分をがったしさせます。するとこんな感じになります。

 

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やはりテープは黒のほうがいいですね。黒のほうがかっこいいです。赤とかでもいいですが、まずは黒で作った方がいい感じです。

テープはビニールテープでもいいのですが、私は製本テープという、資料をまとめるために使うテープを使用しました。触り心地がサラサラしていて気持ちいいってだけですけどね。

 

 

刃の色を塗る

ここまできたら完成まであと少しです。最後に刃の色を塗ります。やはり刃は金属ですから、銀色が一番それっぽく見えるでしょう。ということで銀色のポスカの出番です。

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なるべくムラなく塗っていきましょう。ムラのない方が本当の刃っぽくなります。

注意:実はこの時、1本のポスカで塗っていたのですが、片面だけ塗ったらポスカのインクがなくなってしまいました。そしてもう1本買いに行くことになりました。幼稚園の先生でも1日に銀色のポスカを買うことはないのではないでしょうか。しかも同じ文房具屋さんに買いに行くと店員さんと気まずい感じになるので予め2本買っておいたほうがいいです。

銀色のポスカで塗りまくれば、ついに完成となります!

 

 

 

完成!

これにて全行程終了!ダンボールで作ったベンズナイフ、いや、

ジロズナイフ

の完成です!

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いかがでしょうか?ダンボールで作った割にはまずまずのクオリティのような気がします。形に関してはクロロが使ったベンズナイフそのものです。感じ方は様々でしょうが、いや、結構かっこいいんじゃないですか?私の中二病は反応しまくりですよ!

 

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手に持ってみるとこんな感じです。ちょっと大きかったかな?でも作中のベンズナイフも40〜50cmくらいありそうだったので、これくらいでもいいのかなと思います。

若干刃の根元部分がぐらつくので、そういう時は・・・そうですね・・・セロテープなどで補強しましょう!

 

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逆手持ちするとこんな感じ!なかなかイカすじゃないですか!命を刈り取る形ですねぇ。逆手持ちの方がかっこいいかも!

中二病かつ中二の時の美術の時間レベルの作品ではありますが、結構満足と言いますか、想像に限りなく近い出来になりました!

制作時間1時間30分(サイドポスカを買いに行った時間を含む)。いやはや、ジロズナイフの第1作としては素晴らしいものができました。

 

 

 

思い出しますね、幼かった時のことを。ダンボールを使って作品を作るとか、小学生のことにやってました。ただ、あの時に「ハンターハンターのクロロのベンズナイフ作りましたぁ〜えへへ」なんて言ってこれを先生に提出したら、すぐに親が学校に呼び出されるか、緊急の親子面談が開かれちゃいそうですね。ゆがんでます。心がゆがんでます。まるでベンズナイフの刃のように。

ちびっこたちは学校の課題でベンズナイフを作って提出するのはやめておきましょうね。家で作って満足しておきましょう。

ただ注意点として、作る時に怪我をしないようにすること、危ない時は親に作ってもらうこと、作った作品も結構尖っている部分もあるので人に向かって振り回したりしないこと、これらを守りましょう。

 

今年のゴールデンウィークは初日からだいぶ飛ばしております。ブログを書くだけでなく、それ以外の創作についても頑張っております。朝はトランプゲームを考えて実践し、昼はダンボールでベンズナイフを作りと、右脳が活性化しているのがわかります。ブログ以外にもこういう創作的な趣味が持てると楽しいですね。

 

ハンターハンターのグッズってそんなに実現されていないものが多いから、こうやって自分で作って遊ぶのも悪くないなぁと思います。

ん?私?大卒の社会人ですけど何か?

 

 

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【ハンターハンター】操作系念能力者が営業職だったら契約取り放題じゃない?

 

私は現在サラリーマンであり、営業職として働いております。毎日上の方の人から言われるのが「契約を取って来い」ということです。これまでに何度も言われてきました。この回数だけ「好き」と言われていたとしたらこの世で一番モテる男だろうと思うくらい言われてきましたね。

言うのは簡単なんですよ、言うのは。でも契約を取る側としてはそう簡単にはいかないのです。あーでもないこーでもないと試行錯誤したとしても結果に繋がらなければ気分もダウンしてしまいます。嫌になっちゃいますね。

 

そんな営業生活の中ふと思うことは、

ハンターハンターの操作系念能力者が営業職なら契約取り放題じゃない?

ということです。

どういうことか、書いていこうと思います。

 

 

 

操作系念能力者とは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻190P/冨樫義博)
ハンターハンターに登場する念能力の系統の一つ「操作系」能力を使う念能力者のことです。念の源になるオーラを使って人や物、動物などを自在に操ることができます。

今回取り上げるのは、操作系の中でも「他人を操作する能力者」です。作中でいうとイルミ=ゾルディック、シャルナーク、ヴェーゼなどが代表的です。彼らはある条件の中でなら他人を自在にコントロールし、思いのままに操ることができます。彼らのような操作系念能力者が営業職に就けば契約も取り放題だと思うのです。

 

 

操作して契約書にサインさせる

先述の通り操作系念能力者は他人をある条件下で自在に操作することができます。例えばイルミは「相手に自分のオーラを込めた針を刺す」ことで操作可能です。シャルナークは「オリジナルのアンテナを相手に刺し、ケータイで操作する(自動操縦も可能)」ことで操れます。イルミとシャルナークが針やアンテナを刺した相手を意識ごと完全にコントロールしてしまうのに対して、ヴェーゼは「キスした相手に180分間自分の言うことを聞かせる」という能力で、制限時間があることと、完全に相手の意識は奪えないという違いがあります。まぁどのみち契約は取れるのですが、ヴェーゼの方がイルミやシャルナークより契約は取れそうです(後述します)。

もちろん操作系能力を使ってやることは一つ。

商談相手を操作して契約書にサインさせる

これだけです。名刺を交換して、お互い席に着いたところで能力を発動。相手を操作し、そのまま契約書にサインさせればハイOK!あとは商談相手を上手く操作して先方社内の自席に戻し、そそくさと帰れば、即契約獲得です。

なかなか首を縦に振らない相手でも能力で操作してしまえば関係ありません。もし新卒の営業マンが操作系念能力者だったら初めての商談に行って即契約を取ってくるスーパールーキー扱いを受けるでしょうね。会社としては喉から手が出るほど欲しい人材でしょう。

 

 

商談相手が決裁者じゃない時は

残念なことに商談において、いきなり決裁権を持つ偉い方とお話をするということはそう多くないです。まずは窓口となる、言い方は悪いですが下っ端の方を通して決裁者に接触する流れが基本的です。そのため、窓口の方を操作してサインを書かせたとしても先方としては正式に契約したことにはならず、無意味にサインだけもらってきた色紙同然の契約書になってしまうのです。有名人ならまだしも、相手は一般の方ですからねぇ、売りさばくこともできないでしょう。

となると決裁者を操作しなければ真に契約を勝ち取れたとは言えないわけです。ならばどうするか・・・そう!窓口の方を操作して、決裁者の元へ案内してもらおう!となるわけです。操作系能力で商談相手であった窓口の方を先ほどの手順で操り、決裁者の元へ向かわせ、一緒について行き、決裁者も操作してしまうと。これで契約を取れます。

 

決裁者「な、なんだね君!誰だ!こんなところまできて!」

 

営業「いえいえ、ちょっとサインしてもらえればいいんですよ、ここに。」

 

決裁者「何を言ってるんだ!ふざけるのもいい加減にし・・・」

 

ヒュッ!!!

 

営業「・・・操作・・・完了!」

 

と手際よく決めるわけです。あとは引き続き窓口の方と決裁者の操作を続け、さも仲良く話しながら先方の方々に見送られるように会社を後にすれば商談成立です。決裁権を持つ偉い方が仲良くしている人であれば怪しまれることもないでしょう。もう営業術だの商談トークだの、そんなものは必要なくなりますね。羨ましいなぁ・・・

 

 

 

しかし問題が

決裁者まで操ったのはいいですが、例えばイルミの能力の場合、針を刺された相手はその瞬間から廃人になってしまうので、その後もずっと操作し続けなければ突如偉い人が鯨飲不明の再起不能に陥り、先方が倒産に追い込まれてしまう可能性も高いです。これでは契約しても意味がありません。ただ、操作し続けるにもオーラが必要ですので、あまりにも大量の取引先の人間をずーっと操作し続けるのには限界があります。シャルナークの場合も同じような感じがします。しかもシャルナークはアンテナが2本しかないので、2人までしか操作できません。

そこで役に立つのがヴェーゼの能力「180分の恋奴隷(インスタントラヴァー)」です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻95P/冨樫義博)
先述の通り、この能力は相手を操作するのは一時的であり、操作された相手が廃人になることもなく操作中もその後も意識はしっかりあります。そのため商談の時だけ相手を操作し、あくまで合意を取った上で契約させることが可能というわけです。強制的に契約させることには変わりないですが、相手はハイと素直に言っているので、その証拠にボイスレコーダーなどを持っておけば言い逃れできないでしょう。180分で効果が切れれば、操作された人間も通常通りに生活できるので、その後も操作し続ける必要はありません。必要に応じて操作すればいいです(相手が操られている間の記憶を失うという効力もあれば最高なんですけどね)。

さらにインスタントラヴァーの方がイルミやシャルナークの能力より契約を取りやすい理由はもう一つあります。

 

 

色仕掛け

ヴェーゼのインスタントラヴァーの発動条件は「操作する相手とキスをする」というものです。なので例えばインスタントラヴァーの能力を女性の営業が持っていて、男性の決裁者に発動すれば、これはもう決裁者もいろんな意味で大喜びですね。多分ですね、効力が切れても言うこと聞くようになっちゃうんじゃないかと思いますよ。すぐに契約してくれるでしょうし、次回商談に行った際も

 

決裁者「ほら、あれだ、君・・・わかってるだろ?あれを!あれをしてくれれば何度でも契約するヨォ〜!」

 

という完全な恋奴隷となってくれるでしょう。手玉ですね。いつでも新商品を持っていけば契約が取れる状態になります。なんとか営業って言ったなぁこういうの。なんだっけなぁ。思い出せない。後で枕に頭を乗せながら考えてみよう。

ただ難点としては、どんな相手であっても操作するためにはキスをしなければならないということです。たとえ生理的に受け付けない相手であったとしても。まぁその辺割り切れればいいんですけどね、あまり安売りはしたくないですよね。

色仕掛けとしても効果絶大なインスタントラヴァーは営業にもってこいの念能力ですね。私もインスタントラヴァーが使えたら・・・いやいや、決裁者と呼ばれる人の多くがおじさまじゃないか!仕事のためにそこまでは・・・できねぇぜ!!!

 

 

 

 

という妄想をしながら「早く契約取って来い」と怒られる日々なのです。本当に操作系の能力が欲しくなりますよ、営業やっていると。

 

ヴェーゼのインスタントラヴァーは営業として非常に優れた能力だと思いますが、実際のところ営業って、特に新規営業は「商談にこぎつけるまで」が一番大変なんですよね。1日に100回以上のテレアポを数日やってやっと1件商談のアポイントが取れるとか、そんなレベルです(商材にもよりますけどね)。まず商談にこぎつけるためのテレアポを上手く成功させる能力こそが最強の営業向け念能力だと私は思います。

 

具体的には、

「自分の声を聞かせた相手を10分間操作する」

とか

「ある単語を言い、その単語を聞いた相手を10分間操作する」

とか

そんな感じの念能力があれば、テレアポの成功率は100%ですからね、もうこの世に存在していない超人、いや怪物が誕生しますよ。

本当にネテロの感謝の正拳突き一万回じゃないですが

苦しみのテレアポ一万回

みたいなことをやっていますので、声や言葉を聞かせただけで電w名護市の相手を操作できる能力があれば無敵ですね。

私自身がほしいというより、今年入社してきた新卒たちにマスターしてもらいたい能力です。

「新卒に『テレアポが100%成功する念能力』を教えてきま〜す」

とか言って仕事さぼれないかな・・・笑

 

 

 

【ハンターハンター】クロロのようなモテる男になる方法を真剣に考えてみた!

 

当ブログの読者層は大体20〜30歳代くらいの男性の方が多く、現在の私自身と同じくらいの世代、性別の方々によって支えられております。いつもありがとうございます。

私含む同世代の男性が間違いなく抱いているであろう感情、それは

女性にモテてぇ〜

ですね。全ての方に当てはまるわけではないものの、やはりこの感情を抱いている方は多いはず。でもこれは仕方のないことです。男の子だもん。

 

私の好きな漫画「ハンターハンター」随一のモテ男といえば、

幻影旅団団長・クロロ

でしょう!作中でも多くのキャラクターがクロロに対して好意を抱いているような描写があります。

関連記事:ハンターハンターのクロロさんモテモテすぎ!クロロのことが好きなキャラをまとめてみた! - 私の名前はジロギン。

ハンターハンターは私にとって尊敬すべき大好きな作品であると同時に、人生の教科書でもあります。ならばモテる秘訣もハンターハンターから学ぶのが最適だと思ったのです。

そこで今回は

クロロのようなモテる男になる方法

について、真剣に考えてみたいと思います。

 

 

 

クロロとは?

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻49P/冨樫義博)
本名:クロロ=ルシルフル。幻影旅団の団長を務める青年です。曲者ぞろいの旅団メンバーたちもクロロのことを信頼し、クロロの指示に従っています。同性の団員からも異性の団員からも尊敬され、そして好かれる魅力をクロロは持っているのです。

また、その戦闘力は作中屈指と思われ、他人の念能力を盗み、自在に使うことができる「盗賊の極意(スキルハンター)」も脅威なのですが、基本的な体術も、ゾルディック家党首であるシルバも一目置くほどでした。そのことからクロロはヒソカや団長の手刀を見逃さなかった人からも戦闘力の高さを買われ、1対1での勝負を挑まれるなど、血に飢えた戦闘狂たちからもモテモテなのです。

 

 

不快感のない中二病

クロロはおでこに逆十字の刺青が入っていたり(シールタトゥーかもしれませんが)、普段着用しているコートの背中にも同じ逆十字の模様が入っていたり、いびつな形をしたベンズナイフを持ち歩くなどかなりの中二病です。

関連記事:【ハンターハンター】クロロのベンズナイフが強すぎる理由をまとめた! - 私の名前はジロギン。

おそらくこれらのことをクロロ以外の人間がやれば間違いなく周りの人間に不快感を与えドン引きされることでしょう。特にあまり親しい間柄にない相手との待ち合わせなどの時にクロロのファッションで出向いてしまったら、アウトです。初めての女の子とのデートにクロロファッションで行ったら即刻帰られてしまう可能性すらあります。

クロロもきちんとそれを理解しているのか、基本的にあのコートなどを着ているのは旅団メンバーの前くらいでのみでした。それ以外の時は(変装も兼ねてですが)スーツ姿で行動してましたね。中二病ではありますが場をわきまえることで周りの人間に不快感を与えない。クロロはこういう気遣いができるからこそ中二病でも問題なく好かれるのだと思います。難しいですが「中二病なんだけれども、きちんと自分が中二病であることを理解しているので、大丈夫」みたいな感じですかね。

常時中二病ではダメだということですね。なるほど、これは実践していかねば・・・

 

 

頼れる

女性は頼れる男を好きになると思います。「頼れる」と一概に言っても様々ですが、例えば、「危険から身を守ってくれそう」というのも「頼れる」に入りますし(後述します)、「問題に直面しても頭を使って解決してくれそう」というのも「頼れる」に入ります。

ここでは後者、「クロロは頭が切れるので頼りになる」という部分に注目してみます。作中でクロロはネオンの占い能力を盗み、団員たちの運命を占うことでクラピカと戦うか否かを決めてましたよね。結果からするとクロロはヒソカが改ざんした嘘の占いを信じクラピカと戦うことを決意したものの、パクノダが死亡し、自身はメンバーとの接触不可と念能力の使用不可の状態にされてしまい、誤った判断をしてしまったように思われます。しかしクロロはヒソカの占いからクラピカのジャッジメントチェーンの存在に気がつきましたので非常に高い考察力を持っていると言えます。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻39P/冨樫義博)
その他にもこれまでに旅団はクロロの考えの下行動をしてきたものとみられますので、クロロは都度頭を働かせ様々な作戦を考えてきたはずです。多くの事件を起こしてきた旅団が未だに活動できていることからするとクロロの作戦は高確率で成功しているということでしょう。

頭の良さからくる頼り甲斐を魅力に感じる女性も多いはず。クロロの頭の良さを見てきたからこそマチもパクノダもシズクもクロロを尊敬し、好意に近い感情を寄せているのだと私は思います。

そういえばクロロは読書好きでしたね。発想はいくつもの知識の組み合わせによって生まれるもの・・・ならば私もまずは読書をし、多くの分野の知識を身につけることから始めればいいのか!!

 

ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

せっかくだからまずは頭の良くなりそうな本を読んでみるのがいいかもしれないなぁ・・・ん?「この考え方がすでに頭悪そう」だって?・・・・・・

 

 

 

強い男

先述しましたが、頼れる男の要素として単純に「強い」というのがありますね。男でも強さには惹かれますからね。強くあることは何も損ではないと思います。クロロは念能力もさることながら、その体術も非常にレベルが高く、シルバやヒソカからも好評価をされてました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻96P/冨樫義博)
クロロの手刀は団長の手刀を見逃さなかった人でなければ見えない速度ですからね。普通に念なしでもクロロは異常に強のです。

関連記事:【ハンターハンター】キルアの手刀とクロロの手刀はどちらが威力が上なのか? - 私の名前はジロギン。

もちろん「オーラで本を具現化し、他人の能力を盗んで自在に引き出す」なんてことは現実にはできません。やはりここは肉体的に強くなる方法を考えるべきです。となるとやるべきことは一つ、そう、トレーニングです!体を鍛えて見た目だけでもいいので「強そう」と思わせましょう。ただあまり鍛えすぎも注意です。クロロはめちゃくちゃマッチョっていうわけではなく、比較的細マッチョ体型ですので、「見た目は華奢そうだけど実はかなり筋肉質」くらいの体つきを目指すのがいいでしょう。なのでプロテインを飲みまくるというより、ノーマルにトレーニングするのがいいと思います。

私は身長173cm、体重57kgというかなりの貧弱体型。これでも学生時代はテニスやスカッシュなどラケット競技をやってきたスポーツマンなのですが「君は将棋部とかにいそうだよね」と言われてしまう始末・・・確かに将棋も好きだし将棋部にいたこともあったし、将棋部だって素晴らしい部活だけど、やはり肉体の強化に努めたいところです。

 

 これが良さそうかなぁ。腕と腹筋を鍛える装置。マットもついてるから腹筋ローラー使っても床に傷もつきにくいし。毎日の筋トレでクロロのように細マッチョだけど強そうとも割れる肉体を手に入れ、女性からの印象も変えてやるんだぜ!

 

 

友達思い

「自分たちと関係ない人間は何も感じずに殺せる」という考え方が旅団メンバー全員の中にはあるようで、クロロもそれに近い考え方をしています。非常に残酷に見えますが、クロロは旅団メンバーに対しては非常に優しいです。過度に馴れあったりはしていないですが、各団員の能力を信頼し、積極的にコミュニケーションをとりながら、どの団員にも分け隔てなく接しています。また、ウボォーギンが死んだ際には報復としてマフィアを攻撃したり、「団員同士のマジギレ禁止。揉めたらコイントスで決める」という団員を守るためのルールや決まりごとを設けてもいます。このことからもクロロはとても仲間思い、友達思いな性格をしていると思います。「生かすべきは団長の自分ではなく旅団全体」としていることからも決して団員たちをただの手駒と見ていないことがわかりますね。

友達思いなことがモテる上で役に立つことは大いにあると思います。例えば、自分の友達に普段から優しく接していれば、その友達の友達などに

「そういえば俺の友達で彼女いないやつがいるんだけど、普通に優しくていいやつなんだよ。もし彼氏とかいない人いたら紹介するよ。」

という話をしてくれる可能性が高くなるはずです。友達も、自分が紹介するならば印象のいい人を紹介したいと思うはず。自分のメンツもありますし。そういう意味で友達に優しくしていることで出会いの場が増え、モテるきっかけにもつながる・・・ということです!

まぁそんな打算的なことを考えなくても、男性だろうが女性だろうが友達に優しくしている人は友達からの印象もいいですし、その周りからの印象も自然と良くなりますので、モテますよね。さて、私はまず友達を作るところから始めないとな。

 

僕は友達が少ない 1<僕は友達が少ない> (コミックアライブ)

僕は友達が少ない 1<僕は友達が少ない> (コミックアライブ)

 

 

 

 

 高いコミュ力

コミュニケーション。それは恋愛において切っても切り離せない大切な要素です。コミュニケーションが円滑に行えなければ相手に与える印象は悪くなってしまいます。

クロロはネオンから能力を盗む際に接近していましたが、それまでの中二病全開だったクロロとは打って変わり、非常に好青年感あふれ、少し冗談を交えながら明るく気さくに会話ができる振る舞いをしていました。ネオンも楽しげに会話していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻50P/冨樫義博)
私がこれまでに出会ってきた男性も、モテる人は明るくて気さくでちょっと面白い話ができて気遣いができて・・・っていう、いわゆるコミュ力の高い人ばかりでした。女性からしてもせっかく話すのであれば楽しいか男性の方がいいと感じますよね。クロロもまさにそのコミュ力の高さを発揮しているのです。

もし私がクロロと同じ立場で、ネオンから念能力を盗まなければならなかったら

「うわぁ・・・すごく派手そうな女の子だよ・・・絶対俺のことなんか相手にしてくれないよなぁ。話しかけるの嫌だわぁ・・・もういいや、帰って布団の中でYouTube見よう。」

ってなりますね。諦めて帰ってます。人間関係が極端に苦手な私にはコミュ力というものがほぼ存在していません。コミュ力はいつでも「絶」状態です。しかしモテたければコミュ力を高めることは必須・・・自分の素の性格を変えるのはもう無理なので、せめて「コミュ力が高そうな振る舞いを見せる」くらいのことはできるようになっておくべきかなと思います。これも勉強ですね。相手に印象良く見られるコミュ力を上っ面だけでもいいので身につけなければ!

 

超一流の雑談力

超一流の雑談力

 

 前々から読もうと思っていた本ですが、これを機に読んでみますかね・・・雑談は会話を膨らませて、相手のいろんな面を引き出せ売るといいますが、私には苦手なことですし、仕事にも活かせそうですからね。読んでみて損はないかと思いますね。

 

 

 

イケメン

ここまでお読みいただいた方はお気づきでしょう。私はクロロのある部分に目を向けずに文章を書いてきました・・・そう、それは

顔面ですよ!顔面!

クロロは作中屈指のイケメンなのです!冨樫先生はクロロのモデルはL'Arc〜en〜Cielのhydeさんと語っていました。hydeさんは超イケメンです。そんなクロロは

中二病だけどイケメンだし、

イケメンな上に頭もいいし、

イケメンな上に強いし、

イケメンな上に友達思いだし、

イケメンな上にコミュ力も高いし

という風に、これまで語ってきたすべての要素にイケメンという補正が入るので、さらに3倍くらいよく見えてしまうのです。こいつはもう・・・どうしようもねぇ!

しかもクロロは旅団メンバーの前では髪をオールバックにし、ダンディな大人の雰囲気漂うかっこよさを見せていますが、

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻195P/冨樫義博)
その他の場では髪を下ろし、ちょっと若めで童顔な可愛い感じのかっこよさを見せています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻50P/冨樫義博)
このギャップね!2種類のかっこよさを使いこなして「男らしいイケメン」が好きな女性層と「可愛らしいイケメン」が好きな女性層、両方を取り込むことができています!

くそぅ・・・やはりモテるにはルックスが必要なのか・・・となると、「整形」か・・・いやしかし、親からもらったこの顔にメスを入れることなんてしたくない!私たちは配られたカードで戦うしかないんだ!

でもせめてこういうの使ってさぁ、悪足搔きぐらいはしても許されるよねぇ?

 

 

 

 

 

私が書く記事としてはかなり商品紹介の多い記事になってしまいました。しかしモテる男・クロロになるためには、ある程度お金をかけて自分に投資しなければ、現状を何も打開できないと思うのです。今私にあるクロロとの共通点と言えば「中二病」くらいなものです。クロロの数少ないマイナス要素のみが私にはあるという悲しい状態です。何もしないでモテるほど世の中甘くないはず。やはり相応の費用をかけて、相応の努力をしなければ思い通りにはいかないと思います。

 

ハンターハンターを読んできた私としてはクロロこそが最強のモテ男の姿であり、いかにクロロに近づけるかがモテるためのポイントになってくると考えています。まぁ今の所クロロと私との距離は東京〜アンコールワット間の距離くらい離れてると思いますが。

あまりのろのろとしていられないのも事実です。時間が過ぎ去っていき、いずれは私も完全におじさんと呼ばれる域に入ってしまうことでしょう。今もちょっと階段登っただけで息切れするってのに。歳をとるほどクロロを目標とするわけにはいかなくなってきます。今度はそうですね・・・ジンとかシルバとかを目標にしなければならないですかね。クロロが目標としてセーフなのは30代の前半くらいまでかな・・・と正直感じるところがありますので、うかうかとしてられないですね。

 

私に近しい年齢層、性別の読者の方で、ハンターハンターファンの方ならば、多くの方がクロロをモテ男の目標に据えているのではないかと思います。まだまだ試行錯誤の余地はあると思いますので、諦めず、頑張りましょう!「今十分モテているぜ!」「彼女もいるぜ!」って方は、そのお相手にとってあなた自身がクロロになれるように振る舞えばいいのではないかなと思います。

 

 

 

【ハンターハンター】グリードアイランドはレイザーのような死刑囚を閉じ込めておく牢獄でもある?

 

ハンターハンターの世界で最も危険なゲームとされる「グリードアイランド」。クリアするとゲーム内でのみ使えるカードを3枚まで現実世界に持ち帰ることができ、さらにゲームを大量に購入し、念能力者を雇ってゲームクリアを狙っていたバッテラ氏は、クリアした者に報酬として500億ジェニーを払うとしていました。グリードアイランドをクリアできれば夢のような利益が得られるわけですね。

 

しかしグリードアイランドの実体は、製作者であるジンが息子のゴンをゲームを通してハンターとして成長させるためのものでした。おそらくクリア報酬は多くの念能力者にゲームに参加させてクリアの難易度を上げ、さらにゴンに力をつけさせるための餌に過ぎなかったのです。

ただ私としては、グリードアイランドはゴンの成長を促すこと以外にも

レイザーなどの凶悪な死刑囚を閉じ込めておく牢獄

としても機能していたのではないかなと思うのです。

今回はそんな私の考えを書いていこうと思います。

 

 

 

レイザーとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 16巻154P/冨樫義博)

グリードアイランドのゲームマスターの一人で、制作にも携わったとされる念能力者です。ゲーム内で使われる「放出系能力に関するシステム」をレイザーが担当しています。モヒカンに屈強な体つき、体操着姿が印象的な男性です。

性格は温厚そうでいかにもスポーツマンというような爽やかな感じがしますが、実は過去に多くの人間を殺めてきた死刑囚です。レイザーはジンに逮捕されましたが、後にジンにゲームマスターとして雇用され、グリードアイランドではゲームのイベントの一つとして君臨していました。

「14人の悪魔」と呼ばれる念獣14体を同時に操りかつ放出系のシステムを担当、そしてレイザーが放つ念弾は簡単に人間の顔面を粉々にしたり、クルーザーを木っ端微塵にするなど、ありえないほどのオーラの容量と念の威力を誇っていました。ゴンたちとは「ドッジボール」というルールのあるスポーツでの戦いとなりましたが、レイザーの放つボールが直撃すれば死の危険すらある、ほぼほぼ戦闘に近いドッジボールとなりました。

 

 

グリードアイランドは隔離された島

グリードアイランドの序盤では、ゲームの中にある架空世界のような空間にプレイヤーが入り込み、ゲームが進行していくものと思われていました。ゴンやキルアもそう思っていましたが、レイザー戦にて(読者視点でいうと幻影旅団メンバーが船で島に不法侵入を試みた時点で)グリードアイランドが現実世界のどこかにある孤島であることが判明しました。潮の関係で偶然に海を漂流していてもたどり着けない特殊な島のようです。ゲームのキャラクターだと思われていた人物たちも実在する人間でした。レイザー同様ジンに雇われた死刑囚が多くいた模様です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 16巻152P/冨樫義博)

グリードアイランドはゲームの世界でないにしても、隔離された島である以上は死刑囚を閉じ込めておくにはうってつけの場所です。アルカトラズ的な感じですね。プレイヤーは皆念能力者で、ゲンスルーみたいに戦闘に特化した能力者もいますから、死刑囚たちも迂闊な真似はできません。殺されてしまう可能性も高いです。そして死刑囚たちからプレイヤーにグリードアイランドが現実世界であることを伝えるのはタブーだそうで極刑確実。死刑囚ボポボはレイザーに殺されていました。

死刑囚たちは雇用上の契約内容を破らなければ島内で牢屋に入ることなく行動できていましたが、島を出ることは厳禁で、その場で死刑です。危険人物が世に放たれたことで雇用主(今回の場合はジン)の責任問題になるためです。そう言った意味でもグリードアイランドは誰も入れない、誰も外にでられない牢獄そのものでもあると思います。

 

 

役割を与えることで束縛する

レイザーはゲームマスターの一人としてグリードアイランド運営に欠かせない人物です。レイザーがいないとゲームが回らなくなってしまします。非常に大変な役割ではあるのですが、レイザーはかなり前向きに担当している様子でした。

理由は、レイザーの過去にあります。レイザーは幼い頃から人としてのまともな扱いを受けたことがなく、暴行されたりなど、非常に悲惨な経験をしてきました。殺人を犯したのもそんな過去が理由かもしれません。そんな中でジンはレイザー自身を心の底から頼りにし、ゲームマスターの役割を与えました。レイザーも最初はジンに対して

「死刑囚を前に『俺が考えた最強のゲーム』の話をして、しかも重要な役割を与えるなんて、こいつ馬鹿なんじゃねぇの?」

と思ったようですが、ジンがレイザーに寄せた信頼を嬉しく感じ、ゴンが来るまでの間、ずっとゲームマスターを勤め上げてきたようです。

感動的な話だとは思いますが、このジンのレイザーへの接し方はレイザーをグリードアイランドに束縛するのにうってつけの方法だとも思います。「君にしかできないからこそやってもらいたい」と信頼されていることがわかるとやる気になる人は多いです。こう言う口説き文句で会社を退職させない企業もあるとか・・・さらにレイザーはジンと出会うまで、ひどい扱いを受けることが多かったわけですから、ジンの言葉はレイザーにとって最上級の喜びとなったことでしょう。そのため長い間ゲームマスターも務められていると思われます。

レイザーのように、死刑囚に役割を与える、必要とされていると実感させることでグリードアイランド内にとどめておき、牢獄として機能させている面もあるなと私は思います。ちょっとゆがんだ考え方かもしれませんが。でもただ牢屋に閉じ込めておくより、こうして世のため(実はゴンのため)に活動させておく方がポジティブな牢獄運営ができそうですよね(まぁグリードアイランド内で大量の死者が発生してますが)。

 

 

 

レイザーを野放しにするのはやばそう

先述の通りレイザーはただの死刑囚とは思えないほど高いレベルで念能力が使えます。レイザーを見たフィンクスが「こいつ強ぇな」と一瞬で判断するほどです。旅団の戦闘員が警戒するほどの力を持つレイザーを野放しにするのは危険だと思います。ジンと出会ってかなり更生したようではありますが、レイザーはもともと死刑宣告されるほどの殺人犯。同じく死刑囚で強盗殺人など発覚しているだけで11件の犯罪を犯したボポボでしたが、レイザーは容赦なく殺しました。特に人を殺すことに躊躇などはないようです。ゴンに対しても「殺す気で戦う」と宣言してましたし、ドッジボールも手を抜いている感じはありませんでした(放出系システムを運用し、さらに念獣を作りながら念弾を撃っていたので、もっと威力が上がる可能性もありますが)。

仮にレイザーを普通の牢屋に閉じ込めておいたとしても。もし脱獄などを図った時に止められるキャラは超少ないです。プロハンターでもおそらくジンや十二支んクラスでないとレイザーを抑えることはできないでしょう。そのことから考えてもレイザーは強引に閉じ込めておくより、「そこにいなければいけない理由」を設けて閉じ込めなければ手に負えない危険性をはらんでいるとも思います。ジンがレイザーに役割を与えたのはレイザーに納得の上で受刑してもらい、乱暴に脱獄を図ることなどを防止するためだったとも考えられます。本当にレイザーめっちゃ強いですからね。あのヒソカが戦いを挑まずにドッジボールだけで満足しておとなしく帰るほどですから。

 

 

ジンはレイザーの人間性を見抜いていた

レイザーとジンのような関係はどんな人間同士の間にも成立するものではありません。ボポボは契約を違反し、島から脱走を試みようとしてましたし。ゲームを成立させるためにはたくさんの人手が必要なのでどうしてもボポボのような信用ならない人物まで雇わなければなりませんでしたが、結局ジンはゲームの根幹部分には信頼の置ける人物しか携わらせていないんですよね。死刑囚の一人だったレイザーがゲームマスターとして選ばれたのは、もちろん念能力のレベルもあるでしょうが、ジンはレイザーの人間性を信頼したためだと思います。確かに人を殺してきた犯罪者であるレイザーですが、ジンはレイザーの中にゲームを、そして息子を託せる何かを見出したのでしょう。「レイザーなら大丈夫だ」と。

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(引用:HUNTER×HUNTER 17巻89P/冨樫義博)

単純に「レイザーはやばいやつだからグリードアイランドで役割を与えて脱走しようなんて考えが芽生えないようにしよう」としてジンはレイザーを雇ったわけではなく、きちんと信頼できる仲間としてレイザーを選んだ、この要素は間違いなく有ると思います。ジンはレイザーの本当の人間性を見抜いていたんでしょうね。

死刑囚はどのみち死んでしまう人物ですが、その中にも信頼できる人物はいて、みすみす殺すのは惜しいと考えたジンの優しさもあるでしょうね。死刑囚であれば多少非人道的な扱いをしてもハンターハンターの世界では法的に問題なさそうですので、ゲームキャラとして使役していますが、かつ囚人たちの更生もできて、その中で信頼できる人物まで見出せるとしたら、ジンのグリードアイランドプロジェクトは高く評価されるべきでしょうね。ハンターハンターの世界でも死刑に対する反対意見があってもおかしくはなさそうですし。

 

 

 

レイザーと息子を戦わせるという鬼畜の所業

ジンがレイザーに信頼を置いていたのは確かです。レイザーなら息子がやってきた時に、息子を成長させるための壁としてうってつけだと。でもですね、レイザー強すぎるんですよ。ドッジボールを通しての戦いでしたので、直接の殺し合いではなかったものの、ビスケに修行をしてもらってなかったらゴンはあの世行きでした。これはかなりの鬼畜の所業です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 16巻182P/冨樫義博)

まぁレイザーに会える段階までグリードアイランドを進めたということは、ゴンもそれなりに強くなっていると踏んでのジンの判断だったとは思うのですが、それにしても酷です。ビスケが同じタイミングでプレイしていたからなんとかなったものの、ゴンとキルアだけではまずレイザーにたどり着けたところで念の習得レベルがイマイチすぎて死んでいたでしょうね。

レイザーの力のすべては描かれませんでしたが、旅団メンバーすらその強さを認め、ヒソカも喧嘩すら売らなかったことを考えても、作中屈指の力を持っていると思われます。レイザーのもとにたどり着けるプレイヤーはほぼいなかったみたいですので、ずーっと念を鍛えたりして結果、異常に高いレベルになってしまったんでしょうね。

ジンも自分の息子が強くなると信じていたとはいえ、

 

レイザー「息子が来たら殺す気で戦うけどいいの?」

 

ジン「オッケー!」

 

みたいな会話して、簡単に許可してましたからね。世界で五指に会いる念能力者であるジンですから、そんな自分の息子であるゴンも強くなるポテンシャルは持っていると考えてもおかしくはないですが・・・期待値高すぎませんかねぇ・・・親バカってやつでしょうか?

それでもゴンはなんとかレイザーに勝利しましたので、ジンとしては期待通り計算通りといったところですか。

 

 

 

 

刑務所の役割はただ単に犯罪者を閉じ込めておくことだけでなく更生さることまでが役割です。受刑者に厳しい刑罰を与えることで「こんな辛い罰は二度と受けたくないから犯罪なんてしない」とも思わせることも更生にはなると思いますが、根本的な解決になっているかというと微妙ですよね。恐怖で表面上は更生したように見えても根っこの部分は変わっていないと思います。むしろ辛い罰を受けたことでより一層反抗心が芽生えてしまうケースも考えられます。恨みを生んでしまうわけですね。

 

やはり一番の方法は、受刑者が罪を犯してしまうような考えが介入できないようにしてしまうことだと思います。「自分にとってこれが生き甲斐だ」とか、「これをやるために自分は生きているんだ」と思わせることができれば、罪を犯す可能性を限りなく減らすことができると思います。「魔がさす」なんて言葉もありますが、自分の心に魔が入り込めないくらいの生き甲斐を与えてしまうのです。多分ですね、自分の好きなことや本当にやりたいことに対してはズルをしたくないと考える人が多いはずです。レイザーは「自分を信頼してくれたジンのためにグリードアイランドを成立させる」という生き甲斐と言いますか、生きる目的が持てたので真面目に島で役割を果たせているのだと思います。レイザーがこれ以上罪を犯すことはないでしょう(ボポボは殺してましたけど、ボポボは死刑囚なんで、刑を執行しただけです)。

 

一部更生せずにいる死刑囚も見受けられますが、グリードアイランド内の多くの人物がゲームキャラクターとして勤めを果たしているので、グリードアイランドが牢獄としての施策も含んでいるとしたらうまくいっていると思います。でもまぁ・・・レイザーはゲームキャラという設定ですが好き勝手ベラベラ話してましたけど、ゲームに登場するモブキャラのように同じセリフしか話すことを許されていない人物もいるんですよね・・・それはそれでめちゃくちゃ辛い刑罰かもしれません。それが嫌で逃げ出す死刑囚もいそうですが、そんな脱獄囚はレイザーが念弾で粉々に消しとばしてくれますから、危険な死刑囚が島の外に出ることはないです。

・・・あれ?レイザー更生できてるって言えるのか・・・?むしろ爽やかな印象からルールを犯した死刑囚たちを躊躇なく殺害する姿は以前よりサイコパス感が増しているような・・・スポーツマンシップがサイコパスを助長していてむしろめちゃくちゃ怖くないか・・・?う〜ん、グリードアイランドの闇は深い・・・

 

 レイザーとの手に汗握る真っ向勝負!ハンターハンター16巻!

 

 

【ハンターハンター】クラピカがマフィアとしても超優秀な件

ハンターハンターに登場するクラピカは、作中でノストラード組のボディガードとして働き始めて以降その実力を買われてどんどん昇進していき、現在は若頭の地位にまで上り詰めていることが判明しました。

クラピカが今後のノストラード組を引っ張っていくことは間違いありません。

 

クラピカは初登場時点で17歳で、作中で時間は進んでいるものの、現在もまだ19代です。10代にしてマフィアの若頭を務めるクラピカ・・・優秀すぎますよね!

そこで今回は

クラピカの優秀さがマフィアとしても発揮されまくっている件

についてまとめてみました!

クラピカとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻116P/冨樫義博)

クラピカは、主人公・ゴンの友人の一人です。

ゴンとはハンター試験直前に出会い、試験中も共に協力し合いながら課題を突破してきた仲。

 

クラピカはクルタ族という少数民族に生まれ、家族や同胞たちが幻影旅団に皆殺しにされたことから、幻影旅団への復讐のためにハンターを目指していました。

現在は幻影旅団に対する復讐ではなく、幻影旅団に奪われたと思われる仲間たちの「緋の眼」の回収を優先しているようです。

 

クラピカは緋の眼が手に入りやすいと踏んで、人体収集家であるネオンの父が組織したノストラード組でボディガードとして働くことを決意しました。

ハンター試験の時からクラピカは冷静で適切な判断を下すことのできる頭を持っていましたし、戦闘力もかなり高かったため、ノストラード組に入ってからもその能力を遺憾なく発揮し、若頭の地位に就いていました。

ノストラード組を支えるクラピカ

ネオンの父でありノストラード組の組長でもあるライト=ノストラードは、初めは小さな組であったノストラード組を、ネオンの念能力「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」による100%当たる占いをマフィアンコミュニティの上層部に売り込むことでその地位を確立。マフィア業界でも有名な組に成長させていました。

ノストラード組の出世に対して嫉妬する同業者も多かったようですが、ライトはそんな嫉妬を気にすることなく上を目指し続けていたようです。

 

しかし、ヨークシンシティ編でネオンの能力はクロロに盗まれてしまい、ネオンは占いができなくなってしまいました。ノストラード組にとってネオンの占いは非常に大きな収入源でもありましたので、ネオンが占いをできなくなったことはノストラード組の多大な損失となりました。組の崩壊はほぼ確実だったと思われます。

 

そんな危機的状況に陥ったノストラード組を支えたのが、クラピカのようです。

ただのボディガードでしかなかったクラピカですが、若頭にまで昇進していたのはその功績によるものでしょう。

現在ノストラード組はネオンの占いではなくボディガード業と賭博業の収入によって組を維持していますが、おそらくこれらの施策はクラピカによって提案されたものだと思われます。

占いなしで組を維持させるだけの指揮力をクラピカは発揮したのです。

まぁクラピカがいれば間違いなくボディガード業は捗りそうですよね。

マフィアンコミュニティが誇る武闘派集団「陰獣」よりはるかに強いクラピカ

世界中のマフィアによって組織されるマフィアンコミュニティにおいて、最強の武闘派集団とされていたのが「陰獣」。

陰獣のメンバーは全員念を使うことができ、マフィアにとっては脅しに過ぎない「殺し」の実行部隊としてコミュニティでも知らぬ者はいない集団でした。

その戦闘力は非常に高かったものの、幻影旅団との戦いで壊滅してしまいまいした。

 

陰獣はマフィアンコミュニティにとって非常に重要な戦力でしたが、完全にかき消されてしまったことになります。

念能力者は貴重ですし、陰獣のメンバーたちが長きにわたってコミュニティ最強の地位に居座っていたとすると、早々に新たなる陰獣を確保するのは難しそうです。

 

そんな状態でクラピカがノストラード組としてマフィアに入ったことは、コミュニティ全体としても大助かりだと思います。

クラピカは単独で、陰獣のメンバー4人を殺害したウボォーギンを真っ向から打ち破っています。

クラピカの能力が対旅団に特化したものだったということもありますが、普通に戦ってもクラピカが負けることはそうそうなさそうですし、クラピカの方が陰獣よりはるかに強いのは確かです。体術でもバリバリの強化系で接近戦に自信ありなウボォーギンを圧倒してましたし。

 

コミュニティとしてもクラピカがいることによるメリットは大きいと思います。

クラピカは1人なので、陰獣ほど「組織外へ威圧できる存在」として利用することはできないかもしれませんが。

 

そのクラピカが所属するノストラード組がボディガード業を営んでいるとすれば、ニーズは高そうです。クラピカ自身がボディガードとして出向くのであれば高い金を払ってでも依頼する人間は多そうですし、クラピカの下ボディガードをやっている組員が派遣されたとしても、十分な収入になると思われます。

クラピカが陰獣よりはるかに強いことが看板となり、ボディガード業は儲かってそうです。

戦闘以外でも有能なクラピカ

クラピカの能力は、緋の眼となった時に発動できる「絶対時間(エンペラータイム)」や、旅団の体を縛り強制的に「絶」の状態にする「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」などに注目が集まりがちですが、その他の能力についても非常に有能なものばかりです。

「癒す親指の鎖(ホーリーチェーン)」はバキバキに折れた腕の骨が瞬時に完治するほどの回復能力ですし、「導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)」は地図があれば対象者がどこにいるかわかったり、直接相手に会わずとも嘘を判別できたりします。

f:id:g913:20170429111052j:plain(引用:HUNTER×HUNTER 33巻148P/冨樫義博)

そして「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を使えば、対象者の命と引き換えに尋問することも可能です。

幻影旅団を打倒するためにハンターとなり念能力を習得したクラピカですが、旅団専用以外の能力も非常に使い勝手がいいものばかり。

各指の能力が個人が必死に修行してようやく会得する「発」レベルの念能力です。

 

本来ならヒソカの言う「容量(メモリ)が足りない」状態になってしまいそうですが、クラピカは全ての能力を体現できています(エンペラータイムで全ての念系統を100%の精度で使えるようになっていることも起因していると思いますが)。

さらにまだ明らかになっていない人差し指の能力もあります。クラピカは戦闘面以外でも役立つ能力を持っており、マフィアとしても使い勝手の良い人材だと思います。

 

2023年追記:クラピカの人差し指の能力は、「奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)」というもの。鎖の先端が注射器のようになっており、刺した者の念能力をオーラごと吸引し、奪うことができます。奪った能力はクラピカ自身、または人差し指の鎖を指しオーラを注ぎ込んだ第三者によって使用可能です。

合法の事業で儲けている

先述の通り、現在のノストラード組は収入のほぼ100%をボディガードと賭博によって得ています。

これらの事業はノストラード組が存在する国では合法であり、特に罪に問われるようなものではないそうです。

もともとネオンの占い事業が主収入であったノストラード組ですから、法を犯すような事業に手を出すことはそれほどなかったと思われます。

もちろんマフィアですから、脅しをしたり、時には殺しをしたりすることもあったでしょうが、マフィア全体を見れば比較的温厚な組織だったと思います。

 

クラピカはプロハンターですから、法を犯すようなことを積極的に行うことは厳禁です。

マフィアとして働いているのもちょっとグレーな部分はあると思うのですが、クラピカが行っている事業は合法とのことですし、ノストラード組も問題がある組織ではなかったことを考えると、いけないことではないと思います。

そこらへんはさすがクラピカですね。うまいこと法に触れない事業を行い、しかも組を維持させています。

マフィアは警察や犯罪を取り締まるクライムハンターとの争いが絶えなさそうですが、ノストラード組のやり方であれば誰も文句は言えませんね。

ノストラード組の財政状況は不明

ネオンが念能力を使えなくなったことにより、ノストラード組は崩壊の一途をたどりそうになっていましたが、クラピカがなんとか阻止しました。

現在はボディガードと賭博で収入を得ているとはいっても、果たしてうまく利益を上げられているのかはわかりません。

ボディガードにしても賭博にしても人件費などのコストがかかります。しかも想定外の事態が起こりうる自動化できない仕事ですから、管理なども大変そうです。

ネオンの占いは念能力というほぼコストゼロの作業で、しかもその数十秒で完了する占いが100%当たるためいくらでも金を出す人間がいたわけですから、ノストラード組にとって超ローリスク超ハイリターンな事業ができていたということになります。

 

クラピカが現在のノストラード組を支えているとしても。コスト面から考えるとネオンが念能力を使えた時ほどの利益を上げられているかというとそれはまずないと思います。

ネオンのご機嫌をとるためにネオンのわがままを聞く上でコストがかかったと思われますが、それを考えてもネオンの占いによる事業の利益率は非常に高かったと言いますか、粗利率はほぼ100%だったことでしょう。

 

クラピカはなんとか組を維持していますが、収支がギリギリのため頭を悩ませているかもしれません。ミザイストムがノストラード組を訪ねた時、クラピカが出会って4秒でブチ切れそうになっていたのはノストラード組の財政面の問題でピリついていたというのもありそうですね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻63P/冨樫義博)

人材に恵まれているノストラード組

ネオンの念能力が使えなくなり困窮していたノストラード組でしたが、それでも非常に恵まれていると思います。

有能なクラピカが偶然にも組織に入ってきましたし、クラピカのホーリーチェーンがあれば医療面でも事業化できそうですよね。難しい手術が必要な病気や怪我でなければ治せちゃいます(ただ開業するには医師免許などが必要になりそうですね。無免許で医者をやるようなことはクラピカはしないと思います)。

ただでさえクラピカは頭も切れますのでよく働いてくれるはずです。クラピカの心理としては緋の眼が手に入りやすいからノストラード組を維持しつつける必要があるので頑張っているだけだとは思いますが。

 

その他にもセンリツとバショウといった、クラピカと同じくプロハンターが所属しています。あと元から組にいたリンセンもハンターライセンス持ってましたね。

クラピカ含めプロハンターが、少なくとも4人は組織に所属しているというのは,

かなり恵まれてます。

 

さらにクラピカは十二支んに加入して、ハンター協会トップクラスの権限を持ちましたし、キルアとも友人なのでゾルディック家の力を借りることもできなくはない(キルアが家族と仲良くはないのでシルバ、ゼノの力を借りるのがせいぜいでしょうが十分すぎますね)という異常に強力な立場とコネを持っています。

今後のノストラード組にとってこれらの要素を生かしていかないわけにはいかないでしょう。

 

最悪、ノストラード組が財政面の危機に陥っても、クラピカ、センリツ、バショウ、リンセンのハンターライセンスを売れば多額の金が入ってきますから安心ですね。

ハンターライセンスを1つ売れば人生を7回遊んで過ごせるくらいの金が入ってくるそうなので、単純に考えて4人分売れば人生28回遊んで暮らせるだけの金が入ってくるわけです。これなら組の立て直しも十分できそうです。

どんな分野に進んでもクラピカは優秀だったと思う

クラピカの有能さはマフィアになっても遺憾なく発揮されています。

プロハンターは誰からも一目置かれる優秀な資格ですが、それはマフィアにおいても同じのようです。

 

クラピカは緋の眼を回収するためにマフィアに入ったに過ぎませんが、別の分野でも非常に優秀な人間として重宝されてでしょう。

すぐにブチ切れたり、意外に頑固だったりするところもありますが、それを考えてもクラピカが組織にいることは大きなメリットになりそうです。

ただクラピカはネオンやライトには感情的になることはなかったので、立場をわきまえ、従うべき相手には牙を剥かないと思います。素晴らしいですね。社畜精神も持っています。

 

クラピカは十二支んに入ってからもかなり活躍しています。

その活躍の根源にあるのは念能力でして、ダウジングチェーンで嘘をついている人間を見抜きまくっていました(嘘発見器も突破してしまう嘘つきを看破していたので異常な精度です)。

確かにクラピカの念能力は戦闘に関しても(特に対幻影旅団)その他の面においても非常に優秀だと思います。

しかし本当のクラピカの優秀な部分はその冷静さや判断力だと思います。

犯罪組織であるマフィアに身を置いてでも緋の眼の回収を試みたり、リスクがありながらも幻影旅団打倒のためにヒソカと協力関係を結んだりと手段は選びません。

良し悪しあるとは思いますが、結果を最優先にし、そのために適切と思える行動をとる冷静な判断こそがクラピカの最も優れた能力だと思います。現にノストラード組も支えてますし。

 

そんなクラピカですがまだ10代だということも忘れてはいけません。私なんて20代になっても「ハンターハンターおもしれぇ!」ってブログに記事書いてますから、少しはクラピカを見習わなければなりませんね。

 

クラピカが新卒で入った会社の同期にいたらたまったもんじゃないですね。

超優秀でクラピカ以外の同期は全員クビになっていてもおかしくなですよ。

センリツやバショウなど、ノストラード組におけるクラピカの同僚たちは皆プロハンターだったり少なくとも念能力が使える超優秀な人間たちでしたので、継続して雇われていましたが、一般の人だったら間違いなく周りについていけなくてクビになるか、自ら辞職していると思います。

いや、そもそも雇われていないか。クラピカが会社のだったら気軽に飲みにも誘えないだろうなぁ・・・

 

作中序盤から超優秀だったクラピカは、案の定主人公のゴンやキルア以上の出世をしました(ゴンもキルアも身分や権力には興味がなさそうですが)。

暗黒大陸に乗り込む上でもカキン帝国の王子たちとの絡みがあり、今後はクラピカがメインのストーリーになりそうです。

クラピカはヨークシンシティ編以降の登場がほぼなかったので、さらに優秀になった姿を見せてくれることでしょう。そしてきっと人差し指の能力も見せてくれるはずです。

 

【ハンターハンター】幻影旅団のボノレノフはなぜボクシンググローブをつけているのか?

今回は幻影旅団の中でも登場回数が少なく、目立つ機会に恵まれていないボノレノフ

についてフォーカスしてみようと思います。

 

ボノレノフは少数部族の出身で身体中に空いた穴から発する音を戦闘力に変えて攻撃を仕掛ける念能力者です。踊るように体を動かして戦います。

 

ボノレノフはおそらく穴を塞いで音を出さないようにするために戦闘以外では全身に包帯を巻いています。

包帯を巻く理由はわかるのですが、なぜかその手にはボクシンググローブをはめているのです。その理由はよくわかりません。

 

そこで今回はなぜボノレノフはボクシンググローブをつけているのか?について考察してみようと思います。

ボノレノフ=ンドンゴとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻27P/冨樫義博)

ボノレノフは幻影旅団のメンバーです。団員ナンバーは10。

開発によって住み処を追われた「ギュドンドンド族」という少数部族の末裔でもあります。

幻影旅団の初期メンバーではなく途中加入のメンバーのようです。

 

ギュドンドンド族の男子は三歳頃に体のいたるところに細い針を通し、その針をだんだんと太い竹筒にしていくことで体に穴を開けます。彼らは踊る戦士バプ(舞闘士)と呼ばれ、踊ることで体の穴を風が通り、その時に発する音で祈祷などの祭祀を務めたり、戦いの前に戦士の歌を奏でたりします。

 

ボノレノフは奏でた音を戦闘力に変える念能力「戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)」を使います。放出系か変化系の能力だと思われますが詳細は不明です。作中ではキメラアントの兵隊長を「木星(ジュピター)」で生み出した巨大な音とオーラの塊によって一瞬で圧殺しました。

ボクシンググローブは戦闘には関係なさそう

ボノレノフの戦闘は、音を奏でてその音とオーラを使って念能力を発動し駆使するというものです。

自身の持つ特性と念能力がマッチし、非常に高い攻撃力を実現しています。

一方、ボノレノフの念能力からすると特にボクシンググローブは必要なさそうです。

現にキメラアントの兵隊長と戦う際には早々に外していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻32P/冨樫義博)

あのグローブで直接殴るということもしないみたいです。

しかも、もし殴るのならばグローブ無しの方が何倍も強いですからね。

グルーブをすると威力が落ちてしまいます。

ということでボノレノフのボクシンググローブは戦闘とは関係なさそうです。

手の穴を塞ぐためにつけている?

先述の通りボノレノフは体の穴を塞ぐために全身に包帯を巻いています。

そうしなければボノレノフが歩いたり、止まっていても風が吹いたりするだけでピーヒョロロロロロと音がなってしまうからです。さすがにこれは団員たちも迷惑しそうです。

「ボノレノフ・・・うるせぇよ。」

と言われてしまいそうですね。

団員の中ではかなり寡黙な方であるはずのボノレノフですが、これはかわいそうです。

 

手の穴も塞がないと音がなってしまいますから、そのためにボクシンググローブをしていることも考えられます。

でもボクシンググローブって指が自由に動かせないので物を持てません。食事をしたりトイレをしたりするのもまず無理でしょう。

だったら手や指も包帯を巻いてしまうか、手袋などの方がまだいいですよね。

ということからも、別の理由があると想像できます。

念能力の制約が関係している?

念能力の威力を上げるための制約の可能性もあります。

「ボクシンググローブを着けた状態で生活をしなければいけない代わりに演奏によって得られる戦闘力が大きく跳ね上がる」

などですかね。

 

確かにボクシングのグローブをつけながら生活するのは相当大変でしょうから、制約としては厳しいものになり、念の威力も上がりそうです。が・・・だったらボクシング関連の能力にした方がいいんじゃないの?と思ってしまいます。ボノレノフの能力に対してボクシンググローブが関係なさすぎるんですよね。

 

まぁ、ユピーと戦っている最中にシュートが右目を隠すという制約のようなものを設けることで奥義とも言える技を習得してましたし、身体の一部の使用を制限することで念能力が上がるという制約もあり得るといえばあり得るのですが・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 26巻169P/冨樫義博)

ボノレノフの場合は戦闘になったらグローブ外してましたから、シュートとは逆ですね。

とするとグローブをしているのは制約でもないのではないかと思います。

幻影旅団以外の活動に関係がある?

もともとは流星街出身の幼馴染で結成された集団である幻影旅団。

彼らはまるで家族同然の間柄ですが、団長のクロロが旅団としての活動を行うにあたり招集をかけない以上は、各自バラバラに活動をしています。

クロロ自身も基本的には消息不明ですし、ヒソカはハンター試験を受けたり天空闘技場で遊んだりしていましたし、マチも個人行動をしていました。

 

基本的に彼らは盗賊なので旅団として集まる時以外でも盗みを行っていると考えられますが、賢いメンバーならば社会で平穏に活動していけるように「表向きの自分」をしっかりと用意していそうです。

例えばシャルナークはハンターライセンスを持っているプロハンターですし。もしかしたら旅団メンバーの中には盗賊以外の「表面上の本職」を持っているメンバーがいるかもしれません(ウボォーギンとかはなさそうですが)。もしかするとボノレノフは旅団以外の活動として・・・

ボノレノフ、本職はボクサー説

ボノレノフは旅団として活動している時以外はボクサーとして働いているのかもしれません。

最初はムエタイの選手かなとも思ったのですが、ボノレノフはボクサー用のブーツも履いているんですよね。

ムエタイの選手は足技も使うので、基本的にブーツは履きません。ボノレノフはボクサーのなりをしているのです。痩せているのも減量しているからと考えれば合点がいきます。

 

実はボノレノフはボクシングの試合終わりで旅団の活動に参加しているとか・・・?で、活動にあたり手や足の穴も塞いでおかないとピューピュー音がなってしまうので、

「試合終わりでちょうどグローブとブーツつけてるから、いいや、このまま旅団の招集場所に向かおう。お疲れしたー!」

というような感じのテンションで旅団としての活動に参加しているのかもしれません。旅団以上にボクサーとしての生活の方を楽しんでいそうです。

 

ただ、さすがにボクサーといえど常時グローブとブーツを装着しているわけでもないですし・・・確実に蒸れますよね。

ボクシングの熱狂的なファン?

あと考えられるのは、「ボノレノフはボクシングの熱狂的なファンで、いつでもボクサーのスタイルでないと気が済まない」という理由ですかね。

少数部族の中で育ったボノレノフにとって部族が暮らす村以外の世界にあるものはとても斬新だった。中でも一番ボノレノフの心を奪ったのはボクシングで、ボクサーに魅了されてしまったと。

もともとボノレノフも戦士ですから、ボクシングもスポーツでありながら戦いでもあるのであれば、惹かれるものがあってもおかしくはないです。

 

ボクサーに憧れるがあまりボクシンググローブを買い、ブーツまで買い、パンツもボクサーが履いているやつにして常時身につけていることにしたボノレノフ。

かなり私生活に支障が出るし手足は蒸れるけど、憧れのボクサーに近づけるならなんのその。

でも本当のボクサーではないからボクシングのような戦い方を戦闘に生かすことはできていない・・・あれ?これまでの考察が全部繋がったぞ?一応理屈は通りそうだぞ?

おお、「ボノレノフ熱狂的なボクシングファン説」だいぶ濃厚ですね!

結論:ボノレノフは大のボクシングファンか?

ボノレノフがボクシンググローブをしている理由として考えられるのはこんなところでしょうか。

私の考えたものの中で一番まかり通そうなのは「ボノレノフ熱狂的なボクングファン説」ということになりました。

要するにファッションとしてつけているだけでしょうね。

私たちもネックレスをつけたり、チェーンをつけたりなんだりするじゃないですか?

その理由は結局、可愛いからとか、かっこいいからとか、そういう「憧れ」に近い感情ですよね。頭の中にある理想の自分に近づくために装飾品を身につけるわけです。

 

ボノレノフにとっての理想の自分というのが「ボクシングをしている自分」なのでしょう。

であれば日常生活でボクサーの格好をしてしまうのも・・・まぁ納得できる気がします。

 

普通はですよ、普通はボクサーに憧れているといっても日常のファッションまでボクサーにすることはまずないです。でもボノレノフはギュドンドンド族の出身ですから、わからないことがあっても仕方がないです。

 

ほら、あれですよ、私たちも意味はわからないけどとりあえずかっこいいから英語が書いてる服着ちゃうこととかあるじゃないですか?でもあれを外国の人が見ると

「あいつマジかよ!意味わかって着てんのかよあの服!クレイジーだぜ!」

と思ってしまうような文字が書かれていたりすることもあるのです。

 

逆に外国の人が「国分寺」とか「寿司侍」みたいな謎の漢字が書かれた服を着ていることもあります。

ボノレノフもこれと同じです。

自分ではかっこいいと思っていても他人からするとおかしい。その認識の齟齬の結果があのボクシンググローブ(とパンツとブーツ)なのだと私は思います。

  

【ハンターハンター】ヒソカの収入源は何なのか?考察してみた!

 

ハンターハンターに登場するヒソカは神出鬼没のキャラクターであり、ハンター試験でゴンと出会ってから度々ゴンの前に姿を現しました(キメラアント編以外)。

作中で描写があった以外でのヒソカの活動は不明で、唯一あるとすれば「クロロと戦うために鬼ごっこをしていた」というイルミのセリフくらいでした。

 

普段何をしているのか不明なヒソカですが、ありとあらゆる場所に現れます。おそらく相当な交通費がかかっていることでしょうし、普段の生活費ももちろん必要です。各地を巡るヒソカが定職についているとは考えにくいです。

また、カストロに両腕を切断された際は、マチに治療してもらう代わりに右腕5000万ジェニー、左腕2000万ジェニーを請求されていました。腕はヒソカがマチに治療してもらいたくてわざとカストロに切断させたものですから、高額な請求をされることもわかっていたはずです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻14P/冨樫義博)

ヒソカの趣味や活動には何かと多額の出費が伴いそうではありますが

その収入源は何なのでしょうか?

今回はヒソカの収入源について考察してみようと思います。

 

 

 

天空闘技場のファイトマネー?

ヒソカは天空闘技場に出場しており、適度に戦いに明け暮れていたようです。戦闘狂のヒソカですので、参加しないわけがないですね。

天空闘技場では試合に参加するとファイトマネーがもらえます。勝ち上がるほど塔の上層に挑戦でき、より強い選手と戦うことになり、ファイトマネーも上がっていきます。キルアの話では150階まで登ればそのファイトマネーは勝利すると1戦だけで1000万ジェニーほどになり、190階クラスになると2億ジェニーくらいになるとのこと。超お金持ちになれますね(死ななければですが)。高い戦闘力があるのであれば、天空闘技場で戦っていればかなりの収入になりそうです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻12P/冨樫義博)

ただ作中でヒソカはさらに上の200階クラスにいました。200階クラスになるとファイトマネーはなくなり名誉のみの戦いとなるので、選手に入るお金はなくなるようです。ヒソカはカストロと戦った時から200階にいたので、少なくともゴンたちが挑戦する2年前から200階で名誉のみの戦いをしていたとみられます。ですので200階クラスの選手にスポンサーなどつくシステムなどがない限り、ヒソカにもまとまったお金は入ってなかったと思われます。まぁ殺人鬼ヒソカのスポンサーになる企業があるのかわかりませんが・・・

ちなみに200階クラスの上には「フロアマスター」と呼ばれる、21人の闘士がいます。彼らを倒せば天空闘技場の230階以上のフロア1つを独占できるそうです。ただフロアマスターになった場合の収入面については不明です。豪華な暮らしはできそうですが、福利厚生的なものが高水準安定であるだけで、やはり戦って得られるのは名誉のみかもしれません。

旧アニメ版だとフロアマスターになればスポンサーがついたり自分の名義で流派を開けたりと、お金になりそうでした。が、ヒソカがこのフロアマスターなのかというと・・・わからないんですよね。天空闘技場でのヒソカVSクロロでは、クロロに関してはフロアマスターであると言及されてましたが、ヒソカについてはちょっと不確定です。ゴンに勝利してフロアマスターに挑戦する権利は獲得していたヒソカですが、その権利を使ってクロロに挑んだのか、それともフロアマスター同士のバトルだったのかは定かではありません。いつか考察したいと思います。

ヒソカが過去に200階以下のクラスで稼いだお金も相当な額としてヒソカの貯金になっていそうですが、だいぶ前のことですし、ヒソカの出費を考えるとあっという間に散財してしまいそうですよね(キルアは2億ジェニーをすべてお菓子につぎ込んでしましました)。

 

 

盗み?

ヒソカは入団したふりをしていましたが、一応盗賊集団である幻影旅団の一員でした。旅団は盗みが本職ですので、ヒソカも活動に非協力的であったとはいえある程度は旅団の活動に参加し盗みを働いていたはずです。

同じ旅団員であるウボォーギンは自らを「(盗賊だから)金は持たねぇ主義」と言っていましたし、フランクリンも「買ったり競ったりは邪道」と言っていました。彼らはお金を使う必要が生まれたら盗みを働いていたものと思われます(シャルナークはハンターサイトを利用するためにも金を所持していたようですが)。ヒソカも仮にも盗賊であったのであれば、例えば殺害した敵の所持金を盗むくらいのことはしていたのではないでしょうか。表立った窃盗や強盗はしませんが、殺しのついでに小銭をパクっていくとか。

でも敵を倒して

ヒソカ「弱い奴に興味はないよ(でもお金は貰っていくけどね❤︎)」

っていう感じは小物感が満載すぎますよね・・・やっていたかもしれませんが、やってたら残念ですよね。カツアゲレベルですよ。やっていてほしくないです。

ちなみに、旅団が盗みをして得た宝はクロロがひとしきり愛でたあと全て売っぱらってしまうそうです。まぁそのお金も協力してくれた団員たちに還元されるでしょうから、ヒソカにも多少なりともお金が入ってきたはずです。でも全員盗みに参加したら取り分1/13か・・・

 

 

イルミのお手伝い?

これは確実にお金をもらってやっていると思います、イルミの手伝いです。作中ではアルカを暗殺する際にイルミがヒソカに協力を仰いでいました。ヒソカとイルミはビジネスライクな関係でして、ヒソカが旅団のアジトを抜ける際に、イルミに自分の姿に変装してもらって旅団のアジトに変わりにいてもらう依頼をした時にも、イルミはお金を取っていました。このことから考えてもイルミがヒソカに仕事の手伝いを依頼する際もそれなりのお金を払っていると思います。ゾルディック家の案件は数十億単位の高額案件ですから、イルミの手伝いをするだけで相当な額のお金が手に入りそうですね。

関連記事:【ハンターハンター】イルミの働き方は理想的で憧れる! - 私の名前はジロギン。

しかしヒソカとイルミが知り合ったのはハンター試験が初めてのようですし、旅団に入ったのも3〜4年前くらいですから、それ以前のヒソカの収入源も考えなければなりません。

 

 

 

ブラックリストハンター?

もしかしたらヒソカはハンター試験を受ける前からアマチュアのブラックリストハンターとして活動していて、賞金首を仕留めては換金していたということも考えられます。これはかなり有力ではないでしょうか。

ヒソカがハンター試験を受けた理由は「殺人を犯しても免責になる場合が多いから」でしたよね。この殺人というのが賞金首を殺害することであり、ヒソカはあまりにたくさんの賞金首を殺しすぎたため自らも危険人物と見なされ賞金首になってしまった。確かビノールトもブラックリストハンターであり賞金首でした。ヒソカもビノールトと同じパターンだったのかも。これ以上賞金がかけられるのも嫌なのでプロハンターになって殺人が免責になるケースを作り出したかったのかもしれません。

こう考えるとヒソカの活動や趣向とも繋がってきそうですし、ヒソカの収入源としても自然ですよね。ヒソカは旅団No.4の前任者(映画だとオモカゲ)を始末して入団したようですから、クロロとも戦いたかったし、A級首である旅団メンバーを殺害すればクロロに接近できるしお金も手に入るし一石二鳥だと考えたのかもしれません。

金目的というよりはヒソカにとっての「強者と戦う楽しみ」がお金稼ぎにもつながった感じですね。

 

 

アルバイト?

実はヒソカはゴンたちの知らないところでアルバイトをいくつも掛け持ちする苦労人で、世界各地の強者たちと戦いたいけど旅費などもないので、アルバイトで生計を立てて何とか生活と趣味を両立させていた可能性もあります。めっちゃ怖いですけどね、ヒソカがコンビニでレジ打ちしてたり、ファミレスのホールで料理運んだりしてたら。ヒソカにレジで会計してもらったら、

ヒソカ「2点・・・話にならないな・・・♣︎」

と謎の採点されそうです。でもそれで客ともめて、客を殺してしまっていくつもバイトをクビになってそうですよね、ヒソカ。

アルバイトをしつつ、ヒソカはゴンたちの前に現れてすっごいドヤ顔で挑発したりしてたのだとしたら一層小物感が出てしまう・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻57P/冨樫義博)

いや、でもヒソカなりに頑張ってゴンたちに追いつこうとしてたわけですからね、バカにしてはいけませんね・・・あれ?ゴンたちがヒソカに追いつこうとしてたはずじゃ・・・まぁいいか!

 

 

 

 

私の中で最も納得のいくヒソカの主な収入源はやはり

アマチュアのブラックリストハンターとして賞金首を始末して得た賞金

ですかね。ヒソカが積極的に依頼を受けて賞金首を始末していたというよりは、先述の通りで強い奴と戦っていく中で、生活費を稼ぐ必要もあったので、ついでに始末したやつの首を持って賞金を得ていたってところでしょうか。その他の収入源として幻影旅団としての活動や、イルミのお手伝いなどが臨時収入のような形で入ってきていたと。それでも年収数億ジェニーは軽く超えそうですね。これならヒソカの活動費を賄うとしても申し分ない収入になります。

 

確かワンピースのゾロは東の海(イーストブルー)では「海賊狩り」と呼ばれ有名な賞金稼ぎでしたが、その実体は大剣豪を目指して海を旅する中で生活費が必要となり、とりあえず賞金のかかった強そうな海賊などを仕留めていたというだけでした。ヒソカもニュアンスとしてはゾロのように、強い奴と戦うついでに生活費も稼いでいた感じたったのだと思います。

 

マチがヒソカに請求した金額も合計7000万でしたからね、それを払えるだけの貯金がヒソカにあるとすれば上記の収入でなければ貯まらないでしょうね。マフィアが旅団に1人20億ジェニーと超高額の賞金を懸けていたので、犯罪者に対して非公式に高額な懸賞金を設定している組織などはハンターハンターの世界に沢山ありそうです。ヒソカにとっては強い奴とも戦えるしお金も手に入るし一石二鳥ですね。さすがに数千万〜数十億ジェニーをカツアゲやアルバイトだけで稼ぐのは無理です。

 

旧アニメだとヒソカの家はかなり貧乏で、子供だったヒソカがずっと噛んでいたガムの商品名が「バンジーガム」だったみたいな設定がありました(原作の設定でもバンジーガムはヒソカが子供の頃に大好きだったガムの商品名で、ドッキリテクスチャーは昔流行ったシール入りお菓子の商品名だったようですが、ヒソカが貧乏だったかは明言されませんでした)。ヒソカの家が本当に貧乏だったとしたら、お父さんもお母さんもヒソカに仕送りができるような生活環境ではなかったと思います。ヒソカは自分の子供時代の極貧生活をバネに、両親の生活を助けるため賞金首と戦う決心をした・・・そんな過去があったかもしれません。

・・・あれ・・・なんでだろう・・・涙が・・・

 

 

 

【ハンターハンター】イルミの働き方は理想的で憧れる!

 

私は現在サラリーマンでもありブロガーでもある二足の草鞋を履くような生活をしています。サラリーマンとしての収入に加えてブログからの収入もちょこちょこ発生しつつあるため、だいぶ生活面が楽になりました。

ブログからお金を得られるようになるとやはり考えてしまうのが、「ブログやその関連の仕事だけしてサラリーマン時代以上の給料を得られないかなぁ」ということです。いわゆるフリーランスになることですね。私も365日考えています。

 

そんな私の理想の働き方は、ハンターハンターに登場する

イルミ=ゾルディックの働き方

そのものなのです。

今回はそんなイルミの理想的な働き方について記事を書いていこうと思います。

 

 

 

イルミ=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻55P/冨樫義博)

当ブログでも数多く取り上げてきましたイルミ。キルアの兄で暗殺一家ゾルディック家の一員というのは紹介するまでもないでしょう。

イルミはハンターライセンスを持つプロハンターでありながら、暗殺者として殺しの依頼も請け負ってもいます。ゾルディック家自体が暗殺一家ですので、家の仕事を継いでいる感じです。基本的にイルミと他の家族との関係は仕事上のギブアンドテイクで成り立っているみたいですから、イルミはほとんど自分の裁量で仕事をしているようです。現実で言う「フリーランス」のような働き方をしていると考えられます。

イルミの仕事は暗殺ということで、人の命を取る仕事。さすがに暗殺を生業とするというのは非現実的ではありますが、イルミのような働き方はフリーランスを志す者としては憧れてしまうのです。

 

 

「ゾルディック家」という看板

ゾルディック家は同業の殺し屋たちも一目置く伝説の暗殺者集団です。その一員であるイルミはおそらく「ゾルディック」という苗字を名乗れば、父や祖父、そのさらに上の世代の家族たちが挙げてきた実績から仕事も受注し放題でしょう。というより自分で仕事を取りに行かなくても仕事が常時入り込んでくるはずです。依頼人が「金は可能な限り出すから最優先でやってくれ」と逆に頭をさげるレベルかもしれません。それくらいゾルディック家の功績はデカイのです。

フリーランスにとって営業活動は必須で、最近はSNSや交流会などを利用すればだいぶ仕事を受注しやすくはなったものの、苦しんでいる方は多いはず。イルミにはゾルディック家という看板がありますので仕事を取る手間や苦しみはほとんどないと思います。

 

 

業界トップクラスの実力

イルミもゾルディック家の教育方針の下育ってきたのだとすれば、キルア同様幼い頃から暗殺の英才教育を受けているはずです。ハンター試験受験当時のまだ念を使えないキルアですら大量殺人鬼「解体屋ジョネス」を遊び半分で仕留められるほどの実力でした。

関連記事:【ハンターハンター】解体屋ジョネスは念能力者だったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

キルアはゾルディック家始まって以来の天才なので12歳という若さでも異常な強さを誇っていましたが、同じ教育を受けてきたであろうイルミももちろん並の人間では相手にならない実力を持っていることでしょう(年齢もキルアよりもっと上ですし)。

・・・っていうか持ってます。イルミは念能力も非常に高いレベルで使いこなせるので、暗殺のターゲットが一般人ならばまずしくじることはないでしょうし、念能力者相手でも幻影旅団レベル以上の相手でなければ余裕で仕留められるでしょうね。

厳しい訓練の賜物ではありますが、イルミは暗殺者としても業界トップクラスの実力を持っています。その実力に加え、ゾルディック家の看板がありますから、仕事が途切れることはないでしょう。

 

 

ニーズの途絶えない職業

あまり褒められた感情ではないですが「誰かを殺してしまいたい」と思うことって生きていれば誰しもありますよね。殺意というやつです。怒りなどの個人的な感情が原因の場合もありますし、「その人間がいると自分の地位などが脅かされる危険性があるので殺してほしい」という政略的な考えも原因になります。いつの時代も人間は必ず誰かを殺したいと思って生きてきており、争いは絶えません。

もし暗殺者が正式な職業として現実に認められていたとしたら、これはニーズ、あるいはウォンツの途絶えない職業と言えます。殺意がこの世にある以上、殺しを代行してくれる業者がいるのであれば、使い続ける人は必ずいます、もちろん理論上ですが。おそらく殺意が人間の感情から消えることは永遠にないでしょう。人間が存在する限り。

私は暗殺者という職業にはならないですし、なりたいとも思いませんが、ニーズ、ウォンツの途絶えない職業で、しかもその業界トップにいるイルミの立ち位置は非常に羨ましいなとは思います。いずれブログも飽きられたり必要とされなくなる時が来るでしょうから。イルミは需要の絶えない仕事をフリーでできているわけです。いいなぁ・・・

 

 

 

煩わしい人間関係がない

イルミは仕事上の仲間や協力者はほとんどいません。一部家族やヒソカに協力を仰ぐことはあるものの、基本的に人手が必要な場合は「針人間」を使います。「針人間」とはイルミのオーラを込めた針を刺し、イルミの思い通りに動かせる人形と化した一般人のことです。イルミのオーラは強力なので、針を刺された人間はその瞬間廃人になってしまいます。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻161P/冨樫義博)

人を強制的に使役し、ほぼ死に至らしめる非人道的な能力ではありますが、自分の思い通りに動かせる人間を必要なだけいつでも集められるというのはいいですよね(本当は良くないけど)。人間関係でぎくしゃくすることもないです。会社での人間関係、外注業者との人間関係、そんなものはイルミには関係ないのです。これは正直羨ましい・・・仕事上の人間関係が嫌でフリーランスになったり、起業したりする人も多いと聞きますので、イルミは煩わしい人間関係のないストレスフリーな環境で仕事ができていると言えます(まぁゾルディック家がだいぶ煩わしい家族関係ではありますが)。

また針人間ならば外注費などもかかりません。全部タダでやってくれます。強いて言うなら一般人に刺す針のコストがかかるくらいでしょうか。でもそんなものは数十円くらいなはず。仕事効率のアップとコスト削減にもなりますね。

 

 

 

間違いなく高収入

作中でイルミの弟であるミルキが、父のシルバに対して

「15人殺るから150億ほど貸してくれ」

と交渉していました。報酬の前借りですね。ミルキは普段仕事をせずに家でゲームなどをやっていそうなので、暗殺の依頼はまず来ないはず。現役で仕事を受けている父シルバの仕事の手伝いを買って出たという感じでしょう。あまり仕事をしていないと思われるミルキでも1人暗殺するにあたり10億ジェニーの報酬を与えられるくらい高単価でゾルディック家は仕事を請け負っているということです。これがバリバリ仕事をこなしていて、しかも暗殺者としての実力も非常に高いイルミの場合、もっと単価が高くなるはず。1件仕事をこなしただけで少なくとも数十億単位でお金が入ってくると想像できます。

しかもイルミはヒソカくらいしか友達がいないので、交遊費も必要なくお金の使い道もさほどなさそうです。だから貯金もたんまり・・・いや、イルミが稼いだお金も全部シルバに預けていて、シルバが広大なゾルディック家の維持費を払う分に充ててるかもしれません・・・まぁイルミは家族のために暗殺者をしている面が強いので、本人はそれで満足だとは思いますが・・・う〜んもったいない。私なら自立して全部自分のものにしちゃいますけどね!

 

 

 

確定申告してるのかな・・・?

イルミもフリーランスであるならば、毎年確定申告をしなればならないはず!ハンターハンターの世界の税金システムがどうなっているかわかりませんが、公共機関なども発達しているので税金制度自体は存在しているでしょう。フリーランス、個人事業主は年間の所得に応じて納税しなければならず、その手続きを自分で行わなければなりません。企業に属していれば会社の経理がやってくれるのですが、フリーランスにはその手間がずべて自分にかかります。イルミも納税義務があるはずです。

でもどうでしょう、イルミはお金を持ってますので、外部の税理士でも雇って全部やってもらっているか、それかゾルディック家の執事たちに任せてそうですね。ゴトーとかいかにも経理部って感じの雰囲気出してますし。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻92P/冨樫義博)

まぁ最悪納税しなくても、税務署の人が来てもイルミなら返り討ちにできますし、ゾルディック家に尋ねてきても番犬のミケが食い殺しちゃいますからね。払わなくてもなんとかなります。でも絶対いそうですよね、納税しなくて税務署の人が来たら念能力使って追っ払ってしまうハンターとか。そう考えると税務署の人も念能力者がいないと脱税に対抗できなくなっちゃうわけですね。もし税務署の人が念能力者だったら・・・恐ろしい!今年は私も確定申告をしなければならなくなりそうなので、ちゃんとやります!

 

 

 

このようなイルミの働き方に私は憧れてしまうのです。最悪確定申告をしなくてもいいっていうのは羨ましい・・・自分の得意なことを極めて、さらに仕事もじゃんじゃん入ってきて、自分のペースで働けるっていうのは理想ですね。邪魔する人もいないし、煩わしい人間関係もないしで、もう最高ですね。

 

ただ、フリーランスになると、例えば会社終わりに「飲みに行こう」とか、仕事で悩んでいる時に相談できるような、そういう相手も減ってしまうということですよね。仕事がうまくいけばいくほど仕事面でのストレスが減るのはいいことだと思いますが、人間関係が希薄になってしまうのは不安な部分ではあります。私がフリーランスになりたいけど、恐れている要素の一つにこの「人間関係が希薄になってしまう恐れ」があります。本当に誰ともしゃべらずに1週間とかすぎちゃいそうですもん。特にフリーランスになり始めの仕事もない時なんか。私は孤独が好きなくせに寂しがりやという非常に厄介な性格をしているので、フリーランスになれたとしても、いろいろと弊害を感じてしまいそうです。

 

まぁ、イルミも所詮は漫画の世界の人間ですからね。こんなにいい条件が揃っている状態でフリーで働けている方なんてまずいらっしゃらないですよね。0から関係作って、営業かけて、作業して、打ち合わせして・・・って並々ならぬ努力がなければフリーランスとしてやっていくのは厳しいと思います。やっぱり憧れは憧れ、夢は夢ですよね。誰しもがイルミのようにはいかないです。世知辛い。

今の私はフリーランスの良い面だけしか見れていないと思います。もっと根本と言いますか、裏側にある部分に目を向けなければフリーになっても自滅するだけだと思います。・・・でもやっぱりイルミみたいなスマートで無駄のない働き方がしたいなぁ・・・暗殺者は無理ですけどね。

 

 

 

【ジョジョ】仗助より康一くんの方が高評価を得てしまうのはなぜか?

 

今日は久しぶりにジョジョの奇妙な冒険に関する記事を書いていこうと思います。

私が一番好きな4部「ダイヤモンドは砕けない」に関する記事です。

 

4部の主人公は「東方仗助」です。仗助は自身のスタンドである「クレイジーダイヤモンド」を使い、杜王町にはびこる悪いスタンド使いや吉良吉影と戦いました。

仗助の活躍は読者としても盛り上がる場面ばかりなのですが、意外にも作中では主人公の仗助よりも、その友達である康一くんこと「広瀬康一」の方が周りのキャラクターたちから高評価を得ているのです。

 

しっかり戦績を上げている仗助ですが、

なぜ康一くんの方が高評価を得てしまうのでしょうか?

今回はそれを考察していこうと思います。

 

 

 

東方仗助とは?

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 29巻 集英社文庫12P/荒木飛呂彦)

4部の主人公です。各シリーズの主人公は苗字に「ジョ」名前に「ジョ」が1つずつ入り「ジョジョ」というあだ名で呼ばれることが多いですが、仗助は下の名前に2つ「ジョ」が入るため、ほとんどジョジョと呼ばれることはなかったです(3部承太郎の時から主人公をジョジョと呼ぶ風潮はなくなってきていましたが)。

仗助は杜王町に住む高校1年生で、2部の主人公ジョセフの実子にあたります(ジョセフは不倫をしていました)。ジョセフにとって承太郎は正妻との系譜上にある孫ですが、仗助は不倫相手との子なので、承太郎からすると仗助は叔父のような感じになります(正式に叔父ではないですね)。

仗助はスタンド使いから杜王町に住む住人たちを守るために自身のスタンド「クレイジーダイヤモンド」を使って戦いました。クレイジーダイヤモンドは仗助以外の人や物、動物など怪我をしたり壊れたものは何でも一瞬で治せます。この治す力を使って追尾弾や敵を他のものの一部に組み込むなど、多様な戦術の広さを見せました。普通に殴り合ってもクレイジーダイヤモンドは非常に強いです。ただ、死んだ人を蘇らせることはできません。

 

 

康一くんの高評価

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 29巻 集英社文庫243P/荒木飛呂彦)

康一くんもスタンド能力を使えるものの(3段階進化しましたが)、小柄で臆病で、生真面目で、魅力のある男かというとそうは見えません。しかし、時に仗助以上の機転を利かせて敵のスタンド攻撃を見破ったり、仲間が助けを求めている場面で自分のスタンド能力を使い絶妙なタイミングでサポートしてくれたりと、随所で貢献してきました。康一くんの助けがなければラスボスの吉良も倒せなかったことでしょう。

そんな康一くんは、後席に相まって、言い方は悪いですが人誑しと言いますか、誰からも憎まれない優しい性格をしているので、登場人物からの評価も高いです。例えば、

 

・山岸由花子は康一くんのことを好きすぎてストーカー、および監禁までしてしまうが、康一くんの心の広さもあってお付き合いすることに。

 

・岸辺露伴は康一くんを最高の漫画の材料であり、主人公にふさわしいと絶大に評価。人との関わりをなるべく立とうとする露伴が自分から親友と呼ぶのは康一くんだけです。

 

・歴戦の猛者である承太郎も康一くんの能力を高く評価。さらに5部序盤ではジョルノの調査に単独で向かわせるなど、4部以降もその信頼は衰えていませんでした。

 

康一が高評価を得るために自らセルフプロモーションしていたかというとそういうことでもないですし、仗助のネガキャンをしていたわけでもないです。実際のところ仗助も康一くんに助けられる場面は多々あったので、康一くんのことが嫌いかというと違います。ただ、康一くんが撃破したスタンド使いはそう多くなく、やはり仗助がいなければやられていたという場面が多かったことを考えると、仗助の評価も上がっていいと思うのです。が、康一くんの評価には敵わない感じがありました。まぁ理由は明らかなんですけどね。

 

 

 

悪いことばかりする仗助

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 26巻 集英社文庫23P/荒木飛呂彦)

4部は冒険というより杜王町という1つの町の中での出来事をテーマにしていたので、キャラクターの日常が描かれることが多かったです。

比較的真面目に学生をしており、塾などにも通っていた康一くんに比べ、仗助はというと、まず見た目がリーゼントに改造した制服姿とかなり不良じみてますよね。想像通りの不良のような行為はしていなかったものの、想像以上に悪いことをしていました。

 

・しげちーのスタンド能力「ハーベスト」を使って、町中に落ちているお金を集めさせる(その過程で偶然見つけた高額当選の宝くじを親友の億安と2人だけで山分けしようとした)。

 

・何にでも変身できる未起隆の能力を使って露伴にイカサマゲームを持ちかけて金を騙し取ろうとし、そのゲームの最中に(不慮の事故ではありますが)露伴の家が火災になり700万円の損失を与える。

 

・頭のリーゼントを馬鹿にされるとスタンド使いであろうがあるまいがクレイジーダイヤモンドで相手をボコボコにする。

 

など、まだ「隠れてトイレでタバコを吸っていた」の方がマシなくらいのいたずらや悪行をたくさんしています。スタンド使いとの戦いには勝ってはいるものの、普段の行いが悪すぎることが仗助が高評価を得られない原因だと思います。でもルックスはいいので女の子からはモテるみたいですけどね。羨ましい。

仗助の父であるジョセフも若い頃はいたずらさながらのトリックで敵を騙して、最強生物カーズと渡りあったくらいですからね、仗助もその血を受け継いでいると考えればおかしくはない行動ではありますが・・・ジョセフの時とは時代と状況が違いますね。

 

 

億安の方が仲良さそう

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 25巻 集英社文庫204P/荒木飛呂彦)

仗助がいつもつるんでいるのは康一くんと最初は敵スタンド使いだった億安こと「虹村億安」の2人ですね。仗助的に出会ったのは億安より康一くんの方が先なのですが、ストーリー後半に差し掛かると仗助は億安とばかりつるむようになっていきました。

生真面目な康一くんに比べ仗助も億安もどちらかというと不真面目なタイプですから、気があうのでしょうね。また億安もそんなに頭がいいわけではないですし(「俺はよぉ〜、バカだからよぉ〜」という前置きを言いながらめちゃくちゃその場に適した行動をとりますけどね)、仗助同様制服を改造しまくったりしてますから、お勉強などもきちんとする康一くんより仗助とつるんでいた方が楽しいなと感じていそうです。

また3人とも高校生ですから、おそらく作中でも期末試験期間などがあったはず。そうなると真面目な康一くんは家に帰って勉強をしてしまい遊ぶことはできないため、勉強をしなさそうな仗助と億安の2人で遊ぶことが増えたのかもしれませんね。

吉良との最終決戦で仗助は億安を親友と呼んでいましたし、億安も仗助のことはすっかり信用しているみたいでしたので、この2人の結束と吉良戦の勝利はまさにジャンプ作品でいう「努力・友情・勝利」に当てはまると思います。しかし4部以降出番があったのがこの3人の中では康一くんのみ(「岸辺露伴は動かない」には一部億安と仗助も登場していましたが)というのは荒木飛呂彦先生の容赦のなさが見えますね。真面目にやった人にこそチャンスは与えられるべきだということでしょうか・・・荒木先生も康一くん推しなのかな?

 

 

 

実は仗助も認められている

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 29巻 集英社文庫281P/荒木飛呂彦)

露伴は仗助と馬が合わずいつも喧嘩腰で接していますし、承太郎も身内であるためか仗助には厳しく当たる場面が多かったです。命をかけてスタンド使いと戦っていた仗助ですが、表面上は周りのキャラクターからそんなに好かれていない印象を抱いてしまいます。

しかし、多くのキャラクターが仗助に助けられており、仗助がいなければ間違いなく命を落としていた場面もたくさんありましたから、心の底では「仗助は大したやつだ」と認めていると思います。露伴も素直な性格ではないので表には出さないものの仗助の力は認めているでしょうし、承太郎も仗助を認めているからこそより厳しく育てようとしていたのではないかと思います。

仗助がいたずらしたり、仗助自身も感情的になってしまうことがあったのでついつい周囲のキャラクターたちと衝突しがちだったものの、みんな仗助の事を一目置き、高く評価していたはずです。康一くんについても仗助がピンチの時には積極的に協力していたので、仗助には信頼を置き、また仲間として尽力しようとしていたと思います。仗助もそれに気がついていたので、仗助にとっても康一にとっても互いに大切な仲間であるに違いないです。

 

でも

絶対に仗助は康一に由花子とはいえど彼女がいることに嫉妬していたはず!

これは間違いない!

 

 

 

【ハンターハンター】幻影旅団と流星街とマフィアとの関係性の謎について考えてみた!

 

私はハンターハンターのストーリーの中で「ヨークシンシティ編」が一番好きです。

シリアスな雰囲気が一層強まり、まさにハンターハンターらしい展開が続きます。ヨークシンシティ編からキャラクター同士の駆け引きが増え、バトルだけでない楽しみが増える作中のターニングポイントになっていると思います。

 

ただヨークシンシティ編から話が難しくなるのも事実です。

私も子供の頃は何となくかっこいい雰囲気だけを楽しんでおり、きちんとストーリーを理解できていなかったと思います。

ゴンたち、マフィア、幻影旅団と多数の勢力が同時に動き合うので、話がかなり複雑な動きをします。。

 

何度も読み返したのでヨークシンシティ編のストーリーは理解できてはいるのですが、

幻影旅団と流星街とマフィアとの関係性

については未だ謎な部分があります。

 

今回はその謎に対して考察してみようと思います。

 

 

 

 

蜜月関係にあるマフィアと流星街

世界中のマフィアが構成する「マフィアンコミュニティー」と、ありとあらゆる人種が住み、廃棄物などが集まる謎の国「流星街」。

この2つはクラピカとレオリオの話では蜜月関係、つまり協力関係にあります。

 

関係の実態は、マフィアは廃棄物の中に大量の武器を仕込ませ、流星街に提供しているというものです。

流星街の人間は、流星街に手を出した人間に対して(国外の流星街出身の人間に対しても)報復と称したテロを行いますので、そのための武器を提供しているのです。

 

そしてマフィアは武器提供の見返りとして流星街から戸籍情報を持たない人材を提供してもらっています。

流星街は国名こそあるものの正式に認められた国ではなく、その出身者たちの身分などは一切管理されていません。

そのため犯罪をしても身分が割れないので、マフィアとして流星街出身の人間は使い勝手のいい人材なのです。

 

武器提供と人材提供、この関係がマフィアンコミュニティーと流星街の間で成り立っています。

 

 

その関係を無視して攻撃した幻影旅団

幻影旅団の創設メンバー(クロロ、マチ、シャルナーク、ノブナガ、ウボォーギン、フランクリン、フェイタン、フィンクス、パクノダ)は全員流星街の出身者とされています。

 

流星街出身ということは旅団もマフィアと流星街との関係は知っていたはずです。

しかし団長のクロロはマフィアンコミュニティーが開催するオークションの品を盗みのターゲットにしていましたし、ウボォーギンがマフィア関係者であるクラピカに殺害された際にも、マフィアンコミュニティーを報復の対象にしました。

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻76P/冨樫義博)

 

後にマフィアは旅団メンバーが流星街出身者であることを知り、旅団メンバーにかけていた懸賞金を撤廃し、旅団を追跡することを断念しました。

幻影旅団の行動は本来ならばマフィアと流星街との関係をぶち壊し、双方を衝突させるような行為です。

 

また旅団としてもただ単にウボォーギンの報復をしただけでは済まず、マフィアからも流星街からも攻撃されてしまいかねません。

 

しかし、マフィアは旅団に対しても流星街に対しても攻撃をしませんでしたし、流星街も旅団に攻撃したわけでもなさそうです。

このことを考えると、マフィアと流星街は対等な関係ではなく、さらに流星街と旅団についても特別なつながりがあるのかもしれません・・・

 

 

マフィア<流星街<幻影旅団?

まずマフィアが流星街及び旅団に攻撃をしかけなかったことを考えると、マフィアとしては何があっても流星街は攻撃対象にするべきではない相手ということになります。

 

単に流星街出身者である旅団を狙えば、流星街から報復される可能性を危惧したこともあるでしょう。

が、やはり「戸籍情報を持たない人員を提供してくれる」という流星街とのつながりを切りたくなかったことが大きい理由だと思います。

 

武器は材料さえあればいくらでも作り出せますが、戸籍情報を持たない人間を調達するのはそう簡単にできることではないはず。

今後マフィアにとって貴重な人材となりうる流星街の人間を攻撃するわけにはいきません。

 

一方で流星街の人間は国外の流星街出身者が殺害されたり傷つけられたりした際も報復します。

旅団が流星街出身であることからも、マフィアが旅団に攻撃した場合、流星街は総力をかけてマフィアを潰しにきた可能性が高いです。

 

さらに旅団は流星街にキメラアントが侵入した際も駆除に駆けつけていました。

ヒソカがクラピカに語っていた旅団がたまに行っている「慈善活動」が「流星街を危険から守る活動」だとすれば、流星街にとって旅団とのつながりはマフィア以上に大切な関係になるでしょう。

 

ニュアンスとしては、

マフィア<流星街<幻影旅団

という力関係になっているのかなと思います。

 

マフィアにとって旅団は大切な流星街というお客さんのさらに大切なお客さんだったって感じですかね。

しかしこの関係があるのであれば、なぜ旅団はあえてマフィアに手を出そうと思ったのでしょうか?

 

 

 

かわいそうなマフィアンコミュニティー

クロロがこのマフィアと流星街との関係を何も知らずにオークションの宝を盗んだり、報復を仕掛けたりしたとは思えません。

クロロはヒソカ戦で流星街の長老の能力である「番いの破壊者(サンアンドムーン)」を使っていたことからも、流星街の上層部とのつながりもあったと思われます。

 

関連記事:【ハンターハンター】「番いの破壊者(サンアンドムーン)」と「一握りの火薬(リトルフラワー)」の性能差をまとめた! - 私の名前はジロギン。

 

むしろクロロはマフィアンコミュニティーと流星街の関係を知っていたからこそ手を出したと私は考えます。

マフィアンコミュニティーを攻撃しても幻影旅団の構成員が流星街出身者とわかり、さらに旅団が流星街を守っている存在でもあると分かれば、マフィアンコミュニティーは旅団に攻撃できないと踏んで、クロロはマフィアンコミュニティーをターゲットにしたのではないでしょうか。

 

関係性が見えているからこそ、安全にことを運べるターゲットだったということですね。

 

ウボォーギンの報復後に、コルトピ能力で自分たちの死体のフェイクを作り出したのは、「死体から得られた情報に合致する個人情報がない=幻影旅団は流星街出身者」だということをマフィア連中に認知させ、マフィアンコミュニティーの行動を抑え込むためでしょう。

 

クロロとしては、マフィアンコミュニティーにちょっかいを出し、世界中のマフィアを敵に回しても流星街とマフィアの関係がある以上は反撃されない確証があったわけですね。

 

マフィアンコミュニティーで最強の戦闘力を持っていたのが陰獣程度ですから、旅団がコミュニティーと戦ってもまず負けるはずはないです(流星街にもっと強い念能力者がいそうですけど、マフィアンコミュニティーには提供していなかったのでしょうか?)。

 

そして旅団の素性はマフィアが手出しできない流星街出身。そんな状況だったわけです。

 

例えるならば、営業で訪問した取引先企業のエントランスで掃除していたおじさんに「邪魔だ!」と悪い態度を取ったら、実はその掃除のおじさんが取引先の社長だったみたいな。

そんな感じですかね。

 

めちゃくちゃ攻撃を受けたのに何も手出しができない、かわいそうなマフィアンコミュニティーなのでした。

 

 

幻影旅団と流星街の関係については謎

ここまでの考え方からすると「旅団は自分の国を守ってくれている英雄のような存在。だからお得意様であるマフィアンコミュニティーに手を出しても流星街は旅団に何も言えない」というのが私の意見です。

 

が、クラピカは旅団を「異質都市である流星街の中でもさらに異質な存在」と称していました。流星街のルールや常識すら通じない存在なのだと。

 

このことからすると、そもそもクロロは「流星街とマフィアンコミュニティーの関係をぶち壊す」くらいの考えでマフィアに手を出したとも取れます。

こっちのほうがかっこいいですけどね。保身を考えていない感じがして。

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻22P/冨樫義博)

 

旅団は流星街に侵攻したキメラアントを討伐し流星街を助けていましたが、流星街を守ることが旅団の使命かというとそういうことでもなさそうなので、明確に流星街にとって旅団が大切な存在かというと、これもまた微妙なんですよね。

 

これまでの考察はあくまで私が作中描写から考えたものにすぎません。幻影旅団の過去が作中でもっと描かれない限りは明確にならない部分が多々あります。

 

もしこれでクロロがお宝を売って得た金で、流星街の恵まれない子供達に服とか食べ物とかを買ってあげていたみたいな、そういう描写があれば確実に旅団は流星街としても大切な存在になるんですけどね。

 

マフィアは武器をくれますが、その武器を扱う人間は武器があるだけでは生きていけませんので、生活面を支えてくれるクロロや旅団の方が大切です。

 

 

 

マフィアにとっての流星街と幻影旅団との関係性は、メインキャラクターであるクラピカがマフィア側についていたので明らかになったものの、流星街にとっての旅団、マフィア、そして旅団にとっての流星街、マフィアの存在価値の比重がわからない以上は、憶測に過ぎません。

 

まぁ私が何が言いたいかというと・・・

幻影旅団の過去編が読みたい!!!!

ってことです。

 

なぜ旅団を結成したのか?

なぜ流星街を後にしたのか?

流星街と喧嘩別れしたのか?

流星街のために国外で活動しているのか?

マフィアを狙うにあたり流星街との確執は生まれなかったのか?

 

など、私がこの記事を書く中で芽生えた疑問の数々は幻影旅団結成の過去を読めれば、すべてつながってきそうな気がします。

旅団と流星街との関係も含めて。なのでうまくストーリーと絡めなくてもいいので、別途でもいいので単行本か何かで旅団の過去を冨樫先生に描いて欲しいです。

 

それに付随して、

・クロロが団長になった理由

・クルタ族と旅団の真相

・ヒソカの旅団入団の経緯(映画ではオモカゲという前任者をヒソカが殺害したことにより入団が決まったようですが、映画のストーリーですし、オモカゲは死んだふりをしていてヒソカの格下げになってしまいましたし、改めて描いて欲しい・・・)

・シルバとシズクの前任者、そしてクロロとの戦い

 

関連記事:【ハンターハンター】シルバVSクロロはどのような戦いだったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

ここら辺お描いてくれるといいなぁ・・・なんて。ちょっと欲張り過ぎかもしれませんが、ハンターハンターファンとしてはもう何年も解消されていない疑問ですので、冨樫先生にはもうひと頑張りして欲しいです。

 

もう最悪暗黒大陸編は描けなくても、旅団の過去だけはなんたか書いて欲しいです!お願いします!私のこの気持ち、冨樫先生に届け!!!

 

今回のマフィアと流星街、幻影旅団との関係はコミックス11巻、12巻を読むとわかりやすいです。

 

 

 

【ハンターハンター】ヒソカはゴンさんと出会ったら本当に戦うのか?

ハンターハンターに登場するヒソカは、常に強者との戦いを欲しており、ヒソカ的に「今後強くなる」と思った人物に関しても、戦ったとしても命を奪わずその成長を見守ることがあります。

主人公のゴンとキルアに関しても、ヒソカはハンター試験時にその戦闘における才能を見出し、2人の行く先々で姿を現しては成長の様子を伺っていました。

 

ヒソカとしてはゴンとキルアは「青い果実」だそうで、まだまだ発展途上のため本気で戦うに値しないと感じているようです。

しかし、ゴンはキメラ=アント編でピトーと戦った際にゴンさんになり、ピトーを倒せる年齢(レベル)にまで自分を強制的に成長させました。その戦闘力はまさに作中トップクラスで、ヒソカが戦いたいと待ち望んでいたゴンの姿だと思います。

 

けれどヒソカはですね・・・強者とのバトルを色々と理由をつけて度々回避してるんですよね。もしかしたらゴンさんを前にしたらヒソカは・・・

ということで今回はヒソカはゴンさんと出会ったら本当に戦うのか?を考察してみました。

ゴンさんとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻114P/冨樫義博)

主人公のゴンがピトーを倒すため、念能力を使えなくなることと引き換えに(さらに戦闘後瀕死の重体に陥りました)自らを強制的に成長させた姿です。

元来ゴンの戦闘における才能はずば抜けており、ゴンを指導してきたウィングやビスケからも非常に高い評価を得てました(むしろそのありすぎる才能に恐れを抱かれていたほどです)。

 

そんなゴンが何十年もの厳しい修行を経た結果たどり着くであろう一つの可能性がゴンさんです。

天才がさらに血の滲むほどの努力をした結果がゴンさんなので、その力はこれまでに登場したどのキャラクターでも勝てないであろうレベルでした。

 

ピトーはかつて最強の念能力者と言われたネテロですら勝てるか怪しいほどの実力を持っていましたが、ゴンさんはピトーを圧倒し、目的通りピトーを始末することに成功しました。

単独で護衛軍を倒したのはゴンさんだけです。

ヒソカの期待通りに成長するゴン

ヒソカは、まだ念が使えなかった時からゴンの才能を見抜いており、命を奪うことなど簡単にできたもののあえて生かし続け、成長するのを待っていました。

ヒソカの期待通りゴンは見る見る成長し、ヒソカが最後にゴンと会ったグリードアイランドでは、ビスケ、レイザー、ツェズゲラ、ゲンスルーなど、高い実力を誇る念能力者たちが恐れを抱くほど、ゴンはパワーアップしておりました。

しかしヒソカとしては、まだゴンは完全ではなく、戦うに値しなかったようです。

 

誰も敵わないと思われたピトーを単独で倒したゴンさんの強さを見ると、ヒソカはゴンの真骨頂はグリードアイランド時点の実力ではないことをわかっていたため、手を出さなかったということだと考えられます。

ヒソカにとって理想のゴンは、ゴンさん化したゴンであり、ハンター試験の時からその可能性を見抜いていたとのだとすれば、ヒソカはかなりの目利きですし、ゴンさんと戦えると考えている超自信家でもあるなと思います。

そんなヒソカの期待通りの才能をゴンは備えていたということです。ヒソカとしては戦いたい絶好の相手だと思うのですが・・・

言い訳番長・ヒソカ

先述の通りヒソカは強者と戦うことを望んでおり、強い相手には喧嘩を売っていくスタイルです。

さらに弱い相手に関しては暇つぶし同然で容赦なく命を奪います。

そんな戦闘狂のヒソカですが、作中ではいろんな理由をつけて強者との戦いを避けています。

 

「ハンター試験ではネテロと戦いたくて喧嘩を売ってみたけど、やる気が全然なくて毒気抜かれちゃったよ・・・♣︎」

 

「幻影旅団のメンバーには興味ないよ。僕のターゲットは団長のクロロのみ。でもクラピカのせいでクロロの念が封じられちゃったからなぁ・・・ヨークシンシティでは戦う気が萎えちゃったよ(実際に戦ったら負けちゃったけどね)♦︎」

 

「グリードアイランドで出会ったレイザーやビスケは、とても楽しいドッジボールができたし、満足かな。ゲンスルー?そんな奴いたんだ・・・♠︎」

 

「キメラ=アント?僕ニュース見ないからなぁ・・・❤︎」

 

というようなことを言いだしそうな具合に戦いから逃げて自ら戦うまでもないと判断してましたね。

ヒソカが戦える可能性があったネテロ、クロロ、旅団メンバー、レイザー、ビスケ、ゲンスルー、キメラ=アントはいずれも作中ではかなり強いキャラクター達です。

この傾向を見るとですね、ヒソカはガチの強豪とは戦いたくないのかもしれません。

あくまで「今後強くなる可能性のある者」を見抜くのが楽しいだけなのかも。

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(引用:HUNTER×HUNTER 30巻202P/冨樫義博)

もしヒソカとゴンさんが出会ったら?

ヒソカからすると、ゴンさんになったゴンは「強すぎ」で逆に興味がなくなってしまうかもしれません。

多分これは、「すごく欲しくて親に買ってもらったおもちゃがいざ手に入ると興味が薄れてしまった」みたいな感情と似ていると思います。

 

ヒソカもゴンが成長した結果を期待していたものの、実のところその成長過程そのものが楽しみであり、まるで子の成長を見守る母ライオンのように、どんどんとゴンが成長していく様子にこそ興味があった可能性があります。

 

そうだとしたら、ゴンさんとヒソカが出会ったらこんな感じになるでしょう。

 

天空闘技場にて

 

ゴン「ハァ・・・ハァ・・・」

 

ヒソカ「どうした?ゴン?キメラ=アントの王直属護衛軍を倒した実力はこんなものかい?以前ここで戦ったときと、そんなに変わっていないように感じるなぁ・・・♦︎」

 

ゴン「バカにしやがって・・・」

 

ヒソカ「早く君の『練』を見せてくれよ♣︎」

 

ゴン「わかったよ・・・見せてやる・・・ハァァァァァ!!!」

 

ヒソカ「いいねぇ・・・確かに凄まじいオーラ量だ・・・❤︎でも、やっぱりまだまだ未熟だね。ただ言葉通り『練』をしたところで、僕を圧倒できるとでも思ったのかい?(君の体には無数のバンジーガムをセットしてある。僕がバンジーガムを縮めれば、ゴムの弾力で君の体が四方八方に引っ張られ、体がバラバラに飛び散るだろう・・・♣︎)」

 

ゴン「もちろん、ただ『練』をやっているわけじゃないよ。言っただろ、見せてやるって。これが護衛軍を、ピトーを倒した俺の力だ(これで終わってもいい・・・だからありったけを!)!!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

 

ヒソカ「こ・・・これは・・・?」

 

ゴン「貴様を殺す!ヒソカ!」

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻112P/冨樫義博)

 

ヒソカ「・・・・・・・」

 

ゴンさん「どうしたヒソカ?これがお前の望んだピトーを倒した俺の姿だ。さぁ、どこからでも、どんな方法ででも、かかってこい。」

 

ヒソカ「やめだ・・・♣︎」

 

ゴンさん「!?」

 

ヒソカ「君はもっと強くなる・・・そう思っていたけど、この程度か・・・おそらく、この実力じゃ、キメラ=アントの王には勝てなかったんじゃないかい?」

 

ゴンさん「そんな!?でもお前が・・・」

 

ヒソカ「審判、僕はこの試合棄権するよ。熟れきった果実に、興味はないんでね❤︎(ガム解除!)」

 

ゴンさん「待てヒソカ!」

 

ヒソカ「もう君とは戦わない。さよなら(なんだあいつ!ヤベーよ!あんな化け物と戦ったらいくら僕でも殺されちゃうよ本当に!何あの剣幕!えげつなさすぎだよ!早く帰ろ!帰って一人で神経衰弱やろう!)」

 

 

・・・という感じになる、かも?

ヒソカは熟れきった果実に興味はないかもしれません。食べ物には食べごろというものがあるのです。そのためゴンの完成形とも言えるゴンさんは、ヒソカにとっては消費期限を過ぎた、食べちゃいけないものなのでしょう。

 

そういえば、ゴンの父・ジン過去に遺跡発掘をしていた時、遺跡を発掘したこと以上に、いろんな仲間たちに支えられてきたこと、そしてその仲間たちが未だに自分に協力してくれていることから、本当に欲しかったもの、そして価値があるものは遺跡以上にこういった仲間とのつながりだったのだと語っていました。

目的のものを手に入れる、その道中で目的のもの以上に大切なものを手に入れていたのだと。

だから息子のゴンにも「道草を楽しめ」と伝えていましたね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 32巻169P/冨樫義博)

これはハンターハンターの一つのテーマだと思います。

ハンターは本来「目的物を手に入れるために努力をしたり、あらゆる手段を使ったりして達成する」ことが仕事です。

プロである以上は成果こそが最重視されますが、モラウやカイトなど、優秀なハンター達は目的のもの以上にその仲間達を大切にしている節がありました。

ハンターであるからこそ成果のみを求めがちですが、実はその過程にこそ意義があるということは、ジンを通して、冨樫先生が読者に投げかけてくれた作品のテーマだと私は思います。

 

ヒソカは、あれでもプロハンターです。ということは、ハンターとして重視するべきものは同じくプロハンターであるジンと同じはず。

やはりヒソカも気がついているのでしょう。本当に大切なものは成果でなく、その過程にあるのだと。だからゴンの成長そのものを楽しんでいる。ヒソカも道草を楽しんでいるのです。

 

ヒソカは強者に手を出さない臆病者だと思われがちですが、実は誰よりもハンターとしての本質を体現しており、ゴンやキルア、レオリオなど、ハンターの素質を見抜きその成長を見守るハンター、すなわち「HUNTER×HUNTER」なのかもしれません。

 

【ハンターハンター】憧れのジンがレオリオに殴られた時のサトツさんの心情を考察してみた!

ハンターハンターの主人公のゴンの父であるジン=フリークス。

ジンは、作中序盤の時点では「世界的にも有名な偉業を成し遂げてきたハンターであるが、その実態は謎に包まれている」という感じの存在でした。

故にゴンはプロハンターになり、ジンを探すことを旅の目的に据えることになりました。

 

ハンターハンターのストーリーは基本的にゴンの視点で進んでいますが、ゴンが出会った人物でジンのことを語っていたのはカイトやレイザーなど、ジンに個人的に恩を感じていて、ジンを良いように語る人ばかりでした。

そのためゴンの頭の中でジンは自分の憧れのハンター像として描かれていきました。読者もゴンと同じようにジンは立派なハンターなのだと思ってたことでしょう。

 

実のところそれらはジンの美談の一部に過ぎず、十二支んやハンター協会の大半の連中から嫌われていました。

ジンはルールを違反したり、協会の招集を無断ですっぽかしたりと、幻影旅団でいうヒソカのようなことをやらかしまくっていたようです。

 

しかし、ゴンと同様にジンに憧れるハンターがいるのも確かです。その一人が、ゴンが受けた287期ハンター試験で一次試験の試験官だったサトツさん。

彼は同じ遺跡ハンターであるジンを尊敬し、一度会ってみたいと感じていました。サトツさんもゴンと同様にジンと面識はなかったのです。

 

そんなジンが公衆の面前に久しぶりに顔を出した新会長選挙が始まって早々、ジンはプロハンターになったばかりのひよっこであるレオリオにぶん殴られ、会場はスタンディングオベーション状態になりました。

サトツさんももちろん会場にいましたが、憧れの人がぶん殴られて周りのハンター達が喜ぶ場面を見て、どう感じていたのでしょうか・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 30巻200P/冨樫義博)

そこで今回は憧れのジンがレオリオにぶん殴られた時のサトツさんの心情を考えてみました。

サトツとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 1巻134P/冨樫義博)

先述の通りゴンが受験した287期ハンター試験の試験官の一人です。

左右にくるりと巻いた髪の毛ヒゲ、感情のない目、そして存在しない口が特徴。

 

一次試験にて、二次試験の会場までの道案内を兼ねて受験生を振り落とす地獄のマラソンを開催しました(試験内容は試験官が自由に決めていいので、サトツさんはマラソンに自信があったのでしょう)。

 

サトツさんは最終試験のハンゾーとの勝負で気を失ったゴンにその後の試験の顛末を話すなど、試験後のゴンをサポートしてくれました。

そんなゴンが偶然にもサトツさんが遺跡ハンターとして尊敬しているジンの息子だと知り、驚いていました。

当時はジンについて、その功績こそ知っていましたがどんな人物かまでは知らなかったようです。

 

念能力などは不明ですが、ヒソカの投げたトランプを余裕で受け止めるなど、やはりプロハンターらしくそれなりの戦闘力は備えている様子。

ジンの認知度の謎

ゴンが出会ってきたカイト、レイザー、ビスケなどもジンについて知ってはいましたが、その居場所や、どんな人物かまでは把握していない様子でした(カイトはあえてゴンに教えなかったのだと思います)。

ビスケは長い間ハンターをしていたわけで、これまでのキャリアの途中で協会内でジンのことを見かけたり、何らかの接点を持っていたりしてもおかしくそうなものですが、特にジンにつながりそうな情報はもってなかったみたいです。

作中序盤から中盤まで、ジンの存在は謎に包まれていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 14巻170P/冨樫義博)

しかし会長選挙編では、ジンと同じ十二支んメンバーはジンのことをバカだの何だのボロクソに言っていましたし、選挙会場にいたその他のモブハンター達もジンについて既に知っており、ほぼ満場一致で嫌っていました。

 

選挙が始まるまでジンは行方不明だったみたいですから、ゴンがクジラ島を出てからの間にジンが協会に対して何かやらかしたわけではないと思います。

おそらく、それ以前から続くジンの迷惑行為は大勢のハンターに知れ渡っていたのでしょう。

ですが、それを知らない人もいるのが謎です。ゴンが偶然にもジンについてあまり知らないハンターに出会ってしまったのか、それともビスケも実はジンについてよく知っていましたが、「ロクなやつじゃない」と思っていて話題にすら出したくなかったのか・・・ジンの認知度には謎が多いです。突然嫌われキャラになってましたよね。

 

サトツさんはそんなジンの評判をうまいこと?耳に入れずにハンターをやっていたみたいです。

まぁハンターって個人事業主ですからね。干渉し合わなそうではありますが。

憧れの人が目の前でぶん殴られたらどう思う?

サトツさんにとって憧れだったジン。

是非とも会いたいと思っていたところ、会長選挙にジンが参加しているではありませんか。

まるで欲しいおもちゃを目の前にしたヒソカ子供のようにサトツさんは目を輝かせていたことでしょう。

 

しかし次の瞬間、自分が試験官を務めたハンター試験でプロハンターになったレオリオとかいう若造が憧れのジンをぶん殴ったのです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻104P/冨樫義博)

あなたは憧れの人がぶん殴られたらどう思いますか?私はですね、さすがに

「何やっとんじゃワレェェェ!」

ってなります。怒ります。多分全然怖くないけど。

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私の憧れの人といいますと、そうですね・・・宮崎あおいさんですね!宮崎あおいさんは私にとって憧れの存在。サトツさんにとってのジン同然です。

宮崎あおいさんが目の前で殴られたとしたら、もう発狂もんですよ!

まぁ宮崎あおいさんが殴られる状況ってドラマや映画のワンシーンくらいでしかないでしょうけど。

 

憧れのジンを殴ったレオリオに、サトツさんは激おこだったと思いますよ。しかしそんなサトツさんの気持ちに反して会場は拍手の嵐。

この時のサトツさんの心情はおそらく、

 

サトツ「あのレオリオとかいうガキィィィ!ジンさんを殴りやがって!しかもジンさんに向かって死ねだと!?理由はあれども許せん!レオリオ・・・お前を一発殴って・・・あれ?みんな拍手してる・・・え?なにこれ?え?じゃあ私も拍手しておくか一応。」

 

という感じだったことでしょう。

レオリオをオーラを込めた「硬」パンチで殴るつもりが、会場の雰囲気に流されてしまったに違いありません。

新会長選挙時には面識はあったかも?

サトツさんはゴンがカイトからもらったダブルハンターの認定カードを見て、ジンのものだと気がつき、カイトとジンのつながりについてもゴンから聞きました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻60P/冨樫義博)

その時ゴンはカイトの連絡先は知りませんでしたが、カイトはジンのように身を隠したり、違反行為をして他のハンターから嫌われてたりはしていなかったみたいですから、ハンター協会のつてを辿れば接触できなくもないでしょう。

そのため、ハンター試験後、サトツはカイトを見つけ、カイトの紹介でジンと会っている可能性もあります。

 

となると、選挙の時には既に面識があったということになりますね。

いやぁ、実際にジンと会ってみてのサトツさんの反応はどうだったんでしょうかね?意外と、

 

サトツ「ジンさんってすごい人だと思ってたけど・・・ろくでなしじゃん!息子をほっぽり出して、自分は好き勝手に行動して、そんな息子をグリードアイランドとかいうヤバいゲームで遊ばせて、キメラアントの事件の時にも何もしないし、想像してた人と全然違うじゃん!」

 

と愕然としていたかもしれません。この場合、レオリオがジンを殴った時は、

 

サトツ「よっしゃ!やれレオリオ!そんな息子の見舞いにすら行かねークソ親父再起不能にしろ!」

 

と思いながら心からの拍手をレオリオに送っていたかもしれませんね。

まぁサトツさんの性格は冷静そうですのでそれはないかと思います。よく見極めた上で、ジンの本質を理解してくれているはずです。

サトツさんは貴重なジンのファン

息子のゴン、弟子のカイト、正しい道を示してもらったレイザー、憧れているサトツさんはジンを尊敬している貴重なジンファンです。

ジンの行動はあまりのも核心を突き過ぎていたり、誰も予想できないほどの先読みをしていたり、周りの迷惑を考えていなかったりするので大体の場合いろんな人から悪い印象を抱かれがちです。

しかしジンは目的と意志を持って行動しており、その行動は全て意味のあるものだと思います。

 

こう考えると、ゴンが会ってきたジンを知る人たちは、ジンの表面的な横暴で、自分勝手な性格ではなく、その本質にあるジンの信念や考え方を見抜き、賛同している人達だったとも言えるでしょう。

ある意味ジンの実体をなんとなくでも捉えられる人物こそ、優秀なハンターになっていくのかもしれません。

 

サトツさんもその一人で、ジンの本質を見抜いていたのであれば、レオリオがジンを殴った時、ジンがレオリオの力量(いろんな意味で)を測っていたことや、レオリオほどの仲間がゴンにいるのであれば確実にゴンは助かると考えていたことなども理解できたと思います。

確かにジンを素行だけで評価すると、決していいハンターと言えないと思います。だからこそ人の周りには、そういうジンの表面に見えているものだけで彼を判断しない、懐の深くて優しい才能ある人物たちが集まるのかもしれません。

 

ジンは十二支んからも、他のハンター達からも、一緒にグリードアイランドを作った仲間達からも悪口を言われていたので、ジンにとってサトツさんは貴重なファンの一人に違いありません。

大切にして欲しいです・・・

そういえば、新会長選挙の最終投票後に、ジンは悪口を言いまくるハンター達を十二支ん以外全員ボコボコにしてましたよね・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 32巻100P/冨樫義博)

あの選挙は基本的に全員参加ですから、サトツさんも会場にいたとしたらジンにボコられてるかも・・・

 

サトツ「ジンさん!私ジンさんの大ファンでして・・・」

 

ジン「うるせー!今さら媚び売ってんじゃねー!」

ボコッ!!!!!!

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レオリオがジンをぶん殴るのはハンターハンター31巻!

 

 

【ハンターハンター】クラピカとセンリツの絶妙な信頼関係に憧れる!

ハンターハンターでは、少年漫画には珍しく、キャラ同士の関係が「お金のつながり」というものも多いです。仕事の依頼人と請負人という関係ですね。ハンターの仕事が「依頼を受けて目的を達成する」というものであるため、どうしてもお金が絡みがちです。もちろんゴンとキルアのような強い信頼関係で成り立っているつながりもあります。

 

キャラ同士の関係が複雑に絡み合うハンターハンターですが、私が個人的に好きな関係はというと、クラピカとセンリツの関係です。

彼らはお金のつながりというわけではなく、ゴンとキルアほど親密な関係でもないようですが、絶妙な信頼関係で成り立っていると私は感じます。この関係が良いのです!特に「あまり人を信用しないクラピカがセンリツに関してはかなり信頼を置いているものの、それでも同僚としての関係は崩さない」ところがグッときます。

 

そこで今回はクラピカとセンリツの絶妙な信頼関係が垣間見れるシーンをまとめてみました!

クラピカとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻63P/冨樫義博)

主人公ゴンの友人の一人であり、共にハンター試験を乗り越えた仲間です。試験後はゴンと別行動をし、念能力を習得。ノストラード組の用心棒になり、幻影旅団に奪われたクルタ族の「緋の眼」の回収に当たっていました。

クラピカのプロハンターとしての初めての仕事がノストラード組のボスの娘、ネオンの護衛でした(本当はこの仕事がしたかったわけではなく、人体収集家でもあるネオンの近くならば緋の眼を回収できる可能性も高くなると考えたため、護衛につきました)。同じくセンリツもネオンの護衛につき、クラピカとは同僚として任務を共にすることになりました。

ヨークシンシティでは幻影旅団を壊滅すべく奔走するクラピカをあらゆる面でセンリツがサポートし、以降も2人はノストラード組に残り、共に働いているようです。

センリツとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻63P/冨樫義博)

小柄な女性です。性格は穏やかで物腰も柔らかいです。とはいえども念能力者であり、笛の音で周囲の人の心を落ち着かせたり、聴力を研ぎ澄ましてはるか遠くの音を聞き取ったりすることも可能です。クラピカもセンリツのこれらの能力に対してかなり高い評価をしていると思われ、いろんな場面で協力を仰ぎました。

センリツの体は、過去にセンリツが演奏した「闇のソナタ」と呼ばれる楽曲によって何らかの影響が出ており、現在の姿が本来のセンリツの姿ではないと思われる描写がありました。

クラピカとセンリツの関係性

クラピカとセンリツの関係性について見ていきましょう。 時間経過とともに、クラピうかがセンリツを信頼していく様子がわかります。

同僚を信頼していなかったクラピカ

ノストラード組の用心棒になるためには、ダルツォルネが用意した戦闘力などを計るテストをクリアする必要がありました。元から組員でテストのために予め部屋にいたトチーノとスクワラを含むクラピカ、センリツ、バショウ、ヴェーゼらは、トチーノの能力である「縁の下の11人(イレブンブラックチルドレン)」の風船黒子と戦いました。クラピカはその洞察力と「導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)」の能力を使い、一人でトチーノとスクワラが仕掛け人だと見抜きました。

この時のクラピカは、センリツやバショウらと一切協力する気はなかったと見受けられます。バショウに対しては「私に話しかけるな」と挑発とも取れる一言を放つほど、クラピカは同僚を誰も信頼していませんでした。

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻71P/冨樫義博)

その点センリツに対してはバショウに比べると多少は不信感を持ってはいないようでしたが、まだこの時は信頼までは置いていなかったとみて間違い無いでしょう。まぁ会ってたった数十分しか経ってませんから仕方ないですけどね。

キルアに同行させる

ヨークシンシティ編にて、幻影旅団のアジトに接近を試みたキルアでしたが、アジトはコルトピの能力で生み出された大量のビルが取り囲み、侵入しても死角だらけでいくらキルアといえど見つかる危険性が高い状態でした。そこでクラピカはキルアの元にセンリツを向かわせ、以後同行させました。センリツの聴力があれば、わずかな物音で死角から接近されても気がつけるからです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻94P/冨樫義博)

キルアが陥った状況を打破できる能力をセンリツが持っていたということもありますが、途中までゴンたちの力も借りずに旅団を倒そうとしていたクラピカが、つい先日知り合ったばかりのセンリツの協力を仰いだという点を考えると、この時点でクラピカはセンリツのことを少なくとも認めてはいると思います。まだ信頼と呼べるにはわかりませんが、クラピカ的に「センリツは有用だ」くらいには思ってたと思います。

 

王子の護衛にも駆り出す

クラピカは緋の眼を持つカキン帝国の第4王子ツェリードニヒと接触するべく、他の王子の護衛募集に応募しました。護衛を募集している王子は複数名いたので、クラピカだけではカバーしきれません。そこでクラピカの知人たちとキルアの紹介でビスケに協力を依頼しました。知人というのはクラピカの師匠のイズナビ、同期のハンゾー、ノストラード組の同僚であるバショウ、そしてセンリツでした。

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻189P/冨樫義博)

ビスケとは報酬金を払うという契約で依頼しているようなので、クラピカと同じノストラード組ではないイズナビとハンゾーに関しても報酬を払う約束で協力してもらっていると思います。クラピカは一応ノストラード組の若頭なので、組員であるセンリツとバショウはクラピカの命令で協力しているかもしれません。

やっぱりここでもセンリツ登場。センリツはどう見ても戦闘タイプではないし、他人の身を守れるほど大柄でもないのになぜ護衛任務ばかり引き受けるのでしょうか・・・

しかも今回は暗黒大陸に向かう船の中ですし、王子達は殺し合う気満々の状況です。それでもクラピカがセンリツを護衛として連れて行くあたり、もうだいぶセンリツのことを信頼していると見ていいでしょう。あとバショウも。最初のクラピカのバショウへの態度から考えるとえらい進歩です。ノストラード組はネオンが占い能力を失ったせいで一時資金難に陥りそうでしたが、クラピカが立て直したようですので、それに協力したとみられるセンリツとバショウへの信頼度も大きく上がったのでしょう。

単純に暗黒大陸や船の中でもわずかな音から危険を察知できるセンリツの能力は役に立ちそうではありますが、センリツはクラピカにとって能力の有用性だけでは片付けられない、仲間のような、心を支えてくれる同僚以上の存在になっていると思います。

 

クラピカを気にかけるセンリツ

ヨークシンシティ編では、幻影旅団を前にしたクラピカが、感情に任せて単独行動をしてしまった結果仲間たちを危険にさらすことになってしまう場面が多々ありました。クラピカの過去を思えば仕方のないことなのですが、相手は超危険な幻影旅団ですから、考えなしに突っ込めば返り討ちにされ、仲間にも被害が及びます。

そんな暴走しがちだったクラピカを止めてくれたのはいつもセンリツでした。笛の音で精神を落ち着かせてくれたり、

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻62P/冨樫義博)

クラピカの行動でゴンとキルアが旅団に捕まった時も、少々言葉を荒らげてはいましたが、クラピカが冷静になるよう諭してくれました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻117P/冨樫義博)

このようなこともあり、クラピカにとってセンリツは心の支えになっていると思います。ミザイストムがクラピカの元を訪ねた時も、まるで営業電話をかけてきた時のように初対面にもかかわらずブチ切れるくらいクラピカはピリついてましたからね。センリツの支えがより必要になっていると思います。

またクラピカのそんな性格を理解してか、センリツはヨークシンシティ編の時からクラピカを気にかけていました。上記の行動もその一環だと思われます。

クラピカはセンリツの性格や能力を非常に頼りにしており、センリツはクラピカに対して「意外と熱くなりやすい人だから私が止めてあげないと」と思っていると見て間違い無いでしょう。ん?なんかカップルみたいだな・・・

 

最初は同じ仕事の募集を受けて集まった、ただの寄せ集めに過ぎなかったクラピカとセンリツですが、死線を超えていく中で互いの信頼関係が深まりつつあるのが少しだけ垣間見れて、私としてはこの2人の関係性に憧れちゃいます、クラピカとセンリツのような「仕事の同僚に過ぎないのだけど、実はとても信頼している、付かず離れずの関係」みたいなの。私もそうなれる相手に巡り会いたいのです・・・その相手が女性だとなお良いのですが、心から信じあえる人が近くにいるという幸せを味わいたいです。でも距離感が大切!微妙に離れているのですが、でも限りなく近いけれど触れ合うことはない・・・ん〜私はだいぶめんどくさい人間ですね。

 

クラピカとセンリツの関係に注目です。これから危険な地帯へ乗り込む二人。その関係は一層深まるのか?それとも・・・?

 

【ハンターハンター】イルミとクロロはいつ、どんなきっかけで知り合ったのか?

ハンターハンターに登場するイルミは、ゾルディック家の暗殺者としてあらゆる殺しの仕事を請け負っています。

弟のキルアは家出してしまうし、逆にミルキは家から出ないし、アルカは謎の力持っていて扱いが危険だし、カルトは幻影旅団に入ってしまうしで、弟たちが請け負うべき仕事が全部お兄ちゃんのイルミに回ってきてるんじゃないかってくらい仕事をしています。

お兄ちゃんはいつでも兄弟たちの尻拭いをさせられるのです・・・

関連記事:【ハンターハンター】イルミ=ゾルディックが長男として抱える苦労とは? - 私の名前はジロギン。

 

そんなイルミは幻影旅団のクロロからも依頼を受けているようで、作中ではマフィアの元締めである十老頭も暗殺していました。

クロロは幻影旅団のメンバー以外の協力を仰ぐことはないものかと思っていましたが、イルミとはビジネス上の関係があり、困った時に仕事を依頼しているようなのです。

 

しかし作中ではイルミとクロロの出会いのシーンがなく、どのようなきっかけでビジネスライクな関係を気づいたかの言及もありませんでした。

そこで今回はイルミとクロロはいつ、どんなきっかけで知りあったのか?について考察していこうと思います!

イルミ=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻50P/冨樫義博)

キルアの兄に当たります。針と操作系と思われる念能力を使って敵を仕留めたり、思いのままにコントロールしたりできます。

 

初登場は287期ハンター試験時で、当時は「ギタラクル」という偽名を使い、変装しながら主人公・ゴンたちとともに試験を受けていました。

当時から念能力を使えた上に、ゾルディック家の一員として鍛え上げてきた暗殺の技術もあり、試験は余裕で合格。

さらに家出したキルアを一時帰宅させることにも成功していました(だいぶキルアを精神的に追い詰めてましたが)。

 

イルミは作中で悪役として描かれていますが、彼の行動心理としては「家族愛」が基本で、ゾルディック家を守るために最善と思われる行動を取っているに過ぎないのです(アルカの持つ力は目的は不明ですが悪用しようとしていそうです・・・)。

結果、周囲の人たちからするとイルミは悪者に映ってしまいますが、正義の反対はまた別の正義なのです。

イルミとクロロは過去に複数回接触している?

イルミとクロロが知り合ったタイミングについては作中で言及されていません。

ヨークシンシティにて、クロロがイルミの祖父と父であるゼノ、シルバと交戦中に、イルミ(マハとカルトも同行)はクロロから依頼されていた十老頭暗殺を決行しました。

 

ゼノとシルバは十老頭に依頼されてクロロを倒そうとしていましたが、それを阻止するために(だと思いますが、)クロロはイルミにゼノとシルバの依頼人である十老頭の暗殺を依頼したようでした(それだけでなくイルミの針で十老頭を操作し、オークションを中止させないことも依頼していたようです。シャルナークあたりでもできそうですが、クロロはイルミに頼んでいました。)。

 

旅団としてもマフィアンコミュニティーを相手にするのは「旅団始まって以来の大仕事」と感じていたようですし、その元締めとなる十老頭を暗殺するという重要なミッションを任せるのであれば、さすがにイルミがゾルディック家といえども、クロロも何度か依頼して、イルミの実力を知っていないと任せられないと思うのです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻22P/冨樫義博)

そのため、イルミとクロロは過去に複数回接触があり、仕事上の関係があったものともわれます。

イルミのヒソカとクロロとの付き合いの期間からしても、ヨークシンシティでのクロロのイルミへの依頼が初めてとは思えないのです。

クロロよりヒソカの方が付き合いがちょっとだけ長い

ヒソカが旅団のアジトを抜け出す際に、抜け出したことがばれないようイルミに変装してアジトにいてもらうよう頼んでいました。

この時イルミはヒソカに「クロロよりちょっとだけ付き合い長いし(だからクロロが不利になる方、つまりヒソカに協力するよ)」

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻183P/冨樫義博)

とヒソカの頼みを受けました(もちろん有料)。

ということはイルミとヒソカがいつ知り合ったかわかればなんとなくイルミがクロロと知り合ったタイミングもつかめそうですね。

 

イルミとヒソカが知り合ったのは287期ハンター試験、またはハンター試験直前頃と思われます。ハンター試験終了後にイルミはヒソカに「短いつきあいだがヒソカの好みは把握した」と言っていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻51P/冨樫義博)

ヒソカとイルミはハンター試験中に仲良くしているシーンがありましたから、短い付き合いということは287期ハンター試験が始まる直前、または開始直後に知り合ったものと思われます(試験に向かう道中か一次試験の時)。

ハンター試験で念を使えたのはイルミとヒソカだけでしたし、ヒソカはイルミの戦闘力を「95点」と高く評価しているので、今後戦うべき相手として知り合っておこうと考えたのでしょう。

 

287期ハンター試験をクロロは受けてなかったと思われますので、クロロと知り合ったのはハンター試験後。そして「クロロよりヒソカの方がちょっとだけ付き合いが長い」ということからも、ハンター試験「直後」くらいにイルミはクロロと知り合ったのではないでしょうか?

「ちょっと」という期間の表し方には個人差がありますが、ハンター試験直後からイルミとクロロとのビジネスライクな関係が始まったととるのが自然かなと思います。

クロロの依頼が出会いのきっかけ?

イルミがハンター試験を受けた理由は、「仕事の都合でハンターライセンスが必要になったから」でした。

ハンターライセンスがあれば多数公共機関の利用や立ち入り禁止区域の一部侵入などが認められます。

イルミがハンターライセンスを取らなければならなくなった依頼がクロロからの初めての依頼だったとしたら、ハンター試験後にライセンスを取り、直後にクロロと会って(電話越しかもしれませんが)仕事の打ち合わせを行い、以降仕事を請けるようになった・・・という考え方ができます。

 

そうしたらイルミの、ヒソカおよびクロロとの付き合いの長さ的にも辻褄が合います。

ハンター試験前、および試験中に面識はなかったものの、イルミはすでにクロロから依頼を請けていました。が、厳密に言うと直接会ったのはヒソカの方が先なのでヒソカの方が付き合いはちょっとだけ長くなると。

 

とするともうひとつ疑問が。287期ハンター試験前にクロロはイルミと面識がなかったのだとしたら、どうやってクロロはイルミに仕事を依頼したのでしょうか?

シルバとは面識のあるクロロ

クロロは287期ハンター試験より前にイルミと面識はなかったものの、過去に幻影旅団メンバーを暗殺したイルミの父であるシルバとは交戦しています。

その戦いについても作中では描かれませんでしたが、クロロもシルバも生存したので、決着はつかなかったようです。

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クロロはシルバの力を実際に戦ってみて目の当たりにし、その後どうしても旅団メンバーだけでは達成ができない任務を行うことになった時に、「そうだ!ゾルディック家に協力依頼してみよう!マジで強かったし!」と今度は依頼人としてゾルディック家に接触したのかもしれません。

 

しかしシルバとしては、旅団はメンバーを倒すと報復に来るような厄介な奴らなのでこれ以上接点は持ちたくなく、代わりに息子のイルミに仕事を任せた可能性があります。

 

シルバは息子たちに「旅団に手を出すな」とは言っていましたが、「関係を持つな」とは言ってませんから、イルミが旅団相手にケンカを売るような真似をしなければ問題ないと思っての判断かもしません(まぁイルミはヒソカに協力して旅団にちょっかい出してましたが)。

以上のことを踏まえると、イルミとクロロの出会いはこんな感じだったのではないでしょうか・・・

イルミとクロロの出会い(妄想)

ゴトー「シルバ様、お手紙が届いております。」

 

シルバ「俺に手紙?仕事の依頼か?」

 

クロロの手紙の内容

ゾルディック家党首 シルバ=ゾルディック様

数年前はうちの団員を暗殺してくれやがってどうもありがとう。幻影旅団団長を務めております、クロロ=ルシルフルです。いろいろ調べさせてもらって、あんたがゾルディック家の党首だってことに行き着きました。

あんたと戦ってみて、その強さが本物だと実感しました。ゾルディック家の噂は伊達じゃないようですね。そこでその強さを見込んで依頼したい暗殺の仕事があります。その内容というのがかくかくしかじかで・・・・・・・・・・

良いお返事をもらえると嬉しいです。

                         クロロ=ルシルフルより

 

シルバ「うわぁ・・・幻影旅団の団長からだ・・・仕事の依頼だと?ふざけんてんのか?殺し合った相手から仕事の依頼って・・・どうしよっかなぁ・・・請けてもいいけど、こいつらと絡むの嫌だなぁ。また報復だの何だのしてきそうだしなぁ・・・」

 

イルミ「幻影旅団って、前に親父が言ってた盗賊団だっけ?」

 

シルバ「いたのかイル。そうだ。仕事の依頼をしてきやがったんだよ、旅団のリーダーが。どうしようかなぁ。もうこいつらと接点持ちたくないんだよなぁ」

 

イルミ「じゃ俺がやっていい?親父が手を焼くほどの旅団、興味あるし。」

 

シルバ「おい正気か?前に『旅団には手を出すな』と言ったはずだろう。」

 

イルミ「でも『関係を持つな』とは言ってないよね?俺から旅団に攻撃を仕掛けることはないから安心してよ。」

 

シルバ「だがこの依頼内容だと、暗殺のターゲットがいるのはハンターライセンスがなければ立ち入り不可能な国だな。イル、お前ハンターライセンス持ってなかったろ?」

 

イルミ「あー、そうなんだ・・・じゃちょうどいいや。今年のハンター試験受けてくるよ。どの道、この仕事をしてたら、今回みたいにハンターライセンスが必要になることもあるでしょ?」

 

シルバ「しかしだな・・・」

 

キキョウ「あなた!イル!大変よ!」

 

イルミ「どうしたの母さん?お腹かから血が出てるけど・・・」

 

キキョウ「キルが・・・キルアが私とミルキを刺して出て行ってしまったの・・・まさかあの子・・・あんなに暗殺者らしく育ってたなんて。」

 

シルバ「・・・」

 

キキョウ「でも心配よ!あの子はまだ12歳だし、知らないことも多いし、何かあったら・・・」

 

イルミ「心配しないでよ母さん。俺がこれからハンター試験を受けに行くから、その途中でキルの様子も見てくるよ。ということで親父、キルのことも旅団の仕事のことも俺に任せてよ。」

 

シルバ「・・・いいだろう。ただし、お前がハンターライセンスを取ること、そしてキルアをうちに無事連れて帰ってくること、この2つが条件だ。もし2つの条件をクリアできなければ、今回の依頼は断る。それでいいな?」

 

イルミ「わかった。それでいいよ(俺がライセンスを取れないわけないけど、キルはどうやって見つけようかな・・・)。」

 

キキョウ「頼むわよ!イル!

 

 

ハンター試験に向かう船の中

 

ヒソカ「どこかに・・・おいしそうな獲物はいないかな・・・?」

 

ギタラクル(イルミ)「カタカタカタカタ・・・」

 

ヒソカ「・・・95点・・・」

 

 

ハンター試験後。ゾルディック家にて

 

イルミ「ただいま。キル戻ってきた?いやぁ、まさかキルもハンター試験を受けてるとは思わなくてさ、偶然会っちゃったよ。やっぱり兄弟、考えることも同じだね。キルは今どうしてる?」

 

シルバ「ミルキが説教中だ。」

 

イルミ「ああそう。まぁミルキじゃキルも言うこと聞かないだろうね。試験中にいろんな悪影響受けちゃったみたいだし。」

 

シルバ「どういうことだ?」

 

イルミ「いや何でもないよ。それより約束通り、ライセンスは取ったし、キルも戻ってきたから、幻影旅団団長の依頼も請けていいよね?」

 

シルバ「ああ、約束だからな。だがくれぐれも気をつけろよ。」

 

イルミ「うん。わかってるよ。で、依頼人の団長ってどんな奴?」

 

 

電話での会話

 

イルミ「もしもし?俺はイルミ=ゾルディックって言うんだけど、幻影旅団団長・クロロのケータイで合ってる?」

 

クロロ「イルミ・・・?名前からしてゾルディック家の者のようだが、俺はシルバという男に依頼したはずなんだが・・・それに依頼してから連絡までに随分時間がかかったな?」

 

イルミ「シルバは俺の親父。親父は別の仕事で手一杯だから代わりに俺が今回の仕事を請け負うよ。連絡に時間がかかったのは素直に謝る。ちょっとこっちの事情でね。でもその代わりに絶対満足のいく仕事をするよ。ということで実際に会って話がしたいんだけど・・・」

 

クロロ「場所はこちらで指定する。期待してるよ。」

 

 

というような感じでイルミとクロロは知り合ったのではないでしょうか?

この後、ヨークシンシティ編までの期間でクロロはイルミに複数回仕事の依頼をしており、時間的にもハンター試験で知り合ったヒソカの方がクロロより付き合いは長くなると。ハンター試験前に依頼は来ていたものの、イルミはクロロと直接は話していなかったという考えです。

 

イルミがハンターライセンスを取るきっかけとなった仕事がクロロの依頼というのは完全に私の妄想ですが、ハンター試験からヨークシンシティまでの間って、クラピカの念能力修行期間、つまり半年くらいしか空いていないんですよね。

もしその間にクロロが複数回イルミに仕事の依頼をしていたとすると、試験終了直後くらいから関係が生まれていないと間に合わない気がします。

暗殺の仕事でイルミは世界中飛び回っているでしょうし、イルミもクロロの案件ばかり請けているわけにもいかないでしょうから、時間的にも厳しいはずです。

 

あくまで私の妄想ではありますが、今回の記事の内容のように考えると、「イルミとクロロが知り合ったきっかけ」「イルミがハンター試験を受けた理由」「イルミのヒソカとクロロとの付き合いの期間の差」などが全て繋がってくると思います。

まぁこの部分については作中では描かれてませんので、読者が自由に補完するという形でいいのかなと思います。

私は一読者として、この記事のような経緯があってイルミとクロロは知り合ったのではないかなと考えることにします。