私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】プーハットとかいうただの営業マンww

今回は、これまで一度も触れてこなかった、ちょいキャラにフォーカスしていこうと思います。多分ハンターハンターをお読みの方ならば、彼のことを知っているはず。

グリードアイランド編に登場した、プーハットという人物です。

 

グリードアイランドに入る前にゴンとキルアに接触してきた男がプーハット。

一応グリードアイランドに入りはしたのですが、彼の作中での活躍を考えると、ただの営業マンなんですよね。

今回はプーハット=ただの営業マン説を検証してみたいと思います。

プーハットとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻156P/冨樫義博)

グリードアイランドに入るプレーヤーとしての資質があるかどうかをテストする、ツェズゲラ開催の品評会にて、ゴンとキルアに絡んできたのがプーハットです。

あご髭と短髪、スーツが特徴的な男性。

 

プーハットはツェズゲラのテストを受けるにあたって、受けに行く順番から他の参加者の力量を測るような能書きを垂れていました。

洞察力は高そうでしたが、実力のほどは全くもって不明。

作中では、ツェズゲラたちとは別で動き大人数でカードを集めていた、ハメ組に参加しましたが、グループに忍び込んでいたゲンスルーに爆殺されてしまいました。

一応、念は使えるプーハット

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻158P/冨樫義博)

グリードアイランドに入るためには、ゲーム機に向かってオーラを練る必要があります。

プーハットがゲームに入れたということはオーラを使えるということで、念の心得があることになります。

 

そもそもツェエズゲラの品評会は「練」を見せろということで、念の修行の成果を見せなければなりません。

プーハットがクリアしていたということは、シングルハンターでもあるツェズゲラのお眼鏡にかなう、相応の能力を持っていたのでしょう。

あの理屈っぽい感じは操作系か、変化系な感じがしますね。

 

プーハットは「ただの」営業マンかというと、そうでもなさそうです。念を使える営業マンです。

 

 

グリードアイランド内での行動が完全に営業マン

プーハットが最もフォーカスされたのは、先述の通り品評会の時と、ゲンスルーを相手にカードと「命の音(カウントダウン)」の解除の交渉をしに行ったとき。

品評会でのプーハットは実力者感がありました(キルアには馬鹿にされてましたが)。しかし、グリードアイランドに入ってからのプーハットは営業マンそのものです。

 

「命の音(カウントダウン)」を仕掛けられたグループのメンバーたちの前では、おそらく「自分ならばうまく仲介ができる」と言い張り、ゲンスルーの前でも「自分ならうまく中を取り持てる」と言いたげな感じでした。

はい、これはまさに営業マンそのものですね。私も営業をしているのでわかります。

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(引用:HUNTER×HUNTER 15巻68P/冨樫義博)

営業マンの仕事は「交渉」です。自分の会社の言い分をできる限り通すべく、お客さんのところに向かって商談をします。その中で条件のすり合わせや値段について話し合うのです。

 

ただ、基本的に営業マンは「コウモリ」です。自分の会社の上の方の人にもいい顔をし、お客さんにもいい顔をしなければなりません。

上司とお客さん、どちらも言い分がありますが、妥協点を見つけていくのが営業の仕事です。

 

仲間たちとゲンスルー、彼らの妥協点を探ろうとしていたプーハットは営業マンの働きをしていました(ただダメなところとして、あわよくばゲンスルーの仲間になろうとしていたところですね。営業はお客さんの意見に寄りすぎてもダメです)。

自ら交渉しに行こうと名乗りを上げたことからも、相当営業力に自信があったんでしょう。妙にコミュ力が高いのも営業マンっぽいです。

・・・失注しましたけど。自分の仲間を裏切ろうとして失注というのは営業マンとしては恥です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 15巻69P/冨樫義博)

もしもプーハットの念能力が営業に関する能力だったら?

例えば、プーハットの念能力が営業に関する能力で、「ある条件を満たせば交渉を100%成立させることができる」などであったとしたら、グリードアイランドではかなり役に立ちそうな能力ですよね。

 

グリードアイランドのクリアには、ゲーム中に存在する100種のカード全てを揃えなければなりません。

カードの入手難易度は様々で、レイザーのイベントのように発見することすら困難なイベントをクリアしなければ、入手不可能なカードもあります。

そういったカードを手に入れるために、プレイヤー同士がカードをトレードしたり、情報や報酬、協力などあらゆる対価でもってレアカードを他のプレイヤーから貰い受ける場合もしばしば。

 

こうなると、もしプーハットが営業や交渉に関する能力だったとしたら、かなり使い勝手が良さそうです。交渉しても破綻になる可能性が低くなりますので。

何でしょう、「ある言葉を聞かせたら相手の意思を操り、交渉を成立させることのできる操作系能力」とかですかね。こんな感じの能力だとしたら、ツェズゲラも有用だと感じ、プレイヤーとして認めたのもうなずけます。

 

ゲンスルーに対しては・・・プーハットが能力を発動する前にやられてしまったんでしょうね。

事前に、ゲンスルーの能力「一握りの火薬(リトルフラワー)」についてはプーハット自身直に見ていました。

しかし、ゲンスルーに喉を掴まれた時点で、オーラの攻防力移動を行ってなかったあたりを考えると、プーハットは念能力者としてもイマイチだったみたいです。

プーハット=ジロギン

この「=」はハンターハンターのキャラクターたちの名前と苗字の間に入る「=」ではありません。「同じ」という意味での「=」です。

プーハットは、当ブログの運営主である私、ジロギンそのものです。念使いにして営業マンのプーハット。私も念使いにして営業マンをしています。

【ハンターの日常】会社内僕「トイレの個室空いてるかな?仕方ない『円』を使うか」 - 私の名前はジロギン。

 

商談に行くも、結局破綻となってしまうあたりも似ています。

なんとなく以前からプーハットには近しいものを感じていたのですが、今回で合点がいきました。

ただ、プーハットは、営業マンにしては髭面だし、ノーネクタイだしで、商談に行く身なりとしては良くないです。

これではゲンスルーも

「何この営業マン!?言ってることも甘ちゃんすぎるし、ムダ毛の処理も衣服の整備も何もかも甘すぎるわ!きもい!死んで!『一握りの火薬(リトルフラワー)』!!」

と聞く耳持たなかったのうなずけます。

営業マンは口のうまさだけでなく、身なりもかなり重要なのです。

 

プーハットは念を使えましたし、「ただの営業マン」ではありませんでした。

しかし、念能力者としても、営業としても実に中途半端。

たぶんですが、あの身なりでグリードアイランドに参加したことから、プーハットは会社でリストラにあって無一文になり、グリードアイランド攻略の報酬で一発儲けようとしたサラリーマンとかだったのかもしれません。

 

【ハンターハンター】熱く燃えるかっこいいバトルシーン10選!

ハンターハンターは、まさに少年漫画らしく、熱く燃えるかっこいい戦闘シーンが多数存在します。

根性と根性のぶつかり合いを描いた真っ向勝負だったり、特殊な能力を駆使した頭脳戦だったりと、「かっこいい」と一概に行っても様々ですが、間違いなく読者たちのハートを燃えたぎらせてくれること間違いなしのバトルばかりです。

 

今回はハンターハンターの熱く燃えるバトルシーン10選を紹介していこうと思います。

実際もっと多いとは思いますが、私の主観での判断になりますので、ご了承ください。

1.ゴンVSハンゾー

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(引用:HUNTER×HUNTER 4巻138P/冨樫義博)

まずは、ハンター試験最終試験のゴンVSハンゾーの一戦です。

このバトルはハンターハンターならではの頭脳戦というよりはゴンとハンゾーの根くらべ的な戦いでした。

 

ゴンの身体能力は受験生の中でもトップクラスに高いものでしたが、ハンゾーはさらにその上を行き、かつ殺人の経験も数多く積んできた戦闘のプロでした(ゴンとハンゾーの6歳の年齢差というのも戦闘力に大きく影響していたとも思いますが)。

 

最終試験のルールは「敵に参ったと言わせた方が勝ち」というルールであり、殺傷することでの勝利は認められませんでした。

ゴンは絶対に参ったと言わないと決心。なんとか参ったと言わせようとハンゾーの拷問に耐え続けました。

 

ハンゾーはゴンの気力に負け、自らギブアップ。ゴンはプロハンターとなりました。

ゴンは実質負けていたのに勝ちになるという奇妙な一戦でした。

しかしこの戦いはゴンの精神の強さとハンターの資質を示すには十分だったと思います。少年漫画らしい戦いでした。

 

あとハンゾーがかなりいいやつだとわかる一戦でもあります。ハンゾーもハンターとしての素質を示す機会にもなったとも思います。

関連記事:【ハンターハンター】ハンゾーはかなり強くなっている!その理由を考察してみた!

ゴンVSハンゾーの戦いが読めるのはコミックス4巻!

 

2.ゴンVSヒソカ

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻158P/冨樫義博)

続いてもゴンの戦いです。やはり主人公の戦いはなんだかんだ言って燃えますよね。

 

ハンター試験時ではヒソカに手も足も出なかったゴンでしたが、念の基礎を学んで挑んだ天空闘技場では、以前とは打って変わり、ヒソカ相手に立ち回ることができていました。

しかし、ヒソカの「伸縮自在の愛(バンジーガム)」を使った攻撃でゴンは追い込まれてしまいます。

 

このシーンの良いところは、バンジーガムによって逃げることもできなくなったゴンが、決死の覚悟でヒソカに向かっていくところでしょう。

それを見たヒソカは、ゴンの心意気を改めて評価し、改めて真の敵として認めます。

 

ゴンにとって強大な敵であったヒソカでしたが、そのヒソカにゴンが追いつき始めているんだというところで、ゴンの成長がわかる一戦でもあります。

この時のヒソカさんは超強キャラ感があったんだよなぁ・・・

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカに関する記事まとめ!

ゴンVSヒソカの戦いが読めるのはコミックス7巻!

 

3.クラピカVSウボォーギン

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(引用:HUNTER×HUNTER 9巻147P/冨樫義博)

はい、この一戦も外せませんね。ゴンの友人の一人であるクラピカが、宿敵である幻影旅団のメンバー、ウボォーギンに一騎打ちを挑むシーンです。

 

人間を紙屑のように捻り潰し、念能力の「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」の破壊力は地面に数メートルの深さのクレーターを残すほどのパワーを持つウボォーギン。

それまでの敵に比べると飛躍的に強い敵でしたが、クラピカは自身の能力である鎖を使った罠に誘い込み、ウボォーギンの撃破に成功しました。

 

始めは、ウボォーギンに一人で挑むクラピカの判断は無謀とも思えましたが、念能力のバトルでは単純な攻撃力の高低だけが勝敗を決めるのではなく、能力の相性や戦略立てによって有利不利は大きく変わります。

ウボォーギン始め旅団の対策を立てていたクラピカはまさに「念能力者としての戦い」をウボォーギンに挑み、見事勝利しました。ここら辺からハンターハンターの頭脳戦は加速していった感じですね。

 

ウボォーギンは早々に離脱してしまいましたが、多分キメラアント相手でも十分戦えたくらい強かったと思います。

クラピカVSウボォーギンの戦いが読めるのはコミックス9〜10巻!

 

4.クロロVSゼノ・シルバ

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻95P/冨樫義博)

この戦いは私がハンターハンターの全戦闘シーンの中で最も好きなシーンと言っても過言ではありません。

曲者ぞろいの幻影旅団を仕切るクロロと、伝説の殺し屋としてその名を知らぬ者はいないゾルディック家のゼノとシルバとの戦いです。

当時の頂上決戦と言ってもいいと思います。

 

ただ、このバトルはお互いに様子見に近い戦いでした。

同じくゾルディック家のイルミに、ゼノとシルバを雇った十老頭の暗殺を依頼していたクロロは、イルミの任務遂行まで時間稼ぎをすれば実質勝ち(ゼノとシルバは依頼人がいなくなった場合、仕事はしないため)。

ゼノとシルバはクロロを本気で殺す気ではいましたが、クロロの能力が未知数である以上迂闊に攻め込めない状態。結局勝負はつきませんでした。

 

しかし、戦いのテンポと躍動感、そしてまだまだ強さの底を見せないクロロとゼノとシルバの余韻が後を引くバトルです。

決着つかないのに面白いバトルなんて、他の漫画でもかなり少ないと思います。

関連記事:【ハンターハンター】クロロとゼノはどちらが強いか考察してみた!

クロロVSゼノ・シルバの戦いが読めるのはコミックス11巻!

 

5.ゴン・キルア・ビスケらVSレイザー

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(引用:HUNTER×HUNTER 17巻25P/冨樫義博)

グリードアイランド内で行われたレイザーとのドッジボールバトルです。

直接命を取り合うものではありませんでしたが、レイザーのボールはオーラでガードしなければ即死級の威力を誇っていました。

 

グリードアイランドでビスケから修行をつけてもらったゴンとキルアの成長が見られる戦いです。超強いレイザーでもゴンのオーラ量は「怪物」と評するほどでしたので、ゴンの潜在能力の高さもうかがえる一戦となりました。

 

実はレイザーはゴンを本気で殺すつもりというよりは、ゴンの成長を促すために父であるジンの言いつけで戦っていただけでした。

その上でレイザーもゴンの力を認め、本当にスポーツの試合をした後のようにスッキリと終われる勝負だったのもいいところです。

関連記事:【ハンターハンター】グリードアイランドはレイザーのような死刑囚を閉じ込めておく牢獄でもある?

 

この時にゴンの味方をしてくれたヒソカさんはめちゃくちゃ頼りになるんですよね。でも、ここがヒソカさんのピークだったかもしれません……

ゴン・キルア・ビスケらVSレイザーの戦いが読めるのはコミックス16〜17巻!

 

6.ゴンVSゲンスルー

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(引用:HUNTER×HUNTER 18巻8P/冨樫義博)

グリードアイランド編の最大の敵・ゲンスルーとゴンの戦いです。だいぶゴンの戦いが多くなっちゃいましたね。でも相方のキルアはこの時まではいつも冷静で(イルミの針が頭に刺さっていたこともあり)、自分が確実に勝てる勝負以外は避けていました。一方でゴンは実力差のある相手でも果敢に挑んでいく性格をしていたので、燃えるバトルシーンが多いんですよね。

 

師匠のビスケからしても、真っ向から挑めばまず間違いなくゴンが負けるであろう強さを誇るゲンスルー。実際にゴンは片腕を吹きとばされ、喉を潰されるほどの大怪我を負ってしまいましました。

それでもゲンスルーに挑む姿は、やはり今までのゴンです。ハンゾーの時のような勝負をあきらめない気持ちは健在でした。

 

もちろんゴンが普通に戦ったところで勝てなかったので、最終的にはあらかじめ考えてあった罠にはめてゲンスルーを倒すわけですが、初めてゴンの「ジャンケングー」で勝負を決めた戦いでもあります。

 

ゲンスルーも自らを「いかれている」と評するほどクレイジーなキャラでしたが、自分の腕を犠牲にしてでもゲンスルーに一発かまそうとするゴンはさらにクレイジーでした。この辺りからゴンのヤバさが滲み出てきて気がします。

関連記事:【ハンターハンター】ビスケがゲンスルーと戦っていれば余裕で勝てたんじゃない?

ゴンVSゲンスルーの戦いが読めるのはコミックス18巻!

 

7.キルアVSオロソ兄妹

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(引用:HUNTER×HUNTER 23巻74P/冨樫義博)

キメラ=アントたちを多数始末し続けていたキルアでしたが、その中で非常に厄介な敵・オロソ兄妹と戦うことになりました。

 

オロソ兄妹は、妹が具現化したバッジを敵に取り付けることで、兄がダーツをすると、ボードにダーツが刺さった場所と連動して敵の体にダツという魚が刺さる「死亡遊戯(ダツDEダーツ)」という能力を使ってきました。ダツは体に刺さる瞬間まで見えないので、回避はほぼ不可能な能力です。

 

キルアは能力の正体がダーツに関係しているとすぐに気が付きましたが、能力を止められず、体のあらゆるところにダツが突き刺さってしまいました。

そんな状況下でもダーツの経験から導き出した攻略法と、電気に変化させたオーラによる超反応で「死亡遊戯(ダツDEダーツ)」を打ち破り、オロソ兄妹に勝利しました。

 

キルアが戦闘で追い詰められたのはオロソ兄妹くらいではないでしょうか。

それくらいキルアの勝負はキルアが一方的に勝つものが多いです。

その中で追い込まれたキルアの底力と経験を用いた冷戦な判断が見られた一戦だったと思います。

キルアVSオロソ兄妹の戦いが読めるのはコミックス23巻!

8.ネテロVSメルエム

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(引用:HUNTER×HUNTER 28巻32P/冨樫義博)

この戦いは現状、ハンターハンター世界の頂上決戦と言えますね。クロロVSゼノ・シルバ以上の戦いとなりました。

人間の代表として、何より個として戦いに挑むネテロと、キメラ=アントの王として、種族において最強の存在として戦いに挑むメルエム。互いに背負うものがぶつかり合っていました。

 

「百式観音」で攻撃を続けるネテロの一方で、コムギとの軍儀で相手の「呼吸」をつかむことを学んだメルエムはネテロの癖を見抜き、「百式観音」の突破を目指しました。

過去には最強の念能力者であったネテロでしたが、衰えた現在ではメルエムの方が圧倒的に有利。そんな状況下でネテロは善戦はしましたが、念での戦いでメルエムを撃破することまではできませんでした。

 

ネテロとメルエムの激しいバトルももちろん見所なのですが、ネテロが最後に使った爆弾「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」の捉え方がこの勝負の面白いところなんですよね。

「個」としての戦いではキメラ=アントの王に勝てなかったネテロですが、薔薇という「科学力=人類の力」があれば蟻の駆除なんて容易いのだと見せつけているかのうようでした。

 

キメラ=アントも所詮は蟻。人間の総力をかけた力があれば仮に蟻として最強になることが約束されているメルエムでも、子供が蟻を踏み潰すかのように葬れるのだと示していたと思います。

ネテロが薔薇を使ったことで「人類VS蟻」という勝負に転換したと思います。まぁ普通に考えて蟻が人間に勝つのは厳しいですよね。

関連記事:【ハンターハンター】ネテロはほぼ一人でキメラアントを殲滅するつもりだったのか?

ネテロVSメルエムの戦いが読めるのはコミックス28巻!

 

9.ゴンさんVSピトー

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻114P/冨樫義博)

ゴンにとって、自分がハンターを目指すきっかけとなった人物がカイトでしたが、そのカイトはピトーによって殺害され、人形として利用されてしまいました。

カイトの仇としてピトーを敵対視していたゴン。

最終的にピトーにカイトの蘇生を要求しましたが、ピトーの能力では不可能でした。

 

ありとあらゆる感情に支配されたゴンは、すべての念能力を投げ出し、ピトーを倒せる年齢まで自らを成長させ、ゴンさんとなりました。

ゴンさんの異次元すぎるルックスから、ややネタにされることも多いゴンさんとピトーの戦いですが、全てを犠牲にカイトの仇を討とうとしたゴンの覚悟と、それまであらゆるキャラから示唆されていたゴンのヤバさが現れた超印象的なシーンなのです。

 

ピトーもメルエムのために最後まで尽くそうとしましたが、ゴンの潜在能力の前には敗れてしまいました。ピトーは冷酷なまでに多くの人間を殺害してきたと思われますが、ピトーの一途さも心にきます。

 

ゴンの潜在能力はウィングやビスケ、ナックル、モラウも恐れを抱くほど評価していましたが、その正体がゴンさんだったわけですね。

護衛軍を真っ向から倒すのはネテロでも難しいことだったわけですから、そりゃビビります。

ゴンVSピトーの戦いが読めるのはコミックス29巻!

 

10.ヒソカVSクロロ

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(引用:HUNTER×HUNTER 34巻11P/冨樫義博)

ついにヒソカ(と多くの読者たち)が待ち望んでいたクロロとのバトルが天空闘技場にて実現されました。

おそらく同格くらいの強さであろうと思われてきたヒソカとクロロでしたが、蓋を開けてみると・・・ヒソカの完敗という結果になってしまいました。

 

それもそのはずで、クロロは団員たちの能力に加え、ヒソカを打倒するために必要となる能力を盗みまくり、ヒソカ対策をガチガチに固めた上で勝負に臨んでましたので。

一方でヒソカはこれといってクロロの対策などはしていなかった様子。

まるでテスト前に勉強した子としてなかった子の点数差くらいの実力差がついてしまいました。

 

とにかくこのバトルは、これまでのハンターハンターの中でも最も複雑で難解な戦いです。クロロが複数の能力を切り替えながら使い、しかもヒソカにどの能力を使っているか悟られないように言葉によるミスリードもたくさん敷き詰めていました。

読み手としてもクロロの作戦にヒソカ同様踊らされてしまい、何度読んでもいまいち理解できない部分があるほどです。

 

ゼノとシルバという実力者2人相手に、手を抜きながら戦っていたクロロと、自他共に認めるほどの戦闘狂であるヒソカとの戦いともなれば、割と真っ向勝負になるかと思いきや、クロロは身を隠しながら、能力で集団戦をヒソカに仕掛けるような戦いとなっていました。

それでも面白い展開だったとは思うのですが、読者的にはクロロとヒソカのガチタイマンが見たかったという人も多いのではないでしょうか?

関連記事:【ハンターハンター】クロロの素晴らしい体術について紹介する!

ヒソカVSクロロの戦いが読めるのはハンターハンター34巻!

 

やっぱりハンターハンターのバトルは面白い

ということで、ハンターハンターの熱く燃えるかっこいいバトルシーンを10個紹介しました。

正直なことを言うと、もっと紹介したいバトルはあるのです。まだあるのですが、今回は話の大筋に絡み、かつメインキャラクターたちのバトルに限って紹介しました。

 

ただ私としても、ハンターハンターの冨樫先生は、サブキャラクターの描写がとても上手だということはわかっています。今回挙げたバトル以外でもかっこいいバトルはたくさんあります。

 

このほかのバトルについては改めて取り上げたいと思います。「10選」と銘打っておきながら全部のバトルシーンを取り上げてしまいそうです。が、それくらいハンターハンターのバトルはかっこいいものばかりなのです!

【ハンターハンター】ゼノの暗殺の方針とキルア、イルミの暗殺の方針が異なるのはなぜか?

暗殺一家・ゾルディック家。人を殺すことを生業とし、同業者たちからも恐れられる超一流の殺し屋家族です。皆、異常なほどの冷静さでターゲットを確実に暗殺します。

 

家族全員が暗殺術を心得、暗殺を仕事としているということは共通しているのですが(キルアは足を洗っています)、その手段はだいぶ異なります。

ゾルディック家は親やそのまた親から暗殺に対する方針も教わっていると思うのですが、二極化しています。

 

初期のキルアやイルミは、ターゲットとは無関係な人間もバンバン殺しまくっていました。

一方で祖父にあたるゼノは、自分の技で無関係のコムギに致命傷を負わせてしまった際にめちゃくちゃ凹んでいました。方針にだいぶ差がありますね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 26巻161P/冨樫義博)

このことから、ゼノはキルアやイルミの暗殺指導に携わってないと考えられます。が、この場合さらに問題点として、ゼノはシルバに暗殺指導をしてきたはずなのに、シルバの息子たちはゼノの方針を受け継いでいないということが発生してしまいます。

 

なぜこのような「暗殺方針のねじれ」が生まれてしまっているのか?考察してみました。

シルバなりの反抗?

キルアはイルミの発言から、シルバとイルミに暗殺の教育をされてきたことが明らかになっています。やはり親や兄から暗殺のいろはを教えられるみたいです。

となると、イルミの上の兄はいないので、イルミに暗殺の指導を施していたのはシルバと考えるのが自然です。

 

そのシルバも親に教わってきているはずですので、ゼノの教育を少なからず受けているはず(シルバが長男とも限らないので、他に兄がいて、シルバを教えていた可能性もあります)。

しかし、そんなシルバの教育を受けてきたであろうイルミは、ゼノとは真逆で、無関係の人間を「針人間」として操作し、廃人状態にして利用するような暗殺手法を取っています。関係ない人間も殺しまくりです。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻161P/冨樫義博)

ということは・・・ゼノとイルミの間に挟まっているシルバによってゼノの方針が捻じ曲げられ、イルミに教えられていた可能性が高いです。

 

これはおそらく「シルバなりのゼノへの反抗」ではないでしょうか。

実はシルバはゼノのやり方に賛同しておらず、「無関係の人間でも何でも巻き込みまくっていいからターゲットを始末を優先すべき」という考え方だったのかもしれません。それを息子たちに教え込んだと。

 

そういえばシルバは、キメラ=アント編でヂートゥを圧殺してましたが、ゼノとシルバがネテロから頼まれたのは護衛軍と王の分断だけで(何ならシルバはゼノに付き添っただけだった可能性もあり)、師団長の始末は任務外でした(王と護衛軍の分断が済んだゼノが早々に帰宅しようとしていたため)。

でもシルバはターゲットではないヂートゥを殺していましたね。

よく考えると、ゼノとシルバの考え方も微妙に違っている気がしないでもないです(ゼノはシルバがヂートゥを殺したのは黙認してましたが。無関係な人間を殺めたくないゼノでしたが、ヂートゥは人間ではないのでOKだったのでしょう)。

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キキョウの教育が影響?

ゾルディック家の暗殺教育には、キルアたちの母であるキキョウも携わっていたようでした。

キルアの暗殺者としての在り方にかなり口出ししていたあたりもその証拠と言えそうです。

シルバが仕事でいない時はキキョウが子供達の修行をつけていたのかもしれません。

 

先ほどは、シルバがゼノと異なる暗殺の考え方を子供達に教え込んだ可能性を示唆しました。が、シルバは少なからずゼノの教育を受けているので、やはり快楽殺人的に無関係の人間を殺したりはしないと思います。

 

ただ、キキョウはわかりません。キキョウは自分を刺したキルアに対して「立派になった」と感じるなど、だいぶ一般的な価値観とはずれた考え方をしていましたので・・・

 

キキョウの教育は、「他人のことなんか気にせず、邪魔ならば殺せ!」的な方針なのかも。

執事のツボネの話では、イルミはキキョウに似ているそうなので、これが殺しに対する考え方のことを指していたと考えれば、イルミはキキョウに似た考え方をしており、そのイルミがキルアを指導したことでキルアもその考え方を受け継いでしまったのではないでしょうか。

 

キルアの頭にはずっとイルミの念の針が刺さっていましたので、より強くイルミの思考に影響されることになったのでしょう。

キルアはもともとゼノの考え方に近い子供で、何ならゼノ以上に無駄な殺しをしたくないと考える子だったのかもしれません。

 

針なんか使わずに育っていれば、キルアもこんなことしない子になったかもしれないのに・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 2巻118P/冨樫義博)

 

 

息子らは親の見てないところで●っている?

実はゼノもシルバもキキョウも、孫子たちには「無関係な人間を巻き込んでまで仕事を達成しても一人前とは言えない」というような教育をしてきたかもしれません。

しかし子供達は若い盛りの時代を生きています。そんな中で、並大抵の人間ならば何人でも命を取れるほどの力を持ってみてください。余計なことに使ってしまってもおかしくはない気がします。残酷ですけどね。

 

でも祖父や親たちの教育方針がある以上、親たちの前で無関係な殺生をすればひどく怒られるでしょうし、厳しい罰を受けることになるかもしれません。

たぶんむち打ちの刑でしょうね。

 

だから子供達は、ゼノやシルバの前では仕事でしか人を殺さない風を装い、親たちの監視がなくなった時に殺しをしていたのかも。

まるで子供が親の目を盗んでアダルティな本を読みあさるかのように・・・思春期は誰もが通る道です。

 

キルアたちはそんな時期なのかもしれません。現に作中ではシルバやゼノの前で余計な殺しはしてませんからね。

結論:息子は言うことを聞かんものじゃ

作中に答えはないので、これは個人的な意見になりますが、私は最後のキルアやイルミはゼノ、シルバらの目を盗んで殺しをしていただけなのではないかなと思います。

ゾルディック家全体の方針としては「余計な殺生はしない」としていますが、キルアらはそれを密かに破ってしまっていると。

 

ゾルディック家の面々は、全員が暗殺者ということを除けば実はごく普通の(超お金持ちな)家族なんですよね。

お父さんお母さんが子供達に教育を施したり、おじいちゃんが孫を甘やかしたり、兄弟同士で仲が良かったり、時には喧嘩したりと、暗殺絡みがなければごく普通の家庭です。

 

ゾルディック家の行動原理は実はごく普通なものと考えると、そこらの子供と同じように「親に隠れて悪さをする」という行動をキルアたちが取っていたと考えるのが一番しっくりくる気がします。

 

キルアたちの暗殺に対する考え方がゼノと異なるのは、ゼノが指導に携わっていなかったり、シルバやキキョウの教え方といいよりは子供達が自然に迎えた思春期によるものだと思います。キルアはすっかり考えを改めてますし。

 

ただ、この思春期をこじらせすぎてしまった結果がイルミでしょう。

もういい大人だというのに、無関係な人間巻き込みまくりですし、無関係な人間を巻き込む能力にしちゃってますし。

イルミはさしずめ「中二病を患いすぎてしまったお兄ちゃん」みたいな感じでしょうかね。私もそんな感じです。イルミと同年代ですが、毎日ハンターハンターの記事を書く中二病です。

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【ハンターハンター】『オーラ別ブロガー分析』を考えてみた!

 

今回は、ハンターハンターに関する記事ですが、いつもと少し異なり、私のようなブロガー向けの記事になります。

作中でヒソカが、その人の性格からオーラの得意系統を割り出す「オーラ別性格分析」を行っていましたね。ただ、この分析はヒソカの独断と偏見によるものであり、血液型性格診断くらい信ぴょう性に欠ます。が、作中に登場する念能力者は、大体ヒソカの分析に則った性格と得意系統をしています。

 

今回は、私の独断と偏見ではありますが、ブログの書き方などからそのブロガーのオーラの得意系統を割り出す

オーラ別ブロガー分析

をやってみたいと思います。

本当に偏見混じりなので、娯楽と思って参考までに。

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(引用:HUNTER×HUNTER 7巻155P/冨樫義博)

 

 

 

強化系ブロガー:更新更新&更新!

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(引用:HUNTER×HUNTER 19巻129P/冨樫義博)

オーラで肉体を強化し、とにかくゴリ押しの肉弾戦を得意とする能力者の多い強化系。主人公のゴンや幻影旅団のウボォーギンなどが代表的ですね。

そんな強化系に当てはまるブロガーのタイプは「多更新」をしているブロガーです。毎日、あるいは1日に複数回記事を更新するブロガーは、物理攻撃でゴリ押しな強化系ブロガーと言えると思います。2〜3日に1回とかのペースでも十分多更新と言えるかも。

記事を更新するというのはブロガーとしてはごく基本的な行動で、多かれ少なかれ誰でも行います。ただその基本を突き詰めまくった他更新ブロガーは、「必殺技がなくても念の基本技術が必殺技に相当する」強化系そのものでしょう。

 

 

変化系ブロガー:小説などのフィクションが得意!

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻48P/冨樫義博)

変化系の性格は「気まぐれで嘘つき」です。飄々としていて、つかみどころがないキャラが多いです。キルアやヒソカはその典型ですね。かなりの嘘つきです。

「嘘」と言うと語弊がありますが、「フィクション」「非現実」などと言うと、丁度「フィクションの記事」を書いているブロガーが該当すると思います。小説や詩などを書いている方ですね。

嘘か本当かわからない、それでいて神秘的かつ魅力的。摩訶不思議な威力を持つ変化系ブロガーです。文学的なセンスも問われ、険しい道のりを歩むことになりそうですが、もしかしたらブログが本になるなんてこともあるかも・・・?

 

 

具現化系ブロガー:実体験が面白い!

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(引用:HUNTER×HUNTER 33巻148P/冨樫義博)

具現化系はありとあらゆる物(架空の物でも可)を実態化させる能力者です。クラピカや幻影旅団のシズクが代表的ですね。

基本的には目に見えないし、その場に存在しない物を実体化させるのが具現化系です。それはまさに、「実体験」という、「確かに起きた事だけど今は存在していない事象」をブログに文字や写真、絵として具現化している、実体験を記事にするブロガーが当てはまると思います。

記事をブログとしてだけではなく、ある意味一つの作品として作り上げている感じですね。非常にクオリティの高い記事をあげる方も多いです。

一個人であるブロガーの出来事ですが、それが多くの人に読まれ支持されるにはかなりのセンスが要されると思います。が、自分のファンもたくさん付く可能性のある系統のブロガーです。

 

 

操作系ブロガー:レビューで購買意欲マシマシ!

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻87P/冨樫義博)

条件を満たして、他人の思考や行動をすべて操ってしまう操作系。イルミやシャルナークなどの能力は操作系の典型とも言えるでしょう。

この操作系に当てはまるブロガーは、レビュー記事を多く投稿しているブロガーだと思います。商品の魅力を伝え、実体験を交えて説得力をさらに増し、購買にまで誘導する様はまさに操作系念能力者そのもの。

操作系ブロガーになりたいと願う方は多いはず。しかし発動条件が難しく、購買まで読み手を操作しきれず苦戦しているブロガーも多いです。具現化系ブロガー同様、厳しいものの、魅力的でもある系統です。

 

 

 

放出系ブロガー:心が叫びたがってるんだ。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻104P/冨樫義博)

放出系は、オーラを弾丸のように飛ばしたり、手元から離した状態でオーラを維持したりすることに長けた系統です。レオリオやフランクリンが代表的です。

オーラを放出する様は、まさに心の猛りを、胸の内を、包み隠さず記事にしているブロガーのようです。まさに「心が叫びたがってるんだ。」

記事の内容が極端になりがちで、時々炎上してしまうこともあるけれど、ブログは個人の意見を放出する場!放出系ブロガーのやり方は何も間違っていない!

批判を恐れて本音を書けなくなるブロガーも多い中で、放出系ブロガーは自分の素直な本音を発信する事のできる勇気あるブロガーとも言えます。

 

 

特質系:俺だけの世界だ!

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(引用:HUNTER×HUNTER 34巻23P/冨樫義博)

特質系には明確な定義がなく、上記5系統のどれにも当てはまらないものは全て特質系と分類されます。やはり念能力の中でも異形で前例のない能力が多く、クロロやピトーなどはかなり特異な能力を使っていました。

特質系ブロガーも、これまでに紹介してきたブロガーのどれにも該当しないブロガーを指すということにしましょう。特質系ブロガーにとってブログは「俺だけの世界だ!」と言える特殊な空間。誰とも似つかわしくない様子は特質系の個人主義とも当てはまります。

特質系ブロガーは周りに似たブロガーがいないので、うまくいけば、特定のジャンルでオンリーワンの存在として広く認識されることになるかもしれません。

ただ、特質系ブロガーはかなり生まれ持った何かに依存すると思うので、なろうと思ってなれるものでもないのは確かです。

 

 

 

ということで、これが私の考えた「オーラ別ブロガー分析」です。あなたはブロガーとして、どの系統に当てはまったでしょうか?

ちなみに私のブロガー系統は

変化系寄りの強化系

です。

毎日1記事は更新、多い日は3記事の更新をしており、おそらくこれは多更新の部類に入ると思います。さらにこんな感じでフィクション記事、作り話もブログに更新しています。

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こんな私の系統は変化系よりの強化系ブロガーと言えるでしょう。

どれか一つの系統だけというのはあまりないと思います。いろんな記事が集まって1つのブログを構成していますので、複数の系統にまたがるのではないでしょうか。

中には全ての系統を網羅している人もいるかもしれません。

 

ちなみにブログ記事の傾向として、これも偏見ですが、

強化放出具現化=雑記ブログ

変化操作特質=特化ブログ

というイメージがあります。もちろんこの限りではないですが、なんとなくこんな感じです。

 

今回はいつもと違う感じの記事になりましたが、単発の企画ということで、次回以降はまた漫画考察など中心に記事を書いていきます!

それでは〜!

 

【ハンターハンター】第2王子・カミーラが他の王子を殺せる気満々なのは何故?

今回はあまり触れてこなかったカキン帝国の王子を取り上げたいと思います。

王子と言っても女性ですけどね。それは誰かというと第2王子・カミーラです。2番目に生まれた王子です。

女性なのに王子と呼ばれているのは、男女による後継者の順位差がないことを証明するため、性別に関係なく、一様に正室子たちは王子と呼ばれます。

 

このカミーラなのですが、

異常なほどに他の王子を殺せる気満々なのです!

どうしてそれほどまでに自信があるのかを考察してみようと思います。

第2王子・カミーラとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号/冨樫義博)

長い髪を束ねた強気な女性です。第2王妃・ドゥアズルの娘にあたります。

王位継承戦にあたっての意気込みは、それはもうやる気全開かつ、他の王子たちを殺すつもりでいます。

考え方の方向性としては、非道な第4王子ツェリードニヒとそれほど変わりないと思います。

 

カミーラに取り憑いた念獣は、なんというんでしょうか、こう・・・いろんなブツが数多く付着した、とりあえず気持ちの悪い姿をしています。

カミーラの念獣は現時点で動きを見せておりませんので、能力などは不明です。

ただ強気なだけ?

カミーラは、第1王子・ベンジャミンにも超強気な姿勢を取っていました。その発言は完全に宣戦布告と言えます。

クラピカができる限り他の王子との抗争を避けようとしている一方で、カミーラはかなり強硬姿勢に出ています。王子の立場と護衛の立場とでは考え方は異なりますけどね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号/冨樫義博)

カミーラはまず、目障りなベンジャミンと、ついでに実の弟である第9王子・ハルケンブルグも殺すつもりでいるようです。

 

クラピカの船内放送で王子たちに取り憑いた念獣の存在は知っているはずですが、その念獣たちの能力はわからないという状態では、普通は手を出さずに情報収集を図ろうとするはず。第3王子のチョウライや第5王子のツェベッパのように。

しかし、カミーラはお構い無しに攻めようとしています。

何か理由があるのかもしれませんが・・・ただ単に強気な性格が出ているだけとも考えられます。

メタ的な話になりますが、カミーラのように場の空気を考えずに行動を起こそうとするキャラクターがいないと、話が前に進まないんですよね。

各キャラクター全員が論理的に考えてしまうと、今の船内の状態では「動かずに身の守りを固め、情報収集を図る」のが得策です。それを全キャラが行ってしまうと、話が進みません。

 

論理性とかそういうの度外視で、感情的に行動するキャラは必要です。

その役割にカミーラが該当するのだとしたら、カミーラが他の王子たちを殺す気満々なのは、その性格が故で、深い理由はないのかもしません。

護衛に強力な念能力者がいる?

上位の王子たちは皆、警備を私設兵に任せています(その中に自分の母より上位の王妃のスパイも紛れ込んでいますが)。

私設兵たちは基本的に王子に従順であるため(例外もいますが)、裏切る心配はありません。カミーラにも、信頼の置ける私設兵がいるはずです。

 

その中に念能力者がいて、そいつがかなり強力な念を使えることも可能性としてありますね。手足のように使える私設兵が強力な念能力者だとすれば、カミーラが強気に出るのにも納得がいきます。

念能力者であり(カミーラが知っているかどうかは不明)、私設兵も念能力者のベンジャミンに反抗してましたからね。格下の王子たちにオラつくのとは訳が違います。

 

まだ明らかになっていませんが、カミーラの部下にも要注意人物がいるかもしれません。

第2王妃ですので、それなりの人材を集める財力はあると思います。カミーラのファッションも派手で、高級そうですからね。

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カミーラ自身が念能力者?

自信とは、自分のことを信じることです。他人の力を信じることを自信とは言いません。やはりカミーラの自信は、カミーラ本人に相応の力があるからこそ生まれてくるものだと思います。となるとカミーラが念能力者説もありえますね。

 

クラピカの船内放送を聞いて念の存在を知り、焦る王子が多い中でカミーラは特に焦りを見せていません。

この理由として考えられるのは「カミーラが念を知っている念能力者だから」ということも当てはまります。

 

さらにカミーラとドゥアズルとの会話で、ドゥアズルは「貴方なら私などの力を借りなくても(第9王子・ハルケンブルグの殺害を)やり遂げることは容易でしょ?」と言っています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ35号/冨樫義博)

ドゥアズルの言う「貴方ならやり遂げられる」の意味が、カミーラの私設兵を使えば余裕でしょ?ということなのか、カミーラの念能力(あるいは念でなくても暗殺や戦闘技術)を使えば余裕でしょ?ということなのかは判断できません。が、これだけ信頼を寄せているということはカミーラ本人の、文字通りの「力=念能力」に対する期待ではないでしょうか。

 

このように考えるとカミーラが念能力者である可能性も否定しきれません。

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カミーラじゃ強力な念能力と部下を持っている?

カミーラが乗船前から念能力者でなかったとしても、念獣がついたことで半能力者みたいにはなってますからね、念獣による何かしらの能力でそのうち行動には出てくるはずです。

 

「他の王子には自ら進んで死んでほしい」と思っていることから、カミーラが願うなどの条件を満たせば相手が自ら自決を図るような操作系に近い能力でしょうかね?

でも願っただけで殺せるなんて、デスノートよりよっぽど凶悪な能力ですね。

もっと複雑な条件があるかもしれません。

 

個人的にはカミーラは今の所「ただ強気なだけ」だと思うのですが・・・母親のドゥアズルのカミーラに対する期待というか、その力に対する認識を考えると、念を使える可能性も否めないんですよね。

まぁ強気なのはカミーラに限ったことではなく、他の王子、特に上位の王子たちについては全員王になるき満々ですからね。

ただカミーラの態度が目立っているだけとも取れるので、カミーラの自信は自然なものかもしれません。

 

冨樫先生のこれまでの傾向を考えると、こういう強気な女性キャラは比較的優遇されてきてる気がします。

キメラ=アントのヒナとか、ハンター試験編のメンチとか。

カミーラもこの系統にあるキャラだと考えると、早々に殺される可能性はない気がします。

となると後半まで生き残れている理由づけとして、カミーラは念能力を使える設定にしておいた方が良い気もするんですよね。

 

う〜ん、迷いますが、「カミーラは元から強気な性格だし念も使える(しかも護衛の中にも念能力もいる)」で、とりあえす辻褄は合いそうですね。「強気」なのと「念が使える」ことは矛盾しませんし、ツェリードニヒなど下位の王子の部下にも念能力者がいることを考えても、「強気」「念を使える」「念を使える部下がいる」という全てを、カミーラが兼ね備えていても不思議ではないです。

関連記事:【ハンターハンター】テータはツェリードニヒの念習得を防げるのか? - 私の名前はジロギン。

カミーラはかなり美人なので個人的に動向が気になる王子の一人です。

 

【ハンターハンター】幻影旅団の活動目的は一体何なのか?

今回は私の大好きな「幻影旅団」に関する記事を書いていこうと思います。

幻影旅団はハンターハンターの作中でもことあるごとにストーリーの根幹部分に関わることが多かったです。が、実はまだまだ謎の多い集団でもあります。

 

昨日はこんな記事を書きました。

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暗黒大陸へ向かうブラックホエール1号内に姿を現した団長のクロロ。

旅団はカキン帝国の王子たちが持ち運んでいる宝を狙っていたようですが、ヒソカに邪魔されてだいぶ計画は狂っていると思われます。

 

それでもクロロはしっかりと船に乗り、王子たちのお宝を狙っていると見えます。が、まだその目的ははっきりとしていません。

 

そもそも、

幻影旅団って何を目的として活動しているのか?

についてもまだわかっていないのです。

仲間を失って、落胆と怒りに苛まれながらもクロロや旅団メンバーが盗賊行為を続ける理由は何なのでしょうか?考察していこうと思います。

盗むことに意義がある?

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻155P/冨樫義博)

幻影旅団がこれまでに狙ってきたお宝といえば、クルタ族の持つ「緋の目」だったり、先述の通り厳重な見張りが敷かれているであろうカキンのお宝だったり、世界中のマフィアが集めるオークションの出展品だったり、入手困難かつクリアも難しい分、クリア報酬として珍しい能力を持ったカードが手に入るグリードアイランドだったりと、盗む難易度の非常に高いものばかりでした。

 

旅団はこういった、まず誰も盗まないであろうものを盗むことにこそ意義を感じ、行動目的としている可能性があります。

ルパン三世なんかもこの考えに近い部分がありそうですよね。

 

その理由の一つに、クロロはお宝を手に入れても、ひとしきり愛でた後に売り払ってしまうとありましたので、お宝そのものが持つ価値にはそれほど執着してないように思えるという事があります。

どちらかというと、「困難な盗みを行った結果手に入れたからこそ感じる価値」を重視しているかのようです。

貴重な品だったら換金せず、持っていた方がいいはず。

 

幻影旅団の存在は、ハンターと近しくも遠い存在だと思います。

目的のものを手に入れることは同じでも、やり方が異なります。

旅団は法を破りますが、ハンターは法を遵守します。

だからこそクロロは「やり方」にこそこだわっており、手に入れた宝ではなく、手に入れるまでの過程にこそ価値を感じているような気がします(実はそれもハンターと同じなんですけどね)。ハンターのアンチテーゼとして幻影旅団がいる気がします。

 

といっても、旅団の盗みは一切痕跡を残さない華麗な窃盗というよりは、正面から攻撃して圧倒していく感じですね。

盗みの技というより「強さ」を示すような盗みを働いています。やや虚栄心に近いものも感じます。

 

流星街という、世の中から外れた地域で生まれ育った者の多い旅団ですから、自分たちの存在を世に示すために、強さでもって盗みを働くこと、それ自体を目的としているのかも知れません。

 

単純に欲しいものを盗むだけ?

深く考えると先述のような感じになるのですが、もっと簡単に、クロロがお宝を売ってしまうのは「飽きてしまったから」と考えると、幻影旅団はただクロロがその時欲しいものを盗んでいるだけの集団をいう考え方もできますね。

 

クロロの回想で、旅団メンバーの子供時代を描いたシーンがありましたが、その時にクロロは「始めは、ただ欲しかった」と語っています。

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻178P/冨樫義博)

最初のうちは純粋に珍しいものや、貴重なものを欲しくて盗みをやっていたのだと思います。本当に友達同士で悪さをするかのように。

 

ただ、「始めは」という前置きが付いていることから「今は」ただ欲しいものを盗んでいるだけではないのだと思います。

やはり何らかの理由があっての幻影旅団の盗賊行為なのでしょう。

結成当初はただ欲しいものを盗っていただけでしたが、今は別の目的があるのだと思います。

 

明確に欲しいものがある?

クロロ、または幻影旅団全員の意見として欲しいものがあり、それを手に入れるための最強の部隊を結成するべく旅団は活動している可能性があります。

現行の団員を倒した人間は入団の資格が与えられる点も、それだけ強く優秀な存在を集めようとしているからとも考えられますよね。

 

その欲しいものが、人間界にあるのか、暗黒大陸にあるのかはわかりません。

ただ、幻影旅団が盗みを続けた果てには、最後に手に入れたい欲しいもがあるはずです。

その欲しいものとは何か?

私は「幸せ」だと思うのです。このあと説明していきます。

流星街への支援

幻影旅団が活動する根本にある理由はこれだと思うんですよね。流星街への支援です。

明確にはなっていませんが、幻影旅団の活動の一つに、ヒソカの話では「慈善活動」が含まれています。

これは作中にあった、流星街に侵入したキメラ=アントの駆除など、流星街に対しての慈善活動ではないかと思うのです。

旅団メンバーはもともと流星街出身者で結成されていましたから。

 

またクロロがお宝を盗んだ後に、お金に変えている点も見逃せません。

クロロにはせっかく盗んだ宝をお金に変えてしまう理由があるはずです。もちろんお宝はお金にしなきゃ価値があっても所詮飾り物にすぎませんが、幻影旅団が盗んだ物を売ったお金を流星街への支援として渡している可能性も考えられますよね。

ある程度は幻影旅団の活動資金に使われるでしょうけど。

 

さらに、幻影旅団の鉄の掟として「生かすのは蜘蛛」と団員全員が認識し、何よりも集団として長生きすることを意識しています。

この理由としては幻影旅団が活動し続けることにこそ意義があるためですよね。ということは幻影旅団が活動し続けなければ、悪影響を受けてしまう何か別のものがあるとも考えられます。

 

幻影旅団と繋がりがあるものといえば流星街くらいなものです。

幻影旅団が盗んだ宝を売って得たお金を、流星街に流すことで、流星街の人間たちの生活が豊かになっているのではないでしょうか?

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻170〜171P/冨樫義博)

クロロの「始めは、ただ欲しかった」というセリフや、流星街の生活環境からも、旅団メンバーは幼い頃からかなりの貧困生活を送ってきたのではないでしょうか?

友達が餓死ししてしまうようなこともあったかもしれません。

そんな流星街の状況を変えるべく旅団はお金を集め、流星街の人々を支援し、「幸せ」を手に入れて欲しいと願い活動しているのかも。

自分達の幸せは故郷の人たちの幸せと考え、それを手に入れるために盗賊行為をしているのではないでしょうか。ふるさと納税みたいな?

 

マフィアを攻撃し、流星街とマフィアの関係を捻れさてしまいかねなかった旅団が、キメラアント討伐時に流星街に帰った時にすんなり入国できていたことを考えると、流星街は幻影旅団に頭が上がらないのかもしれませんね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 22巻13P/冨樫義博)

関連記事:【ハンターハンター】幻影旅団と流星街とマフィアとの関係性の謎について考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

流星街出身ではないメンバーの目的は?

幻影旅団のメンバーには流星街出身ではないと思われる者もいます。

おそらく途中から参戦したヒソカ、シズク、コルトピ、ボノレノフ、カルトなどは流星街出身ではないかもしれません。

そのメンバーたちにとって、もし旅団の活動の目的が流星街の支援だとしたら、自分とは全く関係のないことに付き合わされていることになりますね。

ボノレノフは開発によって住処を追われたギュドンドンド族の末裔ですから、もともとは流星街にいたわけではなさそうです。

もしかしたら住処がなくなったため、途中から流星街にやってきていた可能性はありますが。

関連記事:【ハンターハンター】ボノレノフの蜘蛛の刺青は体のどこに彫られているのか?まさか・・・ - 私の名前はジロギン。

 

ただ、彼らも眉ひとつ動かさずに人の命を奪っていることを考えると、入団前から犯罪行為を繰り返してきた人物だった可能性は否めません。

ある意味旅団のような犯罪者集団の中にいた方が自分の身を守りやすいので、その代わりとして活動にも付き合っている、と考えることもできます。

 

ただ、旅団を私的利用しているメンバーも見受けられます。

カルトは兄さん(おそらくキルア)を取り戻すための修行の場として旅団入りを決めたようですし、ヒソカはクロロと戦いたいがためだけに入団していました。

途中参加のメンバーはカルトやヒソカのように何か別の目的があり、その過程として旅団の存在は利用価値があると踏んで、入団している場合もありえます。

 

ヒソカなんて旅団の活動に興味なさすぎて、サボリまくりでしたからね。

幻影旅団の目的は流星街を救うこと?

やはり幻影旅団の活動理由として一番大きなものは流星街の支援だと思うんですよね。

流星街には判明しているだけで1000万人前後の人間が暮らしています。

しかし生活環境としては、親も知らない子供たちが暮らしていたり、テロ活動を考える危険人物たちが野放しになっていたり、それを取り囲む世界中から集められたゴミの山の中で生活しているという非常に劣悪な環境です。

 

この環境下で育った旅団は、それを打破するべく盗みを働き、お金を寄付していると考えれば、幻影旅団の活動目的としてはしっくりくるんですよね・・・

 

ただこの考えは私の「幻影旅団贔屓」がだいぶ入っている考え方だとも思います。

ただ単純に「生活費が欲しくて盗みを働いていただけ」という、そこらの泥棒となんら変わらない考えのもと、活動しているかもしれません。

なんの躊躇もなく人を殺してますし、善良な心なんて持ち合わせていない人たちなのかも。

 

ブラックホエール1号内でのクロロの様子を見ると、旅団がすでに壊滅している可能性も否めません。

クロロ一人になった時こそ、幻影旅団が何のために活動していたのか、その全容が明らかになる気がします。

あー!早く続き読みてぇ!!

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【ハンターハンター】ブラックホエール号内でのクロロの表情は何を物語っているのか?

まず最初にお断りを入れておきます。

今回の考察はややネタバレを含みます(2017年7月31日時点)。まだ週刊少年ジャンプ35号をお読みで無い方はご注意ください。

 

 

さてさて、いろんなところで予想されていた、

幻影旅団もブラックホエール1号に乗っている説

ですが、この説はどうやら正しかったようです。

今週号のジャンプでついにクロロがブラックホエール1号内にその姿を現しました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ35号/冨樫義博)

しかしだいぶ浮かない顔・・・いや、今にも誰か殺しそうな顔をしています。

クロロは感情を表に出すタイプではなさそうでしたので、ここまで凹んでいるということは、何か相当なことが起きたのだと思います。

今回はこのクロロの表情が物語る出来事と、それによって考えられる今後の展開などを予想してみようと思います。

シャルナークとコルトピの死にショックを受けている?

クロロとヒソカとの戦いの後、死後の念によって蘇ったヒソカに幻影旅団メンバーのシャルナークとコルトピが殺害されています。

非戦闘員である2人だけの状況で、さらにシャルナークにとって念の発動に不可欠なケータイを、クロロが所有していたタイミングでヒソカに狙われてしまいました。

関連記事:【ハンターハンター】クロロが自分でヒソカの死亡確認をしなかったのは何故か? - 私の名前はジロギン。

 

さらにシャルナーク、コルトピと一緒にいたはずのマチはヒソカに捕らえられていたので、2人とも完全に不意打ちを食らってしまったわけです。

 

ヒソカ復活はクロロにとっても想定外だったとはいえ、シャルナークとコルトピの死を招いてしまった一因には、クロロの用心が不足していたこともあったと思います。

さらに旅団のリーダーであるクロロですから、2人の死に対して責任を感じていることでしょう。

 

クロロの表情はシャルナークとコルトピを失ったことに対する悲しみを表現しているのかもしれません。

特にシャルナークは幻影旅団結成時代より前からの付き合いみたいですし、ショックも大きかったでしょう。

幻影旅団はすでに壊滅している?

ただ、クロロが仲間を失うのはこれが初めてではありません。

作中ではウボォーギン、パクノダが死んでいますし、描かれてはいませんが、ヒソカの前任の4番と、シズクの前任でシルバに暗殺された8番のメンバーも入れ替わっています。

 

ウボォーギンとパクノダはシャルナーク同様、流星街で過ごしていた時からの仲間のようですので、この2人を失った時のクロロの悲しみとしては、シャルナークを失ったのと同じくらいだったことでしょう。

 

ただ、ウボォーが死んだ時もクロロは少し涙を流したくらいで、冷静にマフィアへの報復を実行しており、それが終わったらすぐに撤退しようとしていました。

パクノダについては、クロロ自身が念を使えなくなってしまったことと、パクノダが報復を望んでいなかったことから、クロロはおとなしく身を引いていました。

仲間の死に直面しても、これまでのクロロは割とサバサバしていましたね。

 

しかし、今回のクロロの表情はシャルナークとコルトピを失っただけとは思えないほど落胆している気がします。

確かにシャルナークとコルトピは能力が貴重で、旅団の生命線的な存在でしたが、それはパクノダも同様。

そういった役割としての重要性ではなく、もっと感情的な部分での落胆の表情にも見えます。

 

となると考えられるのは「幻影旅団がすでにヒソカによって壊滅させられている説」ですかね。

ヒソカはクロロが団員の能力を使って戦術の幅を広げないように殺戮のパレードを開始しています。

クロロとヒソカの戦いからブラックホエール号出航までどれくらいの期間が空いているかわかりませんが、すでにヒソカが団員一人っひとりを殺害し、クロロのみになっている可能性も十分ありえます。

 

さらに、船内の番号札が37564で、「みな殺し」を暗喩してそうなのも気になりますが・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ35号/冨樫義博)

まぁこれは考えすぎかもしれませんね。クロロが船内の人間を皆殺しにするということかもしれませんし。

クロロの目的は?

当初クロロはカキン帝国の王や王子たちが船内に持ち込むお宝を狙うつもりでした。

かなりノリノリでしたが、再登場した今回はあんなにも落胆した表情。

そして「今にも誰か殺しそう」という一般人のセリフからも、誰かしらの殺害を考えていそうです。その対象はヒソカでしょうけどね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 34巻142P/冨樫義博)

ただ、もしヒソカを狙うなら、わざわざブラックホエール1号に乗る必要もないわけです。

ヒソカはクロロと旅団の後を追っているだけなので、むしろもっと戦いやすい場所におびき出して始末すればいいはず。船内には十二支んなどのプロハンターでもトップクラスの強者がぞろぞろいますから、船内でヒソカとやり合えば双方捕まるか殺されてしまう危険性があります。

 

そしてクロロがブラックホエール1号に乗らなければヒソカも乗る理由はないので、場所の設定はいかようにもできるはず。

となるとクロロがブラックホエール号に乗っている理由は一応、当初の目的通り王子達のお宝を狙っていると考えるべきではないでしょうか。

ヒソカも殺害する気はあるようですが、それはメインの目的ではないのかもしれません。

 

しかし、クロロ一人でお宝を盗むのはかなり厳しいですよね。

王子の護衛はたくさんいますし、先述の通りプロハンターも大量にいます。

この難易度をもってしてもクロロがブラックホエール1号に乗り込んだことを考慮すると、旅団は全滅まではいかなくても、まだ目的達成できるくらいのメンバーは生きているのではないでしょうか?

 

まぁ・・・クロロは「以前盗んだ能力」という設定でどんな能力でも使いこなせてしまう実質最強の能力を持っているキャラですので、クロロの能力の全容を知らない以上、いくら考えても当てにはならないのは確かですが。

 

それか、クロロも知らないうちに旅団メンバーが殺されていて、出港当日に集まったのがクロロだけだった可能性も微レ存・・・?クロロは仲間はずれにされたと思って悲しい顔をしていたのかも。「とりあえず一人だけできちゃったし、後に引けないから乗船しちゃおうか」と、船に乗り込んだと。まぁそれによって仲間の死を悟ったことも考えられますが。

クラピカを狙っている?

クロロはクラピカとの因縁もあるので、クラピカを始末しにブラックホエール号に乗った可能性もありますが、かなり低いものと思われます。

理由としては、クロロたち旅団はすでにクラピカへの報復を止めていることがあります。これはパクノダの願いによるものですね。

 

さらにクロロは、クラピカがブラックホエール1号に乗船しているか知らない可能性が高いことも要因。クロロはハンターサイトを閲覧できるので、クラピカが十二支んになり、王子の護衛としてブラックホエール号に乗り込んでいることも知っているかもしれません。

 

ただ、クラピカの詳細な動きや現状などの機密情報はさすがにハンターサイトなどでも閲覧できないようになっていると思います。このように考えると、クロロがクラピカを狙ってやってきた可能性は低いと思います。

途中で見つけたらついでに殺そうとする可能性はありますが・・・

クロロは王位継承戦を阻害してくる?

クロロのターゲットが王子達のお宝だとすれば、王位継承戦の隙を狙ってくるはずです。

しかし膠着状態が続いている現状、守りが固すぎて迂闊に近寄れないと思います。

 

となるとクロロは場の膠着を壊すために、ひと騒動起こしにくるでしょうね。

多くの乗客を「番いの破壊者(サンアンドムーン)」で爆弾に変えて、多発的な爆破テロを起こすかもしれません。

一カ所で爆発が起きれば、乗客がパニックを起こし、人と人とがぶつかり合い、その時に「番いの破壊者(サンアンドムーン)」の刻印が触れ合って爆発すれば、クロロは刻印をつけるだけで仕事は終わりです。

 

または、静かに近づくならば「転校生(コンバートハンズ)」で王子の護衛の一人になりすまし近づくとか・・・でも旅団はマフィア相手に盗みを行う際も、こそこそ隠れてはいなかったので、堂々と大規模な犯罪を仕掛けてくると思います。

 

こう思うとヒソカ戦でクロロが使った能力は、人が大量に乗っているブラックホエール1号内では超使い勝手のいい脅威的な能力ですね。

王子の宝を狙っているのだとしたら、クロロは何らかの形で王位継承戦に干渉してくるでしょう。

王子達のほとんどは念を知りませんし、護衛の王子達もクラピカやハンゾー、ビスケらを除くとあまり強い念使いはいなさそうですので、クロロ、および旅団が攻め込んできたら大荒れになると思います。

これまでクラピカが苦労してつなぎとめてきた均衡が一気に崩れ去ってしまいますね。

旅団メンバーやヒソカが護衛として侵入している?

また可能性の一つに、旅団メンバーやヒソカが王子の護衛として侵入していることも考えられます。

下位の王子は私設兵を持たないので、プロハンターなどを外部から護衛として採用していました。

 

旅団ならば身分を偽りさえできれば、プロハンターと遜色ない実力を持っていますので、信用させることは容易そうです。

護衛になりすませれば、お宝にも接近しやすくなります。

 

ヒソカも旅団がブラックホエール1号内に乗り込もうとしていると知れば、何らかの形で船内に入り込もうとするでしょう。

一般人として入り込むことも可能ですが、旅団がカキンのお宝を狙っているところまで情報を掴んでいたとしたら、王子の護衛についていた方が遭遇率は高そうです。ヒソカはプロハンターですので、特に身分を偽ることなく王子の護衛ができます。かなり危ないやつですが。

 

旅団やヒソカが護衛になっているという流れも、考えられなくはないです。

こうなるとなおさら王位継承戦が大荒れになりそう。

なんなら、旅団とヒソカ、そしてクラピカの三つ巴の戦いもあり得るかも。これは見てみたいですね!

クロロの表情の謎は明かされるのか?

幻影旅団のメンバーがシャルナークとコルトピ以外生きているのであれば、クロロも強行手段として王位継承戦をぶち壊しにかかることも考えられます。

正直ここまで複雑化した王位継承戦が旅団によってすべて崩れ去ってしまうのも、展開としては面白そうですね。ムズムズしていたものがキレイすっきり晴れる感じがします。

 

もし旅団メンバーが全員ヒソカに殺害されていたとしたら、個人的にかなり悲しいです。

好きなキャラクターが多かったですし、新メンバーのお披露目なく全滅というのは残念すぎます。旅団の各メンバーVSヒソカは見たかったですし・・・

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカは旅団を皆殺しにできるのか?ヒソカが各旅団員に勝つ方法を考えてみた! - 私の名前はジロギン。

 

でも冨樫先生ならやりかねないんだよなぁ・・・陰獣も半数は戦闘を描かれることなく全滅しましたからね。しかもそれをやったのが旅団という。今度は旅団が描写なく全滅というなんとも皮肉な展開になるかも・・・

まだクロロの表情だけではわからないことが多いですが、旅団が全滅しているか否かで話の流れはだいぶ変わりそうですね!来週以降に期待です!

 

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【ハンターハンター】レオリオがスーツでハンター試験を受験したのは何故か?考察してみた!

プロハンターになるためのハンター試験。

ゴンたちが受けた287期の試験では、1次試験からマラソンがあったり、4次試験では深い森の中でサバイバルをしたりと、多くが体を使う試験でした。

基本的に受験生は同条件で試験を受けていますが、「服装」などによって若干ではありますが有利不利の差が出そうですね。

体を使うのであれば動きやすい服装をしていた方がいいはずです。

 

そんな中、ただ一人スーツ姿で試験に挑み、しかも合格した者がいるそうです。

そう、レオリオ=パラディナイトさんですね。

レオリオは試験を終始スーツで受けていました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 1巻142P/冨樫義博)

体を使う試験で、動きにくく通気性も良くなく、比較的重めのスーツはかなり不利だったと思うのです(後半はネクタイとジャケットを脱いでいる時が多かったですが)。

 

なぜレオリオはハンター試験をスーツで受験したのか、考えてみたいと思います。

服装自由との説明があった?

ハンター試験を受験するためには、応募カードに必要事項を記入し、ハンター協会に送付します。

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(引用:HUNTER×HUNTER 1巻14P/冨樫義博)

おそらく、この応募カードにはある程度注意書きがあったと思うのです。

試験会場を見つけることも試験に入っているので、開催地などの説明はないとは思うのですが、持ち物やその他必要事項の注意書きはあったでしょう。

実際、受験にあたり必要な物はほとんど何もないのですが、それならそれで「持ち物:特になし(強いて言うならば覚悟)」みたいな説明が必要になるはず。

 

その注意書きの中に「服装自由」という一文があったのでしょう。だからレオリオはスーツを選んだと。

「服装自由」みたいな説明って、基本的に「正装じゃなくていいですよ」という意味合いで使われると思うのですが、レオリオはむしろ正装でいくという、ある意味暴挙に出てしまったわけですね。

 

ハンターという職業を考えると、危険地帯に乗り込んだり、犯罪者と戦闘になることも考えられるので、服装自由ならば動きやすい服装にすると思います。

スーツの動きにくさは大体お分かりかとは思いますが、本来ならばハンター試験を乗り切るには不向きすぎます。

 

レオリオは最終試験もスーツでボドロと戦おうとしてましたし、異常なほど不利な状況だったといえるでしょう。

レオリオは「服装自由」という説明を、自分にとってマイナスになってしまう方に捉えてしまったことが考えられますね。

就活と同じノリだった?

企業に就職するには、「就職活動」として各社が設けた新卒採用試験を合格しなければなりません。

試験内容は大体、筆記試験、就活生複数名でのグループディスカッション、面接などです。そして服装はほぼ確実にスーツですね。

採用試験は体を動かすものは少ないので、スーツでも問題ありません(夏場はクソ暑いですが)。レオリオもハンター試験を新卒採用試験と同じ感じで、就活のように考えていた可能性があります。面接とか筆記試験とかそっち重視だったと。

 

確かに、プロハンターになるとハンター協会に所属する協会員になるので、ある意味就職にも近いかもしれません。

ハンターの仕事は協会から斡旋される場合もあるので。ただハンター協会は就職するというよりはフリーランスの組合に近いと思います。

登録はするけど、ハンターは必ずしも協会の営利目的のために仕事をするというわけではありません。

とはいえ、そういう組合に加盟するために試験があるのだとしたら、現実的に考えるとスーツで行くのが常識ですが・・・ハンター試験ですからね、ハンターの活動を考えると普通スーツは選択しないと思います。

 

あと、レオリオが就活のノリでスーツでハンター試験を受けていたとしても、サングラスかけてましたので完全に就活って感じでもないですね。

就活でサングラスつけてたら、確かに試験官の印象には残りますが、落とされるでしょう。就活としてはちょっと中途半端なレオリオさんの装束でした。が、現実的に考えるとスーツで出向く気持ちはわからなくはないです。

スーツはレオリオの私服?

動きやすい服装と考えると、ジャージとかスウェットとかそういうものを思い浮かべます。生地の素材が柔らかく軽いものですね。

ただ動きやすい服装には「着慣れている服」も該当すると思います。レオリオにとってスーツは、いつも来ている、いわば私服同然であり、スーツで運動をするにも問題がないほど着慣れていたので、ハンター試験をスーツで挑んでもレオリオ的には問題がなかったことも考えられますね。

 

思えばレオリオは、登場するたびにスーツを着ています。20歳前後の大学生にして、サラリーマンよりもスーツを着ていると思います。

そんなレオリオにとって、スーツはジャージなどよりも動きやすい服装となっているのかもしれません。

舐めプ?

これはあまり考えられないことですが、全くないとも言い切れない可能性です。レオリオは「ハンター試験くらいスーツで余裕」と舐めプしていた可能性が微レ存・・・

 

レオリオは試験中にゴン、クラピカ、キルアという受験生の中でもトップクラスの力、判断力を持つ仲間に恵まれ、試験合格は仲間たちに助けられた感じがかなりありました。が、よくよく考えるとレオリオのポテンシャルはかなり高いです。マラソンも走りきりましたし、試しの門も2の門まで念なしで開けましたし。

関連記事:【ハンターハンター】レオリオは雑魚扱いされがちだけど普通に常人離れしてる件 - 私の名前はジロギン。

 

実はレオリオはかなり高い身体能力を持っていたので、ハンター試験くらいならスーツで受験しても合格できると考えていたのかもしれません。

まぁレオリオの性格からして、そんなに舐めきったことはしなさそうですけどね。

就活説と私服説が、レオリオのスーツの色くらい濃厚か?

私個人の考え方として、レオリオがハンター試験をスーツで挑んでいた理由としては

・就活のノリ

・スーツ=私服

説が近いのではないかなと思います。

 

レオリオは外出するときは基本的にスーツで、試験である以上面接など印象を見られる試験があるとも考えていたのではないでしょうか(実際にネテロの面接はありましたし。合否には関係ありませんでしたが)。

 

でもレオリオは偉いですね。人と会うときは必ずスーツとは。礼節をわきまえている感じです。確かにこれはハンター協会会長候補になるくらい同業者たちから好印象を抱かれるわけです。

 

ただ、ハンターハンターの世界では、スーツはそれほど動きにくい服装という認識ではないのかもしれません。クロロもスーツのままシルバ、ゼノと戦ってましたし(潜入している手前着替えられなかったのと、クロロ並みの身体能力があることが前提ですが)。

逆にレオリオがスーツではない状態でハンター試験を受けていたら、実はかなりトップクラスに近い実力だった可能性もありますね。独学で念も使えてますし、ポテンシャルはゴン以上だったのかも。

 

ただ、あそこまで徹底してスーツでなくてもいいと思います。

レオリオは大学生ですからね、大学でスーツを着るのなんて就活の時とか特別な発表会などがある時くらいだと思いますが・・・教授だと思われちゃいますよ。

レオリオがおっさん扱いされてしまう原因にはスーツもあると思います。

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(引用:HUNTER×HUNTER 3巻62P/冨樫義博)

【ハンターハンター】メルエムが自分で千切った腕はピトーではなく食事で回復した方が良かったんじゃない?

キメラ=アントの王・メルエムは、「食べるほど強くなる」という能力を持っていました。

多種生物を食べることでその生物の能力を次世代に反映させることができる、キメラ=アントの女王の「接食交配」という特性を反映したものと思われます。

強くなれる上限はあるのかもしれませんが、実質修行なくしてドンドン強くなれる能力でした。

 

他者を食べることで、その者の持つ念能力などを、メルエム仕様にアレンジして体得できます。

作中では、東ゴルトー宮殿の兵士、プフ、ユピーを食し、能力を得ていました。

 

ただ、もう一つメルエムの能力で注目すべきポイントとしては、その回復力です。

ネテロが自身の死を引き換えに発動した「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」が直撃したメルエムは全身火傷と四肢が吹き飛ぶ瀕死の状態でした。

しかし、プフとユピーの身体を食べることで怪我は完全に回復しました(体内の毒を取り除くことはできませんでしたが)。

 

もし、メルエムは他者を食べることで自身の傷をも治せるのであれば、

自分で腕を引きちぎった時も、食事で回復すればピトーに治療してもらう必要はなかったのではないか?

と思うのです。この点について考察していこうと思います。

ピトーに治療させるのはデメリットが多かった

メルエムが腕を引きちぎった時というのは、コムギとの軍儀中のことです。

互いに何かを賭けて勝負しようと言い出したメルエムに対し、コムギは「命をかける」と返答しました。

コムギの覚悟を読み切れず、戯れに賭けを持ち出した自分を戒めるべくメルエムは自分の腕を引きちぎりました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 24巻30P/冨樫義博)

この治療にピトーが「玩具修理者(ドクターブライス)」を発動し、当たっていました。

宮殿内にはキメラ=アントの雑兵たちが多数いたので、それらをメルエムに食べさせれば回復を図れた可能性があります。

もちろんピトーも治療はできたのですが、それではキメラ=アント側全体にデメリットが多すぎたのです。

 

まずはピトーが「円」を使えないこと。

最大2km先まで届くピトーの「円」は、モラウたち討伐隊の宮殿侵入にとって大きな妨げとなっていました。

しかしピトーは「玩具修理者(ドクターブライス)」と他の念能力を併用することができず、メルエムの治療中(2〜3時間)は「円」を解かなければなりませんでした。

その隙にノヴが宮殿に侵入、自身の「四次元マンション(ハイドアンドシーク)」の出入り口を複数設置させることを許してしまいました。この出入り口は討伐隊が宮殿に侵入するための要となりました。

 

さらにピトーは、もう一つの能力「黒子舞想(テレプシコーラ)」で人間を操作していましたが、それらもすべて解除することとなりました。

これにより宮殿外の監視ができなくなったことに加え、宮殿内で異常事態が発生していることを討伐隊に伝える形となってしまいました。

このようにピトーにメルエムの治療をさせるには、かなりのデメリットがあり、この機に乗じて討伐隊の進行を許してしまうことになりました。

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メルエムやプフは食事で回復できることを知らなかった?

ピトーによる治療を提案したのはプフでした。治療用の能力を持っているキメラアントはピトーのみでしたので、その考えに至るのは自然だったと言えるでしょう。

ただメルエムが他者を食べることで体を回復させることを知っていれば、適当にキメラアントや、操作している人間を食べさせることで回復させた方が、先述のデメリットを発生させることはなかったと思います。

しかしプフがそうしなかった理由の一つに、メルエムが他者を食べて傷の回復ができることを知らなかったことがあるでしょう。

 

これは仕方のないことです。それまでメルエムは一切の傷を受けていませんでしたので、能力の全容を知る機会はありませんでした。

ネテロ戦後のメルエムを食事によって回復させたのも、プフとユピー的には半信半疑で行っていた感じでしたからね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 28巻173P/冨樫義博)

メルエムがコムギと軍儀をしていた時、プフ始め護衛軍たちですらメルエムの能力を全て把握していたわけではなかったと思われます。

 

ちなみにメルエムも自身の能力を全て把握していたのか微妙です。

修行をしたわけでも水見式を行ったわけでもありませんでしたので、自分の念についてはほとんど分かっていなかった可能性もあります。

 

 

回復量の問題

もし仮にプフがメルエムの能力を知っていたとしても、キメラ=アントの雑兵たちや人間を食べさせたところで、どの程度メルエムが回復するかは疑問が残るところです。

千切れた腕をつなげる、または改めて生やすだけのエネルギーになったのかと。

 

「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」が直撃したメルエムを回復させるためには、プフとユピーの身体の大部分を必要としました。

他のキメラアント以上のオーラの量と質を誇るであろう護衛軍2匹が体の大半を差し出すことで、ようやく回復するレベルでしたから、有象無象をいくら食べたところで回復量はたかがしれていたかもしれません。

特にメルエムの強靭な体を回復させるとなると、並の生物では腕の治療にもならなかった可能性があります。

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻9P/冨樫義博)

あの時点で護衛軍の誰かが自分の身体を差し出すことはまずなかったでしょう。

メルエムはキメラ=アントになりうる人間を見つける「選別」をろくに行わず、コムギと軍儀ばかりしていました。

この状況下で護衛軍の誰かが欠けた場合、「選別」も進みませんし、討伐隊も動いており、なおかつ師団長の中には王の座を狙う者もいたので、護衛軍が崩れるわけにはいきませんでした。

食事もとらず軍儀軍儀&軍儀

メルエムはコムギとの出会いで軍儀にはまってしまいました。いや、軍儀にというより、コムギのことを好きになっていました。コムギと軍議をしている時間が楽しくて楽しくて仕方がなくなってしまったのです。

その熱中具合といえば、食事も睡眠も取る間を惜しむほどでした。この状態のメルエムに何かを食べさせるというのはかなり難しいことだったと思います。

 

終盤はだいぶ丸くなったメルエムでしたが、コムギと軍儀をしている時のメルエムはまだまだ荒れており、自分の気を反らすような相手はたとえ護衛軍であろうとも殺す気でぶん殴るほどでした。

言うことを聞かせるのは無理だったでしょうね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 24巻32P/冨樫義博)

メルエムが何かを食べてくれない以上はピトーが治療するしかなかったでしょう。

さすがにメルエムといえど腕が切れた状態を放置するのは危険です。傷がもとで死ぬ可能性もありますし、討伐隊が動いていることからもメルエムは万全の態勢でいなければなりませんでした。

軍儀を中断させることなく腕を治すための苦肉の策として、ピトーの治療だったというわけですね。

当時の状況ではやはりピトーに治してもらうのがベスト

メルエムの腕を治すのは、食事によっても可能だったとは思います。しかし、

  • 護衛軍がメルエムの能力を把握仕切れていなかった
  • 腕の回復に適したエネルギー源が少なかった
  • メルエムは意地でも食事を取る気はなかった

これらの理由から、デメリットを伴ってもピトーに治療させるしかなかったと私は考えました。

護衛軍は、最悪メルエム以外のキメラアントが死んでも、メルエムだけが生き残ればそれでよしという考えでしたからね。不利な状況に追い込まれようが、目前のメルエムの危機を取り去るのが最優先だったのでしょう。

1匹でも化け物のように強い護衛軍が、メルエムを命を賭して守ろうとするのは人間たちにとっては非常に厄介でした。が、この徹底した使命こそが「むしろ王を倒せばキメラアント全体が目的を失い瓦解する」というヒントを人間に与え、ネテロに討伐隊とゼノの「龍星群(ドラゴンダイブ)」を囮に自身は直接メルエムを狙うという作戦を取らせてしまったとも言えますね。

 

合理的に考えると、討伐隊を侵入させずにメルエムを治療する方法もあったのですが、護衛軍たちにとってはメルエムの意志は絶対。「ウルセェ!軍儀がしてぇんだよ!」という意志を何よりも優先した結果、非合理な手段をとらざるをえなかったわけですね。

横暴な上司の下で働く部下というのは、人間もキメラ=アントも大変です。

関連記事:【ハンターハンター】プフが中間管理職として苦労しすぎな件 - 私の名前はジロギン。

 

【ハンターハンター】クロロが自分でヒソカの死亡確認をしなかったのは何故か?

幻影旅団にとって、人の命を奪うことは日常活動に等しく、現に作中では顔色一つ変えずにたくさんの人間を殺めてきました。

殺しのプロであった陰獣やキルア、シルバらも幻影旅団の殺しの能力を高く評価している描写がありましたね。

 

中でも団長であるクロロは、団長の手刀を見逃さなかった人から「殺人中毒者」と評されるほど、実はヒソカに準ずるくらいの戦闘狂の一面もあります。

クロロもこれまでに大量の人間を殺害してきたことでしょう。殺しについてはその道のプロ以上に詳しいかもしれません。

 

そんなクロロでしたが、なぜかヒソカ戦後、ヒソカの死亡確認を自分でしませんでした。

シャルナーク、コルトピ、マチに確認を任せましたが、結果としてヒソカの復活を許し、シャルナークとコルトピを失うことになってしまいました。

殺しが日常となっているはずのクロロ、そしてヒソカに関しては(付きまとわれるのがうざいから)あの場で完璧に葬り去る気でいました。でも最後に手抜かりがあったと思うのです。

クロロが自分でヒソカの死亡確認をしなかったのは何故なのでしょうか?考察してみたいと思います。

油断してしまった

描写こそなかったですが、コピー人形をヒソカのそばで大量起爆させた後、クロロはヒソカの死亡を確認しに行ったかもしれません(シャルナークらがヒソカの死体を回収していたので、接近することは可能だったはず)。

この時、確かにヒソカは死んでいたものと思われます。

 

ただ、ヒソカの死後の念が発動し復活したのは、ヒソカの死を確認したシャルナークとコルトピが立ち去り、マチ一人になった時でした。

ヒソカ自身のリアクションからも、タイミングを図って復活したわけではなさそうです。その時にはクロロはすでに身を潜めていました。この時間差からクロロはヒソカがすっかり死んだものだと思い込んでしまったのでしょう。

 

死後の念についてクロロが知らなかったということはありません。

クロロは「番いの破壊者(サンアンドムーン)」を使うにあたり、死後も発動し続ける性質をも利用していましたから。

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(引用:HUNTER×HUNTER 34巻36P/冨樫義博)

ただクロロの認識として、「死後の念は能力者の死後すぐに発動するもの」だと思っていた可能性があります。

 

少し話は変わりますが、ゴンさんに殺害されたピトーの死後の念も、頭を砕かれた直後に発動していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 29巻134P/冨樫義博)

これまでにクロロが戦ってきた能力者の死後の念も、死後すぐに発動する類のもので、ヒソカのように時間差で発動する死後の念は初めてだったのかもしれません。

よって、この時間差が油断につながり、結果として確認不足になってしまったのだと思います。

 

しかもヒソカの直接の死因は「窒息死」でしたからね。

呼吸ができず脳や体の各部位に酸素が運ばれなくなれば、時間が経つほど死亡率が高まります。「死後すぐに念が発動しなかった=このままほおっておいても間違いなく窒息で死ぬ」と判断したとも考えられます。

 

確認する時間がなかった

クロロVSヒソカの一戦は観客をも巻き込む、異常事態に近いバトルとなりました(開始早々審判が死んでますから、戦いを止める人もいません)。

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ヒソカが死んだ後、たくさんの救助部隊などが到着していました。

クロロは天空闘技場では本名、そして素顔のまま選手登録していたようですので、身分が世間にバレてしまっています。

さらにクロロは元からお尋ね者です。この事態に、救助隊と共に駆けつけてきていたであろう警察からは逃げなければなりません。

もしかしたら会場内、会場付近にはクロロの捕獲を目論んだブラックリストハンターなどが張っていた可能性もあります。

 

クロロはだいぶ目立ち過ぎてしまったので、すぐに身を隠す必要があったと思います。

そこでクロロはヒソカの死亡確認をシャルナークたちに任せて逃げることを優先した可能性もありますね。

ヒソカ戦でだいぶオーラを消耗していたと思いますので、これ以上無駄な戦いはしたくないともクロロは思っていたことでしょう。

自分の身を守るためにもヒソカの死を確認する時間を削るしかなかったのかもしれません。

仲間を信頼し過ぎた

諸々の事情がありヒソカの死を自身で確認できなかったクロロの代わりに、シャルナーク、コルトピ、マチらがヒソカの死を確認していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 34巻129P/冨樫義博)

その後シャルナークとクロロはケータイで連絡を取っていたので、シャルナークからヒソカが死んだことはクロロに伝わっていたはずです。

 

シャルナークは、個性的な旅団メンバーの中でもしっかり者で、クロロにとっての参謀のような役割をしてくれています。

コルトピは寡黙ながらもクロロの指示には従順でした。

マチはメンバーたちも「優しい」と認めているくらい、実は素直な性格をしています。

この3人は団長のクロロ的にもかなり信頼できるメンバーだと思いますし、彼らにヒソカの確認をさせておけばまず問題はないとも思えます。

ただそれでも、クロロは自分で確認するべきでしたし、死後の念の存在を知っていたのであれば、ヒソカの死体を完全に葬り去るべきだったと思います。「番いの破壊者(サンアンドムーン)」で爆発させて。

 

シャルナークたちもヒソカの死亡確認を適当に行ったわけではなく(まぁ適当とも取れる確認でしたが)、あの時ヒソカはどう調べても死んでいました。

しかし想定外の死後の念によって復活を許してしまったのです。

正直シャルナークたちに落ち度はなかったと思います。望みを言えば、「ヒソカの死体を置いて行こうとしたのはなぜなのか?」という点もあります。がこれはなんとなく答えは分かっていて、予想に過ぎませんが、「あの場からヒソカの死体が消えていたら救助隊や警察が不審がって、クロロへの追跡が増加してしまう可能性があったから」といったところでしょうか。

仲間を信頼している気持ち、特にクロロに従順なメンバーたちだったことからも信じてしまうのはわかりますが、やはり自分のケツは自分で拭く思いで、クロロ自身がヒソカの死を確認するべきだったと思います。

クロロでも何もかも完璧とはいかない

ということで、クロロがヒソカの死を自分で確認しなかった理由として考えられるのは、

・死後の念が時間差で発動したことによる油断

・確認する時間を削っても身を隠す必要があった

・仲間たちを信頼し過ぎてしまった

だと思います。

 

ヒソカが復活しただけならばまだなんとかなりました。改めてクロロが策を練って始末しに行けばいいだけなので。

ただシャルナークとコルトピという旅団としても失いたくない能力を持つメンバーがヒソカにやられてしまったことは、大きな損失となるでしょう。

全責任がクロロにあるわけではないですが、ヒソカの死亡確認を怠ったことと、シャルナークとコルトピの警護にまで意識がいっていなかったことはクロロのミスだったと思います。

 

幻影旅団の団長である以上、クロロは2人の死に負い目を感じているはずです。次にクロロとヒソカが再戦したら、今度こそ本気でクロロはヒソカを始末しに行くこと間違いなしですね。

 

【ワンピース】ジンベエが悪い海賊だったパターンの話も読んでみたかった!

魚人海賊団船長にして元七武海の一人でもあったジンベエ。

ジンベエは初登場時からルフィの兄・エースと親交があり(元々戦ったことはありましたが)、要所要所でルフィを助けてくれて、麦わらの一味に入団しそうな勢いですね(ワノ国編で正式に仲間となりました)。

すっかり「心優しい海賊」のイメージが付いているジンベエですが、東の海(イーストブルー)時点でのジンベエの評価は「極悪非道な魚人の海賊の頭」というイメージでした。

 

正直、ワンピースを序盤から追ってきた身としては、ジンベエが悪い海賊だったパターンも読んでみたいなと思ってしまうのです。

ジンベエとは?

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(引用:ONE PIECE 64巻46P/尾田栄一郎)

ジンベエザメの魚人です。七武海加入時点での懸賞金は2億5000万ベリーでしたが、インペルダウン脱獄と頂上戦争への参入により改めて4億ベリー以上の懸賞金がかけられました(ワノ国編後は11億ベリーにまで上昇)。

 

元魚人海賊団船長・フィッシャータイガーの死後、新たなる船長として魚人海賊団を率いていました。

元々は魚人島・リュウグウ王国の兵士だったことと、魚人島を守るために尽力してくれたことからも、海賊ながら魚人達の間では厚い人望を誇っています。

 

ルフィとはエース救出時に協力関係となり、以降は魚人島での一件を含め、すっかりルフィの味方となっています。

若干荒々しい面があるものの、人情に厚く、忠義を尽くそうとする、一般的なイメージにある海賊らしからぬ面をジンベエは持ち合わせています。

 

得意技は自らの体を使った「魚人空手」で、他の魚人が使う魚人空手とは威力が桁違いです。

もちろん魚人なので水中戦も得意としています。

 

ジンベエが悪い海賊というイメージ

イーストブルー編を読んでいた私は、当時まだ小学校低学年くらいだったと思います。

ジンベエが登場したのはその何年も後なのですが、名前だけはすでに明らかになっていました。

賞金稼ぎのヨサクが、アーロンパークに乗り込もうとするルフィとサンジに、いかに魚人が恐ろしいかを語っていた時にジンベエの名前を挙げたのです。

 

同じく魚人の海賊団であるアーロン一味を率いていた船長・アーロンの悪行は、作中にあった通りです。

ナミの住んでいたココヤシ村やその周辺の村々を支配し、ナミを捕らえて海図を書かせる生活を強いていました。

またナミの代理母であったベルメールさんも殺害しています。イーストブルーでは実質最強の海賊だったと言えます。

 

当時の子供達にとって、アーロンはかなり恐ろし存在でした。ルフィがしょっぱなから海に沈められてしまった時は、絶望しかなかったです。

当時を知る人たちにとっては魚人=アーロンのイメージであり、魚人は人間を蔑み、力では敵わない存在なのだと思っていたことでしょう。

 

で、そのアーロンよりも上にいる存在がジンベエとヨサクは説明していました。

いや、肩を並べたと言っていましたね(実際アーロンはジンベエに全然かないませんでしたが)。

さらに海上レストラン・バラティエでは、ジンベエと同じく七武海の一人であった鷹の目のミホークがゾロを圧倒していました。

そのことからも「ジンベエ=ミホークと同じくらいの強さ且つアーロン並みの残虐性を持っている」とイメージしてしまうのも無理はなかったですね。

 

さらに言うと、そんな残虐なアーロンをイーストブルーに解き放ったのがジンベエなのだとヨサクは説明していました(確かにそうなのですが、ジンベエにも事情がありました)。

アーロンを戯れにイーストブルーに攻め込ませ、ナミたちを苦しめていたジンベエに対して、当時の読者は悪い印象を抱いていたことでしょう。

関連記事:【ワンピース】なぜアーロンの懸賞金は2000万ベリーと低額だったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

蓋を開けてみると

ただ、ジンベエが登場してみると、「とてもいいやつじゃん!」と、それまでの印象がガラリと変わるほどの活躍を見せてくれました。例えば

  • ルフィのエース奪還に協力(途中、ジンベエザメを援軍として呼び寄せてくれたり、命をかけてルフィを赤犬から守ったりしてくれた)
  • 魚人島での戦いにも加勢。瀕死のルフィに自身の血を分け与えた。
  • 四皇・ビッグマムに逆らってでもルフィ達に協力
  • カイドウを倒すためワノ国(鬼ヶ島)に乗り込んだルフィたちに協力

などなど・・・随所でルフィ始め麦わら海賊団を助けてくれる頼もしい存在となっています。

そもそも、ジンベエはヨサクの噂にあった極悪非道な海賊などではなく、むしろ仁義を通そうとし、人間や他の魚達とも仲良くしようと考えている、魚人としても海賊としても良い意味で変わり者でした。

さらに七武海でありながら、白ひげと海軍が戦争をするときには、投獄されてもなお海軍の見方をしなかったほど熱い男でしたね。

 

「おいおいおいおい、話が違うじゃないかヨサクよ!ジンベエいいやつすぎるじゃん!」と、ジンベエを悪役だと思っていた読者としては、ある意味拍子抜けだったかもしれません。

本来はホーディの役割がジンベエだったのかな?

魚人島の存在も作中序盤ですでに匂わされていたので、ジンベエとルフィは魚人島で戦うことになると予想されていました。

しかし、実際の魚人島編ではジンベエはルフィの味方で、敵はアーロンの意志を継ぐ魚人ホーディ・ジョーンズとその部下(とバンダー・デッケン9世)でした。

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(引用:ONE PIECE 62巻150P/尾田栄一郎)

ホーディは七武海でもないですし、なんなら自身の故郷である魚人島からもほとんど動いていない、海賊としてもまだまだ新参者でした。

これまでに七武海や海軍大将などと戦いを繰り広げてきたルフィにとっては、ホーディはまず負けることがないであろう敵だったと思います。

しかも、ホーディより強い魚人のジンベエが味方でしたからね。ホーディではルフィ及び麦わらの一味を追い詰めることはやはりできませんでした。

 

本来ならば、このホーディの役割がジンベエだったのかもしれません。

前評判としては残虐非道で、七武海の一角で、さらにアーロンをも手なずけていた海賊・ジンベエが魚人島最大の敵だったとしたら、魚人島編はもっと盛り上がったかなとも思います。

正直ジンベエとルフィのガチバトルを期待していた読者も多かったはず・・・私もその一人です。ジンベエは悪い海賊だと思っていたので、ルフィとの戦いは楽しみでした。

 

まぁ、どのみちかなり強いジンベエがルフィの仲間になりそうなので、それはそれで良いことではありますが。

 

ジンベエを見る角度によっては・・・

基本的に、ルフィたち麦わら海賊団の視点でワンピースを読んでいる私たち読者としては、ルフィたちの味方をしてくれるジンベエは良い海賊だと思えます。

しかし、ジンベエを見る角度によっては、ジンベエだって悪い海賊となり得るとも思うのです。

 

やはりジンベエの動きによって一番被害を受けたのは、ココヤシ村の人たちでしょう。

ジンベエは、これ以上アーロンが人間に敵意を持たないようにと、アーロンの釈放の代わりに七武海加入を決意しました。

しかし結局アーロンの人間に対する考え方は変わらず、むしろ敵意は大きくなってしまいました。

ジンベエにも事情はあったとはいえ、実際に苦しんだ人がいたのは事実。

ナミはジンベエを責めたりはしませんでしたが、他の村人の中には自分たちが苦しんだ元凶はジンベエにあると思っている人もいることでしょう。

見方考え方によってはジンベエを悪だと捉える人もいるわけです。

 

ヨサクは別に嘘をついていたわけではなく、そういったジンベエの諸々の行動の結果、被害を受けた人間からのジンベエの評判をルフィ達に伝えたにすぎなかったのです。

ルフィもエースを救い出そうとインペルダウンに侵入した結果、多くの囚人を解放することになりました。そのせいで被害を受けた人も多いのではないかと思います。

正義と悪は非常に曖昧なもの。一方では正義でも他方では悪であることはざらにあります。ジンベエも捉え方によっては悪い海賊とみなされてしまうかもしれませんね。

ジンベエ=敵は読者の勝手なイメージ

正しく言うと私は、ジンベエが悪い海賊であって欲しかっというよりは、ジンベエがルフィの敵として立ちはだかって欲しかったという感じですかね。

ジンベエがルフィの味方になってくれるのは、読み手としてはすごく安心感がありますし、これからのストーリーも面白くなりそうです。

ただ、ジンベエに対する期待は、長いこと「アーロン以上に凶悪で強い魚人」というものだったと思いますので、ルフィとジンベエが敵として対峙するストーリーも読みたかったなと今でも思います。

 

まぁ「ジンベエ」という名前から、「他の魚を襲うこともなく、プランクトンを食べる比較的大人しいジンベエザメの魚人=優しい魚人」と考えることもできましたけどね。

ただヨサクの話すイメージから、今のジンベエを予測するのは難しかったのではないかなと思います。尾田先生に多くの読者が意表をつかれた形になったのではないでしょうか。

 

【ハンターハンター】ツェリードニヒが念に目覚めてしまいそうなきっかけを考えてみた!

カキン帝国の王子たちは、第1王子・ベンジャミンを除く全員が念能力の存在すら知りませんでした(第2王子カミーラは念能力者だということが明らかになりました)。

しかしクラピカが行った船内放送によって王子たちも念、および念獣の存在を知る形になってしまいました(これはクラピカのミスではなく、あえて王子達が知らない情報を流すことで「迂闊に動くまい」と危機感を抱かせ、情報収集を優先させることで場の膠着状態を狙うためでした)。

 

多くの王子達が念の情報を探ろうと躍起になっていますが、特に念に興味津々なのが第4王子・ツェリードニヒ。すでに念の練習を始めています。

ただ、ツェリードニヒの心に渦巻く邪念は、直属の部下達をもってしても「念を学ばせてはいけない」と感じる程醜悪です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ31号/冨樫義博)

とはいえ、現在の船内の状況的にはツェリードニヒが念に目覚めてしまいそうなきっかけが沢山あるのです。

今回はツェリードニヒが念に目覚めるきっかけを考えられるだけ挙げてみようと思います。

ツェリードニヒについてはこちらの記事を参照してください。

関連記事:【ハンターハンター】カキン帝国第4王子「ツェリードニヒ」についてまとめた! - 私の名前はジロギン。

テータが教えてしまう

現在ツェリードニヒに念を教えているのは部下のテータです。

ツェリードニヒの部下にはテータともう一人しか念能力者がおらず、ツェリードニヒはだいぶテータのことを買っているようでしたので、念の指導を仰いでいました。

関連記事:【ハンターハンター】テータはツェリードニヒの念習得を防げるのか? - 私の名前はジロギン。

 

テータは指示に従って念を教えているようですが、心の中では「ツェリードニヒに念を学ばせたくはない」と思っています。

ツェリードニヒがは念を悪用したり、そもそも凶悪な念能力を作り出してしまうと感じているためです。

テータが「念を教えながらもツェリードニヒに悪用させない念を体得させる」方法としては、作中にもありましたが、「あえて不得意系統を教える」「役に立たない無駄な能力を教え込む」などがあります。

こうすれば念の修行期間を長引かせられますし、不必要にオーラのメモリを割くような能力でツェリードニヒの無力化を図ることもできます。

テータとしてはこういった方法を使って、ツェリードニヒに危険な念を学ばせない気でいるようです。

 

ただ、ツェリードニヒはかなり頭も切れますから、テータの行動に違和感を感じてしまうかもしれません。

何ならすでにツェリードニヒの念獣がテータを威嚇?してましたし。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ31号/冨樫義博)

ツェリードニヒや念獣がテータの意図に勘づき、テータを脅迫したとしたら、テータは正しい方法でツェリードニヒに念を教えざるを得ないかもしれません。

その可能性は大いにあります。

念能力者との接触

船内にはクラピカを始め、十二支んやクラピカの依頼で集まったハンゾーなどのプロハンターたち、王子の護衛として雇われたハンターなど、多数の念能力者がいます。

もっと言うと、カキン帝国のお宝を狙っている幻影旅団や、その幻影旅団を狙っているヒソカ、ジンやパリストンなどビヨンド=ネテロ側の軍勢なども入り込んでいる可能性があります。

ツェリードニヒが念能力者と接触する機会がかなり多いのです。

 

ツェリードニヒが、テータが適当な念の教え方をしていることに気がつき、他の念能力者と交渉して念を教えてもらうような事態も考えられます。

どのみち念を教えてもらうのであれば体得までにかなりの時間を要しますので、ツェリードニヒを長時間停滞状態にはできるでしょう。

ただ厄介なのは、念能力者にオーラを流されたり、念能力者の攻撃を受けたりして、強制的に念に目覚めてしまうことですね。

ゴンとキルアはこの方法で念に目覚めました。

 

幸いなことにツェリードニヒは念能力者の攻撃を受けるだけで念に目覚めることは知りません。が、もし知ってしまった時、超短時間で念を体得できるのであれば積極的に念能力者との接触を図ろうとするでしょう。

 

早速念を使えるベンジャミンがツェリードニヒを殺害しようとしてましたし、ツェリードニヒのもとにも念を使えるであろうベンジャミンの部下が配備されています。

関連記事:【ハンターハンター】ベンジャミンの有利すぎる状況は逆に死亡フラグ? - 私の名前はジロギン。

 

と考えると、すでにテータ以外の念能力者と接触し、念を使えるようになるチャンスは存在しているのです。本人が気付いていないだけで。

まぁツェリードニヒが念能力者のオーラを受けて耐えらればの話ですがね。普通の人間が殺意を持ったオーラに触れ続けるとそれだけで死ぬこともあるみたいですから。

クラピカの「盗む人差し指の鎖(スチールチェーン)」

これは私の予想にすぎません。クラピカの「盗む人差し指の鎖(スチールチェーン)」の能力の一つに、「盗んだ能力を他人に付与することで別の能力を盗める」というものがありました。

この能力でクラピカはサイールドの能力「裏窓(リトルアイ)」をオイト王妃に付与することで、ビンセントの能力「虚空拳(エアブロウ)」を盗んでいました。

関連記事:【ハンターハンター】ビンセントという新しい咬ませ犬キャラの魅力を語る! - 私の名前はジロギン。

 

能力を与え耐えられたオイト王妃はクラピカの念獣であるイルカの姿や声を認知できるようになり、能力も一度だけ使えるようになっていました。

すなわち一時的に念能力者となっているわけですね。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ33号/冨樫義博)

ここからは推察です。念能力者のオーラに触れる事で念に目覚めるのだとしたら、この「盗む人差し指の鎖(スチールチェーン)」で能力が与えられた一般人が念に目覚めてしまう可能性もあるのではないでしょうか?

オイト王妃はまだ付与された能力を使っていないので、能力使用後も念能力は使えないまでも、念獣が見えるなど念能力者さながらの状態になるのかどうかは分かっていません。しかし、可能性としてなくもないかなと思います。

もしこの能力をクラピカが、何らかの事情でツェリードニヒに使わざるをえなくなったとしたら、ツェリードニヒが念を習得する手助けをしてしまうことにならないでしょうか?ならなかったとしても、一度だけ使える念だけでもって悪事を働こうとするかもしれません。

 

所詮は私の頭の中の予想にすぎませんが、この「盗む人差し指の鎖(スチールチェーン)の能力による念習得の即効性は、ツェリードニヒの念習得に関わってきそうな気がしないでもないかなと思いました。

ツェリードニヒがガチの天才

一応ツェリードニヒはすでに念能力の修行に入っているようですので、多少なりとも技術を身につけ始めていると思います。

もしかしたらツェリードニヒがゴン、キルア、クラピアかをも凌ぐ念の天才で、異常な速度で念を習得していく可能性も0ではありません。

通常念の習得までに半年から1年は要するようですが、ツェリードニヒはその半分以下、いや1/4以下のスピードで習得してしまうかも。

レオリオも「纏」だけならば独学で半年程度でマスターしていたので、テータなど身の回りに念能力者がいるツェリードニヒは爆発的な速度で念を習得することも考えられます。

関連記事:【ハンターハンター】レオリオは雑魚扱いされがちだけど普通に常人離れしてる件 - 私の名前はジロギン。

すでに念獣が取り憑いていることからも、念に対して少なからず素質はあるものと思われますし、念習得は早い方かもしれません。

ツェリードニヒは作中最凶の念能力者になるかも?

すでに念獣が醜悪な姿で強力な能力を持っていることほぼ間違いなしなツェリードニヒが念を学ぶのは、できれば阻止したいところ。読者としても同じ気持ちだと思います。が・・・できないんだろうなぁ・・・作中でここまで阻止しようとしているってことは、ツェリードニヒは念を学んじゃうんだろうなぁ・・・

 

まぁ読者としてはツェリードニヒには念を学んでほしくないのが半分、でも、もし念を使えるようになったとしたらどんな能力になるのか気になるのが半分ってところですかね。

ツェリードニヒの性格を考えると、おぞましい能力が完成してしまいそうです。

【ワンピース】世界政府がルフィを七武海に勧誘する可能性はあるのか?

普段当ブログではハンターハンターの考察を中心に書いていますが、今回は同じく週刊初年ジャンプの人気作品「ワンピース」に関する考察をしたいと思います。

 

ワンピースの世界では政府公認の海賊「七武海」が登場します。本来敵対している政府と海賊ですが、政府が敢えて強力な海賊を雇うことで、他の海賊たちへの抑止力に利用しているのです。それが七武海です。

 

七武海に入るためには政府からの勧誘が必要となります。より強く、影響力のある海賊に勧誘が行きます。となると世界政府がルフィを七武海に勧誘する可能性もなくはないと思うのです。

今回は、その可能性について考察していこうと思います。

七武海とは?

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(引用:ONEPIECE 61巻19P/尾田栄一郎)

先述の通り、政府公認の海賊たちのことで、基本的に7人の海賊(海賊団)によって構成されています。

元ネタは実際に存在していたとされる「私掠船」で、私掠船と呼ばれる海賊たちは国家に海賊行為を認められていました。

 

海賊の中でも、他の海賊を多数撃破し、恐れられ、影響力のある海賊が七武海として選任されます。

七武海の役割としては、主に海賊の拿捕です。世界政府公認の海賊なので、七武海の海賊行為は海軍にも黙認されています。

 

また七武海になると船長(おそらくその部下にも)にかかっていた懸賞金が白紙に戻され、海軍から狙われることも無くなります(七武海を捕まえたところで懸賞金がもらえない以上、賞金稼ぎも七武海に属している海賊を狙うメリットが無くなります)。

 

七武海は組織として海軍ではなく政府に帰属しているので、基本的に海軍は七武海の活動に口出しできません。

この地位を利用して、クロコダイルや黒ひげ、ドフラミンゴのように海軍に隠れて悪事を働いている海賊も後を絶たず、海軍内には七武海制度の撤廃を唱える者もいるようです。

七武海になる条件

ではルフィが七武海になる条件にどの程度当てはまっているかを見てみましょう。

 

まずは強さ。ルフィの強さは言うまでもありませんね。

東の海(イーストブルー)では、当時最高懸賞金額を誇っていたアーロンを倒しました。

グランドラインに入ってからも億を超える懸賞金がかかった海賊たちを多数撃破し、海軍の軍艦も多数沈めてきました。

この強さは七武海としては十分と言いますか、現にクロコダイル、モリア、ドフラミンゴなど長年七武海の座に君臨していた海賊たちを打ち破ってますので、七武海のレベルを超えていると言えます。

 

さらに海賊としての影響力も凄まじい。

シャボンディ諸島では、頂上戦争にルフィが参加したことからその知名度は一気に上がり、ルフィの名を使って部下を集めていたデマロ・ブラックの下には億越えの新星・カリブー、コリブー兄弟を始め、数百人もの部下が集まりましたし、バルトロメオのようなルフィの熱狂的なファンもおり、現在麦わらの一味と5600名もの海賊団が同盟を結んでいます。

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(引用:ONEPIECE 61巻134P/尾田栄一郎)

その他にもルフィにはこれまで出会ってきた人々と友好関係を多数気づいており、国家レベルでルフィの味方をしてくれる国(アラバスタ王国など)もあるほどです。

このルフィの影響力と人脈は、政府としても欲しいところではないかと思います。

 

また、これは七武海に入る条件ではないのですが、七武海に属していた海賊は、黒ひげ以外名前に動物の名前が入っています(黒ひげはそもそも七武海の名前を利用したら即辞めるつもり満々でしたので例外だったのでしょう)。

  • 鷹の目のミホーク(タカ
  • クロコダイル(ワニ
  • ゲッコー・モリア(ゲッコー=トカゲ、コウモリ
  • ボア・ハンコック(ヘビ
  • バーソロミュー・くま(クマ
  • ドンキホーテ・ドフラミンゴ(フラミンゴ
  • ジンベエ(ジンベイザメ
  • トラファルガー・ロー(トラ
  • 道化のバギー(バグ=虫
  • エドワード・ウィーブル(ブル=ウシ

といった感じですね。で、ルフィはと言いますと、

モンキー・D・ルフィ(サル

と名前に動物が入っています。おサルさんです。

ですので一応七武海に勧誘されそうなフラグは立っているんですよね。

以上のことからルフィが七武海に入る可能性もなくはないと思うのです。

 

 

ルフィの元に勧誘が来るのか?

ただですね、ルフィの元に七武海の勧誘がくるかというとかなり微妙です。っていうかこない可能性が非常に高いんですよね。

序盤のルフィのように悪事を働く海賊を倒しているだけならば政府側も是非ともルフィを勧誘したと思います。しかしルフィは、どの超えた悪行の数々をやってのけています。

 

クロコダイルやモリアなど現行の七武海を多数撃破する

→これにより政府は七武海の穴埋めをする必要が発生し、また腹の中で何を考えているかわからない、信用ならない海賊を雇うことになりました。

その結果、黒ひげを七武海入りさせましたが、インペルダウンに囚われていた伝説級の海賊たちを脱獄させられてしまい、四皇の一角になるほどの成長を許してしまいました。

 

世界政府直下の裁判所「エニス・ロビー」を攻撃

→エニエス・ロビーは世界政府直下の組織であるため、実質政府に直接喧嘩をふっかける形になりました。

本来ならば海賊として政府を敵に回す行為は絶対にしないことです(海軍による総攻撃を受ける可能性があるため)。

 

天竜人に危害を加える

→天竜人の身に何かがあった場合責任を取らなければならないのは世界政府及び海軍です。

天竜人の手を出す=政府も海軍も敵に回すことになります。

 

大量の海賊や犯罪者を脱獄させる

→インペルダウンを襲撃し、レベル5までの危険な海賊たちを脱獄させてしまったルフィ。

またルフィが意図したわけではないですが、この機に乗じて黒ひげもインペルダウンに侵入し、雨のシリュウなどさらに危険な犯罪者を脱獄させてしまいました(なおバギーはこの時ルフィが脱獄させた囚人たちの多くを取りまとめて部下にしており、七武海入りしたことで政府としては実質犯罪者たちの囲い込みに成功した模様)。

 

このように、ルフィの活動は他の海賊を狙うことにとどまらず、政府にまで手を出す、一見すると規格外の超危険な海賊と評価されてしまうレベルに及んでいます。

ルフィとしては仲間を助けるためなど事情はあったのですが、結果として世界平和の均衡が崩れる形になってしまい、政府としては完全にルフィは「敵」という扱いでしょう。ル

フィは七武海に勧誘して味方にするというよりは、完全に消し去ってしまいたい存在かもしれませんね。ワンピースも狙ってますし。

ルフィ自ら七武海に入る可能性

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(引用:ONEPIECE 61巻156P/尾田栄一郎)

七武海は基本的に政府からの勧誘によって加入が決まりますが、別の方法もあります。

 

例えば黒ひげは、白ひげ海賊団2番隊隊長にして海賊王ロジャーの息子であったエースを捉えて政府に突き出すことで、代わりに七武海へ加入する権利を得ました。

またローに関しては、海賊100人分の心臓を差し出すことで七武海入りを認められたようです。

 

このように七武海加入に相当する対価を差し出すことでも七武海に入ることは可能です。

ルフィが七武海に入るとしたら、勧誘が来なくても相応の対価を持っていけば認められる可能性があります。

 

ただ、先述の世界政府に喧嘩を売った事件を帳消しにするほどの対価となると、相当大きなものでないと難しそうですよね。

四皇の首を持っていくレベルでなければならないかもしれません。

四皇を倒したのであれば、その一角に入って新しい四皇になった方がいいですね。

 

しかし、そもそもルフィが七武海に入りたがるような流れが思い浮かびませんね。

自由を愛するルフィが政府の参加に下るような真似は絶対にしないと思います。

勧誘がきたとしても絶対に蹴るでしょう。ルフィが保身を考えて七武海になるっていうのはなんだか、考えが合理的すぎてルフィらしくないです。

そしてジンベエが仲間になりそうな今(なりました)、すっぱりと七武海を辞めてまでジンベエがルフィに協力してくれている手前、ルフィも七武海には入らないでしょうね。

 

ルフィが七武海に入る状況があるとしたら、どうしても政府の許可がなければ入れないところに行きたい場合とかですかね?

でもインペルダウンに侵入するべく七武海になった黒ひげの一方でルフィは(ハンコックの力を借りてですが)自力で潜入しようとしてましたからね。

やっぱりどう考えてもルフィが七武海になるとは考えにくいです。

ルフィは七武海に収まるような器じゃないよ!

ということで結論としては世界政府がルフィを七武海に勧誘する可能性は、ルフィの経歴や所業から考えて非常に低く、ルフィ自身勧誘が来ても蹴りそうで、七武海に自分から入ろうとする可能性もほぼ0に等しいと思います。

 

そういう権力とかに屈しないルフィを読者は楽しみにしてますからね。

むしろ七武海は、世界政府の下につき、その命令に一部従う代わりに海軍や他の海賊、賞金稼ぎから狙われるリスクを限りなく減らす海賊ですので、ルフィのアンチテーゼ的な存在として描かれている気がします。そのためルフィが七武海になることはまずないでしょう。

 

・・・とか言っておいてルフィが七武海に入る展開があったらそれはそれで面白いですね。

ルフィが黒ひげやロー、クロコダイル、ドフラミンゴのように七武海の地位を利用する姿ってのも見てみたい気はします。・・・ルフィにあんなクレバーな動き、できるのかな?

 

2023年追記:七武海は廃止され、ルフィは四皇になりました。ルフィは七武海に収まるような器じゃないよ!

 

【ハンターハンター】ベンジャミンの有利すぎる状況は逆に死亡フラグ?

クラピカが護衛をしているカキン帝国第14王子・ワブルは、自身の護衛の中に多数のスパイが紛れ込んでおり、王位継承戦開始時点ですでに半数以上が死亡することとなってしまいました。

 

一部実際に手を下したのはワブルに取り憑いた念獣だと思われます。単純に護衛の数が減るのはワブルの身に迫るリスクを増大させることになりますが、スパイをそのまま野放しにしていたとしたらそれはそれで不利になってしまうので、仕方のないことだったとも思います。

 

ワブルのように圧倒的不利な状況になってしまう王子がいる一方で、第1王子のベンジャミンはかなり有利な状況で王位継承戦に挑めています。しかし私としては、

ベンジャミンの有利すぎる状況は逆に死亡フラグでは?

と思えてしまうのです。

そのことについて書いていこうと思います。

第1王子・ベンジャミンとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号 /冨樫義博)

カキン帝国の第1王子です。一番最初に生まれたお兄さん。

ブラックホエール1号内での王位継承戦に挑んでいます。

 

非常に野心家な面を見せており、王になるつもり満々です。

しかも、他の王子達全員を排除する気でもいるようですので、ベンジャミンは武力行使にも厭わない姿勢を常に見せています。

 

ベンジャミン自身、ライオンを素手で殺すほどのパワーを持っていましたので、普通に戦っても常人では敵わないでしょう。

またベンジャミンは軍事最高副顧問という、おそらく兵役を経験していそうな地位に就いていることからも、直接戦闘で制圧するのは熟練の念能力者でなければ厳しそうです。

 

 

念を使える

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号 /冨樫義博)

なんといってもベンジャミンが有利な点としては、他の王子が使えない念を使えるということがありますね。

念能力者とそうでない者との戦闘力の差は歴然です。オーラを込めたパンチ一発ですら致命傷になりかねません。

念を使えるだけでも、仮に他の王子と直接戦闘になってもまずベンジャミンが負けることはないでしょう。

 

さらに言うならば、王子達の護衛の中にも念を使える者はごくわずかなようです(各王子15人の護衛をつけていますが、護衛が誰も念を使えない王子も存在しています)。

王位継承戦は、王子に宿った念獣は直接他の王子達を攻撃できないので、護衛をうまく使うことが戦いを制するポイントになってきます。が、ベンジャミン相手に勝てそうな護衛はかなり限られそうです(クラピカやビスケなら勝てそうですが、そのレベルの護衛はまずいないでしょう)。他の王子が護衛を刺客として送り、ベンジャミンの命を狙おうとしても、成功率は非常に低いものと思われます。

 

ただ、ベンジャミンにも王子に取り憑いた念獣は見えないことはひとつ救いかもしれませんね。手の打ちようはありそうです。

部下も念能力者

ベンジャミンの部下である私設兵隊長・バルサミコ、そしてクラピカとワブル王子らの命を狙ってきたビンセントなど、ベンジャミンの護衛である私設兵たちは念能力者であることが判明しています。

 

他の部下に関してはどうかわかりませんが、全員が念能力者と考えるのが自然ですかね。同じベンジャミンの私設兵のメンバーですから。特にバルサミコは念能力者であると同時にかなり冷静に物事の判断を下せる、No.2的な役割をしています。

バルサミコは王子の念獣を視認できますので、彼が念獣の動きを見てベンジャミンに的確な指示を下せることを考えると、ベンジャミン自身のみならず部下もだいぶ厄介な存在です。

 

念について知らない護衛しかいない王子に比べると、ベンジャミンの護衛たちは非常に優秀だと言えるでしょう。

他の王子を暗殺するための刺客としても念が使えるのであればかなり強力ですからね。

スパイがいない

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号 /冨樫義博)

王子達のお母さん、すなわち王妃は複数名います。王子達は兄弟と言っても腹違いの兄弟です。

王子自身だけでなく王妃も自分の息子(娘)を王位につけるべく画策しています(ワブル母・オイトは継承戦から逃れたいと思っていますが)。

 

王妃は自分より順位が下の王子が生まれた時、その王子の護衛として1名ずつ自身の部下を忍び込ませることが認められます。

そのため、ワブルの護衛にはオイトを除く王妃7名全てのスパイが1名ずつ忍び込んでいました。それを感知してワブルの念獣は排除してしまったわけです(推定)。

 

このルールからすると、生まれた順位の早い王子ほどスパイの数は少ないということになります。ベンジャミンの場合は第1王子、すなわち自分より早く生まれた王子はいません。ということは自分の護衛にスパイを忍び込ませる権利を持つ王妃はいないというわけです。15人の護衛全員が自分の息のかかった人物で固められます。これは非常に有利です。自分の護衛以外と接触しなければ、他の王子から暗殺される可能性はまずないわけですからね。

 

ただ、自分が信頼している護衛たちが必ずしも最後まで自分に従順かというと、その限りではありませんが。

軍事最高副顧問という地位

先述の通り、ベンジャミンは「軍事最高副顧問」という地位にもつく王子です。

詳細は不明ですが、まぁ「カキン帝国の軍隊の偉い人」という感じでしょう。

 

王室警護兵として各王子たちに配属できる人員は、正式な国王軍兵のみ。カキン帝国の軍人のトップであるベンジャミンの部下は全員が国王軍兵であるため、唯一他の王子たちに対して正式に部下を派遣し、接触させることが可能です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号 /冨樫義博)

これにより全王子の護衛に自身の部下を配置し、監視及び状況によっては防衛権の行使(すなわち王子とその護衛たちの殺害)をも許可されています。現にビンセントは反撃に出たクラピカに対して防衛権を行使しようとしていました。

 

ベンジャミンのみ認められたこの権利は、他の王子たちの牽制、暗殺が堂々と行える手段といえますので、それを持っているベンジャミンは非常に有利な立場にあると思います。

有利故に死亡フラグ?

王位継承戦においてこれだけ有利な立場にあるベンジャミン。

しかし「有利すぎるが故に死亡フラグが立っている」のではないかなとも思います。

だいたいこうやって武力行使に出るような敵キャラが有利な時というのは、逆転負けを喫してしまうのが物語のセオリーですよね。

むしろ追い込まれまくっているクラピカたちこそ勝利に近づいているような気がします。

 

感覚的な話だけではなく、ベンジャミンは現状として部下の多くを他の王子たちの護衛に向かわせてしまっており、自分の身辺にはバルサミコくらいしかいない状況です。

それでも負けないという自信があってのことだと思いますが、他の王子の念獣の能力やハンターたちの能力がわからない現状で自分の護衛を分散してしまうのはリスクが高いと思います。

直接的に攻撃しようという意思が先行しすぎていて、防御がおろそかになっていると思います。

ベンジャミンは有利な状況にあるが故に攻め続けた結果、足元をすくわれてしまいそうな状況に自分を追い込んでいるとも考えられますね。ツェリードニヒなどはその隙を見逃さなさそうです。

 

まだ私の考えにすぎませんが、あまりにもベンジャミンの状況が良すぎるので、これはむしろ死亡フラグなのではないかな・・・?と感じています。続きが気になりますね!

ハンターハンタークイズ!

最後はハンターハンタークイズで終わりますが・・・今回で最後にしようと思います!お楽しみにしていた方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。が、私のブログで取り上げるキャラは作中での活躍が少ないキャラが多いので、クイズのネタ切れになってしまったのです・・・すみません!

ということで前回の答えのみ発表して終わりたいと思います。

前回の答えは

A.一刀流

でした!(無限四刀流の人が1本ナイフを取り出した時、ヒソカが「進歩がない」と言っていたため)

www.g913-jiro.com

それではまた次回!

【ハンターハンター】無限四刀流の人はハンドスピナーを回すのが超上手そうな件

今、世界中で大流行している(いや、もうピークは過ぎたのかな?)おもちゃ、ハンドスピナーをご存知でしょうか?

指で挟んで持つ歯車のようなおもちゃで、手で勢いをつけることで、歯車の部分が高速回転します。

アメリカでブームに火がついたおもちゃなのかな?

とにかくテレビでもネットでも、いろんなメディアで取り上げられていました。

 

基本的にはくるくる回してるだけの、暇つぶしのようなおもちゃですが、色や形など様々な種類が存在し、またハンドスピナーを自在に操って技を作ったりする人もいるようです。

ブームはつい最近きたのですが、私はこのハンドスピナーに対して既視感がありました。どこかで見たような・・・あっ!そうだ!

無限四刀流の人だ!

 

作中で無限四刀流の人は4つのナイフ(曲刀)をぐるぐると回していました!

その姿はまるでハンドスピナーを楽しげに回す少年そのもの!

しかも、ハンドスピナーをかなりうまいこと回しそうな感じすら醸し出していました!

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(引用:HUNTER×HUNTER 3巻39P/冨樫義博)

そこで今回は、

無限四刀流の人はハンドスピナーを回すの超上手そう

だなと思った理由について書いていこうと思います。

無限四刀流の人とは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 3巻40P/冨樫義博)

287期ハンター試験3次試験、トリックタワー内にいた試験官の一人です。

その前年の試験で当時受験生であったヒソカに半殺しにされたそうで、試験を兼ねた個人的な復讐を晴らすべくタワー内でヒソカに一騎打ちを挑みました。

 

約半年ほど練習した、ナイフ4本を自在に操る「無限四刀流」は、ヒソカに手傷を負わせることに成功しましが、ヒソカは一目見ただけで無限四刀流を打ち破り、無限四刀流の人は何もできないまま惨殺されてしまいました。

この無限四刀流こそハンドスピナーに応用できそうなのです。

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ぐるぐる回すのはお手の物

無限四刀流は4本のナイフを指でぐるぐると回転させ、まるで回転ノコギリの要領で敵を攻撃します。

ナイフを使うのであれば無限四刀流の人が自力で回転させなければなりませんが、ハンドスピナーならば、1度回せば数十秒〜数分の間自動で回転してくれます。これはかなり楽ですね。

ナイフ4本を指や腕の力だけで回転させていた無限四刀流の人にとってハンドスピナーを回すなんていうのは赤子の手をひねる、いや回すくらい簡単でしょう。

しかも無限四刀流で鍛えた指の力があればハンドスピナーを長時間回す勢いも余裕で出せそうなので、遊べる時間もかなり長くなることでしょう。くるくるくるくるくるくるくる・・・って楽しそうですね!

アクロバットな技も余裕

無限四刀流はただナイフを回すだけでなく、まるでブーメランの要領で飛ばしながら敵を攻撃し、戻ってきたナイフをキャッチし、また投げることで無限の攻撃が可能となる技です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 3巻40P/冨樫義博)

投げた回転ナイフをキャッチし、また投げる、しかもそれを4本同時に行えるのであれば、ハンドスピナー4つを回転させた状態で、ジャグリングのようにアクロバットな技を披露することもたやすいはず。

 

先述の通り、ハンドスピナーを使ったアクロバットな技を開発している人は現実にいるみたいですので、それらの人々を超えるレベルの技を無限四刀流の人は完成させてしまうかもしれません。ハンドスピナー業界に現れた新星といったところでしょうか。

 

念とおもちゃの親和性

ハンターハンターの作中では、おもちゃにオーラを送り込み、念能力や戦闘用の武器としているキャラクターもいます。

例えば、天空闘技場200階クラスの闘士・ギド。彼はコマを念で操り、敵を攻撃していました。

このコマに直撃すれば、オーラでガードできない者ならば死ぬ可能性すらあるほど危険な攻撃力を誇ります。

 

また、キルアはヨーヨーを武器にしていました。このヨーヨー自体1個50kgあり、おもちゃの領域をはるかに超えた、もはや兵器でした。が、ヨーヨーである以上は一応おもちゃ。キルアはこのヨーヨーに電気を流して敵を痺れさせたりもしていました。

念能力者にとっては、オーラを流せばおもちゃですら強力な武器として十分なのです。いやむしろ、おもちゃの手軽さがゆえ、普通の武器よりもうまく扱うことさえもできてしまいます。

 

無限四刀流の人が念能力者だったかどうか不明ですが、もし念能力者で、ハンドスピナーにオーラを流したら、オーラによって永遠に回転し続け、回転で敵を切りきざめるほどの威力を持つ、

無限四ハンドスピナー流

を体得していたことでしょう。まぁ、彼が生きていたらの話ですけどね。

無限四ハンドスピナー流

無限四刀流の人が登場した当時はハンドスピナーは存在していなかったので、彼はナイフを回していましたが、もし今、無限四刀流の人が登場したら、ナイフをハンドスピナーに持ち替えている可能性はあります。

しかも、死後さらに強まる念によってハンドスピナーの回転数も上がり「超高周波ハンドスピナー」みたいな技を完成させているかも!?

無限四刀流の人はヒソカを倒すために半年間も修行できるくらいには努力家ですから、ハンドスピナーの技もすぐに極められることでしょう!

 

・・・いやまてよ、無限四ハンドスピナー流って、無限四刀流の人じゃなくてもある程度念を学んだ能力者なら簡単にできちゃうかも・・・ヒソカもすぐに見破ってたし・・・っていうかヒソカの方がジャグリングとか得意そうだし!!!

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(引用:HUNTER×HUNTER 3巻43P/冨樫義博)

 

ハンターハンタークイズ!

最後はハンターハンタークイズで終わりにします!

前回の答えは、

A.ハートの2

でした!

www.g913-jiro.com

今回は「無限四刀流の人」に関するクイズ!

 

Q.無限四刀流の人がヒソカに半殺しにされた時は何刀流だったでしょうか?

難易度:星3(トリプル)

 

これはかなり難しい。直接の描写はないのではっきりした答えではなく「何刀流だったと推測できる」っていう感じの答えになるかと思います。

ヒントは3巻!

 

答えは次回!それでは〜!