ハンターハンター387話「再現」は、テータがツェリードニヒを射殺しようとした場面を補う内容でした。
ツェリードニヒ(または守護霊獣か具現化系念獣)の能力が、少しずつ明らかになってきましたね!
でもまだまだ全容は謎のままです。
今回は、387話で明らかになったツェリードニヒの念能力にフォーカスして考察していきます(このチート能力は破れるのか・・・?そしてネタバレ注意です。)
- ツェリードニヒの能力は「10秒先の未来予知」
- ツェリードニヒ本人の能力か、念獣の能力かは不明
- テータがツェリードニヒを撃った時の動きを図説
- ツェリードニヒの能力を破る方法は?
- 最後に:ツェリードニヒはまだ能力を持っている可能性大
ツェリードニヒの能力は「10秒先の未来予知」
ツェリードニヒに発現した念能力は、簡単に言うと
目を閉じて「絶」をしている間、10秒先の未来を予知できる能力
です。
正確には、
- 目を閉じて絶をした瞬間に10秒先の未来を見る(刹那の10秒間)
- その後も現実の時間に合わせて10秒先の未来を見続ける(目を閉じて絶をしている間)
- ツェリードニヒは目を開けてから10秒間、未来の行動を変えられる
という能力のようです。
(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年49号/冨樫義博/集英社)
・・・ちょっと難しいですね。まぁ予知能力ってことでいいと思います。
さらにこの能力の大きな特性として、ツェリードニヒ以外の人間は、ツェリードニヒが見た予知通りに動くということがります。
仮にツェリードニヒが予知とは異なる行動を取っても、周りの人間は幻覚を見続け、予知通りに動いてしまうのです。
つまりツェリードニヒは、目を開けてからの10秒間、自分に起こる運命をだけを変えることができます。
この特性を利用し、ツェリードニヒはテータに射殺されるという運命を10秒前に察知して回避。死なない運命に変えました(後ほど詳しく説明します)
また、386話でツェリードニヒが「瞬きくらいの速さで絶になれるようにしたい」と言っていました。
(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年48号/冨樫義博/集英社)
その意図として、
- 瞬きと同時に「絶」を発動。10秒先の未来を一瞬で見れるようになりたい
- 目を閉じて「絶」をするというリスキーな時間を極限まで短くしたい
があったようです。
現状、ツェリードニヒは「絶」になるまで少し時間がかかっています。目を閉じても「絶」になれなければ能力は発動できません。
「絶」になるまでに攻撃されてしまっては、能力を発動する前に死ぬ可能性があります。この時間を短縮するための修行をしようというわけですね(ツェリは絶の重要性を自覚しています)。
関連記事:【ハンターハンター386】ハルケンブルグ、クラピカ、ツェリードニヒの不可解な点について考察 - 私の名前はジロギン。
人間の瞬きの速度は100〜150ミリ秒
Wikipediaによると、人間の瞬きのスピードはだいたい100〜150ミリ秒とのこと。
1ミリ秒は1000分の1秒(0.001秒)ですので、100〜150ミリ秒はおよそ
0.1〜0.15秒ということですね(個人差はあると思われます)。
つまりツェリードニヒは0.1秒ほどのスピードで未来予知ができるようになろう修行し始めています。・・・バケモノかな?
ちなみにキメラ=アント護衛軍・ネフェルピトーは、念能力「黒子舞想(テレプシコーラ)」発動までの時間は0.1秒を切ります。
ハンター協会元会長・ネテロの「百式観音」での攻撃はさらに速いスピードで繰り出されます。
念の修行を始めて1週間かそこらのツェリードニヒが、人間をはるかに上回る素質を持つピトーや、何十年も念の修行を続けたネテロ並みのスキルを身につけようとしてるわけですね。
作中で0.1秒未満で能力を発動できていたキャラがいるってことは、ツェリードニヒもできるようになるんでしょうな・・・
人体収集家のネオンに似た「未来予知」能力
ツェリードニヒはいわゆる「人体収集家」。クルタ族の「緋の眼」などを集める変わった趣味をお持ちの方です。
人体収集家といえば、クラピカが若頭を務めるノストラード組ボスの娘・ネオンもそうですね(死んでるみたいですが)。
関連記事:【ハンターハンター】ネオン=ノストラードさん、死亡【悲報】 - 私の名前はジロギン。
ネオンの能力「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」は1ヶ月先までに起こることを詩の形で占う能力でした。
ネオンの能力も「未来予知」に関する能力ですよね。ツェリードニヒと似た能力と言えます。
「人体収集家」「特質系」・・・この条件が揃うと未来予知的な能力が発現するのでしょうか?
2つの接点はよくわかりませんがね。
ただ、ネオンは自分以外の人に起こることを予知する能力。ツェリードニヒは自分に起こる未来を予知する能力。
この点は真逆の性質をしていると思います。
人のための能力か自分のための能力か・・・人間性が反映されているような気がします。(まぁネオンもだいぶ自分勝手な性格でしたが)
ツェリードニヒ本人の能力か、念獣の能力かは不明
ツェリードニヒが使った能力は、自身の能力なのか、守護霊獣または特質系念獣の能力なのかはわかりません。
ただ、ツェリードニヒが見た予知夢の視点が、守護霊獣の視点のように見えます。
(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年49号/冨樫義博/集英社)
(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年49号/冨樫義博/集英社)
あるいは「絶」によって守護霊獣は出てこられないと考えると、特質系の念獣が他のところから見た未来の光景をツェリードニヒに送っているのかも・・・?
視点がツェリードニヒの主観でないということは、能力には守護霊獣か念獣の視野が関与していそうですね。
この辺は、387話でも結局謎のまま・・・(ツェリードニヒの能力でストーリー引っ張りすぎでは?)
守護霊獣がゴキブリに気がついたのは未来予知?
王位継承戦の序盤にさかのぼります。
第14王子・ワブルのお母さんオイトは、クラピカが盗んだ能力「裏窓(リトルアイ)を使ってゴキブリを操作。通気口を通って他の王子たちの偵察をしましたね。
関連記事:【ハンターハンター】サイールドの念能力「裏窓(リトルアイ)」はクラピカの役に立ちそう! - 私の名前はジロギン。
その時、ゴキブリの存在に唯一気づいたがツェリードニヒの守護霊獣でした。
これは妄想になりますが、ゴキブリの接近を守護霊獣が未来予知したって可能性はないですかね?
ツェリードニヒの守護霊獣が、ゴキブリを操作してるオイトに気がついたのは、今回の未来予知が関係していないかな?
— ジロギン (@akiramenaiuta) 2018年11月5日
守護霊獣が未来予知
→ゴキブリの接近を察知
→通常のゴキブリの動きとしては不自然
→ツェリに近寄る前に排除
みたいな。
だとしたら、未来予知の能力には守護霊獣が関与しているのかも。
あるいは、ツェリードの念を受けて守護霊獣にも未来予知の能力が付加されたか・・・?
テータがツェリードニヒを撃った時の動きを図説
387話では、射殺したはずのツェリードニヒが生きているトリックが明らかになりました(銃にビビったり、念にワクワクしたりと可愛いツェリ様)。
このシーンを簡単に図説したいと思います。
関連記事:【ハンターハンター385】ツェリードニヒの守護霊獣(念獣)の能力と今後の展開を考察 - 私の名前はジロギン。
わかりやすいように、テータとツェリードニヒの顔を描きました。
これがテータちゃん
鼻は原作を再現!
これがツェリ様
どんなにイケメンでも射殺された瞬間の顔は残念なものです・・・
(ツェリ様ファンの方すみません。あとでイケメンバージョンも載せときます)
テータがツェリ様を銃殺する前後、このようなことが起きていたようです。
ツェリ様は「目を閉じた絶」の状態で、未来予知。
自分がテータに撃ち殺される未来を知りました。
ツェリ様が目を開けると銃を構えるテータが。
ビビって逃げるも、テータはツェリ様の幻覚(存在していない)に向けて発砲。
もちろん銃弾は当たっていません。テータがツェリ様を射殺するという未来は消滅し運命が変わりました。
さらにツェリ様は性癖がやや変化し、もっとテータちゃんLOVEになりましたとさ。
嘘をつく女が嫌いだったツェリ様が「裏表のある女って可愛い」と言い出した理由はちょっとわかりません(私が鈍感なだけか?)。
テータちゃんが好きすぎるあまり、自分の好きなタイプすら変えてしまったのでしょうか?
ツェリードニヒの能力を破る方法は?
10秒の間は自分にふりかかる出来事を変えられるツェリードニヒ。
自分が攻撃される時も、10秒間で回避できるでしょう。
また、自分に攻撃される前に攻撃することも可能かもしれません。
なんだかほぼ無敵に近そうな能力ですが、ツェリードニヒの能力を打ち破る方法はあるのでしょうか?
考えてみます。
ツェリードニヒが絶をする前(絶の間)に即死させる?
ツェリードニヒの能力発動条件は「目を閉じて絶になる」ことのようです。
絶を使っている間はオーラをまとえず完全に無防備の状態。この間に即死させられれば、ツェリードニヒの能力発動を防げます。
ただツェリードニヒは、10秒先の未来を予知するだけなら、目を閉じて絶になった「刹那」で可能。
さらに絶になるまでの時間も瞬きくらい(0.1秒ほど)に縮めようとしています。
絶の間に仕留めるのは厳しくなりそうですね。
となると、絶を使う前に狙うべきでしょうか。
ツェリードニヒが意識を働かせていない時に暗殺する。例えば寝ている時とか。
その間も守護霊獣が護衛していたら、暗殺は難しかもしれませんが。
守護霊獣(念獣)の視覚外から攻撃?
これは、ツェリードニヒの未来予知が守護霊獣か念獣の力によるものだと想定した場合の考察です。
ツェリードニヒが見た未来の光景が、念獣の視点のようであることは先ほど解説しました 。
もしそうだとしたら、守護霊獣(念獣)の視覚の外から攻撃すれば、ツェリードも攻撃を予知できないのでは・・・?
ツェリードニヒは一瞬で絶を使えるようになれば、常に10秒先の世界を見た状態で動けるってことか。
— ジロギン (@akiramenaiuta) 2018年11月5日
予知夢の視点が守護霊獣のものっぽかったから、攻略するには「守護霊獣の死角・意識外からツェリードを攻撃する」とかになるのかな?
ツェリードニヒに気付かれても未来を変えられてしまいます。
ツェリードニヒ、守護霊獣(特質系の念獣)に気付かれないよう攻撃し、即死させるのが最善策ってところでしょうか。
ツェリードニヒのオーラ切れを狙う?
未来予知が念能力である以上、発動にはオーラを使っているはず。
未来予知を連発すれば、ツェリードニヒのオーラもいずれ底をつく・・・
と思ったのですが、未来予知は「絶」の間、つまりオーラを体外に放出しない状態で行っているんですよね。
ってことは、オーラの消費を最小限に抑えて発動可能ということかも?
ツェリードニヒのオーラ量も桁違いっぽそうですからねぇ・・・
まだ念の修行が未熟の時に守護霊獣が動いてても、全く疲労を見せてませんでしたし。
ナックルが「ポットクリン」つけたら「オーラの底が見えねぇ」っていうレベルのオーラ量かも。
オーラ切れを狙うのは難しそうですね。
念の制約や反動で自滅させる?
387話で明らかになったツェリードニヒの念能力は、これまでの念とは比較にならないほど広域に作用してます。
ツェリードニヒ自身の未来を変えたってことは、将来的にツェリードニヒに関わるすべての人間の未来も変えたってことですよね。
テータがツェリードニヒを射殺していれば得をした人物、損をした人物、それらが入れ替わってしまった恐れがあります。
これほどまでにチートな念能力だとしたら、相応のリスクがあるはず。
能力発動のたびに寿命が縮んだり、体の一部が欠損するなど、かなり大きなリスクとなりそうです。
現状そのようなリスクはツェリードニヒに見られません。
さすがに何もないとチートすぎるよぉ・・・
リスクが明らかになれば、そこからツェリードニヒ撃破の方法も見出せそうですね。
ツェリードニヒが変えた未来を元に戻す能力者?
あとはやはり「ツェリードニヒが変えた未来を元に戻す」という能力者の登場に期待する他ないでしょうか。
もっと単純に言えば、時間を巻き戻す能力者でもいいですかね。
ツェリードニヒが自分が死ぬ未来を変える
→能力者が時を巻き戻す
→ツェリードニヒはまた死ぬ未来を変える
→さらに時を巻き戻す
というループにはめるみたいなね。
ツェリードニヒが死亡する運命を受け入れない限りループが続くと。
(NARUTOで見たなぁ・・・)
現状、守護霊獣の能力が一切割れていないワブル王子に期待ですか。
最後に:ツェリードニヒはまだ能力を持っている可能性大
今回明らかになった能力はもちろん、ツェリードニヒにはさらに厄介な点があります。
それは、特質系の念獣の能力が明らかになっていない点です。
この未来予知が念獣の能力かどうかは言及がありませんでした。
ただ、ツェリードニヒ、守護霊獣、特質系の念獣の1人と2匹がいるということは、3種類の能力を保有している可能性がありますよね。
ツェリードの厄介な点には、
— ジロギン (@akiramenaiuta) November 5, 2018
「具現化した念獣の能力は、クラピカの人指し指みたいにまだ決めてない。新しく自分に脅威が生まれた時点で対策となる能力を決める」
っていう後出しの使い方ができるかもしれない点も含まれるよね。
絶対もっとやばい能力でしょ・・・念獣・・・
しかも、ツェリードニヒが「発」を習得したスピードを考えても、次々能力を編み出せてしまう可能性も0ではないかと。
守護霊獣と念獣を無力化できれあツェリードニヒさん大したことないんじゃね?
って思ってましたが、そうもいかなそうです・・・
リハンのプレデターでもツェリードの霊獣を捕食するのは無理かもしれないなぁ…
— ジロギン (@akiramenaiuta) November 5, 2018