私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】イルミの働き方は理想的で憧れる!

 

私は現在サラリーマンでもありブロガーでもある二足の草鞋を履くような生活をしています。サラリーマンとしての収入に加えてブログからの収入もちょこちょこ発生しつつあるため、だいぶ生活面が楽になりました。

ブログからお金を得られるようになるとやはり考えてしまうのが、「ブログやその関連の仕事だけしてサラリーマン時代以上の給料を得られないかなぁ」ということです。いわゆるフリーランスになることですね。私も365日考えています。

 

そんな私の理想の働き方は、ハンターハンターに登場する

イルミ=ゾルディックの働き方

そのものなのです。

今回はそんなイルミの理想的な働き方について記事を書いていこうと思います。

 

 

 

イルミ=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻55P/冨樫義博)

当ブログでも数多く取り上げてきましたイルミ。キルアの兄で暗殺一家ゾルディック家の一員というのは紹介するまでもないでしょう。

イルミはハンターライセンスを持つプロハンターでありながら、暗殺者として殺しの依頼も請け負ってもいます。ゾルディック家自体が暗殺一家ですので、家の仕事を継いでいる感じです。基本的にイルミと他の家族との関係は仕事上のギブアンドテイクで成り立っているみたいですから、イルミはほとんど自分の裁量で仕事をしているようです。現実で言う「フリーランス」のような働き方をしていると考えられます。

イルミの仕事は暗殺ということで、人の命を取る仕事。さすがに暗殺を生業とするというのは非現実的ではありますが、イルミのような働き方はフリーランスを志す者としては憧れてしまうのです。

 

 

「ゾルディック家」という看板

ゾルディック家は同業の殺し屋たちも一目置く伝説の暗殺者集団です。その一員であるイルミはおそらく「ゾルディック」という苗字を名乗れば、父や祖父、そのさらに上の世代の家族たちが挙げてきた実績から仕事も受注し放題でしょう。というより自分で仕事を取りに行かなくても仕事が常時入り込んでくるはずです。依頼人が「金は可能な限り出すから最優先でやってくれ」と逆に頭をさげるレベルかもしれません。それくらいゾルディック家の功績はデカイのです。

フリーランスにとって営業活動は必須で、最近はSNSや交流会などを利用すればだいぶ仕事を受注しやすくはなったものの、苦しんでいる方は多いはず。イルミにはゾルディック家という看板がありますので仕事を取る手間や苦しみはほとんどないと思います。

 

 

業界トップクラスの実力

イルミもゾルディック家の教育方針の下育ってきたのだとすれば、キルア同様幼い頃から暗殺の英才教育を受けているはずです。ハンター試験受験当時のまだ念を使えないキルアですら大量殺人鬼「解体屋ジョネス」を遊び半分で仕留められるほどの実力でした。

関連記事:【ハンターハンター】解体屋ジョネスは念能力者だったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

キルアはゾルディック家始まって以来の天才なので12歳という若さでも異常な強さを誇っていましたが、同じ教育を受けてきたであろうイルミももちろん並の人間では相手にならない実力を持っていることでしょう(年齢もキルアよりもっと上ですし)。

・・・っていうか持ってます。イルミは念能力も非常に高いレベルで使いこなせるので、暗殺のターゲットが一般人ならばまずしくじることはないでしょうし、念能力者相手でも幻影旅団レベル以上の相手でなければ余裕で仕留められるでしょうね。

厳しい訓練の賜物ではありますが、イルミは暗殺者としても業界トップクラスの実力を持っています。その実力に加え、ゾルディック家の看板がありますから、仕事が途切れることはないでしょう。

 

 

ニーズの途絶えない職業

あまり褒められた感情ではないですが「誰かを殺してしまいたい」と思うことって生きていれば誰しもありますよね。殺意というやつです。怒りなどの個人的な感情が原因の場合もありますし、「その人間がいると自分の地位などが脅かされる危険性があるので殺してほしい」という政略的な考えも原因になります。いつの時代も人間は必ず誰かを殺したいと思って生きてきており、争いは絶えません。

もし暗殺者が正式な職業として現実に認められていたとしたら、これはニーズ、あるいはウォンツの途絶えない職業と言えます。殺意がこの世にある以上、殺しを代行してくれる業者がいるのであれば、使い続ける人は必ずいます、もちろん理論上ですが。おそらく殺意が人間の感情から消えることは永遠にないでしょう。人間が存在する限り。

私は暗殺者という職業にはならないですし、なりたいとも思いませんが、ニーズ、ウォンツの途絶えない職業で、しかもその業界トップにいるイルミの立ち位置は非常に羨ましいなとは思います。いずれブログも飽きられたり必要とされなくなる時が来るでしょうから。イルミは需要の絶えない仕事をフリーでできているわけです。いいなぁ・・・

 

 

 

煩わしい人間関係がない

イルミは仕事上の仲間や協力者はほとんどいません。一部家族やヒソカに協力を仰ぐことはあるものの、基本的に人手が必要な場合は「針人間」を使います。「針人間」とはイルミのオーラを込めた針を刺し、イルミの思い通りに動かせる人形と化した一般人のことです。イルミのオーラは強力なので、針を刺された人間はその瞬間廃人になってしまいます。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻161P/冨樫義博)

人を強制的に使役し、ほぼ死に至らしめる非人道的な能力ではありますが、自分の思い通りに動かせる人間を必要なだけいつでも集められるというのはいいですよね(本当は良くないけど)。人間関係でぎくしゃくすることもないです。会社での人間関係、外注業者との人間関係、そんなものはイルミには関係ないのです。これは正直羨ましい・・・仕事上の人間関係が嫌でフリーランスになったり、起業したりする人も多いと聞きますので、イルミは煩わしい人間関係のないストレスフリーな環境で仕事ができていると言えます(まぁゾルディック家がだいぶ煩わしい家族関係ではありますが)。

また針人間ならば外注費などもかかりません。全部タダでやってくれます。強いて言うなら一般人に刺す針のコストがかかるくらいでしょうか。でもそんなものは数十円くらいなはず。仕事効率のアップとコスト削減にもなりますね。

 

 

 

間違いなく高収入

作中でイルミの弟であるミルキが、父のシルバに対して

「15人殺るから150億ほど貸してくれ」

と交渉していました。報酬の前借りですね。ミルキは普段仕事をせずに家でゲームなどをやっていそうなので、暗殺の依頼はまず来ないはず。現役で仕事を受けている父シルバの仕事の手伝いを買って出たという感じでしょう。あまり仕事をしていないと思われるミルキでも1人暗殺するにあたり10億ジェニーの報酬を与えられるくらい高単価でゾルディック家は仕事を請け負っているということです。これがバリバリ仕事をこなしていて、しかも暗殺者としての実力も非常に高いイルミの場合、もっと単価が高くなるはず。1件仕事をこなしただけで少なくとも数十億単位でお金が入ってくると想像できます。

しかもイルミはヒソカくらいしか友達がいないので、交遊費も必要なくお金の使い道もさほどなさそうです。だから貯金もたんまり・・・いや、イルミが稼いだお金も全部シルバに預けていて、シルバが広大なゾルディック家の維持費を払う分に充ててるかもしれません・・・まぁイルミは家族のために暗殺者をしている面が強いので、本人はそれで満足だとは思いますが・・・う〜んもったいない。私なら自立して全部自分のものにしちゃいますけどね!

 

 

 

確定申告してるのかな・・・?

イルミもフリーランスであるならば、毎年確定申告をしなればならないはず!ハンターハンターの世界の税金システムがどうなっているかわかりませんが、公共機関なども発達しているので税金制度自体は存在しているでしょう。フリーランス、個人事業主は年間の所得に応じて納税しなければならず、その手続きを自分で行わなければなりません。企業に属していれば会社の経理がやってくれるのですが、フリーランスにはその手間がずべて自分にかかります。イルミも納税義務があるはずです。

でもどうでしょう、イルミはお金を持ってますので、外部の税理士でも雇って全部やってもらっているか、それかゾルディック家の執事たちに任せてそうですね。ゴトーとかいかにも経理部って感じの雰囲気出してますし。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻92P/冨樫義博)

まぁ最悪納税しなくても、税務署の人が来てもイルミなら返り討ちにできますし、ゾルディック家に尋ねてきても番犬のミケが食い殺しちゃいますからね。払わなくてもなんとかなります。でも絶対いそうですよね、納税しなくて税務署の人が来たら念能力使って追っ払ってしまうハンターとか。そう考えると税務署の人も念能力者がいないと脱税に対抗できなくなっちゃうわけですね。もし税務署の人が念能力者だったら・・・恐ろしい!今年は私も確定申告をしなければならなくなりそうなので、ちゃんとやります!

 

 

 

このようなイルミの働き方に私は憧れてしまうのです。最悪確定申告をしなくてもいいっていうのは羨ましい・・・自分の得意なことを極めて、さらに仕事もじゃんじゃん入ってきて、自分のペースで働けるっていうのは理想ですね。邪魔する人もいないし、煩わしい人間関係もないしで、もう最高ですね。

 

ただ、フリーランスになると、例えば会社終わりに「飲みに行こう」とか、仕事で悩んでいる時に相談できるような、そういう相手も減ってしまうということですよね。仕事がうまくいけばいくほど仕事面でのストレスが減るのはいいことだと思いますが、人間関係が希薄になってしまうのは不安な部分ではあります。私がフリーランスになりたいけど、恐れている要素の一つにこの「人間関係が希薄になってしまう恐れ」があります。本当に誰ともしゃべらずに1週間とかすぎちゃいそうですもん。特にフリーランスになり始めの仕事もない時なんか。私は孤独が好きなくせに寂しがりやという非常に厄介な性格をしているので、フリーランスになれたとしても、いろいろと弊害を感じてしまいそうです。

 

まぁ、イルミも所詮は漫画の世界の人間ですからね。こんなにいい条件が揃っている状態でフリーで働けている方なんてまずいらっしゃらないですよね。0から関係作って、営業かけて、作業して、打ち合わせして・・・って並々ならぬ努力がなければフリーランスとしてやっていくのは厳しいと思います。やっぱり憧れは憧れ、夢は夢ですよね。誰しもがイルミのようにはいかないです。世知辛い。

今の私はフリーランスの良い面だけしか見れていないと思います。もっと根本と言いますか、裏側にある部分に目を向けなければフリーになっても自滅するだけだと思います。・・・でもやっぱりイルミみたいなスマートで無駄のない働き方がしたいなぁ・・・暗殺者は無理ですけどね。

 

 

 

【ジョジョ】仗助より康一くんの方が高評価を得てしまうのはなぜか?

 

今日は久しぶりにジョジョの奇妙な冒険に関する記事を書いていこうと思います。

私が一番好きな4部「ダイヤモンドは砕けない」に関する記事です。

 

4部の主人公は「東方仗助」です。仗助は自身のスタンドである「クレイジーダイヤモンド」を使い、杜王町にはびこる悪いスタンド使いや吉良吉影と戦いました。

仗助の活躍は読者としても盛り上がる場面ばかりなのですが、意外にも作中では主人公の仗助よりも、その友達である康一くんこと「広瀬康一」の方が周りのキャラクターたちから高評価を得ているのです。

 

しっかり戦績を上げている仗助ですが、

なぜ康一くんの方が高評価を得てしまうのでしょうか?

今回はそれを考察していこうと思います。

 

 

 

東方仗助とは?

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 29巻 集英社文庫12P/荒木飛呂彦)

4部の主人公です。各シリーズの主人公は苗字に「ジョ」名前に「ジョ」が1つずつ入り「ジョジョ」というあだ名で呼ばれることが多いですが、仗助は下の名前に2つ「ジョ」が入るため、ほとんどジョジョと呼ばれることはなかったです(3部承太郎の時から主人公をジョジョと呼ぶ風潮はなくなってきていましたが)。

仗助は杜王町に住む高校1年生で、2部の主人公ジョセフの実子にあたります(ジョセフは不倫をしていました)。ジョセフにとって承太郎は正妻との系譜上にある孫ですが、仗助は不倫相手との子なので、承太郎からすると仗助は叔父のような感じになります(正式に叔父ではないですね)。

仗助はスタンド使いから杜王町に住む住人たちを守るために自身のスタンド「クレイジーダイヤモンド」を使って戦いました。クレイジーダイヤモンドは仗助以外の人や物、動物など怪我をしたり壊れたものは何でも一瞬で治せます。この治す力を使って追尾弾や敵を他のものの一部に組み込むなど、多様な戦術の広さを見せました。普通に殴り合ってもクレイジーダイヤモンドは非常に強いです。ただ、死んだ人を蘇らせることはできません。

 

 

康一くんの高評価

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 29巻 集英社文庫243P/荒木飛呂彦)

康一くんもスタンド能力を使えるものの(3段階進化しましたが)、小柄で臆病で、生真面目で、魅力のある男かというとそうは見えません。しかし、時に仗助以上の機転を利かせて敵のスタンド攻撃を見破ったり、仲間が助けを求めている場面で自分のスタンド能力を使い絶妙なタイミングでサポートしてくれたりと、随所で貢献してきました。康一くんの助けがなければラスボスの吉良も倒せなかったことでしょう。

そんな康一くんは、後席に相まって、言い方は悪いですが人誑しと言いますか、誰からも憎まれない優しい性格をしているので、登場人物からの評価も高いです。例えば、

 

・山岸由花子は康一くんのことを好きすぎてストーカー、および監禁までしてしまうが、康一くんの心の広さもあってお付き合いすることに。

 

・岸辺露伴は康一くんを最高の漫画の材料であり、主人公にふさわしいと絶大に評価。人との関わりをなるべく立とうとする露伴が自分から親友と呼ぶのは康一くんだけです。

 

・歴戦の猛者である承太郎も康一くんの能力を高く評価。さらに5部序盤ではジョルノの調査に単独で向かわせるなど、4部以降もその信頼は衰えていませんでした。

 

康一が高評価を得るために自らセルフプロモーションしていたかというとそういうことでもないですし、仗助のネガキャンをしていたわけでもないです。実際のところ仗助も康一くんに助けられる場面は多々あったので、康一くんのことが嫌いかというと違います。ただ、康一くんが撃破したスタンド使いはそう多くなく、やはり仗助がいなければやられていたという場面が多かったことを考えると、仗助の評価も上がっていいと思うのです。が、康一くんの評価には敵わない感じがありました。まぁ理由は明らかなんですけどね。

 

 

 

悪いことばかりする仗助

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 26巻 集英社文庫23P/荒木飛呂彦)

4部は冒険というより杜王町という1つの町の中での出来事をテーマにしていたので、キャラクターの日常が描かれることが多かったです。

比較的真面目に学生をしており、塾などにも通っていた康一くんに比べ、仗助はというと、まず見た目がリーゼントに改造した制服姿とかなり不良じみてますよね。想像通りの不良のような行為はしていなかったものの、想像以上に悪いことをしていました。

 

・しげちーのスタンド能力「ハーベスト」を使って、町中に落ちているお金を集めさせる(その過程で偶然見つけた高額当選の宝くじを親友の億安と2人だけで山分けしようとした)。

 

・何にでも変身できる未起隆の能力を使って露伴にイカサマゲームを持ちかけて金を騙し取ろうとし、そのゲームの最中に(不慮の事故ではありますが)露伴の家が火災になり700万円の損失を与える。

 

・頭のリーゼントを馬鹿にされるとスタンド使いであろうがあるまいがクレイジーダイヤモンドで相手をボコボコにする。

 

など、まだ「隠れてトイレでタバコを吸っていた」の方がマシなくらいのいたずらや悪行をたくさんしています。スタンド使いとの戦いには勝ってはいるものの、普段の行いが悪すぎることが仗助が高評価を得られない原因だと思います。でもルックスはいいので女の子からはモテるみたいですけどね。羨ましい。

仗助の父であるジョセフも若い頃はいたずらさながらのトリックで敵を騙して、最強生物カーズと渡りあったくらいですからね、仗助もその血を受け継いでいると考えればおかしくはない行動ではありますが・・・ジョセフの時とは時代と状況が違いますね。

 

 

億安の方が仲良さそう

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 25巻 集英社文庫204P/荒木飛呂彦)

仗助がいつもつるんでいるのは康一くんと最初は敵スタンド使いだった億安こと「虹村億安」の2人ですね。仗助的に出会ったのは億安より康一くんの方が先なのですが、ストーリー後半に差し掛かると仗助は億安とばかりつるむようになっていきました。

生真面目な康一くんに比べ仗助も億安もどちらかというと不真面目なタイプですから、気があうのでしょうね。また億安もそんなに頭がいいわけではないですし(「俺はよぉ〜、バカだからよぉ〜」という前置きを言いながらめちゃくちゃその場に適した行動をとりますけどね)、仗助同様制服を改造しまくったりしてますから、お勉強などもきちんとする康一くんより仗助とつるんでいた方が楽しいなと感じていそうです。

また3人とも高校生ですから、おそらく作中でも期末試験期間などがあったはず。そうなると真面目な康一くんは家に帰って勉強をしてしまい遊ぶことはできないため、勉強をしなさそうな仗助と億安の2人で遊ぶことが増えたのかもしれませんね。

吉良との最終決戦で仗助は億安を親友と呼んでいましたし、億安も仗助のことはすっかり信用しているみたいでしたので、この2人の結束と吉良戦の勝利はまさにジャンプ作品でいう「努力・友情・勝利」に当てはまると思います。しかし4部以降出番があったのがこの3人の中では康一くんのみ(「岸辺露伴は動かない」には一部億安と仗助も登場していましたが)というのは荒木飛呂彦先生の容赦のなさが見えますね。真面目にやった人にこそチャンスは与えられるべきだということでしょうか・・・荒木先生も康一くん推しなのかな?

 

 

 

実は仗助も認められている

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(引用:ジョジョの奇妙な冒険 29巻 集英社文庫281P/荒木飛呂彦)

露伴は仗助と馬が合わずいつも喧嘩腰で接していますし、承太郎も身内であるためか仗助には厳しく当たる場面が多かったです。命をかけてスタンド使いと戦っていた仗助ですが、表面上は周りのキャラクターからそんなに好かれていない印象を抱いてしまいます。

しかし、多くのキャラクターが仗助に助けられており、仗助がいなければ間違いなく命を落としていた場面もたくさんありましたから、心の底では「仗助は大したやつだ」と認めていると思います。露伴も素直な性格ではないので表には出さないものの仗助の力は認めているでしょうし、承太郎も仗助を認めているからこそより厳しく育てようとしていたのではないかと思います。

仗助がいたずらしたり、仗助自身も感情的になってしまうことがあったのでついつい周囲のキャラクターたちと衝突しがちだったものの、みんな仗助の事を一目置き、高く評価していたはずです。康一くんについても仗助がピンチの時には積極的に協力していたので、仗助には信頼を置き、また仲間として尽力しようとしていたと思います。仗助もそれに気がついていたので、仗助にとっても康一にとっても互いに大切な仲間であるに違いないです。

 

でも

絶対に仗助は康一に由花子とはいえど彼女がいることに嫉妬していたはず!

これは間違いない!

 

 

 

【ハンターハンター】幻影旅団と流星街とマフィアとの関係性の謎について考えてみた!

 

私はハンターハンターのストーリーの中で「ヨークシンシティ編」が一番好きです。

シリアスな雰囲気が一層強まり、まさにハンターハンターらしい展開が続きます。ヨークシンシティ編からキャラクター同士の駆け引きが増え、バトルだけでない楽しみが増える作中のターニングポイントになっていると思います。

 

ただヨークシンシティ編から話が難しくなるのも事実です。

私も子供の頃は何となくかっこいい雰囲気だけを楽しんでおり、きちんとストーリーを理解できていなかったと思います。

ゴンたち、マフィア、幻影旅団と多数の勢力が同時に動き合うので、話がかなり複雑な動きをします。。

 

何度も読み返したのでヨークシンシティ編のストーリーは理解できてはいるのですが、

幻影旅団と流星街とマフィアとの関係性

については未だ謎な部分があります。

 

今回はその謎に対して考察してみようと思います。

 

 

 

 

蜜月関係にあるマフィアと流星街

世界中のマフィアが構成する「マフィアンコミュニティー」と、ありとあらゆる人種が住み、廃棄物などが集まる謎の国「流星街」。

この2つはクラピカとレオリオの話では蜜月関係、つまり協力関係にあります。

 

関係の実態は、マフィアは廃棄物の中に大量の武器を仕込ませ、流星街に提供しているというものです。

流星街の人間は、流星街に手を出した人間に対して(国外の流星街出身の人間に対しても)報復と称したテロを行いますので、そのための武器を提供しているのです。

 

そしてマフィアは武器提供の見返りとして流星街から戸籍情報を持たない人材を提供してもらっています。

流星街は国名こそあるものの正式に認められた国ではなく、その出身者たちの身分などは一切管理されていません。

そのため犯罪をしても身分が割れないので、マフィアとして流星街出身の人間は使い勝手のいい人材なのです。

 

武器提供と人材提供、この関係がマフィアンコミュニティーと流星街の間で成り立っています。

 

 

その関係を無視して攻撃した幻影旅団

幻影旅団の創設メンバー(クロロ、マチ、シャルナーク、ノブナガ、ウボォーギン、フランクリン、フェイタン、フィンクス、パクノダ)は全員流星街の出身者とされています。

 

流星街出身ということは旅団もマフィアと流星街との関係は知っていたはずです。

しかし団長のクロロはマフィアンコミュニティーが開催するオークションの品を盗みのターゲットにしていましたし、ウボォーギンがマフィア関係者であるクラピカに殺害された際にも、マフィアンコミュニティーを報復の対象にしました。

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻76P/冨樫義博)

 

後にマフィアは旅団メンバーが流星街出身者であることを知り、旅団メンバーにかけていた懸賞金を撤廃し、旅団を追跡することを断念しました。

幻影旅団の行動は本来ならばマフィアと流星街との関係をぶち壊し、双方を衝突させるような行為です。

 

また旅団としてもただ単にウボォーギンの報復をしただけでは済まず、マフィアからも流星街からも攻撃されてしまいかねません。

 

しかし、マフィアは旅団に対しても流星街に対しても攻撃をしませんでしたし、流星街も旅団に攻撃したわけでもなさそうです。

このことを考えると、マフィアと流星街は対等な関係ではなく、さらに流星街と旅団についても特別なつながりがあるのかもしれません・・・

 

 

マフィア<流星街<幻影旅団?

まずマフィアが流星街及び旅団に攻撃をしかけなかったことを考えると、マフィアとしては何があっても流星街は攻撃対象にするべきではない相手ということになります。

 

単に流星街出身者である旅団を狙えば、流星街から報復される可能性を危惧したこともあるでしょう。

が、やはり「戸籍情報を持たない人員を提供してくれる」という流星街とのつながりを切りたくなかったことが大きい理由だと思います。

 

武器は材料さえあればいくらでも作り出せますが、戸籍情報を持たない人間を調達するのはそう簡単にできることではないはず。

今後マフィアにとって貴重な人材となりうる流星街の人間を攻撃するわけにはいきません。

 

一方で流星街の人間は国外の流星街出身者が殺害されたり傷つけられたりした際も報復します。

旅団が流星街出身であることからも、マフィアが旅団に攻撃した場合、流星街は総力をかけてマフィアを潰しにきた可能性が高いです。

 

さらに旅団は流星街にキメラアントが侵入した際も駆除に駆けつけていました。

ヒソカがクラピカに語っていた旅団がたまに行っている「慈善活動」が「流星街を危険から守る活動」だとすれば、流星街にとって旅団とのつながりはマフィア以上に大切な関係になるでしょう。

 

ニュアンスとしては、

マフィア<流星街<幻影旅団

という力関係になっているのかなと思います。

 

マフィアにとって旅団は大切な流星街というお客さんのさらに大切なお客さんだったって感じですかね。

しかしこの関係があるのであれば、なぜ旅団はあえてマフィアに手を出そうと思ったのでしょうか?

 

 

 

かわいそうなマフィアンコミュニティー

クロロがこのマフィアと流星街との関係を何も知らずにオークションの宝を盗んだり、報復を仕掛けたりしたとは思えません。

クロロはヒソカ戦で流星街の長老の能力である「番いの破壊者(サンアンドムーン)」を使っていたことからも、流星街の上層部とのつながりもあったと思われます。

 

関連記事:【ハンターハンター】「番いの破壊者(サンアンドムーン)」と「一握りの火薬(リトルフラワー)」の性能差をまとめた! - 私の名前はジロギン。

 

むしろクロロはマフィアンコミュニティーと流星街の関係を知っていたからこそ手を出したと私は考えます。

マフィアンコミュニティーを攻撃しても幻影旅団の構成員が流星街出身者とわかり、さらに旅団が流星街を守っている存在でもあると分かれば、マフィアンコミュニティーは旅団に攻撃できないと踏んで、クロロはマフィアンコミュニティーをターゲットにしたのではないでしょうか。

 

関係性が見えているからこそ、安全にことを運べるターゲットだったということですね。

 

ウボォーギンの報復後に、コルトピ能力で自分たちの死体のフェイクを作り出したのは、「死体から得られた情報に合致する個人情報がない=幻影旅団は流星街出身者」だということをマフィア連中に認知させ、マフィアンコミュニティーの行動を抑え込むためでしょう。

 

クロロとしては、マフィアンコミュニティーにちょっかいを出し、世界中のマフィアを敵に回しても流星街とマフィアの関係がある以上は反撃されない確証があったわけですね。

 

マフィアンコミュニティーで最強の戦闘力を持っていたのが陰獣程度ですから、旅団がコミュニティーと戦ってもまず負けるはずはないです(流星街にもっと強い念能力者がいそうですけど、マフィアンコミュニティーには提供していなかったのでしょうか?)。

 

そして旅団の素性はマフィアが手出しできない流星街出身。そんな状況だったわけです。

 

例えるならば、営業で訪問した取引先企業のエントランスで掃除していたおじさんに「邪魔だ!」と悪い態度を取ったら、実はその掃除のおじさんが取引先の社長だったみたいな。

そんな感じですかね。

 

めちゃくちゃ攻撃を受けたのに何も手出しができない、かわいそうなマフィアンコミュニティーなのでした。

 

 

幻影旅団と流星街の関係については謎

ここまでの考え方からすると「旅団は自分の国を守ってくれている英雄のような存在。だからお得意様であるマフィアンコミュニティーに手を出しても流星街は旅団に何も言えない」というのが私の意見です。

 

が、クラピカは旅団を「異質都市である流星街の中でもさらに異質な存在」と称していました。流星街のルールや常識すら通じない存在なのだと。

 

このことからすると、そもそもクロロは「流星街とマフィアンコミュニティーの関係をぶち壊す」くらいの考えでマフィアに手を出したとも取れます。

こっちのほうがかっこいいですけどね。保身を考えていない感じがして。

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻22P/冨樫義博)

 

旅団は流星街に侵攻したキメラアントを討伐し流星街を助けていましたが、流星街を守ることが旅団の使命かというとそういうことでもなさそうなので、明確に流星街にとって旅団が大切な存在かというと、これもまた微妙なんですよね。

 

これまでの考察はあくまで私が作中描写から考えたものにすぎません。幻影旅団の過去が作中でもっと描かれない限りは明確にならない部分が多々あります。

 

もしこれでクロロがお宝を売って得た金で、流星街の恵まれない子供達に服とか食べ物とかを買ってあげていたみたいな、そういう描写があれば確実に旅団は流星街としても大切な存在になるんですけどね。

 

マフィアは武器をくれますが、その武器を扱う人間は武器があるだけでは生きていけませんので、生活面を支えてくれるクロロや旅団の方が大切です。

 

 

 

マフィアにとっての流星街と幻影旅団との関係性は、メインキャラクターであるクラピカがマフィア側についていたので明らかになったものの、流星街にとっての旅団、マフィア、そして旅団にとっての流星街、マフィアの存在価値の比重がわからない以上は、憶測に過ぎません。

 

まぁ私が何が言いたいかというと・・・

幻影旅団の過去編が読みたい!!!!

ってことです。

 

なぜ旅団を結成したのか?

なぜ流星街を後にしたのか?

流星街と喧嘩別れしたのか?

流星街のために国外で活動しているのか?

マフィアを狙うにあたり流星街との確執は生まれなかったのか?

 

など、私がこの記事を書く中で芽生えた疑問の数々は幻影旅団結成の過去を読めれば、すべてつながってきそうな気がします。

旅団と流星街との関係も含めて。なのでうまくストーリーと絡めなくてもいいので、別途でもいいので単行本か何かで旅団の過去を冨樫先生に描いて欲しいです。

 

それに付随して、

・クロロが団長になった理由

・クルタ族と旅団の真相

・ヒソカの旅団入団の経緯(映画ではオモカゲという前任者をヒソカが殺害したことにより入団が決まったようですが、映画のストーリーですし、オモカゲは死んだふりをしていてヒソカの格下げになってしまいましたし、改めて描いて欲しい・・・)

・シルバとシズクの前任者、そしてクロロとの戦い

 

関連記事:【ハンターハンター】シルバVSクロロはどのような戦いだったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

ここら辺お描いてくれるといいなぁ・・・なんて。ちょっと欲張り過ぎかもしれませんが、ハンターハンターファンとしてはもう何年も解消されていない疑問ですので、冨樫先生にはもうひと頑張りして欲しいです。

 

もう最悪暗黒大陸編は描けなくても、旅団の過去だけはなんたか書いて欲しいです!お願いします!私のこの気持ち、冨樫先生に届け!!!

 

今回のマフィアと流星街、幻影旅団との関係はコミックス11巻、12巻を読むとわかりやすいです。

 

 

 

【ハンターハンター】ヒソカはゴンさんと出会ったら本当に戦うのか?

ハンターハンターに登場するヒソカは、常に強者との戦いを欲しており、ヒソカ的に「今後強くなる」と思った人物に関しても、戦ったとしても命を奪わずその成長を見守ることがあります。

主人公のゴンとキルアに関しても、ヒソカはハンター試験時にその戦闘における才能を見出し、2人の行く先々で姿を現しては成長の様子を伺っていました。

 

ヒソカとしてはゴンとキルアは「青い果実」だそうで、まだまだ発展途上のため本気で戦うに値しないと感じているようです。

しかし、ゴンはキメラ=アント編でピトーと戦った際にゴンさんになり、ピトーを倒せる年齢(レベル)にまで自分を強制的に成長させました。その戦闘力はまさに作中トップクラスで、ヒソカが戦いたいと待ち望んでいたゴンの姿だと思います。

 

けれどヒソカはですね・・・強者とのバトルを色々と理由をつけて度々回避してるんですよね。もしかしたらゴンさんを前にしたらヒソカは・・・

ということで今回はヒソカはゴンさんと出会ったら本当に戦うのか?を考察してみました。

ゴンさんとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻114P/冨樫義博)

主人公のゴンがピトーを倒すため、念能力を使えなくなることと引き換えに(さらに戦闘後瀕死の重体に陥りました)自らを強制的に成長させた姿です。

元来ゴンの戦闘における才能はずば抜けており、ゴンを指導してきたウィングやビスケからも非常に高い評価を得てました(むしろそのありすぎる才能に恐れを抱かれていたほどです)。

 

そんなゴンが何十年もの厳しい修行を経た結果たどり着くであろう一つの可能性がゴンさんです。

天才がさらに血の滲むほどの努力をした結果がゴンさんなので、その力はこれまでに登場したどのキャラクターでも勝てないであろうレベルでした。

 

ピトーはかつて最強の念能力者と言われたネテロですら勝てるか怪しいほどの実力を持っていましたが、ゴンさんはピトーを圧倒し、目的通りピトーを始末することに成功しました。

単独で護衛軍を倒したのはゴンさんだけです。

ヒソカの期待通りに成長するゴン

ヒソカは、まだ念が使えなかった時からゴンの才能を見抜いており、命を奪うことなど簡単にできたもののあえて生かし続け、成長するのを待っていました。

ヒソカの期待通りゴンは見る見る成長し、ヒソカが最後にゴンと会ったグリードアイランドでは、ビスケ、レイザー、ツェズゲラ、ゲンスルーなど、高い実力を誇る念能力者たちが恐れを抱くほど、ゴンはパワーアップしておりました。

しかしヒソカとしては、まだゴンは完全ではなく、戦うに値しなかったようです。

 

誰も敵わないと思われたピトーを単独で倒したゴンさんの強さを見ると、ヒソカはゴンの真骨頂はグリードアイランド時点の実力ではないことをわかっていたため、手を出さなかったということだと考えられます。

ヒソカにとって理想のゴンは、ゴンさん化したゴンであり、ハンター試験の時からその可能性を見抜いていたとのだとすれば、ヒソカはかなりの目利きですし、ゴンさんと戦えると考えている超自信家でもあるなと思います。

そんなヒソカの期待通りの才能をゴンは備えていたということです。ヒソカとしては戦いたい絶好の相手だと思うのですが・・・

言い訳番長・ヒソカ

先述の通りヒソカは強者と戦うことを望んでおり、強い相手には喧嘩を売っていくスタイルです。

さらに弱い相手に関しては暇つぶし同然で容赦なく命を奪います。

そんな戦闘狂のヒソカですが、作中ではいろんな理由をつけて強者との戦いを避けています。

 

「ハンター試験ではネテロと戦いたくて喧嘩を売ってみたけど、やる気が全然なくて毒気抜かれちゃったよ・・・♣︎」

 

「幻影旅団のメンバーには興味ないよ。僕のターゲットは団長のクロロのみ。でもクラピカのせいでクロロの念が封じられちゃったからなぁ・・・ヨークシンシティでは戦う気が萎えちゃったよ(実際に戦ったら負けちゃったけどね)♦︎」

 

「グリードアイランドで出会ったレイザーやビスケは、とても楽しいドッジボールができたし、満足かな。ゲンスルー?そんな奴いたんだ・・・♠︎」

 

「キメラ=アント?僕ニュース見ないからなぁ・・・❤︎」

 

というようなことを言いだしそうな具合に戦いから逃げて自ら戦うまでもないと判断してましたね。

ヒソカが戦える可能性があったネテロ、クロロ、旅団メンバー、レイザー、ビスケ、ゲンスルー、キメラ=アントはいずれも作中ではかなり強いキャラクター達です。

この傾向を見るとですね、ヒソカはガチの強豪とは戦いたくないのかもしれません。

あくまで「今後強くなる可能性のある者」を見抜くのが楽しいだけなのかも。

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(引用:HUNTER×HUNTER 30巻202P/冨樫義博)

もしヒソカとゴンさんが出会ったら?

ヒソカからすると、ゴンさんになったゴンは「強すぎ」で逆に興味がなくなってしまうかもしれません。

多分これは、「すごく欲しくて親に買ってもらったおもちゃがいざ手に入ると興味が薄れてしまった」みたいな感情と似ていると思います。

 

ヒソカもゴンが成長した結果を期待していたものの、実のところその成長過程そのものが楽しみであり、まるで子の成長を見守る母ライオンのように、どんどんとゴンが成長していく様子にこそ興味があった可能性があります。

 

そうだとしたら、ゴンさんとヒソカが出会ったらこんな感じになるでしょう。

 

天空闘技場にて

 

ゴン「ハァ・・・ハァ・・・」

 

ヒソカ「どうした?ゴン?キメラ=アントの王直属護衛軍を倒した実力はこんなものかい?以前ここで戦ったときと、そんなに変わっていないように感じるなぁ・・・♦︎」

 

ゴン「バカにしやがって・・・」

 

ヒソカ「早く君の『練』を見せてくれよ♣︎」

 

ゴン「わかったよ・・・見せてやる・・・ハァァァァァ!!!」

 

ヒソカ「いいねぇ・・・確かに凄まじいオーラ量だ・・・❤︎でも、やっぱりまだまだ未熟だね。ただ言葉通り『練』をしたところで、僕を圧倒できるとでも思ったのかい?(君の体には無数のバンジーガムをセットしてある。僕がバンジーガムを縮めれば、ゴムの弾力で君の体が四方八方に引っ張られ、体がバラバラに飛び散るだろう・・・♣︎)」

 

ゴン「もちろん、ただ『練』をやっているわけじゃないよ。言っただろ、見せてやるって。これが護衛軍を、ピトーを倒した俺の力だ(これで終わってもいい・・・だからありったけを!)!!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

 

ヒソカ「こ・・・これは・・・?」

 

ゴン「貴様を殺す!ヒソカ!」

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻112P/冨樫義博)

 

ヒソカ「・・・・・・・」

 

ゴンさん「どうしたヒソカ?これがお前の望んだピトーを倒した俺の姿だ。さぁ、どこからでも、どんな方法ででも、かかってこい。」

 

ヒソカ「やめだ・・・♣︎」

 

ゴンさん「!?」

 

ヒソカ「君はもっと強くなる・・・そう思っていたけど、この程度か・・・おそらく、この実力じゃ、キメラ=アントの王には勝てなかったんじゃないかい?」

 

ゴンさん「そんな!?でもお前が・・・」

 

ヒソカ「審判、僕はこの試合棄権するよ。熟れきった果実に、興味はないんでね❤︎(ガム解除!)」

 

ゴンさん「待てヒソカ!」

 

ヒソカ「もう君とは戦わない。さよなら(なんだあいつ!ヤベーよ!あんな化け物と戦ったらいくら僕でも殺されちゃうよ本当に!何あの剣幕!えげつなさすぎだよ!早く帰ろ!帰って一人で神経衰弱やろう!)」

 

 

・・・という感じになる、かも?

ヒソカは熟れきった果実に興味はないかもしれません。食べ物には食べごろというものがあるのです。そのためゴンの完成形とも言えるゴンさんは、ヒソカにとっては消費期限を過ぎた、食べちゃいけないものなのでしょう。

 

そういえば、ゴンの父・ジン過去に遺跡発掘をしていた時、遺跡を発掘したこと以上に、いろんな仲間たちに支えられてきたこと、そしてその仲間たちが未だに自分に協力してくれていることから、本当に欲しかったもの、そして価値があるものは遺跡以上にこういった仲間とのつながりだったのだと語っていました。

目的のものを手に入れる、その道中で目的のもの以上に大切なものを手に入れていたのだと。

だから息子のゴンにも「道草を楽しめ」と伝えていましたね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 32巻169P/冨樫義博)

これはハンターハンターの一つのテーマだと思います。

ハンターは本来「目的物を手に入れるために努力をしたり、あらゆる手段を使ったりして達成する」ことが仕事です。

プロである以上は成果こそが最重視されますが、モラウやカイトなど、優秀なハンター達は目的のもの以上にその仲間達を大切にしている節がありました。

ハンターであるからこそ成果のみを求めがちですが、実はその過程にこそ意義があるということは、ジンを通して、冨樫先生が読者に投げかけてくれた作品のテーマだと私は思います。

 

ヒソカは、あれでもプロハンターです。ということは、ハンターとして重視するべきものは同じくプロハンターであるジンと同じはず。

やはりヒソカも気がついているのでしょう。本当に大切なものは成果でなく、その過程にあるのだと。だからゴンの成長そのものを楽しんでいる。ヒソカも道草を楽しんでいるのです。

 

ヒソカは強者に手を出さない臆病者だと思われがちですが、実は誰よりもハンターとしての本質を体現しており、ゴンやキルア、レオリオなど、ハンターの素質を見抜きその成長を見守るハンター、すなわち「HUNTER×HUNTER」なのかもしれません。

 

【ハンターハンター】憧れのジンがレオリオに殴られた時のサトツさんの心情を考察してみた!

ハンターハンターの主人公のゴンの父であるジン=フリークス。

ジンは、作中序盤の時点では「世界的にも有名な偉業を成し遂げてきたハンターであるが、その実態は謎に包まれている」という感じの存在でした。

故にゴンはプロハンターになり、ジンを探すことを旅の目的に据えることになりました。

 

ハンターハンターのストーリーは基本的にゴンの視点で進んでいますが、ゴンが出会った人物でジンのことを語っていたのはカイトやレイザーなど、ジンに個人的に恩を感じていて、ジンを良いように語る人ばかりでした。

そのためゴンの頭の中でジンは自分の憧れのハンター像として描かれていきました。読者もゴンと同じようにジンは立派なハンターなのだと思ってたことでしょう。

 

実のところそれらはジンの美談の一部に過ぎず、十二支んやハンター協会の大半の連中から嫌われていました。

ジンはルールを違反したり、協会の招集を無断ですっぽかしたりと、幻影旅団でいうヒソカのようなことをやらかしまくっていたようです。

 

しかし、ゴンと同様にジンに憧れるハンターがいるのも確かです。その一人が、ゴンが受けた287期ハンター試験で一次試験の試験官だったサトツさん。

彼は同じ遺跡ハンターであるジンを尊敬し、一度会ってみたいと感じていました。サトツさんもゴンと同様にジンと面識はなかったのです。

 

そんなジンが公衆の面前に久しぶりに顔を出した新会長選挙が始まって早々、ジンはプロハンターになったばかりのひよっこであるレオリオにぶん殴られ、会場はスタンディングオベーション状態になりました。

サトツさんももちろん会場にいましたが、憧れの人がぶん殴られて周りのハンター達が喜ぶ場面を見て、どう感じていたのでしょうか・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 30巻200P/冨樫義博)

そこで今回は憧れのジンがレオリオにぶん殴られた時のサトツさんの心情を考えてみました。

サトツとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 1巻134P/冨樫義博)

先述の通りゴンが受験した287期ハンター試験の試験官の一人です。

左右にくるりと巻いた髪の毛ヒゲ、感情のない目、そして存在しない口が特徴。

 

一次試験にて、二次試験の会場までの道案内を兼ねて受験生を振り落とす地獄のマラソンを開催しました(試験内容は試験官が自由に決めていいので、サトツさんはマラソンに自信があったのでしょう)。

 

サトツさんは最終試験のハンゾーとの勝負で気を失ったゴンにその後の試験の顛末を話すなど、試験後のゴンをサポートしてくれました。

そんなゴンが偶然にもサトツさんが遺跡ハンターとして尊敬しているジンの息子だと知り、驚いていました。

当時はジンについて、その功績こそ知っていましたがどんな人物かまでは知らなかったようです。

 

念能力などは不明ですが、ヒソカの投げたトランプを余裕で受け止めるなど、やはりプロハンターらしくそれなりの戦闘力は備えている様子。

ジンの認知度の謎

ゴンが出会ってきたカイト、レイザー、ビスケなどもジンについて知ってはいましたが、その居場所や、どんな人物かまでは把握していない様子でした(カイトはあえてゴンに教えなかったのだと思います)。

ビスケは長い間ハンターをしていたわけで、これまでのキャリアの途中で協会内でジンのことを見かけたり、何らかの接点を持っていたりしてもおかしくそうなものですが、特にジンにつながりそうな情報はもってなかったみたいです。

作中序盤から中盤まで、ジンの存在は謎に包まれていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 14巻170P/冨樫義博)

しかし会長選挙編では、ジンと同じ十二支んメンバーはジンのことをバカだの何だのボロクソに言っていましたし、選挙会場にいたその他のモブハンター達もジンについて既に知っており、ほぼ満場一致で嫌っていました。

 

選挙が始まるまでジンは行方不明だったみたいですから、ゴンがクジラ島を出てからの間にジンが協会に対して何かやらかしたわけではないと思います。

おそらく、それ以前から続くジンの迷惑行為は大勢のハンターに知れ渡っていたのでしょう。

ですが、それを知らない人もいるのが謎です。ゴンが偶然にもジンについてあまり知らないハンターに出会ってしまったのか、それともビスケも実はジンについてよく知っていましたが、「ロクなやつじゃない」と思っていて話題にすら出したくなかったのか・・・ジンの認知度には謎が多いです。突然嫌われキャラになってましたよね。

 

サトツさんはそんなジンの評判をうまいこと?耳に入れずにハンターをやっていたみたいです。

まぁハンターって個人事業主ですからね。干渉し合わなそうではありますが。

憧れの人が目の前でぶん殴られたらどう思う?

サトツさんにとって憧れだったジン。

是非とも会いたいと思っていたところ、会長選挙にジンが参加しているではありませんか。

まるで欲しいおもちゃを目の前にしたヒソカ子供のようにサトツさんは目を輝かせていたことでしょう。

 

しかし次の瞬間、自分が試験官を務めたハンター試験でプロハンターになったレオリオとかいう若造が憧れのジンをぶん殴ったのです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻104P/冨樫義博)

あなたは憧れの人がぶん殴られたらどう思いますか?私はですね、さすがに

「何やっとんじゃワレェェェ!」

ってなります。怒ります。多分全然怖くないけど。

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私の憧れの人といいますと、そうですね・・・宮崎あおいさんですね!宮崎あおいさんは私にとって憧れの存在。サトツさんにとってのジン同然です。

宮崎あおいさんが目の前で殴られたとしたら、もう発狂もんですよ!

まぁ宮崎あおいさんが殴られる状況ってドラマや映画のワンシーンくらいでしかないでしょうけど。

 

憧れのジンを殴ったレオリオに、サトツさんは激おこだったと思いますよ。しかしそんなサトツさんの気持ちに反して会場は拍手の嵐。

この時のサトツさんの心情はおそらく、

 

サトツ「あのレオリオとかいうガキィィィ!ジンさんを殴りやがって!しかもジンさんに向かって死ねだと!?理由はあれども許せん!レオリオ・・・お前を一発殴って・・・あれ?みんな拍手してる・・・え?なにこれ?え?じゃあ私も拍手しておくか一応。」

 

という感じだったことでしょう。

レオリオをオーラを込めた「硬」パンチで殴るつもりが、会場の雰囲気に流されてしまったに違いありません。

新会長選挙時には面識はあったかも?

サトツさんはゴンがカイトからもらったダブルハンターの認定カードを見て、ジンのものだと気がつき、カイトとジンのつながりについてもゴンから聞きました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻60P/冨樫義博)

その時ゴンはカイトの連絡先は知りませんでしたが、カイトはジンのように身を隠したり、違反行為をして他のハンターから嫌われてたりはしていなかったみたいですから、ハンター協会のつてを辿れば接触できなくもないでしょう。

そのため、ハンター試験後、サトツはカイトを見つけ、カイトの紹介でジンと会っている可能性もあります。

 

となると、選挙の時には既に面識があったということになりますね。

いやぁ、実際にジンと会ってみてのサトツさんの反応はどうだったんでしょうかね?意外と、

 

サトツ「ジンさんってすごい人だと思ってたけど・・・ろくでなしじゃん!息子をほっぽり出して、自分は好き勝手に行動して、そんな息子をグリードアイランドとかいうヤバいゲームで遊ばせて、キメラアントの事件の時にも何もしないし、想像してた人と全然違うじゃん!」

 

と愕然としていたかもしれません。この場合、レオリオがジンを殴った時は、

 

サトツ「よっしゃ!やれレオリオ!そんな息子の見舞いにすら行かねークソ親父再起不能にしろ!」

 

と思いながら心からの拍手をレオリオに送っていたかもしれませんね。

まぁサトツさんの性格は冷静そうですのでそれはないかと思います。よく見極めた上で、ジンの本質を理解してくれているはずです。

サトツさんは貴重なジンのファン

息子のゴン、弟子のカイト、正しい道を示してもらったレイザー、憧れているサトツさんはジンを尊敬している貴重なジンファンです。

ジンの行動はあまりのも核心を突き過ぎていたり、誰も予想できないほどの先読みをしていたり、周りの迷惑を考えていなかったりするので大体の場合いろんな人から悪い印象を抱かれがちです。

しかしジンは目的と意志を持って行動しており、その行動は全て意味のあるものだと思います。

 

こう考えると、ゴンが会ってきたジンを知る人たちは、ジンの表面的な横暴で、自分勝手な性格ではなく、その本質にあるジンの信念や考え方を見抜き、賛同している人達だったとも言えるでしょう。

ある意味ジンの実体をなんとなくでも捉えられる人物こそ、優秀なハンターになっていくのかもしれません。

 

サトツさんもその一人で、ジンの本質を見抜いていたのであれば、レオリオがジンを殴った時、ジンがレオリオの力量(いろんな意味で)を測っていたことや、レオリオほどの仲間がゴンにいるのであれば確実にゴンは助かると考えていたことなども理解できたと思います。

確かにジンを素行だけで評価すると、決していいハンターと言えないと思います。だからこそ人の周りには、そういうジンの表面に見えているものだけで彼を判断しない、懐の深くて優しい才能ある人物たちが集まるのかもしれません。

 

ジンは十二支んからも、他のハンター達からも、一緒にグリードアイランドを作った仲間達からも悪口を言われていたので、ジンにとってサトツさんは貴重なファンの一人に違いありません。

大切にして欲しいです・・・

そういえば、新会長選挙の最終投票後に、ジンは悪口を言いまくるハンター達を十二支ん以外全員ボコボコにしてましたよね・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 32巻100P/冨樫義博)

あの選挙は基本的に全員参加ですから、サトツさんも会場にいたとしたらジンにボコられてるかも・・・

 

サトツ「ジンさん!私ジンさんの大ファンでして・・・」

 

ジン「うるせー!今さら媚び売ってんじゃねー!」

ボコッ!!!!!!

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レオリオがジンをぶん殴るのはハンターハンター31巻!

 

 

【ハンターハンター】クラピカとセンリツの絶妙な信頼関係に憧れる!

ハンターハンターでは、少年漫画には珍しく、キャラ同士の関係が「お金のつながり」というものも多いです。仕事の依頼人と請負人という関係ですね。ハンターの仕事が「依頼を受けて目的を達成する」というものであるため、どうしてもお金が絡みがちです。もちろんゴンとキルアのような強い信頼関係で成り立っているつながりもあります。

 

キャラ同士の関係が複雑に絡み合うハンターハンターですが、私が個人的に好きな関係はというと、クラピカとセンリツの関係です。

彼らはお金のつながりというわけではなく、ゴンとキルアほど親密な関係でもないようですが、絶妙な信頼関係で成り立っていると私は感じます。この関係が良いのです!特に「あまり人を信用しないクラピカがセンリツに関してはかなり信頼を置いているものの、それでも同僚としての関係は崩さない」ところがグッときます。

 

そこで今回はクラピカとセンリツの絶妙な信頼関係が垣間見れるシーンをまとめてみました!

クラピカとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻63P/冨樫義博)

主人公ゴンの友人の一人であり、共にハンター試験を乗り越えた仲間です。試験後はゴンと別行動をし、念能力を習得。ノストラード組の用心棒になり、幻影旅団に奪われたクルタ族の「緋の眼」の回収に当たっていました。

クラピカのプロハンターとしての初めての仕事がノストラード組のボスの娘、ネオンの護衛でした(本当はこの仕事がしたかったわけではなく、人体収集家でもあるネオンの近くならば緋の眼を回収できる可能性も高くなると考えたため、護衛につきました)。同じくセンリツもネオンの護衛につき、クラピカとは同僚として任務を共にすることになりました。

ヨークシンシティでは幻影旅団を壊滅すべく奔走するクラピカをあらゆる面でセンリツがサポートし、以降も2人はノストラード組に残り、共に働いているようです。

センリツとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻63P/冨樫義博)

小柄な女性です。性格は穏やかで物腰も柔らかいです。とはいえども念能力者であり、笛の音で周囲の人の心を落ち着かせたり、聴力を研ぎ澄ましてはるか遠くの音を聞き取ったりすることも可能です。クラピカもセンリツのこれらの能力に対してかなり高い評価をしていると思われ、いろんな場面で協力を仰ぎました。

センリツの体は、過去にセンリツが演奏した「闇のソナタ」と呼ばれる楽曲によって何らかの影響が出ており、現在の姿が本来のセンリツの姿ではないと思われる描写がありました。

クラピカとセンリツの関係性

クラピカとセンリツの関係性について見ていきましょう。 時間経過とともに、クラピうかがセンリツを信頼していく様子がわかります。

同僚を信頼していなかったクラピカ

ノストラード組の用心棒になるためには、ダルツォルネが用意した戦闘力などを計るテストをクリアする必要がありました。元から組員でテストのために予め部屋にいたトチーノとスクワラを含むクラピカ、センリツ、バショウ、ヴェーゼらは、トチーノの能力である「縁の下の11人(イレブンブラックチルドレン)」の風船黒子と戦いました。クラピカはその洞察力と「導く薬指の鎖(ダウジングチェーン)」の能力を使い、一人でトチーノとスクワラが仕掛け人だと見抜きました。

この時のクラピカは、センリツやバショウらと一切協力する気はなかったと見受けられます。バショウに対しては「私に話しかけるな」と挑発とも取れる一言を放つほど、クラピカは同僚を誰も信頼していませんでした。

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻71P/冨樫義博)

その点センリツに対してはバショウに比べると多少は不信感を持ってはいないようでしたが、まだこの時は信頼までは置いていなかったとみて間違い無いでしょう。まぁ会ってたった数十分しか経ってませんから仕方ないですけどね。

キルアに同行させる

ヨークシンシティ編にて、幻影旅団のアジトに接近を試みたキルアでしたが、アジトはコルトピの能力で生み出された大量のビルが取り囲み、侵入しても死角だらけでいくらキルアといえど見つかる危険性が高い状態でした。そこでクラピカはキルアの元にセンリツを向かわせ、以後同行させました。センリツの聴力があれば、わずかな物音で死角から接近されても気がつけるからです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻94P/冨樫義博)

キルアが陥った状況を打破できる能力をセンリツが持っていたということもありますが、途中までゴンたちの力も借りずに旅団を倒そうとしていたクラピカが、つい先日知り合ったばかりのセンリツの協力を仰いだという点を考えると、この時点でクラピカはセンリツのことを少なくとも認めてはいると思います。まだ信頼と呼べるにはわかりませんが、クラピカ的に「センリツは有用だ」くらいには思ってたと思います。

 

王子の護衛にも駆り出す

クラピカは緋の眼を持つカキン帝国の第4王子ツェリードニヒと接触するべく、他の王子の護衛募集に応募しました。護衛を募集している王子は複数名いたので、クラピカだけではカバーしきれません。そこでクラピカの知人たちとキルアの紹介でビスケに協力を依頼しました。知人というのはクラピカの師匠のイズナビ、同期のハンゾー、ノストラード組の同僚であるバショウ、そしてセンリツでした。

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻189P/冨樫義博)

ビスケとは報酬金を払うという契約で依頼しているようなので、クラピカと同じノストラード組ではないイズナビとハンゾーに関しても報酬を払う約束で協力してもらっていると思います。クラピカは一応ノストラード組の若頭なので、組員であるセンリツとバショウはクラピカの命令で協力しているかもしれません。

やっぱりここでもセンリツ登場。センリツはどう見ても戦闘タイプではないし、他人の身を守れるほど大柄でもないのになぜ護衛任務ばかり引き受けるのでしょうか・・・

しかも今回は暗黒大陸に向かう船の中ですし、王子達は殺し合う気満々の状況です。それでもクラピカがセンリツを護衛として連れて行くあたり、もうだいぶセンリツのことを信頼していると見ていいでしょう。あとバショウも。最初のクラピカのバショウへの態度から考えるとえらい進歩です。ノストラード組はネオンが占い能力を失ったせいで一時資金難に陥りそうでしたが、クラピカが立て直したようですので、それに協力したとみられるセンリツとバショウへの信頼度も大きく上がったのでしょう。

単純に暗黒大陸や船の中でもわずかな音から危険を察知できるセンリツの能力は役に立ちそうではありますが、センリツはクラピカにとって能力の有用性だけでは片付けられない、仲間のような、心を支えてくれる同僚以上の存在になっていると思います。

 

クラピカを気にかけるセンリツ

ヨークシンシティ編では、幻影旅団を前にしたクラピカが、感情に任せて単独行動をしてしまった結果仲間たちを危険にさらすことになってしまう場面が多々ありました。クラピカの過去を思えば仕方のないことなのですが、相手は超危険な幻影旅団ですから、考えなしに突っ込めば返り討ちにされ、仲間にも被害が及びます。

そんな暴走しがちだったクラピカを止めてくれたのはいつもセンリツでした。笛の音で精神を落ち着かせてくれたり、

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻62P/冨樫義博)

クラピカの行動でゴンとキルアが旅団に捕まった時も、少々言葉を荒らげてはいましたが、クラピカが冷静になるよう諭してくれました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻117P/冨樫義博)

このようなこともあり、クラピカにとってセンリツは心の支えになっていると思います。ミザイストムがクラピカの元を訪ねた時も、まるで営業電話をかけてきた時のように初対面にもかかわらずブチ切れるくらいクラピカはピリついてましたからね。センリツの支えがより必要になっていると思います。

またクラピカのそんな性格を理解してか、センリツはヨークシンシティ編の時からクラピカを気にかけていました。上記の行動もその一環だと思われます。

クラピカはセンリツの性格や能力を非常に頼りにしており、センリツはクラピカに対して「意外と熱くなりやすい人だから私が止めてあげないと」と思っていると見て間違い無いでしょう。ん?なんかカップルみたいだな・・・

 

最初は同じ仕事の募集を受けて集まった、ただの寄せ集めに過ぎなかったクラピカとセンリツですが、死線を超えていく中で互いの信頼関係が深まりつつあるのが少しだけ垣間見れて、私としてはこの2人の関係性に憧れちゃいます、クラピカとセンリツのような「仕事の同僚に過ぎないのだけど、実はとても信頼している、付かず離れずの関係」みたいなの。私もそうなれる相手に巡り会いたいのです・・・その相手が女性だとなお良いのですが、心から信じあえる人が近くにいるという幸せを味わいたいです。でも距離感が大切!微妙に離れているのですが、でも限りなく近いけれど触れ合うことはない・・・ん〜私はだいぶめんどくさい人間ですね。

 

クラピカとセンリツの関係に注目です。これから危険な地帯へ乗り込む二人。その関係は一層深まるのか?それとも・・・?

 

【ハンターハンター】イルミとクロロはいつ、どんなきっかけで知り合ったのか?

ハンターハンターに登場するイルミは、ゾルディック家の暗殺者としてあらゆる殺しの仕事を請け負っています。

弟のキルアは家出してしまうし、逆にミルキは家から出ないし、アルカは謎の力持っていて扱いが危険だし、カルトは幻影旅団に入ってしまうしで、弟たちが請け負うべき仕事が全部お兄ちゃんのイルミに回ってきてるんじゃないかってくらい仕事をしています。

お兄ちゃんはいつでも兄弟たちの尻拭いをさせられるのです・・・

関連記事:【ハンターハンター】イルミ=ゾルディックが長男として抱える苦労とは? - 私の名前はジロギン。

 

そんなイルミは幻影旅団のクロロからも依頼を受けているようで、作中ではマフィアの元締めである十老頭も暗殺していました。

クロロは幻影旅団のメンバー以外の協力を仰ぐことはないものかと思っていましたが、イルミとはビジネス上の関係があり、困った時に仕事を依頼しているようなのです。

 

しかし作中ではイルミとクロロの出会いのシーンがなく、どのようなきっかけでビジネスライクな関係を気づいたかの言及もありませんでした。

そこで今回はイルミとクロロはいつ、どんなきっかけで知りあったのか?について考察していこうと思います!

イルミ=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻50P/冨樫義博)

キルアの兄に当たります。針と操作系と思われる念能力を使って敵を仕留めたり、思いのままにコントロールしたりできます。

 

初登場は287期ハンター試験時で、当時は「ギタラクル」という偽名を使い、変装しながら主人公・ゴンたちとともに試験を受けていました。

当時から念能力を使えた上に、ゾルディック家の一員として鍛え上げてきた暗殺の技術もあり、試験は余裕で合格。

さらに家出したキルアを一時帰宅させることにも成功していました(だいぶキルアを精神的に追い詰めてましたが)。

 

イルミは作中で悪役として描かれていますが、彼の行動心理としては「家族愛」が基本で、ゾルディック家を守るために最善と思われる行動を取っているに過ぎないのです(アルカの持つ力は目的は不明ですが悪用しようとしていそうです・・・)。

結果、周囲の人たちからするとイルミは悪者に映ってしまいますが、正義の反対はまた別の正義なのです。

イルミとクロロは過去に複数回接触している?

イルミとクロロが知り合ったタイミングについては作中で言及されていません。

ヨークシンシティにて、クロロがイルミの祖父と父であるゼノ、シルバと交戦中に、イルミ(マハとカルトも同行)はクロロから依頼されていた十老頭暗殺を決行しました。

 

ゼノとシルバは十老頭に依頼されてクロロを倒そうとしていましたが、それを阻止するために(だと思いますが、)クロロはイルミにゼノとシルバの依頼人である十老頭の暗殺を依頼したようでした(それだけでなくイルミの針で十老頭を操作し、オークションを中止させないことも依頼していたようです。シャルナークあたりでもできそうですが、クロロはイルミに頼んでいました。)。

 

旅団としてもマフィアンコミュニティーを相手にするのは「旅団始まって以来の大仕事」と感じていたようですし、その元締めとなる十老頭を暗殺するという重要なミッションを任せるのであれば、さすがにイルミがゾルディック家といえども、クロロも何度か依頼して、イルミの実力を知っていないと任せられないと思うのです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻22P/冨樫義博)

そのため、イルミとクロロは過去に複数回接触があり、仕事上の関係があったものともわれます。

イルミのヒソカとクロロとの付き合いの期間からしても、ヨークシンシティでのクロロのイルミへの依頼が初めてとは思えないのです。

クロロよりヒソカの方が付き合いがちょっとだけ長い

ヒソカが旅団のアジトを抜け出す際に、抜け出したことがばれないようイルミに変装してアジトにいてもらうよう頼んでいました。

この時イルミはヒソカに「クロロよりちょっとだけ付き合い長いし(だからクロロが不利になる方、つまりヒソカに協力するよ)」

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻183P/冨樫義博)

とヒソカの頼みを受けました(もちろん有料)。

ということはイルミとヒソカがいつ知り合ったかわかればなんとなくイルミがクロロと知り合ったタイミングもつかめそうですね。

 

イルミとヒソカが知り合ったのは287期ハンター試験、またはハンター試験直前頃と思われます。ハンター試験終了後にイルミはヒソカに「短いつきあいだがヒソカの好みは把握した」と言っていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 5巻51P/冨樫義博)

ヒソカとイルミはハンター試験中に仲良くしているシーンがありましたから、短い付き合いということは287期ハンター試験が始まる直前、または開始直後に知り合ったものと思われます(試験に向かう道中か一次試験の時)。

ハンター試験で念を使えたのはイルミとヒソカだけでしたし、ヒソカはイルミの戦闘力を「95点」と高く評価しているので、今後戦うべき相手として知り合っておこうと考えたのでしょう。

 

287期ハンター試験をクロロは受けてなかったと思われますので、クロロと知り合ったのはハンター試験後。そして「クロロよりヒソカの方がちょっとだけ付き合いが長い」ということからも、ハンター試験「直後」くらいにイルミはクロロと知り合ったのではないでしょうか?

「ちょっと」という期間の表し方には個人差がありますが、ハンター試験直後からイルミとクロロとのビジネスライクな関係が始まったととるのが自然かなと思います。

クロロの依頼が出会いのきっかけ?

イルミがハンター試験を受けた理由は、「仕事の都合でハンターライセンスが必要になったから」でした。

ハンターライセンスがあれば多数公共機関の利用や立ち入り禁止区域の一部侵入などが認められます。

イルミがハンターライセンスを取らなければならなくなった依頼がクロロからの初めての依頼だったとしたら、ハンター試験後にライセンスを取り、直後にクロロと会って(電話越しかもしれませんが)仕事の打ち合わせを行い、以降仕事を請けるようになった・・・という考え方ができます。

 

そうしたらイルミの、ヒソカおよびクロロとの付き合いの長さ的にも辻褄が合います。

ハンター試験前、および試験中に面識はなかったものの、イルミはすでにクロロから依頼を請けていました。が、厳密に言うと直接会ったのはヒソカの方が先なのでヒソカの方が付き合いはちょっとだけ長くなると。

 

とするともうひとつ疑問が。287期ハンター試験前にクロロはイルミと面識がなかったのだとしたら、どうやってクロロはイルミに仕事を依頼したのでしょうか?

シルバとは面識のあるクロロ

クロロは287期ハンター試験より前にイルミと面識はなかったものの、過去に幻影旅団メンバーを暗殺したイルミの父であるシルバとは交戦しています。

その戦いについても作中では描かれませんでしたが、クロロもシルバも生存したので、決着はつかなかったようです。

関連記事:【ハンターハンター】シルバVSクロロはどのような戦いだったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

クロロはシルバの力を実際に戦ってみて目の当たりにし、その後どうしても旅団メンバーだけでは達成ができない任務を行うことになった時に、「そうだ!ゾルディック家に協力依頼してみよう!マジで強かったし!」と今度は依頼人としてゾルディック家に接触したのかもしれません。

 

しかしシルバとしては、旅団はメンバーを倒すと報復に来るような厄介な奴らなのでこれ以上接点は持ちたくなく、代わりに息子のイルミに仕事を任せた可能性があります。

 

シルバは息子たちに「旅団に手を出すな」とは言っていましたが、「関係を持つな」とは言ってませんから、イルミが旅団相手にケンカを売るような真似をしなければ問題ないと思っての判断かもしません(まぁイルミはヒソカに協力して旅団にちょっかい出してましたが)。

以上のことを踏まえると、イルミとクロロの出会いはこんな感じだったのではないでしょうか・・・

イルミとクロロの出会い(妄想)

ゴトー「シルバ様、お手紙が届いております。」

 

シルバ「俺に手紙?仕事の依頼か?」

 

クロロの手紙の内容

ゾルディック家党首 シルバ=ゾルディック様

数年前はうちの団員を暗殺してくれやがってどうもありがとう。幻影旅団団長を務めております、クロロ=ルシルフルです。いろいろ調べさせてもらって、あんたがゾルディック家の党首だってことに行き着きました。

あんたと戦ってみて、その強さが本物だと実感しました。ゾルディック家の噂は伊達じゃないようですね。そこでその強さを見込んで依頼したい暗殺の仕事があります。その内容というのがかくかくしかじかで・・・・・・・・・・

良いお返事をもらえると嬉しいです。

                         クロロ=ルシルフルより

 

シルバ「うわぁ・・・幻影旅団の団長からだ・・・仕事の依頼だと?ふざけんてんのか?殺し合った相手から仕事の依頼って・・・どうしよっかなぁ・・・請けてもいいけど、こいつらと絡むの嫌だなぁ。また報復だの何だのしてきそうだしなぁ・・・」

 

イルミ「幻影旅団って、前に親父が言ってた盗賊団だっけ?」

 

シルバ「いたのかイル。そうだ。仕事の依頼をしてきやがったんだよ、旅団のリーダーが。どうしようかなぁ。もうこいつらと接点持ちたくないんだよなぁ」

 

イルミ「じゃ俺がやっていい?親父が手を焼くほどの旅団、興味あるし。」

 

シルバ「おい正気か?前に『旅団には手を出すな』と言ったはずだろう。」

 

イルミ「でも『関係を持つな』とは言ってないよね?俺から旅団に攻撃を仕掛けることはないから安心してよ。」

 

シルバ「だがこの依頼内容だと、暗殺のターゲットがいるのはハンターライセンスがなければ立ち入り不可能な国だな。イル、お前ハンターライセンス持ってなかったろ?」

 

イルミ「あー、そうなんだ・・・じゃちょうどいいや。今年のハンター試験受けてくるよ。どの道、この仕事をしてたら、今回みたいにハンターライセンスが必要になることもあるでしょ?」

 

シルバ「しかしだな・・・」

 

キキョウ「あなた!イル!大変よ!」

 

イルミ「どうしたの母さん?お腹かから血が出てるけど・・・」

 

キキョウ「キルが・・・キルアが私とミルキを刺して出て行ってしまったの・・・まさかあの子・・・あんなに暗殺者らしく育ってたなんて。」

 

シルバ「・・・」

 

キキョウ「でも心配よ!あの子はまだ12歳だし、知らないことも多いし、何かあったら・・・」

 

イルミ「心配しないでよ母さん。俺がこれからハンター試験を受けに行くから、その途中でキルの様子も見てくるよ。ということで親父、キルのことも旅団の仕事のことも俺に任せてよ。」

 

シルバ「・・・いいだろう。ただし、お前がハンターライセンスを取ること、そしてキルアをうちに無事連れて帰ってくること、この2つが条件だ。もし2つの条件をクリアできなければ、今回の依頼は断る。それでいいな?」

 

イルミ「わかった。それでいいよ(俺がライセンスを取れないわけないけど、キルはどうやって見つけようかな・・・)。」

 

キキョウ「頼むわよ!イル!

 

 

ハンター試験に向かう船の中

 

ヒソカ「どこかに・・・おいしそうな獲物はいないかな・・・?」

 

ギタラクル(イルミ)「カタカタカタカタ・・・」

 

ヒソカ「・・・95点・・・」

 

 

ハンター試験後。ゾルディック家にて

 

イルミ「ただいま。キル戻ってきた?いやぁ、まさかキルもハンター試験を受けてるとは思わなくてさ、偶然会っちゃったよ。やっぱり兄弟、考えることも同じだね。キルは今どうしてる?」

 

シルバ「ミルキが説教中だ。」

 

イルミ「ああそう。まぁミルキじゃキルも言うこと聞かないだろうね。試験中にいろんな悪影響受けちゃったみたいだし。」

 

シルバ「どういうことだ?」

 

イルミ「いや何でもないよ。それより約束通り、ライセンスは取ったし、キルも戻ってきたから、幻影旅団団長の依頼も請けていいよね?」

 

シルバ「ああ、約束だからな。だがくれぐれも気をつけろよ。」

 

イルミ「うん。わかってるよ。で、依頼人の団長ってどんな奴?」

 

 

電話での会話

 

イルミ「もしもし?俺はイルミ=ゾルディックって言うんだけど、幻影旅団団長・クロロのケータイで合ってる?」

 

クロロ「イルミ・・・?名前からしてゾルディック家の者のようだが、俺はシルバという男に依頼したはずなんだが・・・それに依頼してから連絡までに随分時間がかかったな?」

 

イルミ「シルバは俺の親父。親父は別の仕事で手一杯だから代わりに俺が今回の仕事を請け負うよ。連絡に時間がかかったのは素直に謝る。ちょっとこっちの事情でね。でもその代わりに絶対満足のいく仕事をするよ。ということで実際に会って話がしたいんだけど・・・」

 

クロロ「場所はこちらで指定する。期待してるよ。」

 

 

というような感じでイルミとクロロは知り合ったのではないでしょうか?

この後、ヨークシンシティ編までの期間でクロロはイルミに複数回仕事の依頼をしており、時間的にもハンター試験で知り合ったヒソカの方がクロロより付き合いは長くなると。ハンター試験前に依頼は来ていたものの、イルミはクロロと直接は話していなかったという考えです。

 

イルミがハンターライセンスを取るきっかけとなった仕事がクロロの依頼というのは完全に私の妄想ですが、ハンター試験からヨークシンシティまでの間って、クラピカの念能力修行期間、つまり半年くらいしか空いていないんですよね。

もしその間にクロロが複数回イルミに仕事の依頼をしていたとすると、試験終了直後くらいから関係が生まれていないと間に合わない気がします。

暗殺の仕事でイルミは世界中飛び回っているでしょうし、イルミもクロロの案件ばかり請けているわけにもいかないでしょうから、時間的にも厳しいはずです。

 

あくまで私の妄想ではありますが、今回の記事の内容のように考えると、「イルミとクロロが知り合ったきっかけ」「イルミがハンター試験を受けた理由」「イルミのヒソカとクロロとの付き合いの期間の差」などが全て繋がってくると思います。

まぁこの部分については作中では描かれてませんので、読者が自由に補完するという形でいいのかなと思います。

私は一読者として、この記事のような経緯があってイルミとクロロは知り合ったのではないかなと考えることにします。

 

 

【ハンターハンター】キルアの手刀とクロロの手刀はどちらが威力が上なのか?

 

昨日はハンターハンターに関する記事として「キルアのかっこいい暗殺術」について書きました。キルアが想像を絶するほど過酷な訓練を積んで体得した暗殺術の数々は、見事に読者の厨二心を捉えてくれました。

そして昨日書いた記事の中で「キルアの手刀」についても触れました。

関連記事:【ハンターハンター】キルアのかっこいい暗殺術をまとめてみた! - 私の名前はジロギン。

個人的に「手刀」はハンターハンターにおけるキーワードだと思っておりまして、一つのテーマとして掘り下げるに十分値すると感じていました。キルアの手刀もさることながら、やはりハンターハンターの手刀といえば「幻影旅団団長・クロロの手刀」ですよね。クロロの手刀とそれを見逃さなかった人のシーンはハンターハンターで私が最も好きなシーンです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻54P/冨樫義博)

キルアにしてもクロロにしても非常に強い威力の手刀を繰り出していました。そこで思ったのですが、

キルアの手刀とクロロの手刀はどちらが威力が上なのでしょうか?

手刀好きの私としては考えると夜も眠れなくなってしまう疑問です。今回は夜眠れるようにしっかりと考察していこうと思います。

 

 

 

手刀(しゅとう)とは?

もともとは人の前や人ごみの中を通ったりするときに指をそろえて手を上下に振り「すみません」などと言うマナーとしての所作です。「手刀を切る」という言い方をします。手のひらを相手に見せて武器を持っていないことを示し且つ道を通るためにされる行動で、礼儀のようなものにあたるとされています。

また大相撲では、力士が懸賞金を受け取る際に手刀を左、右、真ん中の順で切り、軍配を手にするという習慣の一つでもあります。

このように本来手刀は礼儀や習慣的な行動として切るものですがハンターハンターをはじめとする漫画世界ではこの手刀を使って相手の頚椎を強く打撃し、意識を奪うというような攻撃手段として用いられることが多いです。

ハンターハンターでは代表的な手刀シーンとしてキルアとクロロが手刀で相手を気絶させるシーンがありました。

 

 

キルアの手刀

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻17P/冨樫義博)

天空闘技場にて、キルアは低い階層にいる対戦相手に対しては手刀のみで一発KOしていました。6歳の時点で200階まで到達した経験のあるキルアにとって低い階の相手は敵ではありません。150階くらいまでは手刀だけで勝ち上がるつもりでいたようです。ただ途中でズシと戦ったときには、ズシが念能力を未熟ながらも習得していたため、手刀だけで気絶させることはできませんでした。ズシとの戦闘を除けばほとんどの対戦相手を手刀のみで倒していたことからキルアは「手刀のキルア」と呼ばれていました。すっごいマニアックあだ名ですよね。「手刀のキルア」って。学校のクラスなどではつけられたくないです。

天空闘技場に集まってくる人間はほとんどがいつも戦いたくてうずうずしている戦闘狂たちです。200階クラス未満の出場者は念を使えない者が多いみたいですので、ハンターハンター全体のキャラクターの強さでいうと、そもそもお話にならないレベルの戦闘力の低さです。念を習得前のキルアでも余裕で手刀を決められる程度の人間でした。とはいえども彼らもある程度鍛えてきた屈強なバトル自慢でしょうから、そんな相手でも一発で気絶させられるキルアの手刀は非常に強い威力を誇っています。キルア的には手を抜いて手刀を打っていたようですが。

 

 

クロロの手刀

全世界から集まったマフィアたちはヨークシンシティで行われるオークションを無事成功させるべく(正確には幻影旅団による出展品の盗難が起きないように)警察の協力も仰ぎ街中で武装警備を行いました。無許可でオークション会場付近に近付こうとする人間は即射殺するという危険な状態でした。

クロロは会場に侵入することと、100%当たる占い能力を持つネオンの「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」の能力を盗むことを目的にネオンに接触。目論見通り能力を盗み、警戒に当たっていた殺し屋たちを逆に始末して回りました。

クロロはネオンの能力を盗むにあたり、事が運びやすいよう手刀をネオンの首に打ち気絶させました。この時の手刀のスピードは団長の手刀を見逃さなかった人でなければ見逃してしまうほど超高速で、周りの人間はネオンが体調不良か貧血か何かで気絶したようにしか見えませんでした。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻52P/冨樫義博)

団長の手刀を見逃さなかった人曰く、クロロが本気で手刀を打てばネオンの首を切り落とすことくらいわけないそうです。ネオンは先天的に念を使えるようになったタイプの念能力者でして、基本の念技術を修行したわけではありません。能力は使えるものの、戦闘力や耐性は一般人となんら変わりないのです。とはいえ本気を出せば人間一人の首を切り落とせ、目にも留まらぬスピードで繰り出されるクロロの手刀も相当な威力です。クロロの手刀はあの団長の手刀を見逃さなかった人が一目見ただけでみすみす殺されに行く自ら戦いに出向くほどの手刀でしたからねぇ。いやぁすごいです。

 

 

 

どちらの手刀が強いのか?

キルアにしてもクロロにしても両方とも手を抜いていて、相手を気絶させるためだけに手刀を使いました。本来両者とも人を躊躇なく殺せる人ですので、手刀は彼らにとって弱い攻撃なのです。ですので手刀で本気の威力を図るのは難しいです。比較するとしたらキルアとクロロの戦闘技術や力でしかないでしょうね。

天空闘技場時点でのキルアは念を使えませんでしたが、試しの門の3の門(16トン)を開けられる筋力を誇っていました。相当なパワーですね。

一方でクロロはシルバやヒソカが評価するほどレベルの高い体術や、旅団でも6番目のパワーをもっています。6番目というとイメージしにくいですが、5位のマチが腹筋か胸筋だけでキルアの爪攻撃が体に刺さるのを止められるほどの筋力ですから、クロロも同等くらいはあるでしょう。3の門を開けるパワーをもつキルアでもマチの筋力には驚いてましたので、クロロのパワーも天空闘技場時点のキルア以上だったことは間違いないでしょう。クロロは当時のキルアと違って念能力も使えましたし。

そもそもキルアは人体を破壊したり心臓を抜き取るために肉体を操作し鋭い爪を創出していましたから、念なしの時はクロロの本気の手刀のように手刀で相手の首まで切り落とそうと思ったら、爪の補助が必要になるのでしょう。そういう意味でも特に肉体を操作せずに人間の首を落とせるクロロの手刀の方が威力が上だと思われます。

さらに、キルアの手刀は天空闘技場の観客や実況者にも見えていましたが、クロロの手刀は団長の手刀を見逃さなかった人でなければ見逃してしまうほどの超高速です。スピードは威力にもつながるので、クロロの手刀の方が強そうです。まぁキルアは観客たちが戦いに注目していて、よーいどんで始まる勝負をしていたので、突発的に手刀を繰り出したクロロとは状況が違いましたけどね。

 

 

キメラアント編でのキルアの手刀

ただですね、念を習得したキルアは5の門(64トン)まで開けられるようになっており、硬い外殻を持つキメラアントをブチブチちぎるように多数始末していました。キメラアントは硬い外殻を持っており、オーラを込めたパンチですらほとんどダメージにならないような奴ばかりでした。そんなキメラアントをキルアは素手で引き裂いてましたので、明らかに天空闘技場時点よりパワーは上がっています。

決定的だったのは、キルアがオロソ兄妹と戦闘をした際、姿を現したオロソ兄妹2人の首を手刀で切り落としたシーンです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 23巻81P/冨樫義博)

クロロが本気で手刀を打ってもネオンの首を落とす程度でしたが、キルアの本気の手刀はキメラアントの首を落とす威力にまで上がっているのです。こうなってくると話が変わってきて、キルアの手刀はヨークシンシティでクロロが見せた手刀よりも格段に威力が上だと思えます。

またキルアは念系統の位置関係的にも強化系に近い変化系で、クロロは強化系から一番遠い特質系です。このことからも念のパワーはキルアの方が上である可能性が高いです(特質系はイマイチ不明な部分が多いので一概にクロロのオーラによって生まれるパワーが低いとは言い切れません)。

これらのことから考えると、キメラアント編のキルアの手刀とクロロの手刀を比べるとキルアの方が上となるでしょうね。

 

 

 

ということで私が考えた結論として、キルアの手刀とクロロの手刀の威力は

天空闘技場でのキルアの手刀<ヨークシンシティでのクロロの手刀<キメラアント編でのキルアの手刀

という手刀の力関係になっていると思います。まぁ当然と言えば当然ですかね。天空闘技場に挑戦したばかりだった時のキルアは強かったと言っても念習得前でしたし。

 

ちなみに、以前「水曜日のダウンタウン」というTBSの番組でだったと思うのですが、「漫画によくあるシーンは現実で再現できるのか?」という企画が放送されており、その中で「首を手刀で打って気絶させることはできるのか?」という検証が行われていました。漫画だと軽く手刀を首に打っただけで相手が眠るように気絶するというのが定番ですが、まぁ現実ではそうもいかず。格闘家が手刀を首に向かって打っていましたが、相手は気絶することはなく、ただ痛がっていただけでした。その格闘家曰く、「人間を気絶させるには相当高い威力の打撃である必要があり、仮に気絶させられるレベルの手刀を打てたとしたら相手の首の骨が折れて死んでしまう」とのことでした。一時的に眠らせるつもりが永遠に眠らせてしまうというわけですね。

 

まぁ所詮は漫画の世界ですから、「手刀を首に打って気絶させる」というのは「通学途中でぶつかった美少女が実は自分のクラスの転入生でしかも自分の隣の席になること」くらい漫画の中ではよくあるけど現実ではまずありえないことなのです。首を手刀で切り落とすとか、もう手が刃物になっていないと無理ですから、まずできません。強いとか弱いとかそういう問題ではなく、もう人間の品質的に無理です。手がメタリックじゃないと。

キルアの手刀とクロロの手刀は強弱ありますが、どちらにせよ私たち一般人が食らったら間違いなく死ぬので、もはやどっちが強いとか関係ないですね。

作中でもさすがにもう手刀が通用するような敵なんてまず出てこないでしょうから、まぁ本当に興味本位の考察でした。

でも、ハンターハンターにおける「手刀」という地味ながらもこれだけ掘り下げられるテーマは俺でなきゃ見逃しちゃうね。

 

 見逃すわけにはいかないハンターハンター11巻!

 

【ハンターハンター】キルアのかっこいい暗殺術をまとめてみた!

ハンターハンターにおけるバトルといえば念能力を駆使したものが目立ちますが、念能力だけではなく単純な「技術」としての技も見所だと私自身は思っています。

確かに目立たないものの「かっこええ・・・」と憧れてしまうような技も多いのです。

 

その代表格となるのがキルアが随所で見せた「暗殺術」の数々です。

念能力ではなくキルアが幼い頃から暗殺者として培ってきた訓練によって得た技は読者の中二病を全開にしてくれます。

なんなら、私はキルアの暗殺術を見てハンターハンターを好きになったくらいです。それくらいかっこいいのです。

 

そこで今回はキルアの念能力ではなく

キルアのかっこいい暗殺術

についてまとめてみようと思います。

 

 

 

キルア=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 21巻129P/冨樫義博)

 

幼い頃から、超一流の暗殺者である祖父、父、そして兄の熱心な教育によってキルアも暗殺者として育ちました。

 

初登場時は主人公のゴンと同じく11〜12歳だったものの、その戦闘技術は一級品で、合格するのが非常に難しいとされるハンター試験をゲーム感覚で楽しむ余裕があるほどでした(さすがに念を使えるヒソカやイルミには敵いませんでしたが)。

 

「キルアの暗殺者としての才能はゾルディック家始まって以来だ」と家族全員が期待していたのですが、キルア自身は暗殺者として生きることに嫌気がさしており、家族の元を離れてゴンとともに自分の生きる新たな目的を探して旅をしてきました(今はアルカとラブラブ旅行中のようですが)。

 

キルアの念能力は自分のオーラを電気に変化させて攻撃や反応スピードを上げるなど電気の性質を幅広く応用する能力です。

基本の念の技術に加え「発」も体得したことでキルアはキメラアントも余裕でなぎ倒すくらいに強くなりましたが、元はと言えば厳しい暗殺の訓練に身を投じていたために身についた強さです。

生まれた時から電流を浴びて拷問に耐えられるようになっていたり、毒を飲んでも体に異常が見られぬほどの耐性をつけていたりと、描写こそなかったものの、想像を絶するほど険しい訓練を積んできたと思われます(さすがのビスケもキルアの才能を評価しつつもその背景にある境遇に心痛めていました)。

 

キルアの暗殺技術はいびつとも言える訓練の末体得した「悲惨の結果」であると思いますが、それでもやっぱりかっこいいなと思ってしまう魅力があるのです。

それではキルアの念能力以外のかっこいい暗殺術をまとめてみようと思います。

 

 

 

肢曲(しきょく)

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(引用:HUNTER×HUNTER 2巻101P/冨樫義博)

 

キルアがネテロの対して使用した暗殺技術です。

足運びに緩急をつけることで残像を生じさせ、敵を惑わします。「暗歩(あんぽ)」という無音歩行術を応用した高等技術です。

 

キルアは「音を殺して動く」のが癖になっていますので、ほぼ完璧なレベルで肢曲を使いこなせています。

その技術の高さにはネテロも驚くほどでした(ただ闇商売の専売特許のような技なので、ゴンに対しては「(どうやってやるか)知る必要はない」と言っていましたので、ネテロ自身も異常に高い暗殺技術を持つキルアの境遇に対してそれほど好感は持ってなかったと思われます)。

 

相手を惑わすための技なので、肢曲で直接敵を倒せるわけではありませんが、敵の隙を生み、確実に攻撃をヒットさせる意味では暗殺の補助として使い勝手のいい技術だと思います。

序盤に登場した肢曲ですが、グリードアイランドではサブを幻惑し「雷掌(イズツシ)」を当てることに成功していました。かなり実力の高い敵にも有効な技でもあります。

心臓を盗む

もはやキルアの代名詞的なシーンになっていると思います。

ハンター試験三次試験、トリックタワー内にて凶悪な殺人鬼「解体屋ジョネス」の心臓をすれ違いざまに抜き取った技術です。

 

ジョネスは一瞬何があったかわからないほど、音もなくスムーズに、キルアは心臓を盗みとってみせました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 3巻80P/冨樫義博)

 

キルアは肉体を操作し、指を変形させ「ナイフ以上に切れる」と称する鋭い爪を形成できます(これは念能力ではありません)。

 

関連記事:【ハンターハンター】キルアの爪はシンプルな能力だけどかっこいい! - 私の名前はジロギン。

 

この爪によってキルアは心臓を盗みやすくしているのです。

いくらジョネスが危険な犯罪者だとしてもさすがに心臓を取られて握りつぶされたら死にますね。

 

「纏」が使える念能力者や硬い外殻を持つキメラアントには効かないかもしれませんが、並の相手であれば一発で倒せます。まさに暗殺の名にふさわしい技術です。

 

ただ、キルアの心臓盗みはまだ不完全なようです。

ジョネスの心臓を盗んだ際、ジョネスの左胸あたりから出血が見られましたが、キルアの父・シルバは血を一滴も出さずに盗めるとのこと。

心臓を抜き取って血が出ないというのはどういう原理なのかわかりませんが、キルアの暗殺術にはまだまだ伸びる余地があるみたいですね。

毒・電気が効かない

先述の通りですが、キルアには毒や電気は効きません。

電気は、正確に言うと「我慢できる」だけで痛いとは感じているみたいです。

 

暗殺技術というより暗殺者としての性能みたいな話になりますが、いつ捕まって尋問、拷問を受けるかわからない暗殺者としては、こういった耐性をつけておくこともまた技術の一つと言っていいでしょう。

 

作中でキルアは、ハンター試験開始直前に新人を潰そうと考えていたトンパの下剤入りジュースを大量に飲みましたが、顔色一つ変えずに「毒じゃ死なない」と一蹴しました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 1巻130P/冨樫義博)

 

天空闘技場でリールベルトと戦った際には、リールベルトの鞭から放たれた100万ボルトの電流が直撃しても余裕の表情で耐え切っていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻97P/冨樫義博)

 

攻撃面だけでなく防御面でもキルアは常人離れした能力を持っています。

殺す技術だけでなく耐える技術を体得するのも、一流の暗殺者ということでしょう。

 

 

 

手刀

 天空闘技場の低層階で、キルアは対戦相手に対して手刀のみで戦っていました。

天空闘技場は世界各国から腕自慢たちが集まる闘技場で、低層階といえども油断なりません。

しかし、6歳の時点で200階クラスにまで到達していた経験のあるキルアにとって敵になるような相手はいなかったのです(念能力を使えたズシ以外)。

 

ということでキルアは手刀だけで相手を気絶させ続け、会場では「手刀のキルア」とまで呼ばれてました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 6巻28P/冨樫義博)

 

キルアの手刀も暗殺訓練の賜物でしょう。

相手を手刀で気絶させるには、ただ力強く攻撃すればいいのではなく、体のどこを攻撃すれば一発で相手の意識を奪えるのか把握している必要があると思います。

一発で敵を仕留める暗殺を生業としてきたキルアですから、人体の急所も心得ているはずです。これも一流の証!

 

ただ、手刀といえば幻影旅団団長のクロロですよね。手刀でネオンを気絶させていました。

クロロの手刀は「団長の手刀を見逃さなかった人」と「セメタリービルの監視カメラ」以外では見逃してしまうほどのスピードです。

一方で、キルアの手刀は天空闘技場の実況のお姉さんや観客にも見えていましたから、一般人にも見切られてしまうスピード。

 

クロロの手刀は基本的には目に見えず、ネオンが気絶したのを体調不良に装えるほどですからスピードが全然違います。

威力は・・・微妙ですね。クロロの手刀は本気で打てばネオンの首を切り落とすほどの威力のようですが、ネオンは念能力者といえど戦闘用の念は使えない普通の女の子です。

 

キルアが手刀で気絶させていた相手は弱いと言っても格闘に自信のある屈強な男達でした・・・う〜ん悩む!今度「クロロの手刀とキルアの手刀はどちらが強いのか?」っていうテーマで考察しますね!

 

関連記事:【ハンターハンター】キルアの手刀とクロロの手刀はどちらが威力が上なのか? - 私の名前はジロギン。

 

 

 

関節外し

これも攻撃に使う暗殺技術というよりは、補助的な技術です。

ヨークシンシティで幻影旅団を追跡中に見つかってしまったゴンとキルア(正確にはクラピカの身代わりにわざと見つかりました)。

2人はマチの糸によって両腕を縛られた状態になり、身動きが取れませんでした。

 

クラピカが計画したゴンとキルア救出作戦が実行される中で、キルアは両腕の関節を外し、マチの糸をすり抜けていました。

その後外した関節を一瞬ではめ直し、パクノダに攻撃するという慣れた動きまで見せました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻146P/冨樫義博)

 

キルアの関節外しは、マチに捕まったこの時のような状況を想定して、会得した技だと思われます。捕獲されても隙をついて逃げられるように。

 

子供の頃「俺、自分で関節外せるよ。」と言っている子がクラスに一人くらいいたものですが、彼らを200倍くらいすごくしたのがキルアの関節外しです。肩、肘、手首、3カ所の関節を外して瞬時にはめ直してましたからね。

 

こんなにすごい暗殺技術を持つキルアですが、この時マチに攻撃した際は、心臓を狙おうとしたのか胴体に爪を突き立てました。

しかしマチの筋肉で止められ急所まで届きませんでした。

 

挙句の果てにマチからは「狙うなら首だよ」とアドバイスされる始末。

この時ばかりはキルアも判断ミスをしてしまったようです。まだ暗殺者として未熟な部分はあるみたいです。

 

・・・いや、それともどさくさに紛れてマチのおっ・・・いや、何でもないです。

キルアのナイフより切れる爪を腹筋か胸筋だけで止められるマチの筋力はどうなっているのでしょうかね・・・

 

関連記事:【ハンターハンター】幻影旅団のマチの可愛さや魅力について紹介する! - 私の名前はジロギン。

 

この関節外しですが、一度だけキルアは攻撃にも応用していました。それが次に紹介する「蛇活(だかつ)」という技です。

蛇活(だかつ)

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(引用:HUNTER×HUNTER 19巻91P/冨樫義博)

 

関節外しを応用したとみられる攻撃用の技術がこの「蛇活」です。蚊のようなキメラアントと戦う時に使用しました。

 

関節を外してグニャグニャになった両腕を鞭のようにしならせ、キメラアントの腕を破壊していました。

キルアの高速の手さばきと、この時点では念をかなり高いレベルで使えるようになっていたことがあり、オーラで強化された攻撃力とが相まって、キメラアント相手でも容易に攻撃が通る強さになっていたようです。

 

この「蛇活」ですが、何の前触れもなく登場する技なので、読者としては「蛇活?何それおいしいの?」とクエスチョンマークが出てしまいますが、あまり深く考えずに「キルアの暗殺術の一つなんだろうな」くらいに読めばいいと思います。

 

 

 

ヨーヨー

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(引用:HUNTER×HUNTER 18巻40P/冨樫義博)

 

キルアはグリードアイランド後半〜キメラアント編までヨーヨーを武器にして戦っていました。それまでキルアの攻撃手段は基本的に素手でした。

 

このヨーヨーはただのヨーヨーではなく「アニキ特製の合金」(このアニキとはおそらくミルキの事だと思われます)でできており、重さは1個50kg。そんなヨーヨーを2個所持していました。

 

ほんの手のひらサイズのヨーヨーが50kgの重さを誇ってるなんて、わけのわからない合金ということはさておき、これはまさに暗殺に使えそうな武器、すなわち「暗器」と呼べますね。

携行も容易ですし、当たればまず死にます。50kgの金属が頭に直撃でもしたら・・・考えるだけでおぞましいです。

 

キルアはこのヨーヨーを異常なほどのスピードで振り回します。その速度は熟練のハンターであるシュートですら手が出せず、キメラアント(と言っても弱い兵隊ですが)2体の頭を一瞬で破壊するほどのスピードです。50kgの金属を超高速で振り回す・・・これも歴とした暗殺術ですよ、ええ。

 

しかしこのヨーヨーはキメラアント化したパームによって破壊されてしまいました。

もう登場することはないかと思います。

・・・キルアは「神速(カンムル)」で作中屈指のスピードを手に入れてますので、さらにヨーヨーまで加わったら強すぎますね。パームによってキルアの強さに調整がかけられたものと思われます。

キメラアントの首や頭を攻撃

キメラアントは頭を破壊しなければ数日生きていられるほどの生命力を持っており、無力化するためには少なくとも胴体と身体を切り離す必要がありました。カイトもゴンに頭を狙うように指示していましたね。

 

キルアは序盤からキメラアントに対して頭や首を攻撃していました。やはり暗殺の技術を心得ている者としては首から上を狙うのが最も効果的だと知っていたのでしょう(マチにアドバイスされた影響もあるかもしれません)。

 

しかも、キルアは念を習得してさらに攻撃力が上がっていることもあって、紙をむしるかのようにキメラアントたちの首を切断していました。

 

このキルアの攻撃力ですが、あまりにも高すぎる気がするのです。

キルアはキメラアントの兵隊長であるラモットの首を切断し、頭部を片手で潰していましたが、ラモットって念が使えない状態でもゴンのジャンケングーを耐えきるだけの防御力があったんですよね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 21巻132P/冨樫義博)

 

そんなラモットを一撃で倒せるキルアの攻撃力はおかしいレベルです。

念を覚え、イルミの針も取り、暗殺技術がさらに向上したキルアではありますが、主人公の必殺技を耐え抜く敵をこうもあっさり倒していいのかな・・・?

いいか。キルアもほぼ主人公ですし。

www.g913-jiro.com

 

 

 

キルアは念能力が使えない時からでも持ち前の暗殺技術があったので、そんじょそこらの敵には負けませんでした・・・

ってそんなこと今更言わなくてもハンターハンター読者の方ならわかってますよね。

 

さらにこの高度な暗殺技術があった上で「雷掌(イズツシ)」「落雷(ナルカミ)」「神速(カンムル)」などもあります。今のキルアに勝てるキャラはほとんどいないような気がします。

 

正直私は、作中序盤を読んでいた時はキルアへの家族の期待値に対して

「何でキルアが天才扱いなの?イルミの方が強いし、一生懸命家族のために働いてるし、イルミの強化に力を注いだ方が良くない?キルアは言うこと聞かないし。」

と思ってました。

 

弟のカルトも早々に念を使えるようになってましたし。

でも今考えると、12〜13歳くらいで高度な暗殺技術を多数会得し、念能力も星持ちのハンターたちが高く評価するレベルで扱えるようになり、キメラアントの護衛軍と正面切って戦っても生き残っているのがキルアなんですよね。

そりゃゾルディック家揃って期待するわけです。私の見る目が腐っていたようです。すみませんでしたキルアさん。

 

 

アルカをめぐるイルミとの戦いでは、キルアはイルミと相対して涙していました。

イルミに対しては戦って勝てるかどうかということ以上に幼い頃に施された教育からのトラウマが少なからずキルアの中に残っているのではないかなと思います。

 

ただ能力的にはキルアがイルミに勝てる可能性は十分にありそうなんですよね。

それでも戦わなあったのはアルカを守るためでもあるし、イルミが家族だからということもあるし、イルミに対する恐怖心もあったからなのでしょう。

針を取ってもイルミに対する恐怖心はなかなか取れなそうですよね。普通にイルミ怖いし。

 

ただイルミも悪気があってキルアに恐怖心を抱かせるような接しているわけではなく、全てはキルアのため、ゾルディック家のためなんですよね。

歪んだ家族愛ではありますが、イルミも自分が正しいと思ったことをしているわけで、ゾルディック家的にはイルミの行動こそ正しく望むべき行動でありますから、キルアとしてもイルミを完全な敵とみなすことはできなさそうです。

 

関連記事:【ハンターハンター】イルミはミルキが殺されてもブチ切れるのか? - 私の名前はジロギン。

 

キルアの暗殺技術は家庭環境が生んだ悲しい産物ではありますが、こういう地味だけど戦いを有利に進めてくれるような、漫画に登場する技が私は本当に大好きです。

 

キルアの暗殺術!できるようになりたい!

まぁゾルディック家の教育を受けてたら間違いなく私は死んでますが、独学でなんとかできるようになりたい!

 

さて、そろそろ「肢曲」のお稽古しなきゃ!

 

 

キルアの衝撃的な暗殺術炸裂!ハンターハンター3巻! 

 

【ハンターハンター】幻影旅団内に「団員同士の恋愛禁止」ルールはあるのか?

多くの人が学校のクラス、部活、会社など、人間が集まって成り立っている何らかの組織に属した経験があると思います。

組織を形成する人間はみんな生まれも育ちも違うので様々な考え方があり、時には協力したり、時には対立したりしながら、目的に向かって活動しています。

 

そんなあらゆる人間関係が形成される組織の中で、必ず生まれる関係があります。それは恋愛ですね。

「誰くんが誰ちゃんのことが好きとか」、「誰くんと誰ちゃんが付き合っている」とか、そういう類の関係は必ず出てきます。

男女が一緒の組織にいると、まぁ間違いなく恋愛の話題が上がってきますよね。羨ましいです。

 

そういえば、ハンターハンターの幻影旅団も男性女性入り混じって一つの組織を形成しています。

ともあれば「恋愛関係にある旅団メンバーがいてもおかしくはなのでは・・・?」などと考えてしまいます。

 

ただ旅団にも幾つかルールがあります。例えば、「団員同士のマジギレ禁止」や「揉めたらコイントスで決める」などが作中で明らかになりました。

いずれも旅団内でのいざこざを防ぐために設けられたルールです。

もし旅団内で恋愛関係になったら、確実にいざこざに発展すると思うのです。

まさに旅団的に避けたい状況に陥ってしまう可能性があります。

そこで今回は

幻影旅団内に「団員同士の恋愛禁止」ルールはあるのか?

を考えてみたいと思います。

幻影旅団とは?

団長・クロロを始めとする13人のメンバーで構成される(タイミングによってメンバーが抜けていることもあります)盗賊集団です。

流星街で育ったクロロ、マチ、フランクリン、シャルナーク、パクノダ、ノブナガ、ウボォーギン、フィンクス、フェイタンを中心に発足したとみられています。

シズク、コルトピ、ヒソカ、ボノレノフ、カルト、イルミは後発で旅団に入ったメンバーです。

 

盗みや殺しを基本的な活動としており、どのメンバーも何の躊躇もなく人を殺す冷酷さを持っています。

たまに慈善活動もするようで、作中では流星街に攻め込んだキメラアントたちの討伐を買って出ていました。

 

団員が何らかの事情で抜けた場合は、クロロがどこからか別の団員をスカウトしてきます。また団員が他の人間に殺害された場合、殺害したものは旅団に入団する権利を得ます(もちろん入団しなくてもいいです)。

 

「熟練のハンターでも迂闊に他が出せない」ほど冷酷非道で危険な集団として噂されている幻影旅団ですが、団員同士の中は比較的良好で、全員で腕相撲をして強さランキングを決めたりしているみたいです。

そもそも団員同士は恋愛対象なのか?

幻影旅団の創設メンバーは、幼い頃からずっと一緒にいた仲良しメンバーだったようです。

わずかではありますが、作中で幼少期の旅団メンバーが遊んでいるシーンがありました。

かなり幼い時から、同じ環境下で育ってきたと思われます。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻178P/冨樫義博)

そうなると、創設メンバー同士はもはや「家族」とほぼイコールなのではないかとも考えられます。

小学生くらいの年齢よりももっと前から知っていて、ずーっと一緒にいたので、お互いに家族同然なのではないかなと。

そう考えると、創設メンバー同士はそもそも恋愛対象ではない可能性があります。なんていうんでしょう、年の近い兄弟みたいな。

 

創設メンバーで男性はクロロ、シャルナーク、フランクリン、ノブナガ、ウボォーギン、フィンクス、フェイタン、女性はマチ、パクノダです。

彼らは互いを家族のように思っていて、故に恋愛感情を抱くことはないのかもしれません。

でもマチとパクノダはクロロ大好き

作中の描写からすると、創設メンバー同士ではありますが、マチとパクノダはクロロのことが大好きだと思われます。

 

例えば、マチはヒソカに「もし僕がクロロを殺したら?」と聞かれた時に「どこまでも追いかけて私がアンタを殺す」と返答して今いた。しかもガチの目つきで。

あまりそれほど人に対して関心のおなさそうなマチですが、もしもの話とはいえクロロが死んだとあれば自ら復讐に乗り出すくらいにクロロのことを思っています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 17巻115P/冨樫義博)

またパクノダはクロロがクラピカにさらわれた際、自分の死を覚悟した上でクロロを救おうとしました。

命を投げ出すほどクロロのことを思っていたのです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻163P/冨樫義博)

クロロの感情はわかりませんが、マチとパクノダはクロロのことが好きですね。恋愛感情に近いものを抱いていると言えます。

 

ただこの好きは「家族として大切だから」という意味かもしれません。

「クロロを失うのは家族で最も頼れる存在を失うから何があっても助けたい」という意味で好きなのかもしれません。

ですので、まだ100%マチとパクノダが恋愛感情を抱いているとも言えないのも事実です(・・・って言っても絶対にクロロのこと好きでしょうけどね)。

こんなにも思われているクロロ。モテるなぁ・・・

関連記事:ハンターハンターのクロロさんモテモテすぎ!クロロのことが好きなキャラをまとめてみた! - 私の名前はジロギン。

フランクリンはシズクを狙ってる?

一方で、フランクリンはシズクのことが好きそうですよね。

腕相撲でゴンに負けて、少しがっかりしていたシズクに「左でやればよかったのにな」と言いつつシズクの頭を大きな手でポンポンするイケメンっぷり!

傷ついた女性を慰めつつ頭ポンポン!これはイケメンすぎるぞ!フランクリンさん!

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻174P/冨樫義博)

男目線で考えても、こんなことはおそらく好きな女性にしかしないと思います。

フランクリンはシズクを狙っている可能性大です。

シズクは創設メンバーではないですから、フランクリンとしても家族のようなマチとパクノダには恋愛感情は抱けないものの、外部から来たシズクには恋しちゃったのかもしれませんね。

 

しかしそんなシズクの首には、クロロがいつも着ているコートの背中に書いてある逆十字架のネックレスが・・・フランクリンとクロロ、そしてシズクの三角関係が始まる!?

しかもシズクが全然フランクリンのことに興味なさそうなのも泣けてきます(私はフランクリンの味方です)。

 

こう考えると、付き合っている団員同士ははいなさそうなものの、好きだの恋だのという感情を旅団メンバーに抱くことには特に問題なさそうですね。

恋愛禁止は明確なルールとして旅団内で定義づけられていないのかもしれません。

ノブナガとウボォーギンは・・・

クロロ、フランクリン以外に恋愛フラグが立っている男性メンバーはいなさそうですね・・・

あっ!そういえば、フィンクスがクロロと会える時を待ち焦がれていて、それをシャルナークとフェイタンにいじられて怒っていましたね。フィンクスはクロロのことが好きってことでしょう。

関連記事:【ハンターハンター】幻影旅団のフィンクスの強さや魅力を紹介する! - 私の名前はジロギン。

 

ただ、クロロは女性に限らず男性メンバーからも絶対的な信頼を寄せられているので、クロロに会えない間、実はみんなフィンクスに似たような気持ちを抱いていたはずです。

 

クロロ人気が高まる一方で、創設メンバーのウボォーギンが死んだ後はみんなあっさりしてましたよね。

一応、ウボォーを殺害したと思われるマフィアたちには報復したものの、お宝を盗んだらあっさり帰ろうとしていました。

創設メンバーにとっては家族のような存在だったはずなのに・・・そんな時に一人食い下がったのがノブナガでした。

ノブナガのウボォーギンへのこだわりは異常で、ウボォーギンに似た性格をしているゴンを旅団に入れようとしたり、腕相撲の最中にウボォーのことを思い出して泣き出すほど固執していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻157P/冨樫義博)

ノブナガとウボォーはいつもタッグを組まされていたそうですが、もしかしてノブナガとウボォーは・・・いや何でもないです。強力な信頼関係で結ばれていたってことですね。赤い糸で結ばれていたわけではなさそうです。

一人恋愛しまくってる奴いたわ!

いや、待ってください!そういえば恋愛しまくってる旅団メンバーがいました!

正確にはメンバーのふりをしていた奴です。ここまでいえばお分かりかと思います。

そう

ヒソカ

ですよ!ヒソカは恋愛しまくりです。

 

マチのことが好きで「念糸縫合」を見たいがために両腕を切断するような大怪我を負ったり、食事に誘ったりともう恋しすぎているのです。

旅団狩りを決行すると言っておきながらも、マチはそのことを旅団に伝えるメッセンジャーなどという言い訳をしてなんだかんだ生かしておきましたし、ヒソカはマチが大好きで恋愛対象として接しています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻22P/冨樫義博)

さらにヒソカの大本命はクロロです!

クロロと戦うために旅団に入り、3年間以上も戦う機会をじっと待ち続けていました。

恋愛がしたいがために旅団に入ったようなものです。

ヒソカにとって戦いとはデートみたいなものでしょうから、クロロをデートに誘いたくて仕方がなかったのです。

しかしいざデートに誘ってみたら、クロロはいろんな意味で完璧なデートプランを立てており、ヒソカは振り回され、無残にフラれました。

 

このようにヒソカは旅団内で恋愛しまくりですね。

それについて、マチからもクロロからも何も言われたはなかったので、幻影旅団内では恋愛禁止ではないものと思われます。

 

でもよく考えると、ヒソカはマチからもクロロからもフラれたわけで、恋愛にまで至っていないのか・・・いや、厳しい部活は恋愛禁止で、告白することもデートすることも禁止でしょうから、ヒソカの行為は十分恋愛に入ると思います。

まぁ実らなかったけど、ドンマイヒソカさん!

幻影旅団に恋愛禁止のルールはない?

私の見解は

幻影旅団に恋愛禁止のルールはない

ということにしようと思います。

 

幻影旅団が創設メンバーだけで活動していた時は、おそらく盗みが遊び延長にあったと思いますので、家族で一緒にハイキングに出かけて、そこらへんにある金になりそうなものを奪ったり、邪魔してくる奴を片っ端から消したりするような感覚だったでしょう。

当時は恋愛も何もなかったのかもしれません。だから特段恋愛禁止のルールは設けていなかったと。

 

ただ家族といえど喧嘩はしますので、パパであるクロロは

「お前たち、家族喧嘩したらダメだぞ!喧嘩するくらいならコイントスで正しい意見を決めろ!」

とダンディなイギリスかどこかのお父さんっぽさを発揮し、喧嘩防止のためのルールなどは設けておいたのだと思います。

 

大体組織内での恋愛って男性が女性を好きになるケースが多いイメージがありますが、ここまで書いてきたものを見ると、

マチ→クロロ

パクノダ→クロロ

シズク→クロロ?

クロロ→みんな平等

みたいな感じで、女性メンバーの方が積極的に恋愛感情を抱いているように思え・・・

って女性から好かれてるのクロロだけじゃねーか!

モテすぎだよ!そりゃそうか!イケメンだし、頭もいいし、スタイルもいいし、強いし、何年も旅団を引っ張ってきてるしでそりゃどんな女の人も惚れますわ!

 

こうなってくるともう一つの可能性が出てきます。クロロを除く男性メンバーは

「どうせクロロがモテるに決まってるから、旅団内の女に恋なんかしたって無駄だぜ!」

って思っている可能性です。

クロロが圧倒的すぎるので、旅団内での恋愛は諦めていると。旅団外に出会いを求めているのではないかと。

フィンクスとかはこんな感じっぽそうですよね。旅団女性陣は男性陣にもチャンスを与えて欲しいです。個人的には

フランクリン→シズク

に頑張って欲しいです!

シズクー!頼むからフランクリンに振り向いてくれー!

 

 

 幻影旅団登場はハンターハンター8巻から!

【ハンターハンター】ゼノとシルバには王直属護衛軍たちと戦って欲しかった・・・

ハンターハンターに登場する暗殺一家・ゾルディック家。その一員であるゼノ=ゾルディックは、「暗殺はビジネス」と割り切っており、報酬が発生しなければ殺人なんて犯さないし、報酬以上の働きはしないことをモットーにしています。

まさにプロと言いますか、仕事人というのは、こうやってクールに仕事は仕事と割り切っているイメージがありますね。

関連記事:【ハンターハンター】ゼノ=ゾルディックのプロフェッショナル〜仕事の流儀〜 - 私の名前はジロギン。

 

ゼノの息子であるシルバも同じような考えをしているようで、ゼノとともにクロロの暗殺(正面切って戦闘してましたが)に挑んだ時にも、依頼主の十老頭が死に、報酬が支払われることがなくなった時点でクロロを仕留める事を中断していました。

ゾルディック家は快楽殺人者ではなく、あくまで仕事として殺しを請け負っているだけなのです(序盤のキルアは快楽で人殺しをしているようなシーンがありましたが・・・イルミの針のせいですかね!)。

 

ゼノとシルバはそんな心情で働いているものだから、キメラ=アント編でハンター協会会長のネテロから「王(メルエム)と護衛軍が接触しないように分断してほしい」という依頼を受けた際、メルエムを護衛軍と分断できた後あっさり戦線を離脱してしまいました。

 

仕事人としては依頼内容をこなしたので文句を言われようもないのですが、私たち読者としてはゾルディック家VS護衛軍の戦いを見てみたかったものです。

そこで今回は、「ゼノとシルバも護衛軍と戦ってたら面白かったのになぁ〜」という気持ちを書き連ねていこと思います。

ゼノ=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 26巻163P/冨樫義博)

ゼノはキルアの祖父にあたる人物です。70歳近い高齢ながら「生涯現役」を掲げており、作中では息子のシルバともに仕事をしている描写が多く見られました。

キルアに対しての期待から過度な教育を施しがちなゾルディック家の面々の中で、ゼノはキルアに甘く接しているようです。やはり孫ですので、鬼にはなれないみたいですね。

 

その実力は非常に高く、幻影旅団団長のクロロと同等レベルと思われます。作中屈指の実力者です。

関連記事:【ハンターハンター】クロロとゼノはどちらが強いか考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

念能力は「龍頭戯画(ドラゴンヘッド)」で、オーラを龍の形に変化させて攻撃する能力です。

応用技として「牙突(ドラゴンランス)」「龍星群(ドラゴンダイブ)」など距離や範囲などを調整して多彩な攻撃を可能としています。

データブックでゼノは変化系とされていますが、ドラゴンヘッドは放出系のような特徴も持っています。

2023年追記:冨樫義博展の公式図録にて、ゼノとシルバの得意系統は放出形であることが明かされました。

関連記事:【ハンターハンター】ゼノの念能力は変化系?放出系? - 私の名前はジロギン。

シルバ=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 26巻165P/冨樫義博)

シルバはキルアの父にあたります。銀色の長髪で屈強な肉体をしているのが特徴的です。

誰よりも息子キルアの暗殺者としての才能を認めている中で、キルアがゴンとともに旅立つことを許すなど比較的柔軟な思考をしていることが伺えます(しかし「キルアは必ず暗殺者の道に戻ってくる」と確信している裏の顔があるようですが)。

 

父であるゼノとともに仕事をこなすことが多いようですが、単独で幻影旅団の元メンバーを暗殺し、クロロと戦っても引き分けに持ち込むことができるくらいの高い戦闘力を誇っています。

関連記事:【ハンターハンター】シルバVSクロロはどのような戦いだったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

念能力は明らかになっていませんでしたが、巨大な念弾を飛ばす描写は見られました。念弾はやろうと思えばどの系統でもできなくはない基礎技術の応用技みたいなものですが、それでもかなりの火力を誇っていたので、相当強力な「発」も持っているのではないかと思われます。

またベンズナイフの愛好家でもあります。

あっさりと帰りすぎ!

キメラ=アント編後半にて、メルエムと護衛軍が占拠した東ゴルトーの宮殿に潜入するべく、ネテロは主にゼノの協力を仰ぎました。

依頼内容はメルエムと護衛軍の分断で、本来この仕事はゴンやモラウたちが行う仕事でもありましたが、ネテロは保険をかけてゾルディック家にも依頼していたのです。

ネテロには、自分でも敵うかわからないメルエムと一騎打ちをするべく、どうしても邪魔が入らないようにしたいという思惑がありました。

 

ゼノは「龍星群(ドラゴンダイブ)」で無数のオーラでできた龍の雨を降らせ、護衛群をかく乱。本来ならばその後、護衛軍がメルエムに近づかないよう、足止めする必要もありました。が、「龍星群(ドラゴンダイブ)」が宮殿内にいた一般人であるコムギに当たり、ピトーはコムギの治療に、ユピーとプフについてはモラウたちが計画通り(若干手違いはありましたが)足止めをしてくれたので、意図せずメルエムと護衛群との分断に思考してしましました。

 

ネテロはゼノの協力を仰ぐにあたり巨額の金を支払っていたようですが(いつも引きこもっているゾルディック家の次男ミルキがシルバに「15人殺すから150億貸してくれ」と持ちかけている描写がありましたので、現役で仕事をしているゼノに依頼するならば少なくとも数百億くらいのお金が必要かと思います)、あまりにもあっさりとメルエムと護衛軍の分断に成功してしまったため、ネテロ的には肩透かしを食らってしまったような感じでした。

結果オーライではあるのですが、無駄に多く金を払っちゃいましたね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 25巻156P/冨樫義博)

そしてゼノの仕事はすぐに終わってしまったわけですが「あまりも仕事が簡単だったから、その分他の仕事もするよ」とはならず、あっさりと帰ってしまいました。

ゼノのポリシーからするとプロの暗殺者としては正しいのですが、読者からすると「いや帰っちゃうのかよ!」と突っ込みたくなる流れでしたね。

孫(息子)は戦っている

ゼノは宮殿内でキルアと遭遇しています。キルアがキメラ=アント討伐作戦に参加していたことはこの時点で知りました(その後ゼノがシルバにもキルアの話をしているのでシルバも知りました)。

ネテロですら敵わないかもしれないメルエムや護衛軍がいる戦場で、ゾルディック家期待の星であるキルアを何も支援することなく帰ってしまいましまったわけですが、これはいかがなものでしょうか。

キルアはイルミの針で「強い奴とは戦うな」「不可解な攻撃を受けたら逃げろ」というようにキルアを守るような教育を施されてきました。

その割に超危険な戦場にあっさりと残していってしまうのは父、祖父として心配ではなかったのかなと、こっちが心配していまします。

 

いつか針は取るつもりだったにせよ、たかが12〜13歳くらいの我が孫、子をキメラ=アントたちの前にみすみす放り出すのは避けたいことだと思います。

それとも、仕事の場、戦場ではいくら可愛いくて大切な家族であってもビジネスのつながりに過ぎず「自分の身は自分で守れ」というのがゾルディック家の考え方なのでしょうかね。

「インナーミッション」発動時には各々の考え方、方針を貫くべく家族喧嘩という名のほぼ殺し合いに近いことをする一家ですから、ある程度家族間の関係も割り切っているのかも知れません。

 

結果的にキルアはユピーが一時手も足も出ないほど圧倒したり、プフの分身ならば単独で撃破するくらいの実力になってましたから、ゼノがメルエムとピトーからキルアを離せた段階でキルアが死ぬことはなかったですけどね。

申し訳程度にヂートゥは暗殺

ゼノは「龍星群(ドラゴンダイブ)」で護衛軍を撹乱し、メルエムと護衛軍の分断に一役買いましたが、シルバはその間、乗ってきた怪鳥の上でスタンバイしているだけでした。

さすがにこれではシルバが来た意味がありません。

 

そこでシルバは、ゼノにダル絡みしてきたヂートゥを上空から圧殺しました。一応師団長クラスのキメラアントを仕留めるという仕事はしました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 26巻164P/冨樫義博)

ただ、師団長クラスであればモラウでも単独で2体連戦で撃破できる程度ですし、たぶんヂートゥならキルアやナックルでも無力化できたと思います。

なんならネテロがやれば瞬殺でしたでしょうし。

ヂートゥクラスならほっといてもそれほど脅威にはならなかったはずです。

そんなヂートゥを仕留めたところで、ゾルディック家的に不充分感が否めません。

やっぱりここは護衛軍の一体くらいは仕留めて欲しかったところだなと思ってしまうのです。

「とりあえず来たからには何か役立てたないとな。そうだ、あそこのうるさいキメラアントでも仕留めておくか。」程度に考えたシルバがやっつけでやった仕事のようで仕方ありません。

2人がかりなら護衛軍の1体くらい仕留められた

ゼノの「龍頭戯画(ドラゴンヘッド)」で宮殿上空からの侵入を試みた際、ピトーは円を使ってゼノのオーラに触れました。

その時に互いに実力を察知しています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 25巻60P/冨樫義博)

ピトーはゼノの念に触れた結果、瞬時に臨戦態勢に入るほど警戒していました。

その後ピトーはネテロこそ最も危険だと気付き標的をネテロに変えたのですが、ピトーに警戒させるほどにはゼノにも実力があるということです。

そこにいつも仕事で一緒に戦っているシルバの協力もあれば相当強かったことでしょう。

 

ピトーは戦闘力が非常に高いので厄介ですが、プフは戦闘面ではユピー、ピトーには劣りそうなので、ゼノとシルバでかかれば十分勝ち目はあったと思います。

ユピーも打撃の威力や自爆など異常な破壊力を持っていましたが、それほど頭は回りそうにないので、戦闘経験豊富なゾルディック家の二人ならば倒せた可能性はあるでしょう。

 

ゼノもシルバも人間キャラであれば作中最高クラスの強さですから、その二人が親子ならではのタッグで挑めば、護衛軍の一体くらい仕留めれられたと思います。

早く知りたいゼノ・シルバの真の実力

ゼノとシルバが護衛軍と戦わなかったことで、ネット上の「ハンターハンター強さランキング」みたいなものも意見が分かれるんですよね。

「ゼノとシルバは護衛軍も倒せた」というような私と同じ考えの人から、「ゼノとシルバは護衛軍には勝てない。だから早々に帰った」という考え方の人もいます。

 

またハンターハンターの世界ではオーラ量や「発」の威力だけで強さが決まるわけではなく、相性やその時の体調などによって強さ変動します。

具体的な護衛軍たちとゼノ、シルバの念能力の相性がわからなかったり、そもそもシルバの能力が不明なことからも、この論争には決着がつきづらい状態が続いています。まぁだからこそ考察が捗るんですけどね。

 

個人的には、経験の差、チームワークからゼノ、シルバの方が護衛軍より強いのかなと思います。

ただ単独だと微妙ですね。護衛軍たちはポテンシャルが熟練のハンターを容易に上回っていますので、個々で見るとスペックは護衛軍の方が上かなとは思います。

やはり条件次第で強さが変わるので明確な上下を決めることは難しいです。

 

それでも、ゼノとシルバには護衛軍の誰かと戦って欲しかったですね。最低でもキメラ=アント討伐作戦がうまくいくように最後まで協力して欲しかったなと思います。

ハンターハンターの楽しみは強者同士でのバトルだけではないのは事実ですが、やはりキャラクターの強さは気になりますし、強者同士のバトルは盛り上がります。

 

でも「給料以上の仕事はしない」「仕事が終わったらすぐに帰る」というのは仕事人として当然の行動で、現実世界でも共通する部分はありますよね。

私自身が仕事を毎日定時くらいの時間で帰っているので、ゼノとシルバに「給料以上に頑張って働け」とか、「定時過ぎても中途半端に仕事した状態で帰るな」とかは言えません・・・

 

【ハンターハンター】レオリオは雑魚扱いされがちだけど普通に常人離れしてる件

 

作中でいろんなキャラクターからその際のを認められ、1000万人に1人の天才とも言われた主人公のゴンとその親友のキルア。

ゴンは伝説のハンターであるジン=フリークスの息子であり、キルアは暗殺一家ゾルディック家でも歴代一の暗殺者としての才能を持ついわゆるサラブレッドです。

 

そんな2人の仲間であるクラピカは念を覚えて半年で強化系を極めた幻影旅団メンバーのウボォーギンを単独で撃破。

その後パクノダを殺害(パクノダ自ら死を選んだ形ですが)、クロロを念能力の使用と旅団員との接触禁止状態にし、熟練のハンターでも手が出せないほど危険な幻影旅団の戦力を大幅に削ることに成功していました。

 

ゴン、キルア、クラピカは間違いなく天才的な戦闘センスに頭のキレを持っていると言えます。一方で彼ら3人とハンター試験時から協力関係にあり,

友人でもある

レオリオ

はというと・・・やはり見劣りしてしまう部分がありました。

しかもクラピカやキルアからはいつも雑魚扱い、無能扱いされる始末で、ちょっとかわいそうになるほどです。

 

しかしですね!作中のレオリオの活躍シーンを見ると、その能力は

普通に常人離れしているんですよね!

やっぱりレオリオもプロハンターになるべくしてなったんだなと思います。ゴン達と出会えて運が良かったからだけではありません。

 

今回はそんなレオリオの人間離れしたシーンをまとめてみました!

 

 

 

 

レオリオとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻88P/冨樫義博)

 

本名:レオリオ=パラディナイト。

ハンター協会の新会長選挙時に、ピトーとの戦いで瀕死の状態にあったゴンの見舞いにもいかない父親のジンをレオリオが怒りのあまり殴り飛ばしたのち、選挙に名乗りをあげる形となってしましました。

その時にレオリオの異様にカッコいいフルネームが明らかになりました。

 

サングラスにスーツを着た長身の男性で、ゴンとはハンター試験に向かう最中に出会い、試験中も行動を共にし、その後もヨークシンシティ編で裏方ながら共に旅団と戦うなど、仲間として協力関係にあります。

 

レオリオがハンターを目指していた理由は、学費のため。

友人をなくすことになった病気を治療できる医者になるべく、医大に入る必要がありましたが、その莫大な額費がハンターライセンスを持っていれば免除されます。

 

レオリオはゴンと性格が少し似ていて、理屈よりも自分の感情優先で動く部分があります。その真逆の性格をしているキルアやクラピカからは無能扱いされてがちです。

戦いにおいても活躍シーンがなく、明らかに作中の戦闘力トップ集団にはついていけないことからも「雑魚い」と思われがち。

熱い性格で仲間思いのいい奴なのに、あまり良くない評価をされることが多いのが残念です。

 

念能力はレオリオの夢であった医者になった時にも応用できる能力で、メスの届かない体内を治療できるよう遠隔で手を伸ばしたり、体内の腫瘍などをオーラで破壊したり、オーラをソナーのように使って病巣を見つけ出したりできるような放出系の能力。ジンに真似され、戦闘に応用されていましたが、本来は医療用のようです。

 

ゴン達とは遅れを取ってしまっているかもしれませんが、レオリオも普通に超人なのです。その根拠を書いていきます。

 

 

荒れ狂う船上で船酔いしないレオリオ

ハンター試験会場に向かうまでの船は大波の中を進み、乗っていたハンター試験出場希望者達のほとんどが会場に着く前に船酔いでダウンしてしまいました。

この時点でハンター試験は始まっており、荒波の中を進む船の中で正常でいられなければ受験資格すらないという判断をされてしまいます。

 

この荒波の中を無事船酔いもせず生き残ったのがゴン、クラピカ、レオリオでした。

ポテンシャルで言えばレオリオは初登場時点でゴンやクラピカと遜色なかったということになります。

この時点でレオリオはそんじょそこらの人間以上の能力を持っていると言えます。

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 (引用:HUNTER×HUNTER 1巻43P/冨樫義博)

 

 

一次試験を突破したレオリオ

ハンター試験の一次試験は、二次試験会場までサトツに走ってついていくという内容でした。

距離の具体的な数値はなかったものの、トータルで百数十キロ〜数百キロくらいの距離があったと思われます。

さらに途中のヌメーレ湿原では擬態して受験生を喰らおうと待ち受ける猛獣たちもおり、並大抵の力がなければ切り抜けることはで不可能な試験内容でした。

 

レオリオは一次試験にて、かなり苦しみながらもマラソンを走り、ヌメーレ湿原までたどり着きました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 1巻142P/冨樫義博)

 

途中ヒソカと交戦し気絶。その後はヒソカが二次試験会場まで運んでくれたため後半はあまり走っていませんが、ヒソカ的にもレオリオは「合格」なので、ヒソカと戦わなければ一次試験は走りきれたものと思います。

 

やはりレオリオには厳しいハンター試験を乗り越えられるだけの高い能力はあるのです。

ヒソカのお眼鏡にかなうのも常人ではない証の一つでしょう。ヒソカは雑魚に興味がないので。

 

 

試しの門を2の門まで開けたレオリオ

ハンター試験を自ら失格になったキルアを追って、ゴン、レオリオ、クラピカはゾルディック家を訪れました。

しかしゾルディック家の敷地内に入るためには「試しの門」を開ける必要があります。試しの門をを開けずにゾルディック家の敷地に立ち入ると番犬のミケに食い殺されます。

 

試しの門は1〜7の門まであり、1の門の重さは門の片方で2トン、両方合わせて4トンの重さがあります。

門の数字が1つ増えるごとに重さは倍になります。常人では1の門すら動かせませんね。

 

最初はビクともしなかった試しの門ですが、レオリオは2週間の筋トレで2の門、すなわち8トンの重さの門を開けられるようになりました。

 

8トンを動かすのなんてどんな力自慢でも無理でしょう。それをレオリオはやり遂げました。しかも念なしで。

いやはや怪物ですね(ちなみにキルアは念なしで3の門、重さ16トンまで開けてますので、さらに怪物です)。

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 (引用:HUNTER×HUNTER 5巻105P/冨樫義博)

 

 

 

独学で念を習得したレオリオ

ハンター試験以降しばらくレオリオは登場の機会がありませんでしたが、ヨークシンシティでゴンとキルアと再会。その時にはすでに念を使えるようになっていました(「練」→追記:誤りです、「纏」でした。だいぶカッコつけてましたけどね)。

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻142P/冨樫義博)

レオリオはまず医大の受験に取り組む予定でしたので、念の修行はそのあと行う予定でした。

いずれにせよ修行を始めたのはゴン達よりもだいぶあとのはずです。

しかしヨークシンシティであった時にレオリオは練だけとはいえ念を体得していました。ゴンに指摘され念は練だけではないことを知ったレオリオは、おそらく独学で念を学んでいたものと思われます。

 

カストロのように念能力は自分で鍛えることもできますが、長い時間がかかる上、自分に合っていない能力を生んでしまう恐れもある望まれない行為です。

 

関連記事:【ハンターハンター】カストロがヒソカに勝つにはどうすればよかったのか? - 私の名前はジロギン。

 

ウィングさんのもとで修業し、さらにゴンとキルアは元々の才能もあって異常な速度で念を習得していきましたが、才能に恵まれていたとは言えないレオリオが念を学んだ速度も異常な速さと言えます。

念の習得に関しても謎に高いポテンシャルをレオリオは見せています。

 

 

 

遊び呆けてたくせに医大に合格したレオリオ

新会長選挙編にて。不本意ながら会長候補上位4人に残ってしまったレオリオは,

自身の選挙演説にて、ゴンがキメラアントと戦っている裏で、そんなことも知らずに遊び呆けていたことを吐露します(何をしていたかは大人の秘密)。

 

医大はお医者さんになるために必要な知識をつける場であるため、現実世界でもそう簡単には入学できない難関です。

ハンターライセンスがあっても試験は免除されないようなので、レオリオも受験勉強をした上で受験しなければならないはず。

 

そんな状況でも遊び呆けていたレオリオでしたが、のちに十二支ん入りした際肩書きが「医大生」になっていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻116P/冨樫義博)

 

そうです、レオリオは医大に合格していたのです。

遊んでても医大に受かるとは純粋にすごい!褒められたことではないですがすごい!

莫大な額費がかかるような医大ということはそれなりに有名な大学でしょうし、チードルが医療班のメンバーとして暗黒大陸進出に際して招集をかけたほどですから、かなり名門大学の可能性が高いです。

 

レオリオには遊んでても医大に入れるだけの知能はあるということですね。恐れ入りました。

しかもしっかり「発」まで身につけてましたし、どういう生活スタイルをしていたのでしょうか?きちんと寝ていたのでしょうか?

 

 

ジンも認める潜在能力

ジンは伝説のハンターとして、その功績は世界的に知られています。

またジンの弟子であるカイトも優秀なハンターで、その戦闘力も非常に高いです。

 

功績としても後進の育成としても確たる実績を持っているジンがレオリオに対して「あれは伸び代デケーぞ」と非常に高い評価を下しています。

これはハンターとしては最高の評価とも言えるでしょうね(ジン自身は周りのハンターからだいぶ嫌われてますが)。

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(引用:HUNTER×HUNTER 32巻7P/冨樫義博)

 

結果的にレオリオは組織票で選挙を操作していたパリストン以上に純粋に選挙で票を獲得し、実質会長になっていたほど周りのハンター達から信頼を得ていました。

レオリオは会長になることに興味はなかったので棄権しましたが、ハンター達のレオリオへの信頼はその後も続き、新たに会長になったチードルもレオリオの好感度や人気も評価し、十二支んに招き入れました。

 

序盤は雑魚だの無能だの、そんな扱いをされていたレオリオですがストーリーが進むにつれてその潜在能力が評価されるようになったのです。

 

 

 

まとめ

「いいハンターは動物に好かれる」とカイトが言っていましたが、いいハンターは動物だけでなく人からも好かれるのかもしれません。

ジンは嫌われてましたが、息子のゴンは人殺しを生業としてきたキルアも心を開きましたし、クラピカもゴンを高く評価しています。

その他にもゴンが知り合ったたくさんの人々がゴンをいろんな意味で好きになっています。あのヒソカですらゴンのことが大好きですからね。いろんな意味で。

 

レオリオもゴンと似た部分があるのかもしれません。

多くのハンター達を魅了し、わずかな時間で信頼をも勝ち得たレオリオは、人に好かれる素質があり、ハンターとしての素質が高いと言えると思います。

 

第一、友達思いですごくいい奴ですもんね、レオリオは。

作中の序盤と後半でレオリオの評価は全然違います。ポドロより弱いと思われてましたから→追記:逆でした。レオリオが優勢でした。ポドロさんは格闘家でしたがレオリオに負けてたかもしれないんですね。

 

レオリオも暗黒大陸に向かっているようですが、個人的に好きなキャラクターなので、できれば死なないでほしいです。

 

 

 

【ハンターハンター】ノブナガが幻影旅団メンバーと揉め事を起こしすぎな件

ハンターハンターに登場する「幻影旅団」は、宝を盗むためなら人の命を奪ってもなんとも思わない凶悪な集団として描かれています。が、実際のところメンバーの多くが流星がで育った幼なじみのようで、子供の時から一緒に時を過ごしてきた仲良し集団みたいな感じもあります。

団長のクロロを始め、全員が仲良し・・・なのかと思いきや、何やら旅団メンバーと揉めまくっている団員がいるみたいですね・・・

誰かというと、そう、ノブナガです。

作中でノブナガは幻影旅団メンバーとかなり揉めています。困ったものですね。

旅団は団員同士が揉めたらその場でコイントスをし、当たった方の意見を優先するというルールがあるのですが、このルールが適用された場面を見るとノブナガが関連していることが多かったです。

 

そこで今回はノブナガがどれくらい幻影旅団メンバーと揉めたのかをまとめてみました。

ノブナガ=ハザマとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻183P/冨樫義博)

本名:ノブナガ=ハザマ。団員No.1。サムライのようなちょんまげに刀を帯びた男性です。幻影旅団の創設メンバーにあたり、流星街出身とみられます。

 

ヨークシンシティ編ではゴンのことを気に入り旅団に入団するよう促し続けましたが、見事に振られ続け「これだから強化系は!」と強化系を俯瞰視するような発言を繰り返していました。が、ノブナガも強化系のようです。

さらにゴンとキルアの策にはめられるなど作中ではなかなか活躍の場に恵まれませんでした。

 

居合抜きを得意としており、スクワラの首を一瞬で切断していました。ただノブナガに関しては旅団メンバーで唯一「発」が不明です。

「円」は使っていましたが、「円」は念の基本技術の応用技で、「発」とはまた別物になります(しかも半径4mしか探れません。それがノブナガの限界)。

ネット上では「円に入ったものを超高速で斬り裂く」、「円の中のものなら何でも斬れる」、「ノブナガの命令に違反したものを瞬時に斬る」などの予想がされていますがいまだ不明。

フランクリンはノブナガの能力について「タイマン限定」と言っていましたので、1対1の場面で使うような能力であるようです。

 

それではノブナガの揉めているシーンを振り返ってみましょう

フランクリンと喧嘩

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻151P/冨樫義博)

ノブナガは初登場時からすでにフランクリンと揉めていました。

理由がまた微妙なもので、「ヒソカが強いかどうか」というようなものでした。

 

ノブナガはヒソカに対して「(戦いの)腕がいい」「バンジーガムはよくできている」などと高評価をしていた一方で、フランクリンはヒソカを「たいしたことねぇ」と下に見てました。そんな見解の相違を理由に喧嘩が勃発。結構ガチめの殴り合いをしていました。

後述しますが、ノブナガはそんなにヒソカと仲が良いわけでもなさそうです。

 

ノブナガがフランクリンにキレたのは、フランクリンに「たいしたことねぇヒソカを高く評価しているお前もたいしたことねぇ」と言われたと感じたからでしょうね。荒々しい初登場となりました。

マチと小競り合い

ウボォーギンがクラピカに殺害されたのち、旅団メンバーは2人1組に分かれてクラピカの捜索を始めました。ノブナガはマチとともに行動。

 

ウボォーギンとノブナガはいつもタッグを組んで戦っていた仲でもあったため、ノブナガはクラピカに対して殺意を抱いていました。

マチはむしろクロロがクラピカを仲間にしたがっていると考えていました。

旅団のルールだと、現団員を殺害した場合旅団の入団資格が与えられるためです。そういう意味でクラピカを始末したいノブナガと、(クロロの考えを推測すると)クラピカを生け捕りにしたほうがいいと考えるマチとで意見の食い違いが出てきました。

 

ただ両者の考えは各自の身勝手や憶測に過ぎなかったので、お互いに「意見を押し付けるな」と揉めてしまいました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻110P/冨樫義博)

さすがにノブナガもマチが女の子であるためか、フランクリンのように殴り合いはせず、コイントスでどちらの意見を優先するか決めていましたね。

結果マチの意見が通りました。

・・・あまり関係ないんですが、この時の寝癖ガンガンのマチも可愛いんですよね。

フェイタンともコイントス

ノブナガはマチ、フィンクス、パクノダとともに尾行していたゴン、キルアの捕獲に成功。クラピカに関する情報を聞き出そうとします(この時ノブナガ達はクラピカとゴン達との関係は知らず、ゴンとキルアも旅団メンバーの言う「鎖野郎」がクラピカだとは知りませんでした)。

 

突如としてゴン相手に腕相撲を始めたノブナガは、最後に本気を出したゴンに敗北します。

その様子を見ていたフェイタンが瞬時のゴンの腕をとり、爪を剥がそうとしました。

しかしそれを制止したノブナガ。ノブナガはゴンの性格や言動にウボォーギンに近いものを感じ、旅団に引き入れようと考えていたのです。

 

一方でフェイタンはゴンを拷問しクラピカの正体を聞き出そうとしました。

多分フェイタンの拷問を受けたらゴンは死んでいたでしょう。

またも意見が食い違い、ノブナガは揉め事の火種を産みました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻167P/冨樫義博)

そしてフェイタンとコイントスをすることに。マチとフェイタンのコイントスは同じ日の出来事です。さすがに1日のうちで揉めすぎな気がしますよノブナガさん。

 

実際この時、フェイタンがゴンに拷問をすれば、鎖野郎=クラピカだと気がついたキルアがゴンを助けるために、正直に説明していた可能性もあったんですよね。

フェイタンの行動はノブナガにとって有益な行動だったのですが、みすみすチェンスを逃してしまいました。

クロロに突っかかる

旅団メンバーがマフィアンコミュニティーを襲撃し、ウボォーギンの報復をしたのち、オークションのお宝も全て回収。目的を果たした旅団はクロロの命でヨークシンシティを離れるつもりでした。

 

しかし、ここで素直に「うん」と言わないのがノブナガさん。

ノブナガはウボォーギンの本当の仇はクラピカ自身であり、クラピカを探し出して始末するまではヨークシンシティを離れるわけにはいかないとクロロの命令に背く態度を見せました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻177P/冨樫義博)

言うことを聞かないノブナガに対してクロロはネオンから盗んだ「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」で、団員たちの1ヶ月後の運命を占い、「このままヨークシンに残れば団員が半分死ぬ」という結論を提示することでノブナガを抑え込もうとしました(結局ヒソカの嘘の詩によって、今ヨークシンを離れると団員が死ぬという結果も出たため、クロロは残ることを決断してしまいましたが)。

 

自分の意見に反するのであれば団長だろうが嚙みつく。なかなかの暴れん坊ですね、ノブナガは。

ヒソカを殺そうとする

クロロがヨークシンシティを離れるつもりでいた一方で「ヨークシンシティに残る」という意味で、ノブナガとヒソカの意見は一致していました。

 

しかしヒソカの嘘の詩の中で「霜月の秘密(ウボォーギンの念能力の情報)を赤眼の客(クラピカに)売った」と書いてあったため、ウボォーギンの仇を討ちたいノブナガとしては、ヒソカもウボォーギンの死に大きく影響した要因でした。

そのため斬りかかりヒソカを殺そうたのです。結局クロロに阻止されましたけどね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻34P/冨樫義博)

初登場時はヒソカのことを買っていたように見えたノブナガですが、事と次第によっては斬り掛かるくらいにはヒソカと仲が良くはなかったようです。

まぁヒソカは旅団メンバーの大半から嫌われているみたいですから、これはノブナガが怒っても仕方ないですね。

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカが作中でいろんなキャラから嫌われすぎて悲しい - 私の名前はジロギン。

フィンクスも斬ろうとする

改めてゴンとキルアを捕まえてベーチタクルホテルでクラピカを誘い出すべく、団員が揃うのを待っていたノブナガ、クロロ、マチ、コルトピ、シズク、パクノダ。

しかしクラピカの策にはまりクロロがさらわれ、交渉人に選ばれたパクノダはクロロを無事に助け出すべく、クラピカの言いなりに単独行動に出てしまいました。

 

そこにやってきたフィンクス、フェイタン、シャルナークは「団長が死んでもクラピカを殺すのが幻影旅団のルール」とし、パクノダを追跡しようとします。

一方でノブナガらは「クロロを生かすためにパクノダに単独行動をさせることを認める」という考えで対立。

特にフィンクスとノブナガの対立が激しく、ノブナガはフィンクスに対して刀を抜こうとまでしていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻180P/冨樫義博)

もうこれでもかってくらい揉め事を起こすノブナガさん。仲間に手をあげそうにないシズクもさすがにこの時ばかりはノブナガを殴って気絶させました。

 

もうこれ以上ノブナガは揉め事を起こしちゃダメですよね。正直ヨークシンを離れていればこの事態は避けられましたからね。(ヒソカの策略もありましたが)ノブナガがわがままを言わなければクラピカと関わることもなくなり、パクノダもクロロもそのままの状態で旅団を維持できました。

もともとウボォーギンともよく喧嘩していたノブナガ

フランクリンの話では、ノブナガは遅刻ばかりで、時間に厳しいウボォーギンといつも喧嘩していたそうです(ウボォーギンは絶対に遅刻をしない、見た目からは想像もつかないほど内面は出来た人間のようです)。

まぁ悪いのは遅刻してくるノブナガですよね。そんな感じで作中以前からノブナガは揉め事が多かったようです。クロロも手を焼いてそうですね。

 

ただノブナガはウボォーギンと喧嘩してもいつもボコボコにされていたそうなので、しかるべき罰は受けていたってことで、少しは反省していた・・・と思います多分。

ノブナガさんは揉め事を起こしちゃうくらい熱い人だから

自分以外の人と長い期間接したり、一緒に生活するようなレベルになってくるとだんだんと相手の嫌なところが見えてきて揉め事に発展してしまいがちです。

家族ですらそうなります。なので友達くらいのレベルなら長時間一緒にるとそのうち嫌だと感じるところが出ても当然だと思います。

 

ただ、ヨークシンシティ編ってたかだか数週間の出来事なんですよね。その中でノブナガの揉め事発生率は異常な高さだと思います。

描かれていないだけでノブナガはほぼ毎日団員の誰かと喧嘩していたに違いないでしょう。コルトピとかボノレノフとかは、ノブナガのようなすぐに熱くなるタイプは嫌いそうです。

幻影旅団メンバー自体十数年の付き合いになるでしょうから、お互いに嫌なところも知り尽くしてしまっており、ノブナガはその嫌な感情を爆発させてしまうのかもしれませんね。

 

ウボォーギンに対しては旅団メンバーもかなり高評価で、戦闘においてもウボォーには皆一目置いているようでしたし、誰もウボォーを悪く言う描写はありませんでした。

ただノブナガに関しては何かと揉め事を起こし、その中で悪く言われたり、低い評価をされたりしていました。シズクからも足手まとい扱いされてましたし。

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(引用:HUNTER×HUNTER 10巻186P/冨樫義博)

多分これはウボォーとノブナガの団員に対する接し方の差でしょうね。ウボォーは時間にも正確で、団員たちとも仲よさそうでしたから、みんな評価が高かったのでしょう。

ノブナガを反面教師に、コミュニティーに属する人は揉め事を起こさないようにしましょう。

 

あと地味に気がついたのですが、ノブナガが揉め事を起こす際にフランクリンが「やめねぇかノブナガ」って制止しているシーンが多いんですよね。絶対フランクリンはノブナガのことをあまり良く思っていないのかも・・・?

 

ノブナガ初登場は8巻!でも最初から喧嘩・・・ 

【ハンターハンター】クロロはハンターライセンスを持っているのか?考察してみた!

ハンター試験を受ける資格は基本的に誰にでもあり、来るもの拒まずな感じがあります。

大量殺人鬼であるヒソカもプロハンターになれましたし、ビノールトも殺人鬼でありプロハンターです。

「ハンター試験受験中は犯罪者でも捕まることはない」という制度でもあるのでしょうか、ブラックリストハンターを前にして犯罪者たちが堂々と受験し、合格しています。

 

こんな感じで「いやいや今のうちに捕まえちゃおうよ」と思うキャラでもハンター試験を突破しハンターライセンスを持っています。

まぁヒソカは手を出すと返り討ちにされてしまう可能性も高いですが。

 

そして、明確には語られていなかったのですが、幻影旅団団長クロロもハンターライセンスを持っていると思われる描写があったのです。

そこで今回はクロロはハンターライセンスを持っているのか?を考察したいと思います。

クロロ=ルシルフルとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻39P/冨樫義博)

本名:クロロ=ルシルフル。幻影旅団の団長を務める青年です。

流星街で育ち、これまでにありとあらゆるものを盗んできた盗賊であり、その正体は未だ謎な部分が多いです。

幻影旅団としての活動をしている時以外は消息不明になってしまうようで、クロロを執拗に付けねらうヒソカですら居場所をつかめないほど、一切の痕跡を絶ってしまいます。

 

個性的で、時に仲間割れさえしてしまう旅団メンバーをまとめる圧倒的なカリスマ性を持ち、団員からの支持は非常に厚いです。メンバーはみんなクロロの事が大好き。

念能力は特質系の「盗賊の極意(スキルハンター)」で、条件を満たせば他人の念能力を盗み、自在に扱うことができます。

クロロがハンターラインセンスを持っていると思われる描写

ヨークシンシティ編にて、クラピカの正体を探る旅団はかつてクルタ族を襲撃し「緋の眼」を盗んだことを思い出し(このクルタ族と旅団との事件の詳細はまだ不明な部分が多いです)、「緋の眼」を欲しがっているとみられる人体収集家であるネオンの身辺からクラピカを洗い出そうとします。

 

世の中のありとあらゆる情報が載っている「ハンターサイト」にネオンのボディーガードたちの情報も掲載されていたのですが、この時にクロロはハンターサイトにアクセスし、ノストラード組のボディーガードメンバーを調べているのです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻81P/冨樫義博)

ハンターサイトはハンターライセンスがなければアクセスすることができないセキュリティ万全のサイト。ということはクロロもライセンスを持っているのではないか・・・?と考えられるわけです。

シャルナークはハンターライセンスを持っている

同じく幻影旅団員であるシャルナークはハンターライセンスを持っています。

シャルナークもハンターサイトにアクセスしノストラード組について調べている描写があり、この時にライセンスを手にしています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻115P/冨樫義博)

さらに新会長選挙編では、最初の投票時に欠席者の中にシャルナークの名前がありますので、シャルナークはプロハンターであり、ハンターライセンスを持っているのが確定です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 30巻207P/冨樫義博)

ただクロロに関しては明確な証拠がないんですよね。

この選挙の時も欠席者の中にクロロの名前はなかったですし、投票していたとしたらヒソカも投票所に来ていたので鉢合わせて面倒なことになることを考えれば、クロロがきちんと投票しているとも考えにくいです。

www.g913-jiro.com

不正アクセスした?

ハンターサイトは厳重なセキュリティーがかけられており、外部からのアクセスはほぼ不可能。それだけ重要な情報が載っているサイトであり、さらにハンターライセンスを持っていても閲覧できない情報もあるほどです(ジンに関する情報は大統領クラスの権限がなければ閲覧できないようになっていました)。

ノストラード組の情報はライセンスさえあれば調べられる程度の情報だったようですが、そもそもハンターサイトにライセンスなしで入り込む方が至難の技。

念能力が使ればなんとかなるというわけでもありません。

 

もしクロロがハンターライセンスを持っていなければ、不正アクセスしてハンターサイトに入り込んだと考えるしかないです。

クロロは頭が切れるのでできなくもなさそうですが、ヒソカが受験しても捕まらないならハンター試験を受けてサイトの閲覧資格だったりその他の権利を得た方が簡単ですしメリットも大きそうです。

クロロほどの実力と頭があればハンター試験合格くらい余裕ですよね。

関連記事:【ハンターハンター】個人的に頭がいいと思うキャラクターランキングベスト10! - 私の名前はジロギン。

ウボォーに受験を勧めるシャルナーク

先ほどの描写で、シャルナークはウボォーギンに対して「ウボォーも取ったら?ハンターライセンス」とハンター試験を受験しライセンスを取ることを勧めています。

ライセンスを取っていた方がいろいろ便利であることは認めているようです。

 

このシャルナークの言い草から、シャルナークは旅団としてハンターライセンスは持っておいて損はないという考え方をしています。

だとしたら団長であるクロロも持っていると考えられるのではないかなと。

クロロが幻影旅団だとバレたくないためにシャルナークだけに受験させ、ライセンスによっておたらされる権益を旅団としての活動に使わせていたとしても、シャルナークは本名で受験していますので、そのうち幻影旅団だと足はついてしまいます。

どうせばれるのならばクロロも受験してライセンスを持っておいた方がお得ですよね。

別名義で受験した?

ただ、やはり旅団であることがばれることやそれによってハンターに狙われるのはクロロとしては避けたいところですよね(まぁたいていのハンターであればクロロの方が強いですが)。

そう考えると身分を偽って受験した方がバレにくそうではあります

。思えばイルミはギタラクルとして受験してましたよね。そしてそのまま合格していました。ということはハンター試験は身分を偽って受験しても問題ないということです。だいぶガバガバですね。

関連記事:【ハンターハンター】なぜイルミは「ギタラクル」としてハンター試験を受けていたのか? - 私の名前はジロギン。

 

クロロもイルミ同様身分を偽り、別名義でライセンスを持っている可能性があります。

ただ、作中でクロロはヒソカと戦うにあたり天空闘技場に参加したようですが、その時は本名で出場していましたね。

実況のお姉さんにフルネームで呼ばれてました。特に変装もしてませんでした。

天空闘技場は非常に有名な闘技場ですから、もちろんブラックリストハンターや警察などにもその存在は認知されていることでしょう。そんな場でも本名で出場してますので、クロロ的には全然隠れるつもりはなかったみたいです。

 

しかしヒソカの話では、クロロは旅団として活動する時以外は消息不明のようですから、クロロは別名義でライセンスを取って、ハンターサイトの履歴からもクロロが使ったかどうか探れないのであれば、ヒソカの話とも合ってくる気がします。

天空闘技場は出場すればどのみち顔バレするので本名を晒しても構わないという判断だったのかもしれません。

それかヒソカに探られたくないがためだけに別名義でハンターライセンスを取った可能性も・・・?

クロロはハンターライセンスを持っている?

以上のことから考えると、私はクロロはハンターライセンスを持っていると思います。

ただヒソカなど厄介なストーカーに狙われる可能性もあるので別名義でハンター試験を受験したのだとも思います。クロロ名義ではないライセンスを持っていると。

これならばハンターサイトにアクセスできたこと、選挙時にクロロの名前がなかったこと(クロロの別名義は明らかになっていないので書いても読者にわからないため省いた)、ヒソカがクロロの消息をつかめないことなどが繋がってきます。

 

そういえば、ハンターは原則として別のハンターの命を取ることや戦闘の対象にすることってできないんですよね。

悪いことをしていた時以外は。幻影旅団がマフィアを攻撃後コルトピの能力でフェイクの死体を作った時、世界に広い情報網を持つマフィアンコミュニティーでもクロロの顔は知らなかったようですし、他のメンバーについても、事前にオークションの宝を盗みに来たメンバーのみ顔バレしましたが、情報はなかったようです。

ということはヨークシンシティ編までの間に旅団メンバーの正体は不明だったと考えられます。

クロロやシャルナークが旅団であることも他のハンター達にはしれれていなかったのだと思います。

そのため、悪さをしていない(していることを知らない)以上、プロハンター達はクロロもシャルナークも捕まえることはできません。

だから幻影旅団は「プロハンターでも迂闊に手出しできない」と言われていた・・・?なんて考察もできそうですね。

【ハンターハンター】ゴンとキルアは功績からしてシングルハンターになってもおかしくないはず!

 

プロハンターと一概にいえども、その功績やハンター協会への貢献度によって「星」が与えられ、その数に応じてランクが分かれます。現在判明している限りでは

 

通常のプロハンター(星なし)

シングルハンター(一ツ星)

ダブルハンター(二ツ星)

トリプルハンター(三ツ星)

 

と言う具合に階級が上がっていくようです。以前別の記事でまとめました。

関連記事:【ハンターハンター】シングルハンターからトリプルハンターまでのなり方や条件をまとめた!(その他ハンターについて) - 私の名前はジロギン。

ハンター協会にハンター自らが申請する、または協会からの辞令で階級が上がるとみられています。

モラウはシングルハンターですが、キメラアント事件での活躍から「一気にトリプルハンターになるのではないか?」と作中で噂されていました(トリプルハンターになる条件が、ハンターとして大きな功績を残すことと弟子のハンターがシングルハンターになることですので、モラウの弟子であるナックル、シュートがキメラアント事件に協力したことからシングルハンターになれるとするならば、モラウもトリプルハンターになる条件を満たしたことになります。キメラアント事件は世界的事件に発展しかねなかったので、それを解決した功績は最大級のものでしょう)。

また一方でゴンの父・ジンはトリプルハンターになる申請が面倒だからという理由で、条件は満たしているもののトリプルハンターにはならず、ダブルハンターのままです。

飛び級できたり、申請しなければならなくても良かったり、「功績」の定義が曖昧だったりとハンター協会の星制度はかなりガバガバ判定のようです。

これまで明らかになった星制度の基準でいったら、主人公のゴンとその親友キルアにも「シングルハンター」の称号くらいは与えてあげてもいいのではないかなと私は思うのです。

ゴンとキルアもプロハンターになってからかなり大きな功績を挙げてきましたからね。

今回はゴンとキルアのシングルハンター昇格を後押しするべく

ゴンとキルアのプロハンターとしての功績

をまとめてみました!

 

 

 

グリードアイランドクリア(ゴン、キルア両方)

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(引用:HUNTER×HUNTER 18巻144P/冨樫義博)

ゴンとキルアはこれまでに誰もクリアできなかった世界で最も危険なゲーム「グリードアイランド」を初めてクリアしたプレイヤーでもあります。グリードアイランドは「莫大なお金があれば手に入れることはできる」ことから入手難易度は最低クラス(と言っても発売当時の定価で58億ジェニー。現在は生産がストップされ、初生産さ、世の中に出回る100本のゲームを入手するにはオークションで競り落とす必要があり、さらに高額なお金が必要でした。ゴンとキルアはお金ではなく、グリードアイランドクリアを狙っていたバッテラ氏に雇われる形でゲーム内に入り込みました)でしたが、クリア難易度は異常な高さでした。特殊な条件下でしか発生しないイベントが多数あったり、プレイヤーがみな念能力者で殺し合ったりしていたことからもクリアするのは至難です。

ゲーム開始当初は危険なモンスターやゲンスルー達ボマー組、幻影旅団、レイザーなどゴンとキルアが遭遇したら到底歯が立たない障壁が多く、不利な状況でのプレイでした。しかし、ゲーム内で出会ったビスケの修行と協力により、ボマー組に負けずを劣らない(ゲンスルーのみに関してはゴン、キルアより強かったと思われますが)力をつけ、見事クリアに成功しました。

もともとグリードアイランドは開発者の一人であるジンが「息子のゴンを強くするため」に編み出したゲームであり、ゴンのためだけのものだったんですよね。ですのでゴンは強くなりましたが、グリードアイランドのクリアが世の中に及ぼす影響はそれほど大きくないのです。それでも、誰もクリアできなかったゲームをクリアしたというのはハンターとしての強さや資格の証明にもなるので、十分誇れることだと思います。

ゴンはゲームプレイ開始時点からプロハンターでしたし、キルアもゲーム途中でハンター試験に合格しましたので、両名共ゲームクリア時点ではプロハンターでした。グリードアイランドクリアはプロハンターとしての功績に入ります。厳密に言うとグリードアイランドの最後の試練をクリアしたのはゴンなのですが、キルアがいなければ最後の試練までたどり着くことすら無理でしたので、グリードアイランドクリアは2人の功績としてもいいでしょう(あとビスケも)。

 

 

キメラアント編にて(キルアの功績)

キメラアント編でのゴンとキルアの功績、活躍はすさまじいものですよね。プロハンターといえど12〜13歳くらいの、中学生くらいの歳の子供が世界的危機を救うほどの作戦に貢献したわけですから。私が中学生だった頃はずーっと部活でテニスしかしてませんでしたよ。そう考えるとより凄さがわかります。

 

まずはキルアの功績から見ていきましょう。

キルアは護衛軍たちに対して「陽動作戦」を単独で行いました。より強力なキメラアントの軍隊を作り出すべく念能力者を集めていたメルエム(すぐにコムギと軍儀にはまってサボってしまいますが)は護衛軍たちの協力のもと、東ゴルトー共和国内の村々に刺客を放ち、念を込めた攻撃を国民に行うことで生きて念能力を使えるようになった者のみを「選別」していました。キルアはこの選別の阻止と護衛軍をメルエムから引き離すべく陽動作戦として単独で東ゴルトーの村を回り、村人たちに逃げるよう呼びかけました。そして騒動が明るみになればメルエムの側を離れない護衛軍も動きを見せると踏んだのです。数日間ほぼ寝ずに行動し続け、その最中にキメラアントとも連戦しているキルアの体力と活躍は異常です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻165P/冨樫義博)

結局メルエムが軍儀に没頭するあまり護衛軍たちが選別どころではなくなってしまったため、国民の犠牲者数は一時的に増えることがなくなりキルアがこれ以上動く必要も無くなりました(途中でキルアもダウンしてしまいましたし)。小さな国だとしても各地を回って避難を呼びかけるなんて無理です。暗殺者だったキルアが人助けをするというのも感慨深い成長ですよね。

 

そして少し触れましたが、キルアは一人で数多くのキメラアントを倒しています。

・師団長ユンジュの部下だった蚊のキメラアント

・カエル型キメラアントの部下のキメラアント

・兵隊長ラモット

・樹上で戦ったキメラアントの兵隊5体(2体仕留め損ねましたが重傷を与えた)

・イカルゴ(無力化し仲間に迎えいれた)

・オロソ兄妹

・宮殿内のキメラアント2体

師団長以上のキメラアントの撃破こそなかったものの、それに次ぐ兵隊長クラスのキメラアントととは数多く戦闘をこなし撃破しています。オロソ兄妹に関してはダーツを極めたキルアでなければまず勝てない相手でしたので、仕留めたのは超ファインプレーといえます。

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(引用:HUNTER×HUNTER 23巻81P/冨樫義博)

キメラアントは兵隊長といえども並のハンターでは殺される危険性があり、幻影旅団メンバーですら手こずるほどの戦闘力を持っています。できる限り排除した方が良い存在です。そんなキメラアントの兵隊たちをキルアはバッタバッタと倒していきましたので、貢献度は高いです。

 

またユピーの自爆に巻き込まれそうだったナックルの援護をしたり、サシでプフの分身に挑んだり、ピトーに戦いを挑んだゴンを救出しに行ったりと、宮殿突入後も仲間の窮地を救う活躍を見せました。キルアなしでは犠牲者がもっとたくさん出ていたと思います。キルアの功績はシングルハンター、いやもうダブルハンターでもいい気がしますね。

 

キルアの功績をまとめると

・グリードアイランドクリア

・東ゴルトー国民への避難の呼びかけ(陽動作戦)

・多数のキメラアント撃破

・王討伐作戦時の仲間の救出

という感じです。

 

 

 

キメラアント編にて(ゴンの功績)

キルアだけでなくゴンももちろん活躍しました。

キルアが東ゴルトーの国民に避難を呼びかける裏で、ゴンはキメラアントの兵隊、兵隊長を3体倒しています。そしてキルア同様ユンジュの部下の腕をたくさん持っているキメラアント、さらにアルマジロ型のキメラアントなどを単独で撃破しています(まぁ強い能力は使ってこないキメラアントがばかりでしたけどね)。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻164P/冨樫義博)

 

 

そして功績と呼べるかはわかりませんが、ゴンはキメラアントの師団長「メレオロン」を仲間にしました(メレオロンから手を組もうと切り出してましたが)。メレオロンはメルエムへの反逆を企ててこそいましたが、見た目は完全にキメラアントです。本来なら駆除の対象として即始末されてもおかしくはありません。しかしゴンはメレオロンの言葉を信じ仲間にしました。メレオロンの念能力である「神の共犯者(パーフェクトプラン)」は宮殿侵入後非常に役立ち、作戦の要とも言える能力になりました。ゴンの柔軟な思考と性格があったからこそメレオロンという戦力を確保でき、作戦をより潤滑に進める事が出来たと言えます。

 

やはりゴンの一番の功績といえば

ネフェルピトーを倒したこと

でしょう。生まれた直後から異常な戦闘力の高さを誇り、カイトですら勝てなかったピトー。

関連記事:【ハンターハンター】カイトは両腕ならばピトーに勝てたのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

ピトーと戦うことは「カイトの仇を自分の手で討ちたい」というゴンのわがままもありました。ゴンがピトーに挑むのは無謀中の無謀な行為でしたが、どのみちピトーと戦って勝てるキャラはまずいませんでした。ネテロですらどうなるかはわかりません。しかしメルエムと護衛軍を引き離すためには誰かがピトーを相手取らなければなりませんでしたので、ゴン(とキルアもですが、キルアはピトーと対峙した際にゴンから邪険にされてしまいました)が担当になりました。

蓋を開けてみるとピトーはネテロとゼノが上空からの宮殿侵入時に、ゼノが放った「龍星群(ドラゴンダイブ)」にあたり負傷したコムギを治療する必要が出たため、ゴンたちが何もせずともメルエムから分断される形になりました。

この流れが良くか悪くかゴンをゴンさんへと覚醒させ、ピトーを討ち取ることにつながりました。しかしゴンは瀕死の重傷を負い、それを助けるべく行動したキルアが兄のイルミに狙われ、その過程で民間人、ハンターとも多数の犠牲者が出るというなかなかスリリングな展開を招いてしまいました。余波は出ましたがあの時点でピトーを倒せるのはゴンさん化したゴンしかいなかったんですよね。結果的にゴンは無事生還。危険な状態だったもののキメラアント護衛軍の一角を単独で倒したという功績が残りました。うん、犠牲は出たけど、ピトーを倒せなかった時の危険度の方が上だったから、仕方ないね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻131P/冨樫義博)

 

ゴンの功績をまとめると

・グリーどアイランドのクリア

・キメラアントの兵隊の討伐

・ネフェルピトーの討伐

があります。天空闘技場は個人的なお金稼ぎでしたから功績とは呼べないですよね(闘技場の闘士たちもそんなに強くないし)。幻影旅団と対峙した時はゴンもキルアも基本はクラピカと旅団のやり取りを傍観するような立場でしたので、本格的な活動はグリードアイランド編以降になります。

 

おっと、忘れてました。

ゴンとキルアとも

殺人鬼ビノールトを更生させる

という功績も上げてましたね。本人たちにその自覚があるかはわかりませんが、ビノールトはゴンとキルアの修行に付き合わされる中で少々改心し、自首することを決意していました。

ただビノールトのその後は不明で、グリードアイランド内で死んだか、本当に自首したかはわかりません。それでもビノールトによる殺人が収まるのであればそれはそれで功績と言えますよね。この功績、俺でなきゃ見逃しちゃうね。

 

 

 

ゴンとキルアがシングルハンターになると

ここまで紹介したハンターとしての功績、活躍から、私はゴンとキルアにシングルハンターの資格を与えても良いと思うのです。いや、ダブルハンターでも良いかも。

だって、シングルハンターって、モラウは大活躍かつかなりの強さを示してましたけど、謎のジャンプ力を自慢していたツェズゲラやヒソカに戦闘シーンなくやられたとみられるブシドラですらなれているんですよ。ゴンとキルアもシングルハンターかそれ以上の資格を貰っても良いはずです。

関連記事:【ハンターハンター】ブシドラ=アンビシャスの強さや性格を考察した! - 私の名前はジロギン。

 

ゴンとキルアがシングルハンターになると、師匠にあたるウィングさんがトリプルハンターになる条件をひとつ満たすことができます。

ビスケはすでに弟子のウィングさんがシングルハンターですので、ゴンとキルアがシングルハンターになってもあまり状況には変りがないかと(ビスケもキメラアント討伐に参加していればトリプルハンターになれたかもしれませんね)。

ただウィングさんはゴンとキルア、ズシの修行を指導したことからも後進の育成に力を入れているみたいですから、トリプルハンターになろうとまで考えていなさそうですね。ズシまでハンターになってシングルになるまで成長したら、「良きハンターを育てることがハンター協会への貢献」と認められ協会側がウィングに星を与えそうですが。

・・・もしかしたら、ハンターを育てるハンター、すなわち「HUNTER×HUNTER」とはウィングさんのことを指していた・・・ってことはさすがにないか。

 

これでもし暗黒大陸編にまでゴンとキルアが絡むことになったら確実に昇格でしょうね。いや、ゴンはジンとの関係がありますし、キルアはアルカが暗黒大陸出身であることからも確実に絡んできますよね。ゴンもキルアも今のところ星持ちのハンターになることにこだわりはなさそうですが、やっぱり最終的にはトリプルハンターになって、ゴンがハンター協会の会長、キルアが副会長を務めるって結果になるのかも?